サトシVS世界

1 名前:名無し 投稿日:2016/12/03 23:04 ID:PSjVg4GP


世界大会、それは世界中のポケモントレーナーの中


から世界一のトレーナーつまりポケモンマスターを


決める大会。


この大会にカントーリーグで優勝を果たし見事参加


資格を得たサトシが挑む。
2 名前:名無し 投稿日:2016/12/03 23:30 ID:PSjVg4GP


テレビ


「遂にこの日がやってきました!4年に1度行われる


世界大会がここホウエン地方で今日開幕です。前回


大会優勝のシロナ選手が連覇を果たすのか、それと


も新たなポケモンマスターが現れるのか、注目です


!!では、今大会に出場する32名の選手たちを紹介


しま…」ブチッ


サトシ「よし、そろそろ行くか。」

3 名前:名無し 投稿日:2016/12/03 23:59 ID:PSjVg4GP


サトシはホウエン地方のサイユウシティにあるホテルにいる。


今日、このサイユウシティで世界大会の開会式が行われる。


開会式の会場に向かうための車の迎えがそろそろ来る頃だ。


サトシ「あ、来た来た。」


サトシが車に乗ると中にはかつての旅の仲間が乗っていた。


タケシ「おはよう、サトシ。夕べはよく眠れたか?」


サトシ「おはよう、あんましかな…」


サトシは苦笑いしながら答えた。


タケシはサトシの返答に驚いた。


タケシ「サトシにしては珍しいな。緊張してるのか?」


サトシ「し、してるわけないだろう!!わくわくして眠れなかったんだよ。」


緊張していると思われたくないのか必死に否定していた。


タケシ「まあ、ともかく行くか。会場には10分ぐらいでつくぜ。」


サトシ「ああ、ありがとうタケシ。」





4 名前:名無し 投稿日:2016/12/04 00:16 ID:hS4cM7nn


車の中


サトシ「つーか、タケシって車の免許持ってたんだな。いつ取りに行ったんだ?」


タケシ「2年前だから俺が21の時だな。サトシも早く取っといたほうがいいぞ。18だったらもう取れるだろ。」


サトシ「まあ、そうだけど。俺はいいよ。リザードンがいるし。」


サトシらしいなと思いタケシから笑みがこぼれた。


タケシ「いやいや、車の免許はいるだろ。リザードンじゃ彼女とデートにも行けないぞ。」


サトシは少し焦りながら答えた。


サトシ「今、あいつは関係ないだろ。」


タケシ「でも、前ドライブデートは憧れるって話してたぞ。」


サトシ「えっ、ほんと?」


タケシは笑いながら答えた。


タケシ「嘘だよ。ハッハッハ、何焦ってるんだよ。」


サトシ「タ~ケ~シ~。」ぶるぶる


サトシはからかわれて腹を立てていた。


タケシ「ハッハッハ、悪い悪い。ほら、着いたぜ。スタジアムだ。」




5 名前:名無し 投稿日:2016/12/04 01:11 ID:hS4cM7nn


サイユウスタジアム、ここで世界大会の開会式と決勝が行われる。


サトシ「ここがサイユウスタジアムか。絶対勝ち進んでここで試合するぞ!」


ふと、タケシがあることに気づいた。


タケシ「そういえばピカチュウはどうしたんだ?」


サトシ「ああ、ピカチュウなら…」


?「サトシ~!!」


遠くから声が聞こえてきた。


サトシ「あっ、来た来た。」


ピカチュウ「ピカピー!」


ピカチュウが勢いよくサトシの胸に飛び込んできた。


サトシ「ははは、ピカチュウおはよう。」


ピカチュウ「ピッカチュウ。」


ピカチュウに続いて綺麗な女性もやってきた。


?「おはよう、サトシ。タケシさん。」


サトシ「おう、おはよう。」


タケシ「おはよう、セレナちゃん。そうか。ピカチュウはセレナちゃんの所に預けてたのか。」 


サトシ「そういうこと。」


タケシは時計を見て少し慌てた。


タケシ「じゃあ、俺行かなきゃいけないから行くな。開会式までまだ時間あるけどあんまり二人でイチャイチャしないで時間見て行動しろよ。」


サトシ「別にイチャイチャしねーよ。」


タケシ「ははは、そうか、じゃあな。」


タケシは笑いながら去って行った。


セレナ「タケシさんどうしたのかしか?」


サトシ「あいつはポケモンドクターとして世界大会に呼ばれてるからそれ関係じゃないかな。」


セレナは少し驚いた。


セレナ「へー、そうなんだ。タケシさんも凄いんだね。」


サトシ「ああ、あいつは昔から凄い奴だよ。なっピカチュウ。」


ピカチュウ「ピッカ。」


セレナも少し時間を気にしている。


セレナ「じゃあそろそろ行こっか。」


サトシ「あっ、そうだった。あいつら待たしてるんだったな。行くか!」


サトシとセレナはレストランに向かった。








6 名前:名無し 投稿日:2016/12/05 19:37 ID:c01yZE5U
支援
7 名前:名無し 投稿日:2016/12/07 12:29 ID:jmpY5Y3u


