サトシ「あれから3年か…」part2

1 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/21 16:49 ID:almoAlXD

※前回のあらすじ



サトシ達の壮絶な死闘から3年が経過し、徐々に以前の世界を取り戻しつつあった。



サトシも今やポケモン協会の職員となり日々を過ごしていた。



だが、協会の研修出張でカロス地方へ上陸したサトシ。


カロスの地で旧友、ユリーカとの再会を果たした。



旧友との再会に胸を踊らせるサトシ達であったが、その一方でカロス地方で何かが動こうとしていた…




※本スレ閲覧の前に、サトシ「あれから3年か…」を見るのをオススメします。






2 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/21 16:52 ID:almoAlXD

はじめに、前スレがほとんど皆様のありがたい支援コメントで埋まってしまい本編を楽しめなくなってしまい申し訳ありません。

当スレでは頻度を上げて書いていくつもりですが、私の都合で来れたり来れなかったりはあります…もちろん書ききるので今回もよろしくお願いします!!

3 名前:名無し 投稿日:2016/12/21 17:14 ID:UoKqXsXF
支援!新スレ一番のりやったね!
4 名前:名無し 投稿日:2016/12/21 18:12 ID:4ChOsgPo
2番!
支援支援支援
5 名前:名無し 投稿日:2016/12/21 18:53 ID:70iUr2IY
3番!
支援!!
6 名前:名無し 投稿日:2016/12/21 20:58 ID:x5a2tjNp
支援!
7 名前:名無し 投稿日:2016/12/21 21:05 ID:RjUbnSWe
しえーーーーん
8 名前:名無し 投稿日:2016/12/21 23:50 ID:Z6pbErgt
しえーーーーん
9 名前:ジョー 投稿日:2016/12/22 00:42 ID:EktquJrO
待ってました。

続き楽しみです、ぜひ支援させてください
10 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/22 16:26 ID:dJoeiaeK


サトシとユリーカはビルを出たあと多少歩き、ビル管理のお客様用の駐車場へ出ていた。




サトシ「へえ、こんなとこに駐車場あるのか。」




さすがは都会のため、駐車場も離れたところにあったようだ。


ユリーカ「ええ。うちの作業車を停めてるのよ。」



ユリーカはそう言うと白い軽ワゴン車の鍵を差し込み後部に荷物をつけた。



サトシ「いかにも電気屋って車だな。」



ユリーカ「電気屋ですから。さ、乗って!!」



サトシはユリーカの助手席に乗り込んだ。



ユリーカ「走るって言っても近くまでだけどね!」



ユリーカは慣れた手つきでハンドル操作をする。



サトシは昔のユリーカのイメージしか持っていなかったため、ユリーカのこんな姿が新鮮に感じられた。



サトシ「あんなちびっ子が今や車転がして一人前に仕事してるんだもんな。びっくりだよ。」



サトシはユリーカを眺めてそう呟く。




ユリーカ「あはは。私からしたらあのサトシが協会職員やってる方がびっくりだけどね。」




サトシとユリーカは目的地に着くまで会話に花を咲かせていた。






11 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/22 16:45 ID:3kySBkhp


話を聞くとユリーカは実家の電気屋で働いてるようだ。



サトシ達と別れて数年はポケモントレーナーとして活動もしていたようだが、成長するにつれて実家を手伝うようになり十代のうちから本格的にこの業界に入ったようだ。



なので以前のポケモン禁止法があってもそれほど打撃は無く問題無く生活していたようである。



現在は仕事も慣れ、電工関係の資格も多数取得して電気屋としてはスペシャリストだ。




ユリーカの話を聞くとサトシも自信の事を話した。




ユリーカ「ならサトシ達がポケモン社会の救世主ね!お互い色々あったんだね、あれから…」



サトシ「まあな…」




ユリーカ「ピカチュウ…残念だな…」




ユリーカは当時からポケモンが大好きなためピカチュウの死を驚き悲しんでくれたのだ。




サトシ「すごく悲しいけど、あいつの子どもがここにいるからさ!!」




サトシはそう言うと腰に付けているモンスターボールをポンポンと叩いた。



現在のピカチュウも親譲りのモンスターボール嫌いだが、法案により事情がない時はボールに入れるルールにあるため仕方なくボールに入れていたのだ。




ユリーカ「なら寂しくないね!!私は今はポケモン持ってないんだ…」



制度再改正とはいえポケモン所持には申請書や許可証などが必要なため気軽に持てないのだ。



ユリーカ「役所関係がうるさいからね。」




ユリーカはサトシを見ながら冷たく言い放った。




サトシ「協会でも俺らが決めた法案じゃないからな!」




ユリーカ「でも以前の禁止法に比べたらましだけどね!!」



仕事一筋とはいえ、やはりポケモン好きのユリーカらしい発言だった。



12 名前:名無し 投稿日:2016/12/22 17:29 ID:mHNEsAWK
支援支援
13 名前:名無し 投稿日:2016/12/22 19:13 ID:gtNkwgzl
セーレーナ!
14 名前:名無し 投稿日:2016/12/22 21:22 ID:4dd2K2mq
サトシ、変なことしないで早くヒカリの元へ帰ってあげてね…
15 名前:gettwo 投稿日:2016/12/22 21:22 ID:6xX86wn3
追いついた!頑張れ!
16 名前:名無し 投稿日:2016/12/22 22:57 ID:PgWwvmPl
支援‼︎
17 名前:名無し 投稿日:2016/12/23 03:32 ID:e5ScNJQz
>14 自分もそう願ってます。
とにかく支援‼︎
18 名前:名無し 投稿日:2016/12/23 07:09 ID:nGQFV885
part2始まってた! 支援!
19 名前:名無し 投稿日:2016/12/23 13:24 ID:WxDA2S7h
新スレが上がってて驚きました!

支援
20 名前:おーか 投稿日:2016/12/23 17:06 ID:XOweEa0Y
新スレでも支援支援です!
カロスにいてもヒカリを忘れちゃ駄目だよサトシ…w
21 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/23 17:26 ID:MtwVSKPb


それから車を走らせる事10分前後、ユリーカの会社に到着した。



サトシ「ここだっけ?」



ユリーカ「いやここはただの修理工場よ。実家の電気屋とは別店舗!」




確かに営業所というよりは倉庫に近い建物だった。




ユリーカ「ここに預かったパソコンを置いて後は軽く着替えて来るからこのまま待ってて?」




ユリーカはパソコンや荷物を手に取りそう伝えた。




サトシ「あぁ。わかった。」




サトシの返事を聞くとユリーカは工場に向かって歩いて行った。




サトシ「ふう。」



出張に来た気疲れからか、サトシはため息をついた。



一人で更に他人の車の中というのは何となく寂しい。




サトシ「ヒカリにメール返しとくかな…」




サトシは携帯を開くとヒカリから届いていたメールを読んだ。




ヒカリ: 今頃はカロスにいるのかな?こちらはこれから母とディナーです(^O^☆♪




その文と共にヒカリとヒカリ母のツーショットと豪華な夕飯の写真が添付されていた。




サトシ「うまそうだな!」



サトシは写真を眺め微笑むとメールを打ち始めた。




サトシ: 先ほど出張先に挨拶に出向き終わったぜ!!これから軽く案内受けながら食事をするつもり!




サトシ「送信…と。」



サトシは建物の方をチラッと見るが、まだユリーカが戻る気配はなかった。






22 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/23 17:34 ID:MtwVSKPb


ヒカリからの返信は早く返ってきたためサトシは再び携帯を開く。




ヒカリ: なら上司と飲みってとこかな?あまり疲れ残さないのと飲みすぎないでね。




ヒカリの優しい気遣いでサトシはまた微笑む。




サトシ: 上司ってわけでは無いけど…仕事関係の人と食事かな。心配ありがとう!




そう送信するとサトシは携帯を閉じた。




サトシ「…ユリーカは仕事関係で再会したんだし、あながち間違いじゃないだろ。うん。」




いくら旧友とはいえ流石に異性と2人きりとは言いづらかった。




サトシ「まあなんかある訳じゃ無いしな。」




サトシは車内で腕を組みながら独り言を呟いた。




ユリーカ「ん?何が?」



サトシ「うわっ!!何だよ戻って来たなら言えよ!」




サトシは驚きながらそう言う。



ユリーカ「話しかけようとしたらブツブツなんか喋ってたからさ。」



サトシ「まあ何でも無いよ!」



23 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/23 17:50 ID:MtwVSKPb


ユリーカ「じゃあ行きましょう!」



サトシ「あれ?歩いていくのか?」



ユリーカ「うん!歩いて行ける距離だし、町中は車だと不便だしね!」




ユリーカの返事を聞くとサトシは車から降りてユリーカと並んだ。



ユリーカ「こっちこっち!」



そして2人は歩き出した。
チラッと見るとユリーカはカジュアルな服に着替えていた。



作業着姿とは別人のように女性らしかった。
更に先ほどは帽子を被っていたため分からなかったが、サラッとした金髪のミディアムヘアがとても美しさを引き立てていた。




ユリーカ「どうかした?」



あまりにサトシの視線を感じたのか、ユリーカはサトシに尋ねた。



サトシ「いや、旅してたユリーカのイメージしか無かったからつい見ちまった。」




ユリーカ「そんなに変わったかな?」




ちょっと困惑した様子で恥ずかしがるユリーカはあまり見慣れていない。



小柄で幼さが残るユリーカはヒカリやカスミとは違うタイプの美女に成長していた。




サトシ「さすがに20年あれば変わるだろ。でも話してるとユリーカだって感じはするよ!ちょっと気が強いところとか。」



ユリーカ「なんだとーっ!!」



サトシ「ひぃ!」



その見た目とのギャップにサトシは驚いた。



サトシ「ま、まあとにかく行こうぜ!」








24 名前:名無し 投稿日:2016/12/23 21:58 ID:3yba3Ae0
支援
25 名前:酢昆布 投稿日:2016/12/23 23:05 ID:ts7t20uK
支援



































サトヒカがいいでふ
26 名前:名無し 投稿日:2016/12/23 23:09 ID:ZKWj5Zpb
スーパー支援!!
27 名前:名無し 投稿日:2016/12/24 10:31 ID:V1lXoZiE
支援
28 名前:ミスターY.Y 投稿日:2016/12/24 22:10 ID:VK6JSclj
パート2キター!!Z支援!!セレナはいつ出て来るのかな〜
29 名前:名無し 投稿日:2016/12/25 00:22 ID:ZCSz0i72
まさかのユリーカルート?!おねがいだから最後はしっかりサトヒカでおねがいします。
てか、もう今からダイパのリメイク版が楽しみ!!
後、ネットにあるサトヒカssや小説はほぼ全てみましたが、イッチさんのかくこのシリーズが自分は1番好きです。メガ支援 Z支援
30 名前:名無し 投稿日:2016/12/25 19:42 ID:728oCbMb
サトピカ
31 名前:名無し 投稿日:2016/12/25 20:26 ID:SlsxMGK5
ここのスレの奴らは、人それぞれどう思うか違うんだよとか偽善者ぶっておきながら、自分とは考えが違う奴(例えばサトセレがいいと言う人とか)を潰しにかかる訳分からん奴らばかりだから、前スレみたいにコメントで埋め尽くされるのだけはやめてほしい
32 名前:Sy.Rider 投稿日:2016/12/25 20:51 ID:SBJ2uOK9
はじめまして、「~17年前か」の1を昨日見始めて今追い付きました!
 名前から分かる人には分かるとは思いますが(わからない人の方が多いかな...)、僕自信今までウル○ラマンや、仮面○イダーしか見てこなかったのですが、最近サトセレにはまって、XYを見てました。しかし、「~17年前か」を見てサトヒカDPも見たくなってしまい嬉しい悲鳴が僕のなかで沸き上がっていますw。サトシには浮気はしてほしくないですが...やっぱりセレナのサトシ好きは健在であって欲しいですw。セレナが結婚してるかしてないかはかなり気になっています‼ 
 イッチさんのペースで構いませんが、できれば早くこのストーリーを進めていただきたいな...と思いますw。イッチさん頑張ってください❗楽しみにしています‼ 」
「最初に言っておく、俺はこのSSをかーなーり支援する!」w

(P.S.上の方の注意に背いてしまい、申し訳ありません。ただ、僕の気持ちを伝えたかっただけです。お許しください...。)
33 名前:最強のポケモントレーナー 投稿日:2016/12/25 21:00 ID:vkm1hLlT
>>32
最後の「最初に行っておく…」の所って仮面ラ〇ダー〇王のサブライダーの言葉ですよね?
34 名前:Sy.Rider 投稿日:2016/12/25 21:06 ID:SBJ2uOK9
33さん うん‼そうだよ‼あいつの名はゼロ○スだよ!ぼくが答えを言う前に言った君、倒しちゃっていいかな?♪ 答えは聞いていない‼♪

(あの...!ホントに倒そうとは思ってません!なんか、僕のなかにいる紫が変なこt...)
35 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 02:32 ID:IheB9QmE
はいはいリュウタ○スね。
電◯好きだったなー
36 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 08:27 ID:YFgs6EgA
次見たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!
37 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 12:23 ID:vvOixHAM
クリスマスに何もなかった俺を救ってくれたイッチ様万歳!!
38 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 16:20 ID:G3zgbIVe
仮面ライダーの話はしなくていい
目障り
39 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/26 16:23 ID:EusgYeHQ
すみません、クリスマス落ちしてました…
40 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 16:57 ID:ScJbRGqz
まってました!
41 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 17:08 ID:KJKGDkS5
読みたい!!だけとバイト行かなきゃ
42 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 17:10 ID:KJKGDkS5
支援
43 名前:Sy.Rider 投稿日:2016/12/26 19:28 ID:pImf7RLu
38さん すいません...。支援します!
44 名前:名無し 投稿日:2016/12/26 21:36 ID:ZMrPc21Y
38へ 超同意。ここはポケモンスレなので
45 名前:Sy.Rider 投稿日:2016/12/26 23:06 ID:pImf7RLu
44さん みなさま申し訳ありません。でも、僕もこのイッチさんの小説を待ってる人です。僕から言ったくせに言うのも変ですけど、止めていただけると僕自身も大変有難いのですが...。ここが、ポケモンスレであることをちゃんとわきまえてコメントしていきます。
みなさまに多大なるご迷惑と不快な想いをさせてしまい大変申し訳ありませんでした。
46 名前:名探偵コナン 投稿日:2016/12/26 23:47 ID:177Ai4Rk
馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿
47 名前:名無し 投稿日:2016/12/27 00:40 ID:cjzNADuw
うっせえなw
48 名前:名無し 投稿日:2016/12/27 01:07 ID:X9Cq9LCN
三└(┐卍^o^)卍ドゥルルルル支援してやるぜぇ?
49 名前:広瀬浩一ファン 投稿日:2016/12/27 08:36 ID:qDqFWwqQ
エコーズ・ACT3!イッチさんの小説をスリー・フリーズするなーーーーーー!
50 名前:名無し 投稿日:2016/12/27 17:22 ID:nqQ5LVmI
支援する!
51 名前:名無し 投稿日:2016/12/27 17:54 ID:lHtgqHVq
餓鬼が多いな
52 名前:名無し 投稿日:2016/12/27 20:45 ID:nqQ5LVmI
ドリドリっていう曲めっちゃ好き
53 名前:名無し 投稿日:2016/12/27 22:01 ID:YxIGI6GQ
バカだ!
54 名前:名無し 投稿日:2016/12/28 08:31 ID:UDiEBzDm
イッチさんっていつ、この小説書いているんですか?
どのくらいのペースでこの小説更新しているんですか?
お疲れでなければ教えてください?
55 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/28 11:19 ID:gPyv0YCw
54様

完全に個人の都合で時間がある時に更新しています。

56 名前:リーリエ 投稿日:2016/12/28 14:26 ID:kAqPMyM4
52それめっちゃ分かる。 あと、キラキラも好き。 こんな歳だが、CD欲しいと本気で思う。 イッチさん頑張れ、もちろん支援してる「支援」
57 名前:Sy.Rider 投稿日:2016/12/28 15:38 ID:S5cUk4NZ
56さん キラキラとは?
58 名前:名無し 投稿日:2016/12/28 18:24 ID:p4N0yRcY
57さん

それってここで聞く意味あるんですか?