サトシとセレナはレストランに到着し、辺りを見渡していた。すると、女の子の声が聞こえてきた。


?「サトシ~!セレナ~!こっちこっち!!」


サトシたちは誰の声かはすぐに分かった。


サトシ「久しぶりだな。ユリーカ、シトロン。」


ユリーカ「えへへ。久しぶり!」


シトロン「お久しぶりです。セレナには先日会いましたがサトシは1年ぶりですね。」


サトシ「そうだな。去年カロスで会った以来だな。」


セレナ&ユリーカ「えー、何それ聞いてない!!」


シトロン「セレナはパフォーマンスの仕事が、ユリーカは旅に出てて誘えなかったんですよ。」


ユリーカ「誘ってくれたらとんでいったのに!」


セレナ「私も!」


サトシ「まあ、いいじゃないか。こうして今日4人揃ったんだし。」


セレナ「そうね。まあ、私たちもよく2人で会うしね。」


ユリーカ「ねー。」


シトロン「ふふ。まあ、みんな揃ったことですし、後は食べながら話しましょう。」


食事中


サトシ「ところでシトロンとユリーカは何でホウエンに来たんだ?応援しにきてくれたのか?」


シトロン「それももちろんありますけど…」


シトロンがユリーカに視線を向ける。


サトシ「ん?どうしたんだ?」


ユリーカ「実はね私も世界大会にでるの。」


サトシ「ええーっ!?」


予想もしてないことでサトシは驚いた。それも無理はない。ユリーカはまだ14歳出場者の中で最年少だろう。


セレナ「サトシったら知らなかったの?」


サトシ「う、うん。誰が出るのかほとんど知らない。」


3人が苦笑いをする。


シトロン「まあ、サトシらしいですね。」


サトシ「じゃあ、ユリーカはカロスリーグ優勝したのか?」


ユリーカ「違うよ。カロスリーグはまたアランが優勝したの。私はベスト4でアランに負けちゃった。」


サトシ「じゃあなんで?」


セレナ「サトシったら本当に何にも知らないのね…」


シトロン「ははは…いいですかサトシ。この世界大会には参加条件が6つあります。」


サトシ「そんなにあったのか…」


シトロン「はい。まずは、各地方のチャンピオンです。それと各地方の四天王。今大会はホウエンということもあってフロンティアブレーンも出場できます。」


サトシ「えっ!?ユリーカチャンピオンなのか?」


ユリーカ「違うよ…ベスト4で負けたって言ってるでしょ!」


シトロン「サトシ、落ち着いてください。次に各地方のリーグ優勝者。サトシはこれにあたります。」


サトシ「ああ。あと、シンジもそこだな。」


シンジはシンオウリーグで優勝を果たし世界大会への出場を決めていた。


セレナ「シンジ?」


サトシ「ああ。1番戦いたい相手だ。」


シトロン「あと2つはジムバッチを32個以上集めたトレーナーと推薦トレーナーです。」


サトシ「推薦トレーナー?」


シトロン「はい。推薦トレーナーとは他の5つの条件を満たしていない人を対象にポケモン協会から選ばれたトレーナーのことです。」


サトシ「へー。凄いじゃないか!」


ユリーカ「たまたまだよ。」


セレナ「たまたまでも、凄いわ!推薦トレーナーの4人に選ばれるなんて。」













8 名前:名無し 投稿日:2016/12/07 12:59 ID:jmpY5Y3u


サトシ「格条件で人数が決まってるのか?」


シトロン「そうです。まず世界大会は4人ずつの8つのグループに分かれて行われます。そこから上位2人が決勝トーナメントに進めるんです。」


サトシ「それは、さすがに分かってるよ!」


シトロン「あはは…その4人の分け方は分かってますか?」


サトシ「いや、知らない…」


シトロン「まず、グループの強さを均等にするために4つのポットに分けます。第1ポットにチャンピオン4人とリーグ優勝者4人。サトシはここです。」


サトシ「じゃあ、予選でシンジやシロナさんと当たることはないんだな。」


セレナ「そうなるわね。」


シトロン「次に第2ポットは四天王とフロンティアブレーン合わして8人。」


ユリーカ「四天王とフロンティアブレーンは人数が決まってないのね。」


シトロン「うん。フロンティアブレーンは人数が少ないし今大会が初めての試みだからね。」


セレナ「あれ、確か第3ポットは…」


シトロン「あっ!!すみません。第3ポットのジムリーダーを忘れてました…」


ユリーカ「もう、お兄ちゃんは元ジムリーダーでしょ!しっかりしてよ!!」


セレナ「やっぱりシトロンはどこか抜けてるわね…」


シトロン「す、すみません…」


サトシ「ジムリーダーは8人なのか?」


シトロン「は、はい。ジムリーダー必ずどこかのグループに入ることになります。」


サトシ「へー。楽しみだな。」


シトロン「で、最後に第4ポットにはジムバッチ32個集めたトレーナー4人と推薦トレーナー4人ということになります。」


サトシ「なるほどな。じゃあユリーカとは予選で当たるかもしれないんだな。」


ユリーカ「そうね。それも面白そう。」


シトロン「それだけはごめんです…」


セレナ「私も。どっちを応援したらいいのか分かんないよ…」


ユリーカ「セレナはもちろんサトシでしょ。」


セレナ「ユ、ユ、ユリーカ!?何言ってるの!?」


シトロン「こら、ユリーカ。セレナを困らすんじゃありません。」


ユリーカ「ちぇ。」


サトシ「じゃあ時間だしそろそろ行くか。」


シトロン「そうですね。会場に向かいましょうか。」

9 名前:名無し 投稿日:2016/12/07 13:09 ID:jmpY5Y3u


会場への道中


セレナが足を止め立ち止まる。それに気づいたサトシも足を止める。


サトシ「どうしたんだ、セレナ?」


セレナ「わ、私はサトシを1番応援してます!!」


発言したセレナの顔がみるみる赤くなっていた。


セレナ「だから、えっと、その…」


サトシは微笑んだ。


サトシ「ありがとう、セレナ。俺もセレナのために頑張るよ!」


セレナ「うん!!」


こういうとセレナは前を歩いてるシトロンとユリーカのところまで走って行った。


サトシ「頑張らないとな…」


サトシの優勝への思いが強くなる出来事だった。
10 名前:名無し 投稿日:2016/12/08 21:13 ID:ZZSM68PG
支援
11 名前:名無し 投稿日:2016/12/09 17:48 ID:0YkTNDLq


実況「遂にこの日がやって来ました。4年に1度の世界大会。今日このホウエン地方で開幕です!」


観客「ワーー!!」


実況「さあ、お待ちかね、選手たちの入場です。まずは推薦トレーナーからです!」


シトロン「入場だけで緊張しますね…」


セレナ「もう、シトロンったら。ほら、来るわよ。」


実況「ユリーカ選手、ミツル選手、ショータ選手、マサト選手です。」


ユリーカが笑顔で1番前を歩いていた。


セレナ「シトロン!見て見て、1番前を歩いてるわよ。」


シトロン「あの子らしいですね…」


シトロンは嬉しそうに微笑んでいた。


シトロン「ユリーカ頑張れ~!!」


いつもは人前で大きな声を出さないシトロンがユリーカに周りを気にせず大声で声援を送った。


実況「続いては32個のジムバッチを集めたトレーナーの中で予選を勝ち抜いた4人の選手です。ヒロシ選手、ナナコ選手、セジュン選手、ミサキ選手です。」


観客「ねえ、あの子凄く緊張してるわよ。」
観客「本当だ。可愛いね。」


ミサキ「………うわっ!」ドテッ


ミサキは緊張のあまり転んでしまった。


実況「おっと、大丈夫でしょうか…ミサキ選手転んでしまいました。」


会場は笑いの渦に包まれた。


観客「アハハハハ。大丈夫かよ~。」
観客「あともう少しだ、頑張れ~。」


ミサキ「うわっやべえ。かっこわりー…」


ミサキはすぐに立ち上がり駆け足で入場した。」


セレナ「あんな子もいるのね。ちょっと可哀想…」


シトロン「あの子は選手表によるとまだ15歳ですね。緊張するのも無理はありません。」




12 名前:名無し 投稿日:2016/12/09 18:32 ID:0YkTNDLq


実況「さあ、続いては8人のジムリーダーです。カスミ選手、ミカン選手、ヤナギ選手、センリ選手、ミクリ選手、デンジ選手、アイリス選手、コルニ選手です。」


観客「いけー!ミカンちゃーん!」
観客「キャー、デンジ様~!」


観客からも大きな声援がとぶ。


セレナ「やっぱりジムリーダーとなると凄い人気ね。」


シトロン「ここにいる人達はジムリーダーの中で選ばれた最強のジムリーダー達ですからね。世界中にファンがいるでしょう。」


セレナ「この8人はどうやって決まったの?やっぱりジムリーダーにも予選があったの?」


シトロン「はい。世界大会への出場を希望するジムリーダーが集まってトーナメント戦を行いそこでベスト8に入ることができた人達が出場することができるんです。」


セレナ「そこで優勝したのは誰だったの?」


シトロン「確かトウカシティジムリーダーのセンリさんだったと思います。」


セレナ「あの世界大会初の親子で出場っていうセンリさん?」


シトロン「はい、そのセンリさんです。」


実況「続きまして四天王とフロンティアブレーンです。シバ選手、カンナ選手、カリン選手、フヨウ選手、オーバ選手、ダツラ選手、リラ選手、ジンダイ選手です。」


観客「ワーー!」


実況「四天王5人、フロンティアブレーン3人の出場です。次にリーグ優勝者の入場です。」


シトロン「いよいよですね。」


セレナ「うん…」


サトシ「よしっ、行くかピカチュウ!」


ピカチュウ「ピッカ!」


実況「サトシ選手、ハヅキ選手、シンジ選手、アラン選手です。」


観客「キャー、サトシく~ん!」
観客「シンジ~!頑張れよ!」


サトシは女性からの人気があるようでセレナは少しムッとしていた。


セレナ「サトシ~!頑張って!!」


セレナも負けじと声援を送った。


実況「さあ、最後になりました。チャンピオンの入場です!!」


観客「ワーー!ワーー!ワーー!」


実況「ジョウトチャンピオン、ワタル選手!」


観客「キャー、ワタル様~!」
観客「うて~、はかいこうせん!!」


実況「カロスチャンピオン、カルネ選手!」


観客「カルネさ~ん!」
観客「付き合ってくれ~!」


実況「ここホウエンチャンピオン、ダイゴ選手!」


観客「ワーー!」


観客「ダイゴさん、頑張って!」
観客「結局あなたが1番強くて凄いんだ!!」


実況「さあ、最後になりました。前回大会優勝、シンオウチャンピオン、シロナ選手です!!」


観客「ワーー!ワーー!ワーー!」


観客「シロナさ~ん!」
観客「いけー、シロナ!2連覇だ!!」
観客「よっ、レートの守り神、ガブ・リアス!」


サトシ「よしっ、あの人を倒して優勝だ!なっ、ピカチュウ。」


ピカチュウ「ピッカ!!」


13 名前:名無し 投稿日:2016/12/09 20:13 ID:0YkTNDLq


実況「さあ、次に運命のグループリーグの組み合わせです。このボタンを押すとシャッフルされて8つのグループに分かれます。」


サトシ「くじを引くんじゃないんだな。」


ユリーカ「ユリーカくじ引きたかったな。」


サトシ「でも、あのボタン1つで分けることができるなんて科学の力ってスゲー!!」


?「そんなことではしゃぐなんてまだまだ子供ね~」


サトシはすぐに誰が言ったのか分かった。


サトシ「うるさいなアイリス!ほっとけよ。」


アイリス「子供なのが悪いんでしょ。」


サトシ「なんだと~!」


ユリーカ「こらこら。2人とも始まるよ。」


実況「この運命のボタンを押すのはこの人世界一のポケモン研究家オーキド博士です!」


観客「ワーー!」


サトシ「博士こんなところにまで…」


オーキド「では、いきますぞ。スイッチポン。」


実況「組み合わせはこのようになりました!」


A ワタル  B ハヅキ  C シロナ  D カルネ
カンナ シバ     フヨウ  オーバ
コルニ   アイリス デンジ ヤナギ
  ユリーカ ミサキ   セジュン   ヒロシ

E ダイゴ  F シンジ  G サトシ  H アラン
リラ   カリン ダツラ   ジンダイ
センリ    ミクリ   カスミ   ミカン
マサト    ミツル   ショータ  ナナコ


14 名前:名無し 投稿日:2016/12/09 20:18 ID:0YkTNDLq
A ワタル カンナ コルニ ユリーカ
B ハヅキ シバ  アイリス ミサキ
C シロナ フヨウ デンジ セジュン
D カルネ オーバ ヤナギ ヒロシ
E ダイゴ リラ センリ マサト
F シンジ カリン ミクリ ミツル
G サトシ ダツラ カスミ ショータ
H アラン ジンダイ ミカン ナナコ
15 名前:名無し 投稿日:2016/12/09 20:19 ID:0YkTNDLq
グループはこうなってます。
見にくくなってしまいすみません。
16 名前:名無し 投稿日:2016/12/21 22:07 ID:GB90zHwZ


開会式後


開会式を終えたサトシとユリーカはシトロンとセレナと合流しようとしていた。


ユリーカ「お兄ちゃんたちは南ゲートにいるらしいから行こっかサトシ。」


サトシ「おう。」


南ゲートに向かおうとした時サトシを呼び止める声がした。


ミサキ「サトシさん!待ってください!」


サトシは振り返る。


サトシ「えっと、確か君は…」


ユリーカ「あっ!開会式で転んだ人!」


ミサキ「その覚え方はやめてください…」


ミサキは恥ずかしそうにしていた。


サトシ「で、どうしたんだ?」


ミサキ「あなたは僕の恩人です。」


唐突すぎてサトシは戸惑いを隠せない。


サトシ「あの、どういう?」


ミサキ「僕が12歳の頃だからサトシさんが15歳で初めてカントーリーグで優勝した時。僕はテレビで観戦してました。」


ユリーカ「私も観てたよ。あの試合熱かったよね。お兄ちゃんなんてサトシの優勝が決まった時泣いてたんだから。」


サトシ「そうだったのか。そういえばシトロン、電話で優勝の報告をした時も泣いてたな。」


ミサキが続ける。


ミサキ「僕はちょうどその時僕の中で大きな出来事があって壁にぶつかっていました。トレーナーを続けるかやめるか悩んでいたんです。でも、そこで僕をトレーナーの道に戻してくれたのはサトシさんです。」


サトシはキョトンとした顔で聞いていた。


ユリーカ「サトシが何をしたの?」


ミサキ「何かをしたわけではないんですが…ただサトシさんがポケモンバトルをとても楽しそうにやっていたんで。僕もこれぐらいポケモンたちとバトルを楽しもうと思えたんです。」


ユリーカ「確かにサトシはバトルしてる時子供みたいな顔してるもんね~」


サトシ「余計なお世話だよ。」


サトシは少しムッとして言った。


ミサキ「だから、僕の中ではサトシさんは恩人なんです。本当にありがとうございました。」


ミサキは頭を下げる。


サトシ「頭下げるなんてよしてくれよ。俺別になんにもしてないし。」


サトシは少し照れながら言った。


ミサキ「すみません。でも、サトシさんにありがとうを伝えるって決めてたんで。」


ミサキの目の色が変わる。


ミサキ「サトシさん!僕、絶対に勝ちます。勝って勝って恩人であるあなたにも勝って優勝します。それが僕をこの舞台に戻してくれたサトシさんへの恩返しになると思うから。」