普通に謎なのですが……。

調べたらわかるでしょうし……。
59 名前:名無し 投稿日:2016/12/28 20:41 ID:5YjJOgd4
58さん すいません。。。シトロンくんの曲なんですね...。ポケモンxyまだ見始めたばっかりなので、知恵不足です...。

全然関係ないが、ドリドリのギターコピー出来たーーーー✨
60 名前:ミスターY.Y 投稿日:2016/12/28 21:32 ID:SDP1h6Bn
ポケモンの歌は名曲ばかり!!
ドリドリやキラキラいい歌ですよね!!めっちゃ好きです!! XY&Zやレディーゴー!
バトルフロンティア、V、ゲッタバンバン、
君の胸にLA LA LAきりがないです!w
他にもたくさんありますよね!!
映画の主題歌の歌もすごく好きです!
アイスクリームシンドローム
ひとりぼっちじゃない 風といっしょに
ちいさきもの ONE ポストに声を投げいれて 夜明けの流星群などなどこちらもきりがないですw
61 名前:名無し 投稿日:2016/12/28 22:29 ID:S5cUk4NZ
60さん ポケモン愛すごいっすね...。
みなさんは、ポケモン全シリーズのなかの何の曲が好きですか?
イッチさんの一番好きなポケモンの曲も教えてください!

ちなみに、僕はドリドリがいー一番好きです‼
62 名前:名無し 投稿日:2016/12/28 23:36 ID:PZLLLxHn
君の胸にLaLaLaとoneが好きです
63 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 01:01 ID:GaBpEJBq
支援ならそれを表せばいい
雑談するなら他所でやってくれ
64 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 07:03 ID:z8xdAaXR
いらない書き込みやめましょ
65 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 09:28 ID:FNH1BPGC
ぽかんうにはなったが結局SSの話題から逸れてるじゃないか
66 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 09:54 ID:NbALQCr6
何時からここは雑談する所になったんだ?
話をするならそれ相応の場所があるでしょ?ここはイッチさんのSSだよ?
ただでさえこのSS人気あって、前スレなんて7~8割支援で埋まってしまったんだよ。
更に雑談までされたらすぐ埋まっちゃうんだよ。支援の回数減らせとかは言わないよ、でも雑談するんだったらどうぞ別の場所でしてください。
少なくともここはイッチさんのSSが書き込まれる所です!






イッチさん支援
67 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 10:40 ID:vbyGBBqL
支援
68 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 11:29 ID:pv5rv3h9
Хорошо
69 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 12:43 ID:vbyGBBqL
イッチさん頑張れーーー!支援!
70 名前:ミスターY.Y 投稿日:2016/12/29 13:02 ID:MT7fIRIo
皆さんご迷惑をおかけしました
すいませんでした 次から気をつけます
71 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 13:25 ID:vbyGBBqL
70さん うん、お互い気をつけよう...!
だって、基本みんなイッチさんの作品を待ってるだけだから...。

イッチさん、支援です!
72 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 15:40 ID:zwqF85FL
三週間ほどかけてようやく追いつきました。続き楽しみに待っています。
73 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 18:44 ID:Zg6WcsNz
このシリーズ大好き!!支援!
74 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 20:41 ID:1G7JT3aS
バカバカバカバカバカ
75 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 22:21 ID:NlxJIGWM
71
上の二行を雑談っていうのだよ
言っていることとやっていることが
違う
それが一番ムカつくんだよ!
76 名前:名無し 投稿日:2016/12/29 22:46 ID:vbyGBBqL
75

分かるけど、そういうこと言うからまた荒れるんだよ。
言わなければ、71の言葉で平和に終わったのに...バカだなー。

支援
77 名前:ジョー 投稿日:2016/12/29 23:25 ID:MYEOeSqZ
76さんに同意します
78 名前:名無し 投稿日:2016/12/30 00:59 ID:c5hk3aoB
みんな落ち着こ

イッチさん支援
79 名前:名無し 投稿日:2016/12/30 08:02 ID:wMDhzT0G
そういう事言ってるといつまでも終わらんよ?

はい、終了!-------


そして支援
80 名前:Sy.Rider 投稿日:2016/12/30 11:16 ID:aHoz1vvW
支援!
81 名前:おーか 投稿日:2016/12/30 12:23 ID:LHo5LStL
ウルトラ支援ですヽ(´▽`)/
82 名前:名無し 投稿日:2016/12/30 19:49 ID:aHoz1vvW
急かしちゃいけないのは分かってるけど、続き早く見たい...

支援...!
83 名前:888 投稿日:2016/12/30 22:08 ID:fyPlL0zW
>>82
わかる 早く続きを
SHIEN
84 名前:名無し 投稿日:2016/12/31 11:23 ID:9gdhWa73
支援
85 名前:きのこ 投稿日:2016/12/31 11:37 ID:NFuNRYbd
今やっと追いついた…支援
86 名前:名無し 投稿日:2016/12/31 13:51 ID:MDrPlWxS
今年度、いや、来年受験の者です。
そろそろ離脱します。
87 名前:ワタソン 投稿日:2016/12/31 13:51 ID:MDrPlWxS
今年度、いや、来年受験の者です。
そろそろ離脱します。
88 名前:ワタソン 投稿日:2016/12/31 13:53 ID:MDrPlWxS
86間違えて投稿してしまいました。すいません。
89 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2016/12/31 23:33 ID:X6D7uhwu

年末休みに更新したかったのですが、帰省やら何やらで忙しくて来れませんでした…

2017年はもっと更新して完結させますのでどうか来年もよろしくお願いします!

2年連続で皆様の暇つぶしの作品になれて光栄です!


90 名前:名無し 投稿日:2017/01/01 00:45 ID:TRUC5jG0
支援ですぞー
91 名前:名無し 投稿日:2017/01/01 01:46 ID:uGEze6b0
完結かー悲しいけど、支援
92 名前:名無し 投稿日:2017/01/01 06:51 ID:FgP1c5Zc
新年一発目の支援
93 名前:名無し 投稿日:2017/01/01 09:58 ID:AoPl392d
イッチさんも受験生も頑張れ!!
94 名前:名無し 投稿日:2017/01/01 11:56 ID:KoPe2HUP
支援
95 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/01/01 12:52 ID:vdPYBDfw
明けましておめでとうございます支援!
96 名前:名無し 投稿日:2017/01/01 15:28 ID:QNXAjEgD
明けましておめでとうございます

今年も支援だぜ!
97 名前:ジョー 投稿日:2017/01/02 01:06 ID:Qkqas0Qi
明けましておめでとうございます

今年も全力で支援させていただきます
98 名前:名無し 投稿日:2017/01/02 03:07 ID:qJvgdz19
このスレ見てサン買っちゃったぜ!久しぶりのポケモン楽しい!支援!
99 名前:まー 投稿日:2017/01/02 05:24 ID:Dx2IFRa7
約8か月ぶりに来たらすごい話進んでる。
話の予想だけどユリーカの案内でホテル行って勘違いされるとか?

失礼しました。支援です。
100 名前:名無し 投稿日:2017/01/02 05:37 ID:Dx2IFRa7
100ゲットだぜ!w

支援×∞。応援してるよ、いっち。


最初の1行ふざけてしまい申し分けございません。
101 名前:名無し 投稿日:2017/01/02 16:26 ID:EvwYha2N
>>100
漢字違う
「申し訳」ございません
102 名前:名無し 投稿日:2017/01/02 20:03 ID:yxGYIR56
支援
103 名前:S 投稿日:2017/01/03 14:01 ID:l9QBZGE1
支援
104 名前:名有り 投稿日:2017/01/03 20:26 ID:z5l9rpzW
完結しちゃうのかー。
でも、イッチさんのSSはすごい面白いんで、もしまた書きはじめたらすぐ見にきます!!
頑張って下さい!!!!!


スーパー支援!!!×∞
105 名前:名無し 投稿日:2017/01/04 01:36 ID:CzIU8B9q
色男サトシ支援です。
106 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/01/04 20:20 ID:rrDezfcW
支援。 

待ち遠しいので、前作の「~17年前か」の1から見よう。

「~17年前か」part1
http://sssoukovip.com/thread/323/

「~17年前か」part2
http://sssoukovip.com/thread/343/

「~17年前か」Final
http://sssoukovip.com/thread/348/

「あれから3年か」part1
http://sssoukovip.com/thread/374/



全部見終わったら、またここに戻ってこよう。

イッチさん、超支援!
107 名前:名無し 投稿日:2017/01/05 08:22 ID:RarF1OhQ
早く次の見たーーーーーーーい!
支援!
108 名前:名無し 投稿日:2017/01/05 10:46 ID:dyQmnYMD
もう作者も支援されてるの知ってるから、続編出たら1人だけが書き込むことにせーへん?
そやないと、見づらいし、作者も支援コメントで埋まるの申し訳ないって言うてたやん?
109 名前:名無し 投稿日:2017/01/05 13:07 ID:Sv6xZr6C
支援!
ちょっと遅いけどあけましておめでとうございます^ ^
110 名前:名無し 投稿日:2017/01/06 08:25 ID:MYh3cpUi
108さん、確かに支援コメントで埋まるのはもったいないですね。
でも、たくさんコメントあったほうが賑やかで楽しくないですか?
111 名前:名無し 投稿日:2017/01/06 17:22 ID:Fnet4fQ0
支援だけならいいんだ。
支援に付け加えて何かコメントがあるとそれに誰か反応する。その連鎖で過剰な書き込みが生まれるんだ
112 名前:名無し 投稿日:2017/01/06 18:33 ID:mChImOsp
支援
113 名前:名無し 投稿日:2017/01/06 22:11 ID:pjnQPl7g
支援支援支援支援支援支援
114 名前:名無し 投稿日:2017/01/07 02:49 ID:if0aoNJg
支援
115 名前:名無し 投稿日:2017/01/07 14:15 ID:AcNVB63U
追いついたべさ。
支援
116 名前:おーか 投稿日:2017/01/08 00:14 ID:f49u6xZe
いっちさんがんばです!
支援(/^^)/支援\(^^\)
117 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 02:16 ID:FzYgglNx
110
まぁ確かにそうなんだが…“支援”が並ぶだけでは楽しめないでしょう?
楽しみたいのは内容なんですが…
118 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 14:33 ID:RDdJqB6H
SS書いたことあるなら分かるけど支援コメントが、あれば凄い励みになるよ
全くなければ誰も読んでないのかって不安な気持ちになるし、モチベーションも出ない
119 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 16:06 ID:uBKQJ9JU
117
いっちさんの話を楽しんでるからそれでいい
120 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 17:12 ID:OsW11g51
スルースキルも無い餓鬼どもが書き込むのはまだ早い
どのスレにも言える
121 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 17:55 ID:l7yK4trh
ねえみんな。いったん収まったよね?このシリーズのスレ今までの4作はあまりこういうもめ事なかったよね?もう、いつまでも終わらないよ?

しゅうりょうしようぜ
122 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 19:08 ID:0fbbvwVV
121さん同意

イッチさん支援!
123 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 19:17 ID:fngdvQFy
(*`・ω・)ゞ支援!
124 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 23:44 ID:kdIp9m1f
全然関係ないけど、イッチさん忙しいのかな?
それとも、体調でも崩したのかな?

早く続きがみたいな...。支度
125 名前:名無し 投稿日:2017/01/08 23:46 ID:ST2SuTEU
追いついた、支援
126 名前:名無し 投稿日:2017/01/09 00:22 ID:EK8TMRuH
支援する
127 名前:名無し 投稿日:2017/01/09 00:31 ID:n791a5lJ
無意味なことする人が多いよなぁ
128 名前:名無し 投稿日:2017/01/09 01:16 ID:u1pY8jgX
支援 頑張って下さい!
129 名前:名無し 投稿日:2017/01/09 01:48 ID:WHgzzvog
寒中お見舞い申し上げます。
23時頃就寝前に軽くネットサーフィンしていたところ、このssシリーズを見つけて一気に読んでしまいました(笑)
キャラの特徴がとても良くつかめていて、読んでいてサトシ達が実際に動いている様でした!
寒いですが>>1さんもお体に気を付けて、自分のペースでこの素晴らしい物語を綴っていってください!
長文失礼しました、支援させていただきます。
130 名前:ねこ丸ガーネット 投稿日:2017/01/09 17:45 ID:hN7MMiiK
こころ無しか…何だかドロドロ展開になりそうだなーヒカリとユリーカだろ?サトシ君マジパナイわ~。セレナ一瞬でも良いから出してーてかシトロンも! あ…申し遅れました!私ねこ丸ガーネットといいます。新参者ですが、ヨロシクお願いします!( ̄▽ ̄)ゞ       
131 名前:888 投稿日:2017/01/09 17:50 ID:TbTn834o
支援支援支援支援支援支援支援支援
これまでも、これからも。
132 名前:名無し 投稿日:2017/01/09 21:34 ID:I8KntsyP
続き見たい
133 名前:名無し 投稿日:2017/01/09 23:43 ID:bkaKlpai
支援
134 名前:未完成さいぼおぐ 投稿日:2017/01/09 23:57 ID:i8OTTkW7
うおおおおやっっと追いついた!!
一番最初の「あれから17年か…」から読んでます!めちゃくちゃ面白いです!
頑張ってくださーーーい!!
超絶怒涛の支援っ!!
135 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 00:57 ID:zJBRLxV7
忙しいんかな?
136 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 01:02 ID:00QIaNgD
追いついたー!支援!
137 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 10:31 ID:6zjgE8yh
僕の予想なのですが、もしかして
イッチさん物語の続け方迷っているんじゃないんですか?
138 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 12:35 ID:daNjpK21
支援
139 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 12:43 ID:6zjgE8yh
早く読みたい! 
みゆみえかちほてにめてひめのうあにとふはまよ
へなやんめねすてるるむめてさなつくすとほもに
くこぬまををやをひなみしあい
140 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 12:45 ID:6zjgE8yh
139さん?大丈夫ですか?
141 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 14:19 ID:6zjgE8yh
139さん、そうやってコメント欄を無駄遣いしないでもらえますか?
お願いします。
142 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/10 14:30 ID:bUxnOwj1

皆さま、長らく放置してしまいすみません…


今日からまたペースはあげるつもりです!!

上にもあったように確かに続け方というかネタに迷うところはありますが…頑張ります!
143 名前:137名をBOYと申す 投稿日:2017/01/10 15:19 ID:6zjgE8yh
よっっしゃーーーーー!続きがはじまるぞーー!
みんな集まれーー!!
144 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/10 16:20 ID:61iKF1Ie


他愛ない会話んしながらユリーカについて行くと何やら繁華街の裏通りに出たようだ。



その様子は寂れた感じでいくつか飲み屋の電光看板が見えるくらいだ。



サトシ「ゆ、ユリーカ?どこにいくんだ?この辺にまとまな店あるのか?」



サトシはこういった雰囲気の通りに慣れていないので不思議に思っていた。



ユリーカ「もう少しだから!ついてきて!!」



サトシ「お、おう!!」



サトシは威勢良く返事をしたが、内心何やら疑いがあった。



サトシ(まさかハニートラップか?ネットやテレビでよく見るけど…)



サトシ(いや、まさかな…じゃあまさか俺に惚れて、良からぬポケモンバトルを!?)




ユリーカ「なにニヤついてんのよ!!ほら、ついたわよ!」




ユリーカの声でサトシは我に帰り、目の前を見ると二階建てのアパートのような造りのビルだった。



ユリーカ「ここの二階よ。」



2人は階段を登り出す。
繁華街では絶えず人の活気で賑わいを見せていたが、この辺りには2人の足跡しか響いていなかった。





145 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 16:34 ID:1jlD8oHA
オーー来た来た
支援。
気になったこと。
1.ユリーカはあの作画崩壊ポケモンを連れていないのか。
2.ユリーカってこんな口調強かったっけ?
146 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/01/10 17:03 ID:syU4QvOa
続きキターッ!

支援!
147 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/10 17:36 ID:hIIZOX7O

145様

すいません、xy見てないんでユリーカとかのキャラの扱いが分からないんです…

もし性格や口調に違和感を覚えたら、20年近くの時の中で変化して成長したと脳内変換してください

148 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 19:05 ID:1jlD8oHA
イッチxy見ずに書いてるのかすげーな
でも、リーグ戦と最終回は是非見るべき!
149 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 22:36 ID:TmQv9ZKw
おお?これはまさかのあの娘が来るのか…?

支援
150 名前:名無し 投稿日:2017/01/10 23:34 ID:KsSD0CDq
支援
151 名前:闇の使者 投稿日:2017/01/11 00:03 ID:h6YtR46A
イッチさんお疲れ様です。今後の展開を予想しながら読ませてもらってます。体調にお気をつけて…
支援Z
152 名前:名無し 投稿日:2017/01/11 00:08 ID:wAwJNgIw
がんばってください
支援
153 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/11 11:44 ID:gTMoNLwi


サトシ「ついたのか?」



二階の端の扉の前で足を止めるユリーカにそう尋ねた。



ユリーカ「そうそう!」



何やらひっそりとした雰囲気の怪しい扉だ。
本当に飲食店なのかすら疑問を覚えたサトシであったが、すでにユリーカはその扉を開けたため迷う暇は無かった。




扉が開くと、来店を知らせる鈴が鳴り店内の景色が一望できた。



サトシ「おおー!!」



サトシの予想とは裏腹に店内は洒落たバーのようだった。



怪しい雰囲気は全く無く、本格的なバーの空気感が漂っていた。




店内には、二人掛け程度のテーブルが2つあり後はカウンターのみだ。
スペースは狭めな感じだが、それを感じさせないくらい良いの雰囲気の店だった。




ユリーカ「今日も来たよー!!」



ユリーカはカウンターに身を乗り出し、スタッフルームに向けてそう言った。



この様子からユリーカは常連で通い慣れてることが伺える。


154 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/11 11:48 ID:gTMoNLwi


「いらっしゃい。」



そうスタッフルームから返事が返って来ると同時に足跡が聞こえてくる。



マスターの姿が見える前に続けてユリーカは声を出した。




ユリーカ「連れてきたよ!スペシャルゲスト!!」



サトシ「え?俺が?」



突然の振りにサトシは戸惑いを見せた。




「待って、今行くね。」



そしてドアが開きっぱなしのスタッフルームから出てきた人物にサトシは一礼をした。



サトシ「あ、こんばんは。」



謎の振りでハードルが上がったサトシは緊張してまともにマスターの顔を見れなかった。




だが、そのマスターはサトシを見るなりこう発した。



「ほう…これは懐かしいテイストだねサトシ。」



155 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/11 11:50 ID:gTMoNLwi

昼休に急ぎ足で更新したためか誤字があります、ごめんなさい!

156 名前:名無し 投稿日:2017/01/11 12:38 ID:Wv3BnRbh
テイストってまさか… 
支援
157 名前:名無し 投稿日:2017/01/11 14:43 ID:iq5emPAT
テイストって(微笑)
まさかまさか....
イッチさん抜け目ないなぁ。
超支援!!!!
158 名前:名無し 投稿日:2017/01/11 17:12 ID:Wzveuvg3
お、面白すぎる...支援
159 名前:名無し 投稿日:2017/01/11 21:59 ID:eYqqfaJC
まさかの展開・・・
160 名前:名無し 投稿日:2017/01/11 22:17 ID:zZ539dFC
デントだね。
161 名前:名無し 投稿日:2017/01/11 22:21 ID:x992BiqI
続きはよ!
162 名前:名無し 投稿日:2017/01/11 23:52 ID:sksPFZrv
しえん
163 名前:名無し 投稿日:2017/01/12 14:52 ID:Vc9G1xsX
いやー良スレサトシとかで検索してぶらついたらこんな良作品があったとは
164 名前:わたかず 投稿日:2017/01/12 14:54 ID:Vc9G1xsX
( ≧∀≦)ノイッチさん頑張れ!

165 名前:トトロ 投稿日:2017/01/12 15:01 ID:8Bex0329
イッチさん最高!頑張ってね!
166 名前:トトロ 投稿日:2017/01/12 15:01 ID:8Bex0329
<( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆支援
167 名前:名無し 投稿日:2017/01/12 15:12 ID:8Bex0329
デントかなぁ(^_^)
168 名前:名無し 投稿日:2017/01/12 16:01 ID:8DPoOPkN
バーのマスターがデントなら残りのメンツはなんだろうなぁ?
気になる。
169 名前:名無し 投稿日:2017/01/12 16:33 ID:BNVkcupy
セレナの登場が楽しみになってきた!
超超支援!
170 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/12 19:03 ID:VYiXN1w0


サトシ「なんで俺の名を?」



サトシはまだ感づいてすらいなく、ここでも鈍感ぶりが炸裂した。



ユリーカ「サトシ…まだ気づかないの?」



ユリーカが呆れ気味でそう言うと、サトシはマスターの顔をまじまじと眺めた。



そして閃いた顔を見せた。



サトシ「デント!!デントじゃないか!」



サトシは興奮してデントに駆け寄る。



デント「気付くのが遅いじゃないか。たった3年ぶりだろ?」




デントはサトシの結婚式に顔を出して1度会話もしていた。
あまり長居はしなかったようだが。



サトシ「あの時は来てくれてありがとうデント!」




デント「二次会行けなくてごめんよ。でもあの晴れ舞台は2人とも最高のテイストだったよ!!」




変わらない口調と顔を見てサトシは安心を覚える。



それと同時に驚きも見せる。



1日目にして旧友2人と再会ができたからだ。



171 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/12 19:44 ID:VYiXN1w0


サトシ「なんでまたバーを?ポケモンソムリエは?てかなんでカロスにいるんだよ!」



ここにデントがいる疑問が次々とサトシの胸をよぎりそう問いただす。




デントは困り気味であしらう。



デント「そ、そんな一気に聞かなくても…」




サトシ「ああ、ごめん。ポケモンソムリエはやめたのか?」



3年前に会った時はデントはポケモンソムリエとして地元イッシュ地方で職務に就いていたのだ。



旅をしてた頃からの夢を叶えていたのだ。




デント「もちろんやめてなんかないさ。最近になってカロスでもポケモンソムリエがポピュラーになって来てるからね。こっちの方で広めながらやってるんだ。」




以前はイッシュ以外の地方ではポケモンソムリエという職業自体あまり知られていなかったのだ。



サトシ「なるほどな…でもこのバーは?副業なのか?」



デント「いや、あくまで趣味の延長でね。細々とやってるよ。」



そう笑いながら言うデントの姿はこの店の雰囲気と良くマッチしていた。



サトシ「洒落た趣味だな、でもデントらしいや!」



デント「趣味と言ってもポケモン禁止令時代はこの仕事で食いつないでたからね…気持ちは引き締めてやってるよ!」




デントはポケモン禁止令時代にソムリエの仕事が激減して困っていたのだ。
そんな窮地に立たされたデントを救ってくれたのが、このバーテンダーの仕事だった。



172 名前:名無し 投稿日:2017/01/12 22:24 ID:WsVebbDk
面白いです!
支援
支援
支援
173 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/01/12 22:28 ID:BNVkcupy
やべえええ!面白れぇぇぇぇ!
超絶支援!
174 名前:名無し 投稿日:2017/01/12 22:34 ID:QKFfAu5Q
残業で疲れ果てた僕を癒してくれるのはもうこのssだけだ。支援。
175 名前:わたかず 投稿日:2017/01/12 23:13 ID:8Bex0329
今来たけど面白いな!
176 名前:わたかず 投稿日:2017/01/12 23:13 ID:8Bex0329
デントやっと来ました(*^^*)
177 名前:わたかず 投稿日:2017/01/12 23:14 ID:8Bex0329
d=(^o^)=bイッチさん最高!
178 名前:ジョー 投稿日:2017/01/12 23:15 ID:cRGyS8wh
イッチさん、やっぱり話作りうまいですね

よろしければ私のssも観て頂ければ幸いです

支援
179 名前:名無し 投稿日:2017/01/13 00:26 ID:NDFrKkQU
支援

他スレの宣伝やめろよ
180 名前:わたかず 投稿日:2017/01/13 08:07 ID:iBHkLrOZ
>>179それな
181 名前:わた 投稿日:2017/01/13 08:07 ID:iBHkLrOZ

182 名前:わたかず 投稿日:2017/01/13 08:08 ID:iBHkLrOZ
>>178嫉妬?w
183 名前:ジョー 投稿日:2017/01/13 08:51 ID:N16BJbc0
178さん、189さん、182さん

申し訳ありませんでした。今後は慎みたいと思います。

嫉妬などの気持ちはこれっぽっちもないです
184 名前:わたかず 投稿日:2017/01/13 15:43 ID:iBHkLrOZ
>>182いや、こちらこそ嫉妬なんてすみませんでした。
185 名前:わたかず 投稿日:2017/01/13 15:45 ID:iBHkLrOZ
>>183こちらこそ嫉妬なんてすみませんでした。
186 名前:わたかず 投稿日:2017/01/13 15:46 ID:iBHkLrOZ
184は間違いです。
187 名前:ジョー 投稿日:2017/01/13 16:09 ID:9hrxnrG2
誤解を招くことを書いてしまったのは事実なので、ご指摘いただき感謝しています

イッチさん、次の投稿楽しみにしていますね
188 名前:名無し 投稿日:2017/01/13 16:13 ID:ydYrtk1n
イッチさーん、支援です!
189 名前:名無し 投稿日:2017/01/13 16:17 ID:CDUF8nMI
マーージーーで面白ーーーーい!!!!!!!!
次見たーーい!!
190 名前:名無し 投稿日:2017/01/13 17:53 ID:NroRsCjb
支援
191 名前:名無し 投稿日:2017/01/13 18:36 ID:pAiNJRaH
大支援
192 名前:わたかず 投稿日:2017/01/13 18:42 ID:iBHkLrOZ
イッチさん頑張れ!いつも支援します!
193 名前:トトロ 投稿日:2017/01/13 18:46 ID:iBHkLrOZ
イッチさん見たみたいに名作を書きたいなぁ
支援
194 名前:名無し 投稿日:2017/01/13 21:53 ID:drYouY3Z
追いついたぁ
頑張ってください支援
195 名前:わたかず 投稿日:2017/01/14 11:13 ID:yfZKthKg
17年前をまた見てきます!
196 名前:名無し 投稿日:2017/01/14 21:44 ID:Mwvp2gTe
し、え、ん♥
197 名前:おーか 投稿日:2017/01/14 22:08 ID:IfTVsjeH
ますます続きが楽しみになってきました…!さすがいっちさん!!(゜ロ゜ノ)ノ
超絶支援です(*^▽^)/★*☆♪
198 名前:わたかず 投稿日:2017/01/15 00:15 ID:iyxhbUxX
イッチさん頑張れ!支援ビーム!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
199 名前:名無し 投稿日:2017/01/15 01:13 ID:c4cpbO5p
支援
200 名前:名無し 投稿日:2017/01/15 08:17 ID:BLvaoIBY
支援
201 名前:名無し 投稿日:2017/01/15 08:25 ID:zbDOSH1j
支援
202 名前:名無し 投稿日:2017/01/15 11:07 ID:2fOCUeKg
シエーーーーーーン
203 名前:わたかず 投稿日:2017/01/15 17:18 ID:iyxhbUxX

支援支援支援支援支援支援支援支援支援
204 名前:名無し 投稿日:2017/01/15 17:32 ID:YuDaLZGB
支援するどー!
205 名前:名無し 投稿日:2017/01/15 20:28 ID:tZsvZNH0
ユリーカが出て、その次にデントが出てくる...。
他のカロス組メンバーはどうやって出てくるのかが超楽しみ!

支援っっっっっっ!
206 名前:わたかず 投稿日:2017/01/16 01:08 ID:02UZeJj6
イッシュ地方がたくさん出てきそうw
207 名前:名無し 投稿日:2017/01/16 01:14 ID:akpJ7u0V
サトセレつまみ食いならセーフ
208 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/16 07:02 ID:y9oRbwGu


サトシ「でも日中はソムリエで夜はバーなんて中々ハードだな。」



サトシは感心しながらそう呟く。



そこで会話に入れずにいたユリーカが割って入ってくる。



ユリーカ「デントは何年か前に独立して自営でソムリエの仕事してるのよ。」



サトシ「そうなのか!?」



デント「資格も当時よりも上のSランクを取得して自由にのんびりやってるよ!」



ポケモンソムリエ資格はC〜Sランクまであり、独立して活動するにはAランク以上が要されるのだ。




サトシ「さすがだな。みんな頑張ってんだな…」



サトシは自分がどうしようもない落ちこぼれの時に周りがこうして頑張っていた事を再び痛感する。



デント「とはいっても人を雇う余裕はないけどね、せいぜい僕が一人で食べていける程度にしか活躍はしてないよ!」




ユリーカ「本気出さないだけのくせに!」



デント「マイペースでやりたいから独立したんだよ。このバーも僕の気分で開店したりしなかったりするしね。」



デントは得意げに話す。






209 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/16 07:10 ID:y9oRbwGu


年齢的にも思い出話もだが仕事の話がやはり盛り上がるようだ。



サトシ「良いなあ自由業って…俺も独立とかしてみたかったなあ…」



サトシは社会で人の下に立つ辛さを実感したいたのだ。



デント「おいおい、独立とか言うほど簡単じゃないよサトシ。」




ユリーカ「そうよ!めちゃくちゃ大変!」



ユリーカも実家が経営してるのでデントの気持ちがわかるのだろう。



デント「僕らからしたらサトシが羨ましいよ。」



サトシ「なんで?ストレスばっかだぞ…」



ユリーカ「だって、確実に安定はできるでしょ?」



ユリーカの言う通り協会職員は安定性はどの仕事よりもあるだろう。
犯罪を犯さない限り職を失うことはまず無い。
ある程度は年功序列で給与も上がり、福利厚生や賞与も充実している。




サトシ「でも毎日辛いよ…」



もっとも、サトシのように入って浅い人間はギリギリ平均程度の給与なので不満はあるようだ。



デント「まあまあこんな暗いムードはやめにして、飲まないか?今日は貸切にするからさ。」



210 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/16 07:15 ID:y9oRbwGu


ユリーカ「デント、ごめんご飯ある?私ら何も食べてなくて…」



サトシ「ああ、そろそろ腹減ってきたな…」




サトシは昼にヒカリと食べたのが最後であったため空腹も限界を感じていた。




デント「簡単なパスタなら出せるよ。それで良いかい?」




デントは裏に行きゴソゴソと漁りながらそう返答した。



ユリーカ「お願いします!」



サトシ「頼むデント!超大盛りで!」



それを聞くとデントはエプロンをかけ始めた。相変わらず料理する姿がサマになっている。




デント「イエス!まかせな!とりあえずサトシは2人前で良いね?」



サトシ「悪いなデントありがとう!」



デントは再び裏に行き調理を始めた。


211 名前:名無し 投稿日:2017/01/16 09:00 ID:puTnzWmf
支援でGO!!!
212 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/16 12:44 ID:qPVWwSwE

数分待つとデントはウエイターのように皿を二つ持ってカウンターに座る2人の前へ出した。



デント「どうぞ。我ながら最高のテイストだよ。」



ユリーカ「美味しそう!頂きます!」



サトシ「デントありがとう!」



2人はフォークを手にし口へ運ぶ。



サトシ「うめぇぇぇえ!!」



ユリーカ「サトシ、パスタはそんなガッついて食べるものじゃ…」



サトシ「腹減ってたし仕方ないよ!」



デント「良いんだよ、作り甲斐があるしね!」



サトシはあっという間にたいらげてしまい、少し遅れてユリーカも完食した。



デント「さあ、じゃあそろそろ乾杯するかい?」



デントは続いて手際よくカクテルをシェイクし、グラスに注いだ。



ユリーカ「デントの作るお酒は本当に美味しいんだから!」



注がれた酒はオレンジに近い色のカクテルだった。



デント「ユリーカのお気に入りの甘いテイストだよ。」



サトシ「カクテルなんてこんな本格的なのは初めてだよ。」



3人はグラスを手にする。



デント「じゃあ再会を祝って乾杯!!」



3人は「乾杯!」と同時に言い、カクテルを飲み干す。



ようやく飲み会が始まったようだ。



213 名前:わたかず 投稿日:2017/01/16 14:18 ID:02UZeJj6
追い付いた!トマトのパスタかな?うまそうなのとデントの表情が浮かぶw支援
214 名前:名無し 投稿日:2017/01/16 15:48 ID:RZfTfYME
俺はカルボナーラがいいな。
215 名前:名無し 投稿日:2017/01/16 16:27 ID:jnxWG0qV
学校から帰ってきたら、更新されてた!
支援!
216 名前:最初は水タイプ安定のトレーナー 投稿日:2017/01/16 17:39 ID:G7JDkvOl
ペペロンチーノォ(´^p^`)
217 名前:gettwo 投稿日:2017/01/16 18:29 ID:wSmRC0MC
イッチさんの作品は見てて風景が思い浮かびます!ボクもそういう小説を書いてみたいです!そしてイッチさん頑張ってください!
218 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/16 19:28 ID:qPVWwSwE


飲み会も1時間ほど過ぎ徐々に出来上がってきた頃である。




サトシ「例え火の中水の中草の中〜森の中〜♪」



サトシはバーに備え付きのカラオケのマイクを握ったきり離さずに熱唱を続けていた。



ユリーカ「カラオケなんてあったの?」



ユリーカは片耳を塞ぎながらデントにそう尋ねた。




デント「一応備え付けてたんだよ。普段滅多に使わないけどサトシが見つけちゃって引っ張り出したんだよ…」



デントもユリーカと同じ仕草をしながらそう言った。



サトシは再会した嬉しさからテンションが上がり、カクテルを次々と飲み干して今になって良いが回るという典型的なパターンに陥っていた。



サトシ「勇気凛々〜元気ハツラツ〜♪」



その様子を2人は拍手や合いの手を入れながら見守るしかなかった。



ユリーカ「げ、元気だねサトシは…」



デント「ああ、中々ハートフルなテイストだね…」



ユリーカ「まあ良いか…今日だけだろうし…」



デント「いや、全然構わないよ…一応防音壁だし…」



その後もサトシはマイクを離すことなく次々と持ち歌を披露していった。


219 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/16 19:29 ID:qPVWwSwE
誤字です!