サトシはくすりと笑った。


サトシ「臨むところだ!俺だって優勝しか目指していない。その道を阻むやつは誰であっても倒してやる!!」


ミサキの表情はとても嬉しそうだった。


ミサキ「じゃあ僕はもう行きます。時間をもらってありがとうございました。」


サトシ「次はフィールドで会おうぜ。」


ミサキ「はい!!」


ミサキは去って行った。


ユリーカ「ますます大会が楽しみになってきたね。」


サトシ「ああ。」


ユリーカ「じゃあ行こっか。お兄ちゃんたちが待ってるよ。」


サトシ「そうだった。急げユリーカ!」


サトシたちは走ってシトロンたちのもとへ向かうのであった。

17 名前:名無し 投稿日:2016/12/25 23:39 ID:TdGHlOKb


サトシたちは南ゲートで合流を果たしていた。


シトロン「これからどうしましょうか?」


ユリーカ「ユリーカお腹減った!」


サトシ「俺もお腹ぺこぺこ。」


開会式に出ていた2人はお腹をすかしていた。


シトロン「そうですね。夕食をどこかに食べにいきましょうか。」


サトシ&ユリーカ「賛成!!」


シトロン「場所はどこにしましょうか?」


待ってましたと言わんばかりにセレナが切り出した。


セレナ「それなら、ジャジャーン!このレストランなんてどうかな?美味しいデザートがあるらしいの。」


ユリーカ「美味しいデザート食べた~い。そこにしよ!」


シトロン「そうですね。そのレストランに行きましょうか。」


サトシ「そうと決まれば早く行こうぜ。」


サトシたちは走ってレストランに向かった。


シトロン「ちょっと待ってくださ~い!」


シトロンが必死についていく昔と変わらない光景だった。

18 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 00:10 ID:aVHTY03X


レストラン


シトロン「ハアハア…やっと着いた。」


ユリーカ「お兄ちゃん遅いよ!」


セレナ「シトロン大丈夫?」


厳しい言葉と優しい言葉ご飛び交う。


シトロン「遅れてすみません。」


サトシ「いいからいいから。それより早く入ろうぜ。お腹減りすぎて死にそうだぜ。」


そう言ってサトシはジムの扉を開けるように勢いよくレストランの扉を開けた。


店員「いらっしゃいませ。」


サトシ「4人でお願いします。」


店員「ご予約はされてますか?」


サトシ「いや、してません。」


店員「申し訳ありませんがお客様、当店はすでに予約でいっぱいで今からではちょっと…」


サトシ「えー!そうなんですか。」がっくり


セレナ「ごめん。前もって予約しといたらよかったわね…」


責任感の強いセレナは少し涙目になっていた。


ユリーカ「大丈夫だよ!今から他の場所探せばいいだけじゃん!」


サトシ「そうだぜ、セレナ!気にするな。」


セレナ「うん、ありがとう…」


優しい言葉をかけられセレナは余計泣きそうになっていた。


ドアの開く音


?「あれ、サトシ君?」


ふいに呼ばれたサトシは少し驚きながら声のする方を向いた。


サトシ「あっ!センリさん!」


センリ「久しぶりだね。君もここに食べに来たのかい?」


サトシ「はい。そうなんですけど…」


センリ「ん?」


サトシは事情を説明した。


センリ「そうか。それなら一緒に食べようじゃないか。」


サトシ「えっ、そんなことできるんですか?」


サトシは店員のほうを見た。


センリ「そういうことだ。いいだろ?」


店員は少し困っていたが


店員「センリさんの頼みなら断れません。」


センリ「ありがとう。助かるよ。」


サトシ「ありがとうございます。センリさん。」


店員「では、こちらになります。」


サトシたちはテーブルへと向かった。

19 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 00:42 ID:aVHTY03X


テーブル


サトシ「紹介します。カロス地方で一緒に旅をしていた…」


センリ「知ってるよ。セレナちゃんにシトロン君にユリーカちゃんだろ。セレナちゃんは1ヶ月前に会ったしね。」


サトシ「えー!そうなのかセレナ?」


セレナ「うん。センリさんの家にお邪魔してたの。」


サトシ「でもなんで?」


セレナ「それは…」


?「あーっ!サトシにセレナ!」


セレナの声を遮る大きな声が響いた。


サトシ「ハルカ!久しぶりだな。」


ハルカ「へへへ。久しぶり!セレナは1ヶ月ぶりだね。」


サトシ「そーか。セレナはハルカに会うためにセンリさんの家に行ったのか。」


セレナ「うん。」


サトシ「でもセレナはなんでハルカと知り合いなんだ?」


セレナ「わたしがホウエンを旅していた時に出会ってちょとだけ一緒に旅していたの。」


ハルカ「それにコンテストでも何度か対戦したしね。」


サトシ「へー。そうだったのか。」


センリ「ハルカ、マサトは来ないのか?」


ハルカ「うん。あの子ったらパパのこと妙に意識しちゃって…」


センリ「そうか。」


サトシ「喧嘩でもしたんですか?」


この質問に少し場の空気が変わった。


シトロン「サトシ。センリさんとマサト君はグループリーグで当たってしまったんです。だからマサト君はそれを意識して…」


サトシ「あーそういう事か。」


ユリーカ「本当にサトシは鈍感なんだから。」


センリ「ハッハッハ。そんなんじゃサトシ君に恋人ができるのはまだまだかな。」


ユリーカ「サトシはセレナと付き合ってるよ。」


センリとハルカに衝撃が走る。


セレナ「ちょっとユリーカ!」


ハルカ「えーっ!2人付き合ってたの!?」


サトシ「ああ。」


料理を食べながらサトシは答える。


セレナ「はう…」


セレナはサトシに比べて冷静さを保つことは出来なかった。


ハルカ「で、どっちが告白したの?」


ハルカは興味津々だった。


サトシ「ああ、それは…」


セレナ「ちょっとサトシ!!答えなくていいから!」


ハルカ「えーいいじゃん。」


セレナ「ダメ-!!」


食事は終始賑やかに過ぎていった。

20 名前:名無し 投稿日:2017/01/07 22:03 ID:Ni9Uq9mr
まだかな?これ好きやねんけど
21 名前:タマランゼ2世 投稿日:2017/01/12 19:52 ID:ozDX7o1b
たまりませんねー
22 名前:名無し 投稿日:2017/01/15 01:03 ID:nbmvPcEx
めっちゃこれ好きだわ
続きまだかな
今一番楽しみ
23 名前:名無し 投稿日:2017/01/15 01:08 ID:nbmvPcEx
ゆっくりでいいので完結させてください
楽しみにしてます
24 名前:名無し 投稿日:2017/01/18 04:39 ID:pdW1RVfC


次の日の朝


サトシ「ふぁー。おはよう、ピカチュウ。」


ピカチュウ「ピッカチュウ。」


サトシとピカチュウはいつもより早く目が覚めた。


サトシ「ついに今日、始まるんだな…」


ピカチュウ「ピカピ?」


少し不安そうなサトシをピカチュウは心配する。


サトシ「ん?心配してくれてるのか?大丈夫だよ。俺にはお前たちがついてるからな。」


とびっきりの笑顔でサトシは言った。ピカチュウもそのサトシを見て安心したようだった。


サトシ「よしっ、まだ早いし散歩でも行くか!」


ピカチュウ「ピッカ!」


浜辺


サトシ「長かったな…」


サトシが呟いた。


ピカチュウ「ピカ?」


サトシ「ここまで…世界大会に出ることができるようになるまで長かったなあと思ってさ。」


ピカチュウ「ピカピ…」


サトシ「始めの頃はろくにポケモンを捕まえることも出来なかった俺がタケシやカスミ、いろんな仲間との出会いがあってここまでくることができた。」


   「全然リーグで勝てずに辛かった時期、トレーナーを辞めようかと思ったこともあったけどみんなで乗り越えてリーグを優勝することもできた。」


   「そして今日世界大会。いろんな人達のおかげで今の俺達がある…」


ピカチュウ「ピッカ。」


サトシはピカチュウを見る。


サトシ「勝とうぜ、ピカチュウ!俺達の今までの出会い、今までの冒険がどれだけ良いものだったか世界に示すんだ。」


   「勝って、勝って、世界大会優勝。その先にあるのは俺達の夢…ポケモンマスターだ!!」


ピカチュウ「ピッカ!!」


サトシたちの決意が朝の浜辺に響き渡るのだった。


25 名前:名無し 投稿日:2017/01/18 13:35 ID:QKcXX5Mw
支援
26 名前:名無し 投稿日:2017/01/18 18:08 ID:44lygD0I
超支援
27 名前:名無し 投稿日:2017/01/19 00:29 ID:VF3rwrtE
あなたは天才かーーーーーーーーー
28 名前:名無し 投稿日:2017/01/19 15:38 ID:vsIKdiK6
支援

その大会、グループCだけやばすぎるだろ笑
29 名前:名無し 投稿日:2017/01/21 19:32 ID:xkizqGTQ
支援
30 名前:名無し 投稿日:2017/01/21 23:32 ID:aOA2LcvR


散歩の帰り


サトシ「あいつは…」


サトシの視線の先には一人の男がいた。


サトシ「久しぶりだな、シンジ。」


シンジ「ああ、おまえか。」


サトシ「あの勝負以来だから半年ぶりか。」


シンジ「そうだな。」


シンジはそう言うと立ち止まらずに通り過ぎて行った。


サトシ「なんだよ、相変わらず愛想ないな。半年前みたいにはいかない!次は絶対勝つからな!」


サトシの言葉に反応しシンジが振り返る。


シンジ「決勝で待っている。」


そう言うとまた前を向き歩き出した。


サトシも前を向きもう振り返ることはなかった。


サトシ「さあ、帰るぞピカチュウ!」


ピカチュウ「ピッカ!」


サトシたちはホテルまで残りの道を走って帰った。
31 名前:名無し 投稿日:2017/01/21 23:34 ID:xkizqGTQ
支援
32 名前:名無し 投稿日:2017/01/22 17:03 ID:dSmk2uqg
1です
これから更新遅くなると思います。
でも、完結させるつもりなんで気長に待っていてください。
33 名前:名無し 投稿日:2017/01/23 16:03 ID:374yRvN2
気長に待ってます
支援
34 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 12:06 ID:RMORDbXF
支援です
35 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 21:12 ID:upXwVF7A
支援
ヒカリまだかな?
36 名前:名無し 投稿日:2017/01/29 22:20 ID:cwP6p2EO

サトシは会場に向かう前にマサラタウンにテレビ電話をした。


サトシ「久しぶりだな、シゲル。」


シゲル「なにが久しぶりだな、だよ!試合当日になってようやく連絡をよこしやがって!」


シゲルは現在オーキド研究所でオーキド博士の助手として働いていた。


サトシ「悪い悪い。ところで俺のポケモンたちは?」


シゲル「全く…キミのポケモンたちのコンディションはバッチリだよ。みんながすぐにキミの元へ行きたがってるよ。」


サトシ「そっか、それならよかった。この大会は全員で戦うつもりなんだ。シゲルにも世話かけると思うけどよろしくな。」


シゲル「サートシ君に世話がかかるのは昔からだろ。」


昔のようにシゲルはサトシを挑発した。


サトシ「なんだと~」


シゲル「ハッハッハ。冗談だよ。まあ、頑張れよ。」


シゲルが電話を切ろうとしたがサトシが遮った。


サトシ「シゲル!俺勝つからな。絶対に勝ってポケモンマスターになってみせる!」


シゲルは少し微笑んだ。


シゲル「俺…いやマサラタウンがキミを応援している。ポケモンマスターになってここに戻ってこい。」


サトシ「おう!!」


シゲルは電話を切った。


サトシ「よしっ、行くか。」


サトシはついに決戦の場へと向かった。
37 名前:名無し 投稿日:2017/01/30 23:53 ID:BVeUOV4R


G会場前


サトシ「ここだな、今日から3日間戦うスタジアムは。」


シトロン「頑張ってくださいね。」


ユリーカ「私の試合は午後からだからお兄ちゃん達と一緒に応援しとくね。」


サトシ「ああ、頼んだぜ。」


セレナ「えっと、その…」


セレナは何をサトシに伝えればいいのか分からないでいた。


セレナ(頑張ってでいいのかな?でも付き合ってるんだからもっと彼女らしいことを…)


サトシ「セレナ!」


セレナ「はっ、はい!」


サトシ「笑顔が見たい。」


セレナはサトシの突然の頼みに驚いた。


セレナ「笑顔?私の?」


サトシ「ああ。セレナの笑顔は俺を元気づけてくれるからさ。」


サトシは笑顔でこう言った。


セレナ「もう、サトシったら…」


セレナは照れて下を向くが再びサトシを見つめる。


セレナ「頑張ってサトシ!」


セレナはとびっきりの笑顔で言った。


サトシ「おう!それじゃあ行ってくる。」
38 名前:名無し 投稿日:2017/01/30 23:55 ID:b6wjM7vQ
支援
39 名前:名無し 投稿日:2017/01/31 00:11 ID:iWQdumPi


ユリーカ「お帰りなさい。どうでしたか2人の時間は?」


ユリーカがセレナをからかった。


セレナ「もうっユリーカ!!」


セレナは顔を赤くしながら怒った。


シトロン「ユリーカ!セレナをからかっちゃいけませんよ。」


ユリーカ「はーい。それじゃあ私たちも観客席に行こう!」


セレナ「もう、ユリーカったら…」


実況「さあグループGの開幕戦、サトシ選手対ダツラ選手の試合がいよいよ始まります!!」


観客「ワーー!!」


サトシ「いよいよだなピカチュウ。」


ピカチュウ「ピッカ!」


サトシ「最初から全力で行くぜ!」


審判「使用ポケモンは3体。どちらかのポケモンが全て戦闘不能になればバトル終了です。それではバトル開始!」


サトシ「最初はお前だ。ピカチュウ君に決めた!」


ダツラ「いけっ、カイリキー!」


実況「注目の1試合目がついに始まりました!!」


観客「ワーー!!」

40 名前:名無し 投稿日:2017/01/31 00:48 ID:iWQdumPi


5分後


タケシ「おっやっぱり来たか。」


カスミ「まあ一応見に来てやったわ。あんたも当たり前のように観客席にいるけど仕事しなくていいの?」


タケシ「サトシの時は空けてもらってるんだよ。」


カスミ「ふーん。まあ、サトシはグループで終わるかもしれないから今のうちに見とかないとね。」


タケシ「それはどうかな?ボード見てみろよ。」


カスミ「えっ……」


カスミがボードをみるとサトシはすでに相手のポケモンを2体倒していた。しかもサトシはピカチュウだけしか出していなかった。


カスミ「もう2体も…まだ5分しか経ってないのよ。それもピカチュウだけで。」


   「ダツラさんもフロンティアブレーンよ。私たちのグループの第2シードなのに。こんなにも差があるなんて…」


タケシ「サトシは半年間ずっとシロガネ山で修行してたんだ。」


カスミはそれを聞いて驚いた。


カスミ「シロガネ山!?あの立ち入り禁止区域の?」


タケシ「ああ。俺は止めたんだがどうしてもって言うから俺が無理言って許可をもらったんだ。」


カスミ「そうだったの…面白くなりそうじゃない!」


カスミが立ち上がった。


タケシ「なんだもう帰るのか?」


カスミ「うん。あいつがすごく強くなってるって事が分かっただけで十分よ。」


タケシ「そうか。」


カスミは帰って行った。


サトシ「いけっピカチュウ、10万ボルト!!」


ピカチュウ「ピーカーチューウ!!」


フリーザーにクリーンヒットした。


フリーザー「フ、フリー…」 


審判「フリーザー戦闘不能。よって勝者マサラタウンのサトシ!」


実況「決まったー!!なんとサトシ選手圧倒的な強さで初戦を見事勝利しました!」


サトシ「よっしゃー!よくやったピカチュウ!!」


ピカチュウ「ピッカ!」


セレナ「やった。サトシが勝ったわ!」


ユリーカ「ピカチュウ1匹で勝っちゃうなんて。凄いね、サトシ。」


シトロン「本当に凄いです。さすがサトシです。」


会場の外


カスミ「この歓声…サトシ勝ったのね。待ってなさい、私はそう簡単にいかないんだから。」


41 名前:名無し 投稿日:2017/02/02 16:30 ID:5s7kE4U4
支援
42 名前:名無し 投稿日:2017/02/02 20:49 ID:WmMJGpSN
支援
43 名前:名無し 投稿日:2017/02/04 01:21 ID:8WzsCmQ6
支援
44 名前:名無し 投稿日:2017/02/04 17:50 ID:uT6AcgjH
支援