良いが回ると書いてしまいました…
酔いが回るに脳内変換してください
220 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/01/16 20:34 ID:jnxWG0qV
すごいです!
支援っっっっっっですっっっっっっ!
221 名前:ジョー 投稿日:2017/01/16 20:58 ID:FDt6nTSt
お疲れ様です

先日はありがとうございます
222 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 01:20 ID:Mx2kf9Yr
支援×∞
223 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 01:52 ID:jlBLzBwF
久々に前作読んでたら続きがあったので張りついてみてる俺。

イッチまた楽しませてモライマス
224 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 15:53 ID:Xu7HyGoo
平和な世界だなぁ。
俺もこの世界に入ってみたいなぁ。
(イッチさん、新キャラで外国人という設定で
「ワタソン」を作ってくれたら嬉しいです)
225 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 16:16 ID:vUwAv57N
支援
226 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 18:08 ID:yglqhSUM
>>224
何故オリキャラ?
ここポケモンSSって理解してる?
しかも、もしイッチさんがそのキャラを作ってくれたとして、性格とかどうすんのさ?
迷惑だよ?やめようね。
227 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 19:48 ID:t6fvYmJ6
>>224
どういう神経でそんなレスができるのか皆目理解できない
228 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 19:52 ID:gkyoQ5vj
最近変な人多いなぁ。
普通に支援しよう。支援。

支援。
229 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 20:47 ID:dHVw5NrS
支援
230 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 21:04 ID:BNUrZy2i
普通に支援
231 名前:名無し 投稿日:2017/01/17 23:35 ID:5sh4BdTx
支援!支援!
232 名前:名無し 投稿日:2017/01/18 11:48 ID:sMO9Cw5V
数日前から『〜17年前か…』を読み始めたのですが、追いついてしまいびっくりしました!続き楽しみにしております。頑張ってください。支援!
233 名前:名無し 投稿日:2017/01/18 21:51 ID:r7FuNH7j
ガキコメ乙
234 名前:名無し 投稿日:2017/01/18 23:14 ID:QSEVrL3F
支援
235 名前:名無し 投稿日:2017/01/19 15:56 ID:4fRPXUUL
224です。 
皆さん軽率なコメントをしてしまって本当に申し訳ありません(涙)。
これからは、注意してコメントします。
236 名前:名無し 投稿日:2017/01/19 23:23 ID:jXx8oFuL
昨日カガリssで調べてた時に偶然見つけた「〜17年か。。」とても素晴らしい作品だと思ったのですが、続編が進行中だったんですね! 多忙だとは思いますが更新頑張って下さい!

支援!!
237 名前:名無し 投稿日:2017/01/20 22:07 ID:nwwXRt7D
支援
238 名前:名無し 投稿日:2017/01/20 22:29 ID:LetC8g6H
支援
アローラって最初作画って言われてたけど、
キャラクターのおかげで、結構見てる人いるよね。
239 名前:名無し 投稿日:2017/01/21 17:04 ID:aHsA5rtp

アローラサトシに慣れた状態でXYを見直してもう一度SM見ると悲しくなるのは俺だけか? 

ただの支援
240 名前:名無し 投稿日:2017/01/21 19:28 ID:xkizqGTQ
サトシが完全崩壊してても回りがおなじだとそれっぽく見えてしまうから驚きです…。少しはむなしくなりますが…。

失礼しました。 支援です!
241 名前:名無し 投稿日:2017/01/21 21:00 ID:Xb86KwCD
初めてSM観た時DPとどちらの画がいいかめっちゃ考えた
支援です
242 名前:名無し 投稿日:2017/01/21 22:58 ID:sQDywfQP
スーパー支援!!
243 名前:名無し 投稿日:2017/01/22 07:40 ID:LlKdgLbv
支援!
244 名前:名無し 投稿日:2017/01/22 12:41 ID:eFMb5LuN
支援
245 名前:名無し 投稿日:2017/01/22 18:20 ID:SjebYZLI
ここはアニポケSM批判するとこじゃないんだよ?
246 名前:gettwo 投稿日:2017/01/22 19:12 ID:V5CtPhxH
245に同意
247 名前:名無し 投稿日:2017/01/22 19:56 ID:IFiXlJFf
支援
248 名前:名無し 投稿日:2017/01/22 22:41 ID:z1DyAkrc
一番楽しいss超支援
249 名前:名無し 投稿日:2017/01/23 15:54 ID:o1rA1n0Y
早く次読みたい!
250 名前:名無し 投稿日:2017/01/23 19:28 ID:QXMDFA8e
支援ーーー!
サトシこれからどうなるのかなぁ?w
251 名前:名無し 投稿日:2017/01/24 15:53 ID:TT4M5ZrL
249
同感
252 名前:名無し 投稿日:2017/01/24 17:32 ID:yzkaRZMo
支援!
253 名前:名無し 投稿日:2017/01/24 19:24 ID:RSoFPIxz
イッチさん無理はしないでほしいけど、続き早く見たい...w
超支援っっ!
254 名前:おーか 投稿日:2017/01/24 23:20 ID:pIoty4LQ
デントの!!!パスタ!!!美味しそうすぎです!!!
Z支援ですーーヽ(>ω<)ノ
255 名前:名無し 投稿日:2017/01/25 20:00 ID:Fvl0PbV5
ははっ笑 キモ。
256 名前:ジョー 投稿日:2017/01/25 20:51 ID:Z1Xx3H9I
255さん

その言葉遣い、他の人から見て不快なので謹んでください
257 名前:名無し 投稿日:2017/01/25 22:03 ID:zUXa26Lh
255さん

お前、何がしたいの?
258 名前:名無し 投稿日:2017/01/25 23:02 ID:Fvl0PbV5
おもろいことするなー
管見なお前らは
259 名前:おーか 投稿日:2017/01/25 23:03 ID:A0yyx8cZ
255
キモいというのは私のコメントに対するものでしょうか?
気分を害してしまったのなら謝ります、ごめんなさいm(_ _)m
260 名前:名無し 投稿日:2017/01/25 23:05 ID:Fvl0PbV5
だれ?おまえは?
261 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 02:27 ID:rJzISomc
無駄に枠を使う奴らはほっといて…、

イッチさん支援です。

262 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 13:08 ID:eUGUwMID
What a brilliant story so far!!
Shuld be more and more expectation is it?
263 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 13:15 ID:eUGUwMID
ah,,,what does SHIEN mean everyone talking about?
264 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 13:17 ID:cDJLNWEK
早く
265 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 13:28 ID:eUGUwMID
following create quickable you said?
266 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 16:06 ID:AbG09YGf
264さん
イッチさんにも都合てものがありますあまり急かさないようにしていただけませんか?
267 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 16:41 ID:eUGUwMID
no no (s)he may only answer the question,,,i think
268 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 17:28 ID:UqtO44FO
また荒れてきた...もうやめようよ...。

支援
269 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 19:04 ID:z44dv7cM
英文使ってるやつら
このSS読めてるなら日本語使えんだろ。
読めるけど書けないとかならレスすんな
270 名前:名無し 投稿日:2017/01/26 22:46 ID:eUGUwMID
sorry to bother you but,,,i'd wanna express feeling for this auther,,,
and for above me,though i could both reading and writing learned, have no option in my cell phone,,,
DO YOU UNDERSTAND WHAT I SAY?
or too much difficult for you??
271 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 00:04 ID:INiEpbah
269>>270を弁護する気はないけど、英文で書き込んじゃ駄目なんて言う決まりはないし、そもそもアンタにそれを禁止する権利なんてないだろ?
270>>あなたも別に謝る必要ありませんよ?
272 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 06:47 ID:fNUgemup
ここでは言い争いはやめましょう。
できることはあくまでも支援するまでです。
273 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 08:34 ID:JrQexazs
荒らし禁止!!支援
274 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 08:35 ID:JrQexazs
50レスも無駄コメで埋まってたらイッチが困るだろわかんないのか?

支援
275 名前:ジョー 投稿日:2017/01/27 08:52 ID:4GDKjQRk
イッチさん、次の投稿楽しみにしてますね‼︎
276 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 12:06 ID:EqxB0fif
無駄コメやめよ。
荒らすのやめよ。 
楽しく読も。
277 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 14:29 ID:eSnYsl4e
でもマジに支援支援だけは見ててうざくなってくる
278 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/27 15:58 ID:d5alsnF5

皆さん申し訳ございません…

来れる日は更新致します。
279 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 16:01 ID:7MVyHEzm
イッチさん無理しないで!

応援してます!

支援ーーー!
280 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/27 16:08 ID:d5alsnF5


ほぼサトシのワンマンライブ状態が続き既に日付は変わっていた。



デント「…あれじゃもうしばらくかかりそうだよ。」



サトシは次々と酒を流し込み悪酔いをしていた。



ユリーカ「ごめんねデント。」


ユリーカはサトシを横目にデントに謝罪をするがデントは首を振る。



デント「とんでもないさ。久々にこんな事して楽しいよ。それに僕は明日は午前中はオフだしね。」



ユリーカ「デント…申し訳無いんだけどもうそろそろ上がらせてもらって良いかな?」



ユリーカは時計を確認してデントにそう尋ねた。



ユリーカ「こんな遅くまでかかるなんて思わなくて…でも早朝から現場入ってるしちょっと厳しいんだよね。」



デントはユリーカの言葉を聞くと胸を叩いて了承した。



デント「良いさ。どうせサトシはあれじゃ今日ホテルにチェックインは無理だろう?適当にあとここで寝かせるよ。」



ユリーカはもう一度謝り、荷物を持ってデントの店を後にした。








281 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 16:19 ID:fRKbsIQ4
きたぁぁぁあ!!待ってた!!
282 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 18:06 ID:eSnYsl4e
でもそろそろ煮詰まってきてる尻切れトンボにならないようにてきとうにがんばってもらいたいね
283 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/27 18:32 ID:d5alsnF5


サトシ「あれっ?ここは?」



サトシはガバッと起き上がると同時に肩に掛けられてた毛布が下に落ちる。



少し考えこむと昨日デントの所に転がり込み、そのまま記憶を失っていた事に気付いた。




どうやらカウンター席に突っ伏して寝ていた様だ。



サトシは立ち上がり辺りを見渡すとデントがテーブル席で足を組み眠っていた。



サトシ「やっちまったな…」



サトシは調子に乗り酒を飲んだ事を激しく後悔した。



デントも目を覚ますと立ち上がり背伸びをした。



デント「グッドモーニン。サトシ。」



サトシ「デントすまねえ!!一宿までさせて貰って…」



デント「構わないよ。ユリーカはとっくに帰ったよ。ところでサトシ、一応今日も平日だけど休みなのかい?」



デントのその言葉に顔が真っ青になったサトシは腕時計を見ると朝の7時半を過ぎたところだった。



サトシ「ああああああああああ!!!」



デント「だと思ったよ…1時間前に声かけたんだけど起きる気配がなかったからさ…」



だがサトシの耳にはデントの声は入ってこなかった。



サトシ「やばい!昨日歩いたの夜だしまだ道がわからねえ!!」



デント「サトシ、何時まで出勤だい?」



デントは落ち着きながらサトシにそう尋ねる。






284 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/27 18:37 ID:d5alsnF5


サトシ「表記上は8時半から仕事だけど、協会には8時には持ち場に付くという暗黙のルールと風潮があって…」



デント「なんと!走っても間に合わないから、とりあえずタクシーを手配するよ。」



デントはそう言うとスマホを取り出すと手際よくタクシー会社に電話をした。



飲み屋を経営してるためタクシー会社などとは交流があるようだ。



サトシ「ごめんよデント!!幸いスーツ姿なのが救いだ!」



デント「この時間だと通勤時間とぶつかるから到着まで10分要するらしいよ。サトシの職場までは車で20分かな?」



サトシ「ギリギリだな…半までには着くだろうけど…出張初日でこれはまずい。」



デント「そういえば朝からサトシの携帯が鳴りまくってたよ?」



サトシ「げっ!」



サトシはデントに言われるままにスマホを開くと、タケシとヒカリから数件の着信が入っていた。




285 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/27 18:44 ID:d5alsnF5


サトシ「かけ直してる暇は無いから後回しだ…」



デント「サトシ、タクシーが到着したよ!」



デントは外からクラクションの音が聞こえた事を確認してサトシに告げた。



サトシ「ごめんデント、あとお礼はする!いってきます!」



サトシはそう言い残すとダッシュでデントの店を後にして、待機しているタクシーに乗り込み目的地を告げるとタクシーは走り出した。




車に揺られると吐き気を催した。


どうやら二日酔いらしいがサトシは気合いで出勤するしかなかった。



そこから20分程でサトシはビル前に到着して急いで支払いを済ませてダッシュでビル内に入り込む。



既に8時は過ぎてしまったが、半には着けば遅刻扱いにはならないのだ。



サトシ「おはようございます!!」



サトシは職場の扉を開けると同時にそう発すると上司である課長はコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた。



課長「おはようサトシくん。ずいぶん急いだようだね。」



見たところ特に機嫌は悪くなかった。



サトシ「すみません、慣れない道ばかりで…」



課長「いいよいいよ。とりあえず半から始めようか。」



課長のその言葉に胸をなで下ろすと、廊下に出てタケシに電話をかけることにした。



286 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/27 18:52 ID:d5alsnF5


サトシが発信するとワンコールでタケシは電話に応答した。



タケシ「サトシお前何してるんだ!早朝にホテルから電話かかってきてチェックインしてないと言われたぞ!!」



サトシは咄嗟に言い訳を考えたが思いつかずに遠回しに言いだした。



サトシ「実は旧友と会ってお邪魔する事になって、いつの間にか寝てしまったんだ…」



タケシ「サトシ、仕事外は自由だけどホテルに連絡はしてくれ。」



タケシの意見はごもっともなためサトシは謝る事しかできなかった。



タケシ「とりあえず無事なら良いんだ。頑張れよ。」



そう言うとタケシは電話を切った。



続いてサトシはヒカリに電話をかける事にした。



サトシ「あ、もしもし?出れなくてごめん!!」



ヒカリ「サトシ何してたのよ!メールは返って来ないし電話も出ないし!!タケシからチェックインしてないって電話きて心配してたのよ!!」




ヒカリは相当お怒りの様子だ。



サトシ「ごめんヒカリ、デントと再会してさそのまま話が盛り上がっちゃって泊めてもらったんだ。」



ヒカリ「…浮気じゃないでしょうね?」



ヒカリは声のトーンをさげてそう言った。



サトシ「んなわけねぇだろ!!」



一瞬ユリーカの顔がよぎるが、やましい事は何も無いためサトシは否定した。



ヒカリ「これからは気をつけてね?心配かけないで!連絡はして!」



サトシは「はい」としか言えなかった、そしてヒカリは数分説教すると電話を切った。





287 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 19:41 ID:Nxmus8lY
みてるぞ
適当にやってくれ
288 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 22:06 ID:eSnYsl4e
知能の低いもの達の見苦しい支援支援の連打がなくなりつつあって個人的にとてもいいね笑笑













289 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 23:37 ID:9Kh5eeKE
無駄なコメしないで欲しい…
290 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 23:47 ID:eSnYsl4e
そーゆーのも無駄コメね笑 わかった?低脳野郎?

ちなみにこれも無駄コメね
291 名前:名無し 投稿日:2017/01/27 23:50 ID:eSnYsl4e
作者は前作でやめればよかったのになぁ
そーすりゃこんなになることもなかったろうに。
今作になってからの展開はちょい苦し紛れに見えるな個人的には。
292 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 01:13 ID:IhYHwaMf
291
黙れ
293 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 01:17 ID:ePgu6ORH
292
別に喋ってなくない?
じゃまなんだよお前みたいなやつ
294 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 02:35 ID:zI07IUrY
待ってました!
支援
295 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 14:31 ID:x0SR3u7f
293
嫌なら読むな
邪魔とはなんの邪魔なのか
乗っ取りでもしたいのか
荒らすな餓鬼が
296 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 15:56 ID:gYDu3wDE
嫌って一言も書いてないよー

邪魔なのは

続きを楽しみにしてる人達にとってだよー

乗っ取りとか物騒なこと言うね

大人なお兄ちゃんは??

挑発に乗るあたりがまだまだお子ちゃまだなー爆笑
297 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 16:00 ID:toNA3q73
挑発するなよ
298 名前:ジョー 投稿日:2017/01/28 16:00 ID:u3AehrB5
皆さん、一旦落ち着きましょう。

イッチさん、続き楽しみにしてます〜‼︎
299 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 16:03 ID:IhYHwaMf
296様

続きを待っている人にとって、あなたも迷惑行為をする邪魔者ですよ?
そんなこともわかっておらっしゃないの?

あなたが私達を邪魔だというのは勝手だ。
だが、あなたも私達にとって邪魔者ですよ。

皆様も296様みたいなコメントにのっからないようにしましょう。
のっかればのっかる程、このスレが無駄遣いになるだけだし、結局困るのはイッチさんとイッチさんの作品を待ってる私達です。

296様も軽率なコメントを控えてください。
300 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/28 16:21 ID:dH1hooqa
皆さんすみません。
私も色んな意見を聞いて向上に努めます!
是非とも最後まで読んでください!
301 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/28 16:39 ID:dH1hooqa


ヒカリとの電話を終えたところで始業時間になったのでサトシはデスクに掛けるとパソコンと対面し始めた。



だが上司の課長はデスクに座らずにFAX等の書類をまとめていた。



サトシ「課長、どうかなされたのですか??」



サトシはその異変に気付いて課長に声をかけた。



課長「サトシくん、今日は1人で文書作成に取り掛かってもらえないか?」



課長は手を止めてサトシにそう告げる。



サトシ「なぜですか?」



課長「実は最近カロス各地である事件のような事が多発していてね…昨晩の深夜に隣町でも起きたみたいで、私らは緊急安全対策会議に呼ばれたんだよ突然ね。」



サトシ「事件ですか…。」



課長「まあサトシ君には関係ない事だからあまり気にしないで。多分1日帰ってこれないからさ、自分のタイミングで休憩して定時で上がってよいから!」



課長はそう言い終わるとオフィスから出て行った。



サトシ「…せっかちな人だなあ。」



サトシは背もたれに寄りかかり背伸びをした。



サトシ「…まあ、二日酔いできつかったから1人で出来るのはありがたいぜ。でも事件か、強盗やひったくりかな?」



もっとも犯人が同じで起こる事件はほとんどが盗み関係なのである。



この時、サトシは事件などはあまり考え込まずに流していた。








302 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/28 16:48 ID:dH1hooqa


その後、サトシは午前中は黙々とパソコンを使って仕事をこなして昼休憩の時間となっていた。



サトシ「あー疲れた。」



サトシは机にダラーンと突っ伏した。



弁当を買いに行こうとした時、サトシのスマホが鳴り響いた。




サトシがスマホを手に取り、画面を見るとユリーカの名前が表示された。



サトシ「もしもし、ユリーカどうした?」



ユリーカ「ごめん休憩中に。昨日預かったパソコンの修理なんだけど、思ったよりすぐ直ったから返しに行こうと思っていまオフィスの前にいたの!」



ユリーカによると、もっと早くに課長に電話をしたが会議中のために出なかったのだという。




サトシ「そういうわけね!俺しかいないから遠慮なく入ってきてくれよ。」



サトシはそう言うとコンビニに向かうのを辞めてユリーカを待つ事にした。



数分で部屋をノックする音が聞こえて、作業着姿のユリーカが入ってきた。



ユリーカ「昨日は帰っちゃってごめん!これ食べて!」



ユリーカの手には大盛りの焼肉弁当があった。



サトシ「うわー!ありがとう!ちょうどかいに行こうと思ってたんだよ!」



ユリーカ「ここの近くの弁当屋さんが評判良くてたまに食べてるの。」



ユリーカは荷物を机にあげてサトシの隣に腰掛けた。



ユリーカ「これが請求書で、これが直したパソコンね。」



ユリーカは封筒とパソコンを指差して説明をする。



ユリーカ「ところで課長はなんで会議なんかに出たの?普段あまりないのに。」



ユリーカはそんな素朴な疑問をサトシにぶつけた。

303 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 21:42 ID:EjbnGc6s
支援!!
304 名前:名無し 投稿日:2017/01/28 21:57 ID:LrundgDP
支援
305 名前:名無し 投稿日:2017/01/29 03:10 ID:gkYRKDsM
支援!!
306 名前:名無し 投稿日:2017/01/29 09:35 ID:BgQzBbRm
支援!
307 名前:名無し 投稿日:2017/01/29 11:05 ID:ieLzZw5B
面白いです。
荒らしとか気にせず、頑張ってくださいねイッチさん。
応援してます

支援を無駄コメとか言う奴3年ROMってろ
308 名前:名無し 投稿日:2017/01/29 12:10 ID:msuH1eUR
早く続き見たいです!
頑張ってください
309 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/01/29 12:15 ID:4WDzGecK
イッチさん頑張ってください!
超支援ですっ!
310 名前:名無し 投稿日:2017/01/29 19:17 ID:bwvj4Vdp
支援
311 名前:gettwo 投稿日:2017/01/29 20:27 ID:GvA3EMVU
イッチさん 荒らしは無視して頑張ってくださいね
312 名前:名無し 投稿日:2017/01/29 22:35 ID:XvgV4xpG
支援
313 名前:名無し 投稿日:2017/01/29 23:25 ID:ssBbNbAT
ま、支援するやつは人生ミスってるようなやつだからほっといて、それに支援されなきゃ続き書けない作者も三流だわ、実際に本書く人なんかそんなの気にしてられないもんね。。
314 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/30 09:52 ID:v7oqKBsX

313様

そんなことないですよ、支援は書いてる側からしたらありがたいしモチベーションが雲泥の差があります。

確かに私は三流以下です。
こんなこと言うと失礼ですが、ここは掲示板であってssです。本ではありませんよ。

315 名前:名無し 投稿日:2017/01/30 15:55 ID:wWAnpwKG
313さん 
文句言わないでもらえますか。イッチさんだって、
時間割いて書いてくれているんだからさ。
楽しく読もう。ま、文句言うなら出ていけーって話しだよね。
僕は楽しく読ませていただいています。支援!
316 名前:名無し 投稿日:2017/01/30 16:10 ID:aEclivip
みんな、気持ちは分かるけど313を攻撃しないようにしよう!

どうせ、また荒れたり、スレが少なくなったりするだけだから!

イッチさん!応援してまっせ!
支援ですっ!
317 名前:闇の使者 投稿日:2017/01/30 19:59 ID:rcKLXK1n
316さんの言う通りですね
言い争いは無駄ですしね…普通に支援しましょう
イッチさんいつもお疲れ様です♪支援
318 名前:名無し 投稿日:2017/01/30 22:49 ID:7CIJZu6k
支援
319 名前:名無し 投稿日:2017/01/31 15:31 ID:GjZ1pSDR
316同意。
イッチさん超支援!
320 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/31 16:23 ID:daYBWk24


サトシ「ああ、なんでも最近多発してる事件の対策会議って言ってたな。あまり詳しくは聞いてないけど。」



サトシは先程課長から伝えられた事をそのままユリーカに告げる。



ユリーカ「…そうなんだ。まあ、弁当食べましょ!」



サトシ「お、おう!」



ユリーカはいつも通りの仕草で弁当を取り出し机にあげたが、サトシはユリーカが一瞬表情が変わったところを見逃さなかった。



サトシ「なあユリーカ…?」



サトシは弁当を食べながらユリーカに話かける。



ユリーカ「どうしたの?」



サトシ「最近多発してる事件ってなんだ?俺こっちに来たばかりで分からなくてさ。」



ユリーカ「…さあ。私もよくわからないの。強盗とかだったかな?」



ユリーカはサトシと目を合わせずにそう答えた。



サトシ(やっぱりな…)



サトシは試しに事件の事を振ったのである。
ユリーカの反応を伺うために。



サトシの思った通りなぜか事件の事を出すとユリーカの表情がおかしくなるのが胸に引っかかった。



ユリーカ「サトシ、次の仕事場に行くからそろそろお暇するね。」



サトシ「あ、ああ!ごちそうさま!」



ユリーカはサトシに会釈するとビルを出て行った。





321 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/31 16:31 ID:daYBWk24


1人となったサトシは弁当を完食するとパソコンを開きネット検索を始めた。



サトシ「うーん…カロス 事件 で検索かけるか。」



サトシはそれでネット検索をかけるが特にこれといった記事は出てこなかった。


出てくるのはやはり窃盗や強盗など。
だが記事を見る限りでは多発と言うわけではないようだ。



サトシ「うーん…考えすぎかな…」



色々気になるワードを検索したがこれといった情報は得られなかった。



そして昼休み終了の時間が来たため、サトシはネットを閉じて文書作成に再び取り掛かった。



サトシ「とりあえず今日デントに聞いてみよう…」



サトシは今日の夜もデントと会う予定だったのだ。



昨日のお礼も兼ねてデントに食事をご馳走しようとサトシは考えていた。


サトシはデントにメールを送るとデントは快く承諾してくれてアポは取れていた。



そしてサトシは職務をこなしながら退勤時間を待つことにした。





322 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/01/31 16:47 ID:gNTZHPwJ
支援ですっ!
323 名前:イッチ 投稿日:2017/01/31 19:14 ID:b0HKlRdb

時計の針が午後5時を指した頃、サトシは今日のノルマはおろか更にそれ以上の文書をまとめ終えていた。



サトシ「あー疲れたー!」



サトシはだらしなく欠伸をしながら背を伸ばす。



窓から外を見るとまだ日は沈んでいないが、夕焼けが印象的だった。



サトシは少し黄昏て空を眺める。
だがデントからのメールで我に返った。



サトシ「7時に空くみたいだな。…今のうちにホテルにチェックインしとくか…今日もしなかったらタケシからストーンエッジ放たれそうだぜ…」



サトシはオフィスを施錠し、ビルを出ると地図を頼りに自身が宿泊するホテルに向かった。



思った程遠くはなく歩いて行ける距離にそのホテルは佇んでいた。



外観は中々立派で周りのビジネスホテルよりもグレードが上な事が伺える。



サトシ「タケシも良いとこ取ってくれたな!よし行くか。」



サトシはフロントで身分証を出して昨日の事を謝った。



笑顔で対応されてチェックインを済ますとサトシは部屋まで案内された。



サトシ「中々広いな!最高だぜ!」



サトシに与えられた部屋は1人で過ごすにはもったいないくらいのスペースがあった。


ベッドの素材も良いし、バスルームも広くリラックスできそうだ。



サトシ「眺めも良いしな!9階は高いなー!」



サトシの部屋は最上階の部屋だった。
辺りを見渡せる事ができ爽快だ。




324 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/01/31 19:22 ID:b0HKlRdb


サトシは部屋にあったこのホテルのパンフレットを眺めながら時間を潰していた。



サトシ「ホテルのレストラン有名みたいだな…デントとここで食うか。」



そんな事をしているとデントからの着信があり、サトシは電話に出るとこの近くまで来たようである。



サトシはフロントに伝えてホテルの外にいると、仕事帰りなのかスーツ姿のデントが手を振っていた。



サトシ「デント!昨日と朝はごめんな!これから気をつけるよ。」



サトシは誠意を持ってデントに謝罪をしたが、デントは気にしてない様子だ。



「良いんだよサトシ。久々に盛り上がれたからね。」



サトシ「それでお礼にさ、俺の泊まるホテルのレストランで食べないか?」



デント「素晴らしいテイストだね!そこのレストランはカロスでも上位の評判だったはずだよ!」



デントは料理が趣味でもあるためグルメには詳しいのだ。



サトシ「とりあえず行こうぜ!」



デント「ああ、サトシ!」



2人はホテルに入るとレストランルームへ足を運んだ。



案内された先は、大きなスペースに丸いテーブルと椅子がいくつもありまるでパーティ会場のような豪華さだった。



サトシ「すげーな!」



デント「最高のテイストだね!」



デントはいつもの口癖をつぶやく。
スーツ姿のデントはこのレストランの雰囲気にうまく合っていた。








325 名前:名無し 投稿日:2017/01/31 20:28 ID:BcstjyBA
今日、旅に出たのは17年前かに気づきここまでノンストップできました

まさか追いつくとは思いませんでした
とても面白かったので今後とも期待してます

支援
326 名前:名無し 投稿日:2017/02/01 07:18 ID:2vEJdzR4
支援
327 名前:名無し 投稿日:2017/02/01 15:05 ID:jzQTnghH
超楽しい!!
支援!
328 名前:888 投稿日:2017/02/01 22:53 ID:24NzrEIh
久しぶりにのぞいたら
めっちゃ進んでた…
支援
スレが荒れるより支援が並んだ方が初めて見る人にとって
良いssに見えると思う
ので
荒らさないように行きましょ〜
329 名前:わたかず 投稿日:2017/02/01 23:29 ID:EpTgVOL8
しばらく読んでなかった。追い付きました。支援!
330 名前:名無し 投稿日:2017/02/02 11:19 ID:FjvB0ter
面白ーーーーい!!支援!
331 名前:名無し 投稿日:2017/02/02 18:29 ID:KmdeY0aU
公務員試験の合間、これで息抜きさせて貰ってます
支援
332 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/03 08:06 ID:mdbCOuDM