45 名前:名無し 投稿日:2017/02/05 21:17 ID:EYey9V2m
支援
46 名前:名無し 投稿日:2017/02/10 22:39 ID:jBe4xFvJ
支援
47 名前:名無し 投稿日:2017/02/11 11:22 ID:dtrQ8t4y


試合後セレナたちに祝福を受けたサトシはセレナと共にタケシと合流していた。


タケシ「おめでとうサトシ。凄かったな。」


サトシ「ありがとう、ピカチュウが頑張ってくれたよ。」


ピカチュウ「ピッカ!」


タケシ「ところでセレナちゃんだけなのか?」


タケシが昼飯をご馳走するとサトシに伝えたが一緒にきたのはセレナだけだった。


セレナ「はい。ユリーカは午後から試合なので今調整しています。シトロンもユリーカに付き合ってます。」


タケシ「そうなのか。まあ、しょうがないな。2人に俺の料理をご馳走するよ。」


サトシ「やったー!」


サトシは久しぶりのタケシの料理に喜んでいた。


サトシ「タケシの料理はすっごくうまいんだぜ!」


セレナ「そうなんだ。楽しみ!」


タケシ「すぐ作るから待っててくれよ。」


タケシは料理に取りかかった。
48 名前:名無し 投稿日:2017/02/11 11:54 ID:dtrQ8t4y


30分後


タケシ「さあ、できたぞ。」


良い香りが辺りに漂っていた。


サトシ「すっげーうまそう!」


セレナ「ほんと美味しそうね。」


タケシ「さあ、話でもしながら食べよう。」


食事中


タケシ「半年前に比べてさらに強くなったな。修行の成果か?」


サトシ「ああ。あそこでの修行は良いトレーニングになったよ。」


セレナ「修行?」


修行のことを知らないセレナは話についていけていなかった。


タケシ「セレナちゃん知らないのか?こいつ半年間シロガネ山で修行してたんだぞ。」


セレナはそれを聞いて驚いた。


セレナ「シロガネ山!?そんな危険な場所で…」


カロス出身のセレナも知っているぐらいシロガネ山は危険な場所だった。


サトシ「ごめん。心配されると思って言わなかったんだ。」


セレナ「そうだったの。」


サトシ「言わなかったこと怒ってるか?」


セレナ「うん、ちょっとね。でも無事に帰って来ることができてよかった。」


サトシ「セレナ…」


良い雰囲気になりタケシが気まずそうにしていた。


タケシ「俺の前でそういのやめてもらっていいか…」


サトシ「ご、ごめん。」
セレナ「すみません…」


セレナは顔を赤く染めていた。


タケシ「シロガネ山の話をもっと聞かせてくれよ。」


セレナ「私も聞きたい。」


サトシ「ああ、いいぜ!俺はシロガネ山であいつに出会ったんだ。」


セレナ「あいつ?」
49 名前:名無し 投稿日:2017/02/12 00:09 ID:Gjgiej2M
支援
50 名前:名無し 投稿日:2017/02/12 20:23 ID:b2Urx6xg
超支援!
51 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 21:21 ID:BxCv3iGz
支援です
52 名前:名無し 投稿日:2017/02/17 22:32 ID:0dqUiZQQ
53 名前:名無し 投稿日:2017/02/17 22:32 ID:0dqUiZQQ
54 名前:名無し 投稿日:2017/02/17 22:32 ID:0dqUiZQQ
55 名前:名無し 投稿日:2017/02/18 07:32 ID:XlqkI7K9
支援
56 名前:名無し 投稿日:2017/02/18 10:47 ID:BV9abvqm


半年前 シロガネ山


サトシ「ここがシロガネ山か。」


サトシの前には壮大な山が立ちはだかっていた。


ピカチュウ「ピッカ!」


ピカチュウの表情はやる気で満ちていた。


サトシ「そうだ。俺たちはここで修行するんだ。絶対強くなって世界大会優勝するぞ!」


ピカチュウ「ピッピカチュウ!」


シロガネ山 内部


サトシ「さすがに強いな。ここのポケモンたちは。」


ピカチュウ「ピカ。」


ここに来るまで何度もバトルをしたピカチュウはさすがに疲れていた。


サトシ「ここはポケモンが多いから休めないな。今日中に寝場所を探さないと。」


そう言うとサトシたちはシロガネ山での寝場所を求めてさらに進んだ。


シロガネ山 山頂


サトシ「何でだろう?急にポケモンがいなくなったな。」


今までたくさんいたポケモンが山頂にくるといなくなっていた。


サトシ「まあ、いいか。とりあえずここを寝場所にしよう。」


今まで肩に乗っていたピカチュウが急に降りた。


ピカチュウ「ピッカ!」


ピカチュウが目の色を変えて前を見ていた。


サトシ「どうしたんだピカチュウ?」


ピカチュウの視線のほうを見ると人影があった。


サトシ「誰かいるのか!?」


?「……………」


そこには帽子をかぶった少年が立っていた。
57 名前:名無し 投稿日:2017/02/18 22:32 ID:XsKNTCom
支援
58 名前:名無し 投稿日:2017/02/19 06:27 ID:4qGspBVS


サトシ(どうして人がいるんだ?)


サトシは立ち入り禁止区域のシロガネ山に人がいることを不思議に思った。


?「………………」


少年はモンスターボールからピカチュウを繰り出した。


?「………10万ボルト。」


ピカチュウ「ピーカチューウ!」


サトシのピカチュウ「ピッカ。」
(Sのピカチュウ)


突然の攻撃に反応しかわした。


サトシ「突然何するんだ!!」


?「………………」


少年は何も答えなかった。


サトシ「そっちがその気なら、ピカチュウでんこうせっか!」


Sのピカチュウ「ピッカ!」


?「…………でんこうせっか。」


ピカチュウ「ピッカ!」


ピカチュウがぶつかり合う。力は互角であった。

59 名前:名無し 投稿日:2017/02/21 17:06 ID:ySQmRCaU
支援
60 名前:名無し 投稿日:2017/02/21 22:31 ID:ezWClh6t
これ1番好き~
支援
61 名前:名無し 投稿日:2017/02/25 20:53 ID:LKU5Pdjm
支援
62 名前:名無し 投稿日:2017/02/26 11:36 ID:RcEr4qMi
支援
63 名前:名無し 投稿日:2017/03/02 00:13 ID:1p3IZTyX


サトシ「ピカチュウ10万ボル…」


サトシがピカチュウに指示を送ろうとしたとき1人の女性が現れた。


?「ストーップ!!」


その声に驚いた2人は固まってしまった。


?「ちょっとレッド!また、トレーナーに何も言わずバトル始めたの?」


レッドは何も言わずうつむいていた。


ブルー「ごめんなさい、私はブルー。急に攻撃されてビックリしたでしょう。」


サトシ「いや、大丈夫です。俺バトル好きだし。なっ、ピカチュウ。」


ピカチュウ「ピカピ…」


ここまで来るのにずっと戦っていたピカチュウはもう限界だった。


ブルー「ピカチュウだいぶ疲れてるみたいね。すぐ夕食にするから食べてってよ。えっと…」


サトシ「サトシです。」


ブルー「サトシね。ちょっと待っててね。」


レッド「…………」


レッドはまだ固まっていた。

64 名前:名無し 投稿日:2017/03/02 16:52 ID:wxGeVwQE
支援
65 名前:名無し 投稿日:2017/03/03 20:57 ID:JCBzR1CO
支援
66 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 17:03 ID:Jo9i8lgI


食事中


ブルー「そっか。サトシは修行しにシロガネ山に来たのね。」


サトシ「はい。そうな…」


サトシが答えている最中にブルーが口を挟んだ。


ブルー「敬語なんてやめてよ。堅苦しいでしょ。」


ズバッと物を言う性格はどこかカスミに似ている気がした。


サトシ「分かったよ。ブルーたちはどうしてシロガネ山に?」


ブルー「レッドはここでずっと修行していて私は最近定期的にここに来てるの。まあ、レッドの生存確認ってとこかな。」


サトシ「レッドはいつからここにいるんだ?」


レッドに聞いたがレッドは何も答えなかった。代わりにブルーが答えた。


ブルー「6年前からかな。ねえねえ、サトシは6年前何が起こったか覚えてる?」


6年前というと丁度ピカチュウを追いかけ続けて来た3人組(正確には2人と1匹)が現れなくなった頃と同じだった。


サトシ「ロケット団解散?」


ブルーは得意気に頷いた。


ブルー「ロケット団を解散にまで追い詰めたのはレッドなのよ。」


それを聞いてサトシには衝撃が走った。レッドは何も言わずシチューを飲んでいた。

67 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 17:44 ID:Jo9i8lgI


サトシ「本当かレッド!?」


レッドは何も答えなかった。ただ、シチューが美味しかったのか満足そうに笑っていた。


ブルー「だから身を隠す目的も含めてシロガネ山にいるってわけ。」


確かにまだ20にもならない少年がロケット団を滅ぼしたと知ったらメディアから引っ張りだこだろう。


サトシ「そうだったのか。じゃあ3年前に起きたロケット団のラジオ塔占領もレッドがやっつけたのか?」


3年前にロケット団残党がジョウト地方のラジオ塔を占領する事件が起きていた。


ブルー「それはレッドじゃないわ。レッドは6年間1度もシロガネ山を出てないもの。」


レッド「そうか。レッドも少しぐらい外に出たらいいのに。」


ブルー「私も何度も誘ってるんだけどもっと強くなるって言ってここから離れようとしないのよ。」


サトシ「そっか。レッドは本当に強くなりたいんだな。」


サトシには1つ考えがあった。


サトシ「なあ、レッド。半年間俺と一緒に修行してくれないか?」


レッドは食べるのをやめて食事中初めて口を開いた。


レッド「……嫌だ。」


ブルー「どうして?一緒にやってあげたらいいでしょ。」


レッドは首を横に振っていた。


サトシ「じゃあ俺とバトルしてくれないか?」


レッドは驚いた表情でサトシを見た。


サトシ「俺が勝ったら一緒に修行してくれ。負けたら諦めるよ。」


レッド「……分かった。」


レッドもバトルがしたかったのか嬉しそうにしていた。


サトシ「よし!じゃあ早速。」


サトシの言葉にブルーが驚いた。


ブルー「今からやるの!?もう遅いんだし明日やったら?」


サトシ「そんなの待てないよ。なっ、ピカチュウ。」


ピカチュウ「ピッカ!」


ピカチュウもご飯を食べて回復していた。


サトシ「やろうぜレッド、ポケモンバトルだ!」


2人の激しい戦いが今始まった。

68 名前:名無し 投稿日:2017/03/06 21:16 ID:zoMF1BIX
支援
69 名前:名無し 投稿日:2017/03/08 19:58 ID:NBmxRLNm
支援
70 名前:名無し 投稿日:2017/03/13 22:09 ID:aqUmmlHY
まだですか~?
71 名前:名無し 投稿日:2017/03/15 21:44 ID:cfU3Puyz
しょーもな
72 名前:名無し 投稿日:2017/03/31 16:15 ID:CXnBbDfT
これって終わったん?
73 名前:名無しのst 投稿日:2017/05/12 09:26 ID:6sdDUATm
支援です!
74 名前:名無し 投稿日:2017/05/15 23:32 ID:1LOqXWYR
支援!
75 名前:名無し 投稿日:2017/05/25 22:53 ID:twnTZ0P9
支援
76 名前:名無し 投稿日:2017/05/29 07:02 ID:Js8Yyi50
支援!
77 名前:名無し 投稿日:2017/06/02 00:18 ID:8SLd7AZM
まだですか~?
78 名前:名無し 投稿日:2017/06/03 09:15 ID:ihKAtbsU


サトシ「いけっピカチュウ、君に決めた!」


ピカチュウ「ピッカ!」


レッド「……いけっ。」


ピカチュウ「ピッカ!」


ブルー「もう遅いんだから1試合だけにしなさいよ!」


ブルーは2人の戦いを遠くから観ていた。


サトシ「分かってるって!」


ブルー(まあ、レッドとのバトルで長持ちするとは思えないけど。)


サトシ「ピカチュウ、10万ボルト!」


Sピカチュウ「ピーカチューウ!!」


レッド「…10万ボルト。」


Rピカチュウ「ピーカチューウ!!」


凄いパワーの10万ボルトがぶつかり合う。パワーは互角であった。


レッド「…でんこうせっか。」


Rピカチュウ「ピカピカピカ!」


レッドはパワーが互角とみて戦術をかえてきた。


サトシ「尻尾を使ってジャンプだ!」


Sピカチュウ「ピッカ!」


レッドの急なスピード攻撃にもしっかり対応し、攻撃をかわした。


サトシ「そのままアイアンテール!」


Sピカチュウ「ピーカチュウ!」


落下しながらの攻撃は威力が上がっていた。


Rピカチュウ「ピッカ…」


Rピカチュウにクリーンヒットしかなりのダメージを与えた。


ブルー「レッド相手に押しているなんてサトシ凄いわね…」


関心しているブルーの背後に何かが迫っていた。

79 名前:医者の卵◆.q62eSB98M 投稿日:2017/06/08 23:19 ID:k2itb8YO
すみません、
ポケモン 「サトシとセレナのその後」という全然話が進まないssのライターを交代しました、新ライターの医者の卵といいます。

読み応えある作品にしようと思っているので、一回読みにきてください。

話を大幅に軌道修正したので、前よりはいい感じに仕上がってると思います。

レス451〜を読んでみてください。そこまでのあらすじは書いてあるので大丈夫です、読めるようになってるので、というか450もレスがあったのに全然話進んでませんでしたし。

こういうレスは良くないと自覚はしていますが、読んでもらえないとssとしての存在価値がないので………
80 名前:ゲッコウガ◆RCXLY94kuQ 投稿日:2018/10/01 05:58 ID:bLhiIFgU
続きまだですかね。もう1年ぐらい経ってますよ?
81 名前:名無し 投稿日:2018/10/07 20:33 ID:d1nwiZJg
ブルー「キャーー!!」


洞窟に大きな悲鳴が鳴り響いた。


サトシ「どうした、ブルー?なんだこいつら!?」


野生のポケモンがブルーを取り囲んでいた。


ブルー「な、なんなのよ…」


ポケモン達は憎しみに溢れた表情をしていた。いつブルーのことを襲ってもおかしくない状況だった。


サトシ「今、助けるからな!いけっ、ピカチュウ10万ボル…」


サトシの指示より先にレッドが動いた。


レッド「10万ボルト」


レッドのピカチュウの怒りのこもった攻撃が野生のポケモン達に命中した。しかし、ポケモン達は倒れずこちらを睨んできた。


サトシ「こいつら、なんか変だぞ…」


倒れてもおかしくない攻撃を受けた後でも、表情を変えないポケモン達に違和感を覚えた。


レッド「もう一度、10万ボル……」


今度はサトシがレッドより先に動いた。


サトシ「いけっ、フシギダネ!ねむりごなだ」


ボールから繰り出されたフシギダネは素早い動きでポケモン達を眠らせた。


レッド「どうして邪魔をした」


ポケモン達の代わりにレッドがサトシのことを睨んでいた。


サトシ「だって、明らかにおかしかっただろ。あのまま続けてたらいつまでも攻撃することになってたぞ」


レッド「相手がその気なら戦うまでだ」


サトシ「ポケモンバトルとポケモンを傷つけることは違うぞ!」


二人の間に不穏な空気が流れた。するとその時、


ピカチュウ「ピッカ!!」


ピカチュウがポケモン達の方向を指差した。


サトシ「なんだよピカチュウ、あっ……」


そこには、ポケモン達の真ん中でぐっすり眠っているブルーの姿があった。二人はブルーのことをすっかり忘れていた。
82 名前:名無し 投稿日:2018/10/07 21:57 ID:d1nwiZJg
ブルー「ったく、あんたたちは。助け方ってもんがあるでしょ!」