サトシは料理を口に運びながらデントにあの事を尋ねる事にした。



サトシ「あのさデント、最近カロスで多発してる事件って知ってるか?」



デントはサトシの言葉に耳を傾けそれを聞いてから視線を逸らし料理を口に入れる。



サトシ「その様子だと何か知ってるんだな…?」



デント「……知ってどうするんだい?」



サトシ「いや、どうするってわけじゃないけどさ…その事をユリーカに尋ねても話逸らされちゃうし…推測だけどユリーカが絡んでるのかななんて。」



サトシは今日あった事を踏まえてデントに伝えた。



デント「…深くは分からない。だがカロスで妙な事が起きてるのは確かだよ。でもそれを知ったところで何も出来ない…僕らにはね。」



サトシ「デント…」



デント「さあ、せっかく良い料理があるんだ食べようじゃないか。」



デントは気を取り直して食べだす。



サトシもとりあえず完食することにした。





333 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/03 08:14 ID:mdbCOuDM


2人は完食すると気晴らしに近くの公園に足を運んだ。



公園は昼間の賑やかさを失い月光が照らす中、静寂で包まれていた。



デントはベンチに座るとタバコに火をつけた。



サトシ「デントってタバコ吸うんだな。」



デント「ああ、数年前からね。最近のタバコは色んなフレーバーがあって中々のテイストだよ。」



デントは豪華な食事を済ませて至福のひと時に浸っていたがサトシは胸のモヤモヤが溶けないままだった。



だがあんなに皆が事件に触れたがらない様子を見るとこれ以上尋ねるのは無理だとサトシは悟った。



デント「この公園でユリーカと待ち合わせしててね。」



サトシ「なんでユリーカと?」



デント「個人的にパソコンの修理に出しててそれの受け取りと支払いでここに寄ってくれるらしくてね。」



サトシ「なるほどね。所で2人は毎日会ってるのか?」



デント「毎日ではないけど、頻繁には会ってるね。嬉しいことにユリーカは僕の酒を気に入ってくれてるし唯一の愚痴の吐きどころも僕の店らしいし。」



2人でそんな他愛ない会話をしていると公園の駐車場に軽ワゴン車が止まる。



ユリーカが到着したようだ。




334 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/02/03 08:54 ID:igcokC8m
ユリーカが関わってる事件とは一体なんなのでしょうか...。
面白い...支援。
335 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/03 09:41 ID:mdbCOuDM


デントがユリーカに向けて手を振るとユリーカは気づいてこちらに駆け出した。



デント「ありがとうユリーカ。」



ユリーカ「メーカーが間に合って良かったわ。部品が早く手に入ったから。」



デント「仕事で明日パソコンが必要になってね、助かるよ。」



デントはそう言うとユリーカに封筒を渡した。



デント「ピッタリ入ってるから後確認しておいてくれ。」



ユリーカは領収書をデントに渡す。



サトシ「その様子だと忙しいみたいだな。」



慌ただしいユリーカの仕草を見てサトシはそう言った。



ユリーカ「正しくは忙しかった。かな!現場多くてね…」



デント「お疲れ様。ジュースでも飲んでいきなよ。」



デントはそう言うと自動販売機に歩き出して3人分のドリンクを購入した。



ユリーカ「ごめんありがとう!」


サトシ「サンキューデント。」



3人は缶を開け飲みだす。
ユリーカもようやく一息つけたようだ。



336 名前:名無し 投稿日:2017/02/03 15:49 ID:nHgAOWa1
デントとユリーカの反応気になるなー。 支援!
337 名前:名無し 投稿日:2017/02/03 21:10 ID:SKGwXADY
しえん
338 名前:名無し 投稿日:2017/02/05 00:47 ID:o67VjLeY
支援
339 名前:名無し 投稿日:2017/02/05 17:13 ID:Yv7pLT0x
しえん
340 名前:名無し 投稿日:2017/02/05 21:56 ID:xa4u2KVm
あいつは?
341 名前:888 投稿日:2017/02/06 14:56 ID:zpxRXDv4
あいつ?誰のこと?

しぇん
342 名前:わたかず 投稿日:2017/02/06 16:19 ID:XFqqqipi
面白いですね!
343 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 17:31 ID:5lj1N8wx


3人は公園で談笑をするが、サトシの中には気まずい空気が流れていた。



サトシは昔から隠し事をされるのが嫌いだった。



以前共に旅をした旧友なら尚更頼って欲しい気持ちが大きかった。



サトシ「あのさユリー…」



デント「そういえばユリーカ、事業拡大の話はうまく進んでるかい?」



ユリーカ「うーん、見送りだね。まだそこまで余裕がないみたい…」




サトシがユリーカに尋ねようとした時、デントがそれを阻止するかの如くユリーカに話を振った。



サトシは確信した。



何か知られたくない事があると。





344 名前:名無し 投稿日:2017/02/06 17:38 ID:xko1qlrA
ウわあああああやばそうな雰囲気www支援
345 名前:名無し 投稿日:2017/02/06 18:15 ID:ZW3IjxCu
ええええぇぇぇぇぇ!?

支援w
346 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 18:22 ID:XnZ6hyAV


サトシは完全に発言権を失ってしまい2人の会話に耳を傾ける事しかできずにいた。



その時だった。


あまり一通りのない裏手の方に恐らく保安官と見られる2人組みが慌ただしく走り抜けていったのが見えた。



サトシ「あれは…?」



その様子をデントとユリーカも見ていたらしく何やら曇った表情をしていた。



保安官が走り去って行ってから数秒後、「キャアー!」という女性の叫び声が辺りにこだました。



それを聞いた瞬間、ユリーカも保安官の行った方向に向かって全力疾走をしだした。



デント「ユリーカ、落ち着け!」



だがデントの声もユリーカの耳には入らずにユリーカはサトシとデントの視界から消えていった。




サトシ「おい、どういう事だよ!」



突然の状況に対応しきれてないサトシがデントに尋ねた。



デント「……詳しくは後で教えるよ。今はユリーカを追いかけよう。」



デントはそう言い残しユリーカの後を追い出した。



サトシ「どうなってんだよ!くそっ!」



サトシもとりあえずデントを追うように走って公園を抜けていった。




347 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 18:28 ID:XnZ6hyAV


サトシが皆を追ってたどり着いた場所は裏路地のような通りであり、森林と隣接している比較的ミアレシティの僻地のような場所であった。



サトシが到着した頃には悲鳴をあげていたであろう女性は保安官と話をしていて、ユリーカは森林地帯の入り口で保安官に制止されていた。



サトシ「はあっ、はあっ…デント何があったんだ…?」



デントは女性と保安官の話を聞いたようだった。



デント「…森の方だサトシ。」



デントもユリーカと同じように森の方に行きたいようだ。



サトシ「だめだよデント、保安官がいる。通してくれないさ。」



とりあえず2人はユリーカの元へ駆け寄る。



ユリーカ「この先に行かせてよ!」



保安官「ダメです!危険だから下がりなさい!もうすぐ応援が来ますから!」



この会話でサトシがわかったことは何か危険な事が森の中で起きようとしている。



そして、やはりユリーカが鍵を握っていた。





348 名前:名無し 投稿日:2017/02/06 18:32 ID:PXkuCREw
おー!
支援支援
349 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 18:36 ID:XnZ6hyAV


保安官はやはり通してはくれないようだ。


興奮気味のユリーカをなだめてデントが保安官に交渉しだした。



デント「何とかお願いいたしますよ。自己責任で行きますので。」



保安官「だめだ!だめだ!…っておい!」



デントが保安官に話かけて注意が手薄になった時、ユリーカは森の奥の方へ走り去って行った。



デント「ユリーカ!!」



そしてデントも保安官を押しのけてユリーカを追い出した。



保安官「こら!戻りなさい!!」



保安官が大声でデントに向かって叫んだがデントは無視してユリーカを追う。



サトシ「まあ保安官さん、私も一応協会の人間です。すぐに彼らを場所から離すのでどうか通していただけませんか?」



サトシは丁寧な口調でそう言いながら保安官に身分証を提示した。



保安官「…他の応援が来るまでには立ち退いて下さいね。じゃなきゃあなたの籍が危ない。」



サトシの立場と丁寧な態度が功を奏して保安官は他の部隊が駆けつけるまでの間は中へ入る事を許可してくれた。



サトシは一礼をすると、2人を追うべく自身も森の奥へと駆け出した。




350 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 18:42 ID:XnZ6hyAV


サトシは森の暗闇を走り抜けて少し開けた場所へたどり着いた。



この場所に既に2人は到着していた。



その様子を見るとサトシは驚いた。



デデンネが息を荒くして身体中から血を流し痙攣していた。



ユリーカはそのデデンネを優しく撫であげて看取っていた。



デントは悲しげな表情でその様子を見つめていた。



サトシ「デデンネ…」


デデンネの様子を見て気づいたが、もうじきデデンネは息を引き取るだろう。


それくらいサトシでも分かる。



ユリーカ「大丈夫、怖くないよ…」



ユリーカは大粒の涙を零しながらデデンネにそう語りかけた。


デント「サトシ…もう目の当たりにしたなら隠し通せない。全てを話すよ。」



まったく状況が掴めないサトシにデントは駆け寄りそう呟いた。




351 名前:名無し 投稿日:2017/02/06 18:45 ID:FtyPcpn8
/(^o^)\ナンテコッタイな状態…支援
352 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 18:56 ID:XnZ6hyAV


デント「ユリーカには以前、デデンネという相棒がいた。それはサトシ達と旅していた頃のデデンネではないが…」



サトシ「続けてくれ。」



デント「ああ…そこでサトシが気にしていた最近多発していた事件だがそれは今起きてる事だ。」



デント「僕は今さっき女性から話を聞いたのだが、やはりデデンネが狂ったように身が果てるまで攻撃を仕掛けてきたようだ。」



デント「なぜか野生のポケモンが凶暴化して人を襲い、建物や物を破壊する。それが最近多発している事件の全貌だ。」



サトシはそのワードに引っかかる事があった。



サトシ「ポケモンが…凶暴化…」



デント「ああ、理由は分からないが…ポケモン達が正気を失い凶暴化するんだ。そして死ぬまでそれを続けて最後は力尽きる。そんなポケモンが各地で出没してるようだ。」



デント「そしてその被害者がユリーカの相棒のデデンネだった。」



デントがそこまで話すとユリーカは声をあげた。



ユリーカ「デデンネ…また助けられなかった…ごめんね…」



ユリーカはそう呟くと涙顔で空を見上げた。




そして、横たわっていたデデンネは静かに目を閉じた。







353 名前:名無し 投稿日:2017/02/06 18:59 ID:Q4G9UMGD
あ、それ17年前かにもあったような
354 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 19:02 ID:XnZ6hyAV


353様

17年前の最終スレに記載した予告をご覧ください!
355 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 19:08 ID:XnZ6hyAV


ユリーカ「デントが言った通り…私のデデンネもこうなって息を引き取ったの。…こんな事は明らかに人為的な事という予想はつく。それから色々調べ尽くして、保安官の手も借りて捜索し続けたけど今日まで全く保安官も手がかりさえ掴めないでいた。」



ユリーカは怒りの籠った口調でそう話し出した。



ユリーカ「そしてようやく尻尾を掴めそうで手がかりを掴むためにこの子を追って来たけど…遅かった。また間に合わなかったわ。」




デント「ユリーカ。君はよく頑張ったよ。」




ユリーカ「…私は1人でも事件を追い続ける…絶対に犯人を捕まえてやるんだ。」



ユリーカは強い意志でそう言った。



ユリーカ「ポケモンたちにこんな酷いことをする奴らは絶対に許せない!」




ユリーカは昔からポケモンが大好きだった。
どんなグロテスクなビジュアルなポケモンでも、可愛いと言い抱き付いていたのだ。



だからこそユリーカの怒りは大きかった。




356 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/06 19:17 ID:XnZ6hyAV


ユリーカ「私は最後まで戦い抜く。どんなに時間がかかってもね!!」



デント「僕もこれまで通り力を貸すに決まってるじゃないか。」



デントはユリーカと組み色々手伝っていたようだ。
これでサトシが抱いていた疑問の2人が頻繁に一緒にいる謎も解けた。



サトシ「なんだよユリーカ水臭いな。俺ら仲間だろ!?」



ユリーカ「…サトシ。」



サトシ「俺も手伝うぜ。俺だってこんなこと許せない。…それに事件の内容がカントーであった事と酷似している。…シゲル…生きていたのか…?」



ユリーカ「そんな…」



サトシ「大丈夫だ。ユリーカ。俺はカントーで今の制度を復活させた組織、レボリューションの元幹部だぜ!」



デント「うん、頼もしいテイストだね!」



サトシ「俺がカロスにいる2週間でケリをつけようぜ!!」




サトシは2人に向かって胸を叩いた。
さっきまであった2人への不信感も無くなっていた。



357 名前:名無し 投稿日:2017/02/06 19:51 ID:IvUM27W1
うおお...
燃えるなぁ
358 名前:名無し 投稿日:2017/02/06 23:17 ID:EspbUgHM
今回も中々良い展開になってきたね。
支援
359 名前:名無し 投稿日:2017/02/07 09:44 ID:7KF9yt6l
支援
360 名前:名無し 投稿日:2017/02/07 15:10 ID:r4lvdhDg
支援
361 名前:名無し 投稿日:2017/02/07 16:29 ID:W8p9okgD
おおおお...燃えてきた...。
セレナはどう出てくるのか...気になる...。

支援...
362 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/07 17:04 ID:Wt5LVlyK


そこまてま話したところで森の入り口の方から複数の声と足音が近づいてきていた。



サトシ「とりあえず一旦離れようぜ!」



デント「そうだね。僕らは保安官の制止を振り払ってきたわけだから長居はまずい。」



デントはサトシの意見に賛成してユリーカも頷いていた。



3人はデデンネの亡骸に手を合わせた後、走り出して森を抜ける事にした。




しばらく走ると明かりが見え始め、ようやく森を抜け出した。



デント「なんとか撒けたね。」



サトシ「ああ!執拗に追っても来ないだろう!」



ユリーカ「みんなごめんね。」



ユリーカが申し訳なさそうにそう言う。




サトシ「んなことねえよ。頑張るからよ、信じてくれ!」



サトシは真剣な眼差しをユリーカに向けてそう言う。



ユリーカ「うん…!私は1人じゃない!」



デント「だけど今日はもう遅い…皆も明日は仕事だろう。ここで解散してまた明日の夜に僕の店に集合してくれないか?」



サトシとユリーカはデントに賛成だった。



この場はここで解散となり、それぞれは帰路につくことにした。



363 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/07 17:13 ID:8Y8dbQuz


サトシはホテルの自室へ帰るとスーツを脱いでベッドに横たわった。



サトシ「まさかだったな。」



サトシのはレボリューション加入前夜に似た
心境でワクワクしている自分もいた。



サトシ「…でも勢いもあってあんな事言っちまったけどうまくいくかな…。」



同時に物凄い不安感がサトシの胸をよぎった。



当然である。
以前と違い、時間は2週間しかなく敵とのパイプも作戦もない。


そもそも敵が誰かさえもわからない。



そこから解決への道のりは果てしなく遠いものだった。



何より前回の計画との決定的な違いはそれぞれが仕事をしていて、取り組む時間があまりにも少なすぎる事だ。



サトシ「コジロウに相談するか…?いや、だめだ…周りを巻き込むわけにはいかない。」




サトシの周りに頼ればコジロウやマサトなど有力者がいくらでもいる。



だが彼らは恐らく相談したら自らの生活を疎かにしてでも助けにやってくるだろう。



そこまでさせる訳にも、これ以上借りを作るわけにはいかなかった。



364 名前:名無し 投稿日:2017/02/07 17:38 ID:1Uz5LbXa
支援
365 名前:名無し 投稿日:2017/02/07 22:01 ID:TX8OEagH
ここまで全部読ませていただきました。
話の作り込みがハイクオリティで素晴らしいなと思っております。
これからも楽しみにしています。
はい…支援!
366 名前:ジョー 投稿日:2017/02/07 23:35 ID:c3YTuG4P
ムサシ出てくるといいなあ

支援し続けます、いつもお疲れ様です
367 名前:名無し 投稿日:2017/02/08 15:38 ID:nC6e8Co2
まさかセレナが敵だったりして。
一応僕の考えですので、無視してもらって結構です。
イッチさんいつもありがとうございます。お疲れ様です。支援!
368 名前:名無し 投稿日:2017/02/08 17:13 ID:iM3QZ3kQ
367
そうだったら、嫌ですね...

そうならないことを祈り、支援。
369 名前:名無し 投稿日:2017/02/08 17:14 ID:HzKaHequ
367さん、と同じ意見で、
セレナが 敵かもしれん
370 名前:名無し 投稿日:2017/02/09 14:32 ID:b6Kg1QkR
367です。
きっかけを作ってしまった奴が言うのもあれなんですが。
セレナの役所あんまり探らないようにしませんか。
イッチさん困るかもしれませんし。支援!
371 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/09 16:14 ID:F250LwQp


いくら考えても現時点では情報が少なすぎるためここは明日集まるまで何もできない。



更に明日も仕事があるためサトシは眠りにつくことにした。




そしてそれぞれの夜が明け、朝を迎える。



サトシは早起きするとシャワーを浴びて身支度をホテルを出た後にファストフード店にてモーニングセットを完食した後出勤をした。




仕事では課長からはやはり有力な情報が得られるずに、淡々と職務をこなした。



これほど退勤時間が待ち遠しいのも久々であった。



問題なく定時で上がるとサトシはデントのバーへと急いだ。



サトシ「ついたな。」



サトシはデントの店の扉に気づいた。


しばらく臨時休業という貼り紙があったのだ。




サトシ「どうやら本気で取り掛かるみたいだなデントのやつ。」




372 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/09 16:21 ID:F250LwQp


サトシ「デント!お疲れ!」



サトシはバーに入ると既に待機していたデントに声をかけた。



デント「お疲れサトシ。ユリーカはあと1時間くらいかかるようだね。」



オフィス通いのサトシとは違ってユリーカは現場を転々とする職務なので時間がかかるようだ。



デント「とりあえず来るまでコーヒーでも飲みながら待とう。」



デントはそう言いながらサトシの前にカップを置いた。



デントの気遣いと手際の良さは心から尊敬できる。



サトシ「いただくよ!」



サトシはコーヒーを口にして至福の時に浸る。



デント「サトシ…協力感謝するよ。あんな嬉しそうなユリーカは久々に見たよ。」



サトシ「いやいや、こちらこそまた仲間に入れてくれて感謝だぜ。」



そんなこんなで談笑をしていると、あっという間に時間は過ぎてユリーカが到着し、3人はテーブルを囲うように向き合い座る。



会議スタートであった。



サトシは何も分からないのでまず2人の話を聞く事に徹する。



373 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/02/09 16:26 ID:rwKEptCw
支援
374 名前:名無し 投稿日:2017/02/09 16:58 ID:cXK6QBvi
これサトシ仕事さぼってね??ww支援
375 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/09 19:24 ID:TdJ5Qj0X


ユリーカ「まずは起きた場所、カロス全土。」



ユリーカはテーブルにカロスの地図を広げながらそう言う。



サトシ「いや、アバウトすぎるだろ…」



ユリーカ「日時も規則性も無く、いつもランダムにあちこちでね。でも一つ挙げるところがあるの。」




サトシとデントは頷いてユリーカの顔を見る。



ユリーカ「一度起きた近辺で再発はしてないの。少なくとも街一つ分のスパンは必ず空いてる…」



デント「そして被害にあったポケモンは飛行タイプの鳥型から始まり、草原で頻繁に見れるポケモン、水のポケモン、洞窟に生息するポケモン……とにかくあらゆるフィールドのポケモンが被害にあってるんだ。」



ユリーカ「そして同じポケモンは2度と被らずに別のポケモンが被害にあうの。あと、タイプも別でね…」



デント「サトシ、ここまで言えば予想はついたね?」



デントとユリーカはサトシの顔を見る。



サトシは数秒間腕を組み首を傾げながら2人に答える。




サトシ「ぜんっぜん分からん!!」



そして2人は苦笑いしながら顔を合わせた。


376 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/09 19:44 ID:TdJ5Qj0X


デント「じゃあ僕らの推測を言うよ?被害ポケモンは生息地、タイプ、生態、全て違うポケモンが順番に被害にあってる。」



ユリーカ「つまりこれは、確実に人為的なもので犯人はこれまでのポケモンを実験と見てるの。」



ユリーカは悔しそうに歯を食いしばりながら自身の推測を伝える。



ユリーカ「犯人達の目的はわからないけど…どんなポケモンでもああいった状態になるのか生息地や生態ごとに実験を…」



デント「とりあえずの手がかりはこんな物かな…」



2人はそこまで話すとコーヒーを口にして気持ちを落ち着かせた。



サトシ「なるほど…あとポケモンのあの状態を見る限りではカントーで起きた事件と酷似してるんだ。つまりカントー事件と関わりのある人物が犯人の可能性はある。」



サトシは3年前に起きた事、シゲルとの死闘やその最後まで2人に教えた。



デント「元ポケモンリーグの残骸からシゲルの遺体や遺留品は一切見つからなかったなんて…彼が何らかの方法で逃げ出してカロスで再起を図ってるんじゃないのかな?」



ユリーカ「だとしたらやっぱりそれなりの組織ってわけね…」



サトシ「いや、断定はできないけど…その可能性はある。でも以前は特殊電波を使って操ってたけど…それと同じだとしたら実験なんてする必要がないと思う。だから以前のデータを失い新たな方法でポケモンを操ってる可能性が高い。」



ここまで聞いてサトシは自身の推測を2人に告げた。




377 名前:名無し 投稿日:2017/02/09 20:20 ID:oTk3E7N8
更新されてたw
イッチさん頑張って‼︎ 支援だー
378 名前:名無し 投稿日:2017/02/09 23:31 ID:PJ3hgtOl
支援
379 名前:名無し 投稿日:2017/02/09 23:40 ID:KGA7sJyt
支援
380 名前:名無し 投稿日:2017/02/10 10:43 ID:hgjFSLCH
名無しはどうする?
 支援←
支援
381 名前:名無し 投稿日:2017/02/10 11:54 ID:vnRuie9W
イッチすこだ
支援
382 名前:名無し 投稿日:2017/02/10 17:25 ID:NM0El4Gr
頑張れ👍
383 名前:名無し 投稿日:2017/02/10 19:35 ID:jR4eAdtk
面白い
頑張って
支援支援
384 名前:名無し 投稿日:2017/02/11 07:52 ID:y2ffllMT
支援
385 名前:僕◆K17zrcUAbw 投稿日:2017/02/11 09:36 ID:Vs3XCeyC
支援です‼
386 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/11 16:55 ID:jiyIhDJx


デント「確かに、電波だとしたら他のポケモンにも弊害はあるだろうし…今や異常電波なら協会の環境課だって敏感に察知するはずだね。」



ユリーカ「だとしたら…薬…。」



デント「そうだね。薬物ならば特定のポケモンだけを実験として使えるし薬物使用後に犯人はすぐさまその場を離れられるね。」



サトシ「やはりその線が正しいか…」



3人は再び険しい顔をした。



デント「敵組織にはどうやらポケモン知識、医学、薬学の知識に長けてる者がいるってわけだね。少なくとも。」



サトシ「じゃあ後で知り合いにその薬について聞いてみるよ。」



サトシはそんな薬が存在するかなどをケンジに聞くつもりだった。



デント「そうだね。せめてその薬の存在の有無くらいは分かるだろう。」



ユリーカ「じゃあ、次の議題は誰が犯人か…ね。」





387 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/11 17:17 ID:jiyIhDJx


サトシ「シゲルじゃないと仮定したら一体誰が何の目的で…」



デント「世の中に不満を持つただのアウトローにはこんな事はできないだろう…やはりそれなりの場数と頭の良さは兼ね備えてる人物…」




あまりにもヒントが少なすぎた。



そのため3人の意見は行き詰まり沈黙が続いた。



デント「今の段階では犯人像の推測は厳しい…というか特定の方法があるかもしれない。」



デントはしばらく考えこみながらサトシとユリーカにそう言った。



サトシ「なんだって!?」



デント「単純に張り込みだよ。まずこの地図を見てくれ。」



デントはテーブルに広げてあるユリーカが準備した地図を指差す。



その地図にはこれまで事件の発生地点に印と、被害にあったポケモンの名前がメモされていた。



デント「ポケモンの名簿に注目してほしい。様々なタイプ、生息地別のポケモンが記入されているだろ?」



サトシ「ああ、されてるな…」



ユリーカ「それがどうしたの?」



デント「まだ地面タイプが被害にあっていない、それにこれまでは主に地上のポケモンが狙われていた。…だがまだ洞窟を生息地とするポケモンが被害にあっていないんだ。」



サトシ「言われてみればたしかに!」



ユリーカ「デントすごい!!つまり…」



デント「ああ、地面タイプを持つポケモンが潜む洞窟のフィールドを待ち伏せすれば現行犯確保も現実的ってわけさ!」




388 名前:名無し 投稿日:2017/02/11 18:15 ID:OfT7BJet
なるほど...支援
389 名前:名無し 投稿日:2017/02/11 18:27 ID:FBjGBKqH
支援。。

地面タイプ…。
恨みを買ったガブ○○○がフラ○○○に
やられたのかな…
390 名前:名無し 投稿日:2017/02/12 02:33 ID:tTNT5avH
前スレ読み終わってから完全に忘れてた!
追いつけた。、支援!
391 名前:抹茶えくれあ 投稿日:2017/02/12 16:25 ID:wVpeqOel
セレナがどう出てくるのかすげー気になるけど、それよりもシトロンだな、なんかすげー黒幕な気がしてきたわ。
サトシとヒカリの結婚式にいなかったのがとても気になるしあれは何かの伏線かな?
392 名前:名無し 投稿日:2017/02/12 18:13 ID:TX3qtCxb
どーでも良いけど
フラダリとリーリエって百合って意味らしいよ。
393 名前:名無し 投稿日:2017/02/12 19:11 ID:sTAuuGQt
犯人はシトロンだな。
394 名前:名無し 投稿日:2017/02/12 23:26 ID:H7yPXVDi
セレナがシトロンの共犯者という線は…?
395 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 06:53 ID:EKKP6KE0
君らさ、一人で勝手に考察する分については大いに結構だけど、その考察を書き込むのは止めようね。もしそれが当たっていたらイッチが書きづらくなるかも知れないだろう。

それはそうと、頑張ってね~、毎日楽しみにしてるよ。
支援
396 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 13:19 ID:gI2bmj1S
395

そうだね。考察は自分の中にしまっておこう。

支援
397 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/13 18:13 ID:E08QBdAA

今後の展開を楽しみにしてください!

これから町やダンジョンを出す際の注意点なんですが、私アニメxyもゲームxyも未プレイなので原作との相似点や違和感を感じると思いますが…20年立って色々変わったと思ってください
398 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/13 18:22 ID:E08QBdAA


サトシ「なら最寄りの地つなぎの洞窟か?」




サトシは地図の地点を指差しながらデントにそう質問をした。



デント「いや、地つなぎの洞窟は今は町と町を繋ぐトンネルだ。車通りもあるし地面系統のポケモンもとっくに生息地としていないはずなんだ。」



ユリーカ「それに地つなぎの洞窟近辺で既に事件は起きてるわ。そう考えるとここは違うと思う。」



ユリーカはデントの意見に賛成する。



サトシ「じゃあ…南下してコンジンタウンを超えた先にある、輝きの洞窟ってのはどうだ?」



次のサトシの問いにデントは指をパチンと鳴らした。



デント「良い線いってるよサトシ!輝きの洞窟は未だに求めるポケモンが生息しているはず!」



ユリーカ「それに近年では化石発掘も終焉を迎えて今では研究者でさえも頻繁に出入りはしてないって聞くわ。」



デント「そしてこの洞窟は入り組んだ迷路のような洞窟だ。犯人にとってこんな都合が良い事はない!…長年の発掘で更に内部は複雑になってると聞くよ。」



これらの意見をまとめて、3人のターゲットは輝きの洞窟に決定した。




デント「でも…張り込むっていっても厳しいね。」



ユリーカ「時間がね…仕事終わりの夜に張り込む…といっても事件は昼間でも起きてるから時間帯は絞れないし…」




399 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/13 18:31 ID:E08QBdAA

サトシ「何言ってんだよ2人とも。今日は花の金曜日だぞ?」



サトシはテンションをあげながらそう言うと、ようやく2人も気づいたようだ。


自営だと曜日感覚が鈍ってしまうらしい。



デント「なるほど。明日と明後日の2日はフルで使える訳だ。」



ユリーカ「ならさっそく張り込みよ!」



ユリーカは一刻も早く事件解決をしたいようで立ち上がるがそれをサトシとデントがなだめる。



サトシ「今からは不利だ。せめて明日の早朝、明るい時に見て地理を把握しなきゃ動きづらいぜ!」



サトシのその意見にデントも賛成のようで頷いた。



デント「ここはサトシの言う通りだ。暗闇を闇雲に詮索しても分が悪いよ。」



それを聞くとユリーカは「そっか…」と言い落ち着きを取り戻してイスに座った。



サトシ「とりあえず早朝にコウジンタウンに向かって色々調べてから洞窟に向かおう。」




400 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/13 18:39 ID:E08QBdAA


デント「あの辺りは結構な田舎だし洞窟に好き好んで近付く人も少ないだろうから動きやすいよ。」



サトシ「でも思ったんだけど、ヤマが外れたらまずくないか?ユリーカは単独行動まずいとしてもデントとオレで別れて他の地点も張り込むべきじゃないか?」



デント「確かに二手に別れてヤマを張る方が確率は上がるが、敵は犯罪組織だよ。単独行動は避けた方が賢明だ。」



デントは冷静に分析してそれをサトシに告げる。



サトシ「俺はポケモンも持ってる。1人だって危なくないさ!」



ユリーカ「サトシ!相手はポケモンを操る連中よ?今ポケモンを過信しすぎるのは良くないと思う…」



サトシ「…そうだな、すまん。」



デント「でも熱意は尊敬できるよサトシ。とにかく3人で動こう。」



デントの意見に2人は頷く。



ユリーカ「移動は私の車で、あと必要な道具はありったけ車に載せとくわ。」



デント「それは助かる。今日は明日に備えてお開きにしよう。また明日ここで集合しよう。」




デントの言葉で解散となり、それぞれは帰路につくこととなった。



401 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/02/13 18:46 ID:gI2bmj1S
おお...なるほど。
支援
402 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/13 18:49 ID:E08QBdAA


サトシはホテルの部屋に到着するも、まだ眠らずにケンジの携帯にかけた。



数コールでケンジは電話に応答してくれて、声が聞こえる。



サトシ「ケンジ、遅くにごめん!」


ケンジ「良いよ全然!久々に声聞けて嬉しいよ!」



こんな遅くにかけても嬉しそうに話してくれるケンジにサトシは安心感を抱いた。



サトシ「ところでさ…前に俺らがシゲルと戦った事件のポケモンを狂わせることがあっただろ?ポケモンをあの状態にする薬って存在するのか?」



その問いにケンジは考え込むが、サトシに告げる。



ケンジ「うーん…作れなくはないかな?現段階では存在はしないけど…でも勝手に医療庁の許可なくそんな薬作ったら薬事法により罰せられるけどね。」



サトシ「なるほどな。」



ケンジ「できるとしても、ただの薬剤師では作れないと思う。少なくともポケモンの知識と薬学…それにそれなりの設備がないとね。」



サトシ「ありがとうケンジ!」



ケンジ「そんなの聞いてどうするんだい?まさか悪事に…!」



サトシ「あほか!ただ聞いただけってとこさ。ごめんな急に、また連絡する!」



サトシはそう告げると通話終了のボタンを押した。



サトシ「やっぱり敵は只者じゃないな…」



次にサトシはホテル備えつきのパソコンで道具の預かりシステムを開いた。



自身のアイテムをパソコンを使い自動で引き取ったり預けたりできる機能だ。



昔は何気なく使っていたが今思うとすごい技術である。



サトシ「結構使えそうな物を預けていたはず…」




403 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/13 18:57 ID:E08QBdAA


サトシはレボリューション時代に色々活用したアイテムをパソコンに預けていたのだ。



ほぼ戦いに使う道具なため、どちらかというとサトシの預かりシステム内は武器庫に近い存在となっていた。



サトシ「いっぱいあるなー!取っておいて良かった。」



画面には数々のアイテムが表示されていた。



サトシ「コジロウから貰った警棒と煙玉は使えるな…ゴールドスプレーか…あ、メリケンサックはさすがにいらないな…ナイフも過剰防衛…スタンガンはユリーカに持たせるか。」