ブルーが目覚めてから、ずっと説教が続いていた。かれこれ1時間は正座をさせられている。


サトシ「でも、良かったよな。ブルーが無事でさ。なっ、レッド」


レッドは隣で頷いていた。もちろん正座をしている。


ブルー「それにしても不思議よね。どうしてここにポケモンが出たのかしら?」


突然姿を現したポケモン達は目を覚ました後、何もなかったかのように自分達の住みかへ戻っていった。


サトシ「それの何が不思議なんだ?ここにくるまでにもポケモンはいっぱい出てきたぞ」


ブルー「それは問題ないのよ。でも、ここシロガネ山の山頂にはレッドが来てから6年間、ポケモンは一匹も出なかったの」


サトシ「そうなのかレッド?」


レッドは頷きながらまだ定まらない正座のベストポジションを探していた。


ブルー「でも、今になって突然姿を現した」


サトシ「何か理由がありそうだな」


3人の間に沈黙が流れた。その沈黙を破ったのは以外にもレッドだった。


レッド「催眠術……」


サトシ「催眠術?」


ブルー「そうね、催眠術をかけられていたのなら突然現れたことも目が覚めてからの行動も合点がつくわね」


サトシ「でも、いったい誰が?」


再び沈黙が流れた。今回の沈黙はかなり長く続いた。


ブルー「いつまでも悩んでいたってしょうがないわね!この話はもう終わりにしましょう」


サトシ「えっ、いいのかよ。何にも解決してないぜ」


ブルー「うるさいわね、これ以上考えても埒が明かないでしょ。考えるだけ時間の無駄よ、わかった?」


サトシ「は、はい……」


一方的に話を進める姿はサトシにある人を思い出させた。


サトシ(やっぱりカスミに似てるな)


ブルー「ところで、あんたたちの勝負はどうなったの?」


バトルのことをすっかり忘れていたサトシは「あーー!」と叫びながら立ち上がった。


サトシ「そうだ、バトルの途中だった!おいレッド続きを……」


サトシが大きな声をあげるもレッドは微動だにしなかった。


ブルー「寝てるわね」


サトシ「うん、寝てるな」


レッドはすでに夢の中にいた。それも、正座をしながら。


サトシ「でも、俺の修行はどうなるんだ?」


サトシとレッドは修行の協力を賭けて勝負をしていた。しかし、相手が寝てしまっては勝負をつけることはできない。


ブルー「いいじゃない、ここにいれば」


サトシ「でも、レッドが何て言うか」


ブルー「大丈夫よ。レッドもポケモン勝負大好きなんだから。毎日できるってなったら願ったり叶ったりよ」


サトシ「大丈夫かな?」


ブルー「大丈夫っていってるでしょ。それともなに?サトシは帰りたいの?」


サトシ「いや、残ります……」


ブルー「ならそれでよし」


レッドが何を言うかよりも、ブルーとの生活に不安を感じるサトシだった。
83 名前:名無し 投稿日:2018/10/08 21:51 ID:AFw2T6Db
半年後 シロガネ山


サトシ「そろそろ、行くよ。二人とも半年間ありがとな」


サトシは半年間の修行を終え、世界大会が行われるホウエン地方に向かおうとしていた。


ブルー「本当にあんたたちは最初から最後までバトルばっかりやっていたわね」


サトシとレッドは出会った日から毎日バトルを続けていた。


サトシ「へへへ。本当にいい修行になったよ。レッド!次会ったら決着つけようぜ」


サトシとレッドの半年間の戦績は五分五分だった。


ブルー「でも、驚きよね。レッドと同じ強さのトレーナーがいたなんて……」


サトシ「世界には強いやつらがたくさんいるんだ。俺なんてまだまだだよ」


ブルー「聞いたレッド?少しはシロガネ山から出てくる気になった?」


レッドは一呼吸開けて答えた。


レッド「……嫌だ」


サトシとブルーに笑みがこぼれた。


ブルー「やっぱりね。言うと思った」


サトシ「レッドらしいな。じゃあ、次にここに来るときは優勝トロフィー持ってくるよ」


ブルー「そんなこと言って。泣いて戻ってくるんじゃないわよ」


サトシ「泣かねえよ!それじゃあまたな」


サトシは前へと歩みを進めた。後ろには「頑張ってー!」と叫ぶブルーと片手を振るレッドの姿があった。


この3人は思いもよらない場所で再会を果たすのだが、それはまだ先の話である。
84 名前:名無し 投稿日:2018/10/10 21:06 ID:u82yAiLk
支援
85 名前:名無し 投稿日:2018/10/12 14:50 ID:PydtHDbV
そして現在


サトシ「俺の修行の話はこんなところかな」


タケシ「レッドとブルーか……シロガネ山で出会いなんてあるんだな」


サトシ「俺も最初は驚いたよ。でも、二人がいてくれたおかげで本当にいい修行ができたよ」


タケシ「じゃあ、二人のためにも絶対に優勝しないとな」


サトシ「おう!」


二人が楽しそうに話しているなか、不満を感じている者が一人いた。


セレナ「……」


タケシ「あれ、セレナちゃん?」


セレナはサトシを見つめたまま動かなかった。その表情は怒りに満ちていた。


サトシ「セ、セレナどうした?」


サトシの問いかけにようやく口を開いた。


セレナ「ブルーって誰?」


サトシはその一言に身の毛がよだつ恐ろしさを感じた。


サトシ「い、いやだから、ブルーとはシロガネ山で出会って……」


セレナはサトシに迫ってきた。ゴーストタイプも泣き出してしまうほど恐ろしい表情だった。


セレナ「半年間、私に一切連絡してくれなかったのに、女の人と一緒に修行してたんだ」


サトシ「い、いや、それはその……」


サトシは助けを求めてタケシを見つめた。サトシの目はうっすら輝いていた。


しかし、タケシはケータイを耳にあてながら「緊急ですね、わかりました」と言い、走り去ってしまった。


サトシ(あいつ、逃げやがった!)


セレナ「どこ見てるの?」


サトシ「ご、ごめん」


この後、長い沈黙が続いた。サトシにとって本当に長い長い沈黙だった。


セレナ「もういいわ。サトシは大事な時期だからこれで勘弁してあげる」


サトシは顔をあげ、笑みを浮かべた。しかし、一つ気になることがある。


サトシ(これ?)


サトシ「あの、セレナこれって何をする…」バシッ!


サトシの右頬に衝撃が走った。目の前が真っ暗になった。

86 名前:名無し 投稿日:2018/10/13 21:19 ID:VROyihio
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87 名前:名無し 投稿日:2018/10/15 21:46 ID:YS3Aw4tC
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