サトシが読み上げるワードは端から聞いたら物騒極まりなかった。



だがそれくらい今回の計画も危ないものなので今のサトシたちにとっては重宝すべきアイテム達だった。



サトシは使えそうなアイテムを引き出し、リュックにしまい準備を終えたところでようやくベッドに入った。




404 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 20:22 ID:R3mci8XS
支援
405 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 21:28 ID:lb9YphYT
サトシの持ち物こえーよ(汗
支援✖️無限
406 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 21:31 ID:lb9YphYT
ごめん 支援×無限だったわ m( _ _ )m
連貼り失礼
407 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 21:33 ID:xqOh8fv4
支援
408 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 21:58 ID:TWsUiEWB
レボリューションの時にリアルファイトするかもしれなかったのか
409 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 23:48 ID:8nS0kG3G
メガ支援
410 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 23:48 ID:8nS0kG3G
メガ支援
411 名前:名無し 投稿日:2017/02/13 23:50 ID:Ntzin0DV
メリケンサックってwwww
それはそうと大支援!
412 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/14 19:13 ID:b1yf083S


いつもよりも短いす睡眠時間でサトシは目をこすりながらホテルの前に来た。



案の定寝坊してしまい、ホテルの前には既にユリーカの車が待機していた。



サトシ「ごめんごめん!」



サトシは後部座席に乗り込むと同時に謝罪をする。



ユリーカ「遅いよまったく!」



デント「いや、さすがに5時に迎え来られた時は僕も泣きそうだったけど…」



時刻は既に5時半を指していた。


昇りかけた朝日がカロスの町並みを照らし始めていたのがやけに綺麗だった。



それからは談笑をしながら30分ほど車を走らせると、コウジンタウンに到着した。



サトシ「ミアレシティを見たあとにここに来ると田舎って実感するな…」



コウジンタウンは海も隣接していて潮風が心地よい。



まだ6時を回ったばかりなので、田舎町は誰も歩いていなかった。



ユリーカは最寄りのコンビニに車を止めると背伸びをした。



ユリーカ「さあー!やりましょ!」



デント「軽く朝食を買ってくるよ。」



サトシ「俺も。」



サトシとデントはサンドイッチを購入して車内でそれを頬張る。



ユリーカ「とりあえず輝きの洞窟近くの公園まで向かうね。」





413 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/14 19:18 ID:b1yf083S


皆がたどり着いた公園は、公園というより休憩スペースのような場所でトイレとベンチと自販機しかなかった。


ユリーカ「ここからは徒歩で行かなきゃダメみたい。」



ユリーカは地図を広げながらそう呟く。



サトシ「とりあえずユリーカにこれ!」



サトシはユリーカにスタンガンを手渡した。




ユリーカ「…ありがと。」



続いてデントには催涙スプレーを手渡した。




デント「確かに心強いけどさ…どこで手に入れたんだい?」



デントとユリーカはサトシに普通の疑問を投げかける。



サトシ「俺らの仲間にコサンジってやつがいるんだけど、そいつがすごい武器オタクでさ…いっぱい分けて貰ったんだよ。」



デント「なるほどね…」



サトシ「そいつ刀をしょっちゅう素振りして振り回すんだ。危ないったらありゃしないよ…さすがに人には向けないけど。」



サトシは笑いながらそう言うが、ユリーカとデントの顔は引きつっていた。



414 名前:gettwo 投稿日:2017/02/14 19:33 ID:Qf2HIIxc
コサンジwwwwwwww
415 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/14 19:58 ID:b1yf083S


一同は車から降り、輝きの洞窟を目指して徒歩で移動することにした。



デント「輝きの洞窟は光るコケが有名でね、昔は良くその幻想的な光景を求めてカップルで賑わってたんだよ。近くにはコウジンタウンの水族館もあるしね。」



ユリーカ「昔は旅に出たりしてあちこち観光地に回ったりするのが主流だったしね。でも近年は旅に出る人口も激減して、デートも都会の街中が主流になっちゃったからね。今や洞窟も閉鎖的な寂れた感じらしいのよ。」




デント「そのおかげで色んな町が発展したんだけど…なんかこう…寂しいよね。」



カントーだけではなく全国がそんな感じなようだ。


各地のダンジョンは今や訪れる者は物好きな人しかいないようだ。



サトシ「言われてみれば道や街路樹も手入れされてないもんな…昔はそこら辺でポケモンバトルばっか繰り広げられてたってのによ。」



デント「時代が変わったって事だね。あ、あれが輝きの洞窟だね!」




デントが指差す方には伸びきった草木に囲まれてひっそりと真っ暗な穴が覗き込んでいた。




寂れた空気感とマッチしてこの洞窟からは恐怖すら感じとれる。



ユリーカ「看板があるよ。」



入り口付近に錆び付いた看板が立っていて3人は駆け寄り、文字を読む。



【許可なく立ち入った場合は法律により罰せられます】


・管理者コウジンタウン化石研究所







416 名前:名無し 投稿日:2017/02/14 20:29 ID:xMA58je7
イッチさんは xyやったことあるのかな?
417 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/14 20:40 ID:b1yf083S

416様

やった事ないので無知なんです…
418 名前:名無し 投稿日:2017/02/14 21:44 ID:j9zyz8GH
今日はバレンタインデー。
419 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 03:55 ID:X6jCOUTI
イッチさん死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね。し
420 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 06:24 ID:7bCtDAaT
419


そういうお前がな
421 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 14:43 ID:TUDeepnA
419さん
荒らすのやめませんか。死ねっていう言葉、
誰が聞いても心地よくないし...。
ここはイッチさんの作った物語を楽しむところですよ。
イッチさん支援していま~す。
422 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 14:56 ID:jJgdsTIZ
イッチさんて今何歳ですか?
423 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 16:35 ID:Q8CWPvkn
いつ見ても このスレは にぎやかだなぁ
424 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 16:38 ID:G5HtLg6h
419

ピカチュウ、419に十万ボルト!
425 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 16:48 ID:NDDkJnQl
いつもお疲れ様です。
最近今更ながらアニポケのXYにハマりだしたので、まだ出て来ていない人がどう出てくるか特に楽しみです!!
支援します!
426 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/15 17:24 ID:NpBMHwYk

419様

そんさ暴言吐きながらも、さん付けで呼んで頂けるなんてツンデレですか?
427 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/15 17:27 ID:NpBMHwYk

422様

20代前半とだけ…

ポケモンで言えば第一次ルビサファ世代ですね


428 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 18:30 ID:Q8CWPvkn
419さんツンデレー♡ ヒューヒュー
イッチさん面白いこと言いますね〜
そんなイッチさんに支援だー!
429 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/15 19:16 ID:Q32hq317


サトシ「どうするよ?」


サトシは看板の文字を読み皆に意見を求める。



デント「うーん…勝手に入ってもバレはしないだろうけど、万が一があるから一度町に戻った方良くないか?」



ユリーカ「そうね…」



一同は全員合致で一度コウジンタウンまで足を運ぶ。



そして化石研究所兼博物館までやってくると、3人はまた足を止める。



デント「営業は10時からか…3時間近くあるね…」



入り口は閉まっていて表示板にそう書かれていたのだ。



ユリーカ「でも事務室には人がいるっぽいよ…どうにか交渉できないかな?」



ユリーカが事務室を見ながらそう言い出す。




確かに、3時間も無駄にするのはダメージが大きい。



サトシ「一応聞いてみるか…」




430 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 19:19 ID:vBootD0Z
イッチさんも負けてないね。ちょっとスカッとしたよ(笑)
たまに変な奴もいるけど、頑張ってくださいね。たぶんこのスレ見てる人のほとんどはマトモな神経持ってるから。
支援
431 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 19:23 ID:xI15HeD4
430 
同感。雨にも負けず。風にも負けず。荒らしにも負けず頑張れ!
されば必ずいいことがある!
支援!
432 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/15 19:24 ID:Q32hq317


サトシ「すいませーん…」



サトシが事務室をノックすると、こちらに気付いた事務員と思わしき男性が窓口を開けて応対してくれた。



事務員「どうかなされましたか?博物館は10時からですので…」



サトシ「いや、そうじゃなくて実は輝きの洞窟に入り化石や地質について学びたくて…どうか許可書をいただけませんか?」



事務員「あー…一般の方には事前に申請を出して頂いてからなんです。」



デント「今申請するといつ許可が降りるんですか?」



事務員「最短でも…月曜日には出せると思うのですが…」



貴重な土日を無駄にするわけにはいかなく、3人は何とか懇願した。



サトシ「そこをどうにか…」



ユリーカ「お願いします!!」



3人は頭を下げるが、逆に事務員は困惑してしまう。



事務員「うーん…でも係の者が平日しかいないので何とも…」



そこでサトシは自分の身分証を提示した。



サトシ「私、協会職員なんです。観光に行くわけではなくてポケモンの生態や地質を学びたくて…どうか特別に通してください!!」





サトシに続いてデントも自身の名刺を取り出し、事務員に丁寧に渡した。



デント「私はポケモンソムリエとしてカロスで活動しています。同じ理由で洞窟を調べたいんです。」



ユリーカ「私は2人の付き人です!遊ぶわけじゃないんです、どうか土日で調べ物があって…お願いいたします!!」



そこまでやりとりをすると、事務員は首を傾げながら一旦下がり上司らしき人と何やら会話を始めた。




433 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/15 19:30 ID:Q32hq317


しばらくすると事務員は戻ってきて再び窓口から3人を対応する。



事務員「条件付きでの特別許可なら降りるみたいです。」



サトシ「本当ですか??」



デント「でも条件とは?」



事務員「まずお二方の身分証をコピーさせて頂く事と、あと洞窟内の事故については責任を負いませんので…そこだけですね。」



ユリーカ「事故ですか…」



事務員「近年、洞窟内部はこまめな整備がされてないので最悪の場合、崩落なども考えられますので…無いとは思いますが一応。」



3人は賛成して同意書にサインをした。



事務員「あと、洞窟内部での化石の持ち出しとポケモン捕獲は禁止ですので。そこを守って頂ければ…」



3人は頷いて事務員に礼を言うと、何と許可証を手に入れた。



そして、また輝きの洞窟へ向かいだした。



434 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/15 19:37 ID:Q32hq317


デント「よし、また戻ってきたね!」



サトシ「ようやく計画開始だな!」



3人は洞窟前でミーティングを始めた。



デント「まずは洞窟周辺を散策して土地勘を頭に入れよう。」



デントの声で3人は周りを歩き出した。



元々はポケモンバトルスペースだったであろう広場がいくつかあった。



もともと岩場なのか、あまり草木もなく何かに使えそうだ。



デント「でも身を隠すには目立ちすぎるね。」



ユリーカ「あとは草むらに雑木林…隠れたり待機するならその辺が良いね。」



サトシ「この草むらはちょうど洞窟入り口の上あたりか…顔を覗かせれば下が見えるね。」



デント「うん。この草むらの真ん中を刈り取って待機スペースを作ろう。」



サトシ達は道具箱に入れて置いたカマなどで手際よくミステリーサークルのようなスペースをつくり、そこにシートを敷いて簡易的な待機場を作った。



デント「ここで張り込むとして、後は内部の地形の確認だね。」




それを聞くとユリーカはデントとサトシに懐中電灯を渡した。




435 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/15 19:42 ID:Q32hq317


3人は恐る恐る内部へ入る。



迷路のように複数の道があり、中々広かった。輝きの洞窟の由来に当たる光るコケが辺りをボヤーッと照らし幻想的な空間だった。



デント「うん、敵が計画実行するには中々の好条件な洞窟だね。」



サトシ「これだけ広くて長けりゃ隠れながら行けるもんな。」



ユリーカ「ならアレの出番ね。」



3人は入り口へ戻るとある仕掛けを始めた。




ユリーカ「まずは入り口にセンサー…これで誰かが洞窟に入ると私たちが持ってる発信機の音がなるの。」




センサーを土に隠しながら設置してユリーカが洞窟に入ろうとすると、デントが持っている黒い発信機が「ピーッ!ピーッ!」と鳴った。



デント「すごいね!これなら直ぐに駆けつけれるね!」



ユリーカ「欠点はポケモンにも反応してしまうこと…」



436 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/15 19:47 ID:Q32hq317


ユリーカ「だからこのバッテリー式の監視カメラを天井に上手く分かり辛い場所に設置をして…と」



ユリーカは折りたたみ式の梯子をかけて天井に手際よくカメラを仕掛けた。



ユリーカ「これはさっきのセンサーに連動して、センサーが反応すると録画が始まるの。」



ユリーカはまたセンサーを反応させると、サトシが持っているノートパソコンの画面が切り替わり入り口に佇むユリーカの姿が映った。



サトシ「これなら映像確認でポケモンか人間か判断できるな!」



デント「この発信機とパソコンを上の待機場に置いて待ってれば…!」




ユリーカ「そう…犯人と思わしき人物に反応したら入り口に移動して様子を見るの…そして何か起き次第追い詰めれば良いのよ!」



サトシ「洞窟に追い込めば逃げ場はないしな!!」




さすがは電気屋のユリーカであった。
これほどの設備があれば分はサトシ達にあった。
437 名前:gettwo 投稿日:2017/02/15 20:15 ID:xI15HeD4
監視カメラだのセンサーだのサトシが逆に怪しいwww
438 名前:名無し 投稿日:2017/02/15 23:54 ID:Q8CWPvkn
431さん
うまいこと言いますね
嵐と荒らしを掛けるなんてwww
イッチさん頑張って‼︎
439 名前:名無し 投稿日:2017/02/16 00:33 ID:PHF7GPYk
支援
440 名前:名無し 投稿日:2017/02/17 20:50 ID:CivDxRFy
支援
441 名前:大山猛 (おおやまたけし) 投稿日:2017/02/18 09:52 ID:ny8LDlfP
支援する ゴゴゴゴ!
荒らしは コ◯ス!
442 名前:名無し 投稿日:2017/02/18 12:03 ID:gVXfIZoA
>>431
吹くからに 秋の草木の しをるれば 
    むべ山風を あらしといふらむ
を彷彿とさせる
443 名前:名無し 投稿日:2017/02/18 14:54 ID:UAgmhctQ
勝手に動いてるのが協会にバレたらサトシは懲戒までいかなくとも戒告処分くらいは食らいそうだな・・・
支援
444 名前:名無し 投稿日:2017/02/18 15:09 ID:QwqI2PCv
443
そこはタケシがなんとかね
445 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/18 15:22 ID:b8s3Tm4L


3人は設置を終えると上に作った待機場にパソコンを置き、備える事にした。


サトシ「さあー来なさい犯人!」



デント「犯人が中に入ったら入り口を封鎖して逃げ場をなくそう。」



3人は意気込んで待機を開始するも、早くも正午を回っていた。


こうも何のアクションも無いとただ集中力が切れていく一方だった。



サトシ「中々こねえな…」



サトシはあくびをしながらそう言う。



早朝から活動して陽射しが当たらなく風通しの良い場所での待機だ。



眠気との戦いでもあった。



デント「あくまで候補の一つだからね…今日と明日来るとも限らないし…」



ユリーカ「でも来ないとも言い切れない…」




この作戦は設備こそは中々の物だったが場所の特定がままならない無謀な作戦だったのだ。



3人は集中力が切れ行く中ジッと待機を続け、ついには夕方になってしまった。



より一層涼しい風が吹き抜けて太陽はどんどん沈んでいった。



サトシ「夜が来るな…」



デント「ここからが勝負だね…」





446 名前:名無し 投稿日:2017/02/18 18:14 ID:thYj7Cuw
私も眠気と戦っています😑💤
447 名前:東方 丈助 投稿日:2017/02/18 19:51 ID:etWCujz7
グレートですよ、このSSは…
448 名前:東方 仗助 投稿日:2017/02/18 19:53 ID:etWCujz7
漢字間違えてましたすいません…支援
449 名前:地獄のマカロニ 投稿日:2017/02/18 20:23 ID:irTsOW80
支援
イッチさん頑張って下さい!応援してます
450 名前:ぐにすけ信者 投稿日:2017/02/18 21:57 ID:ny8LDlfP
最近 このスレあまり書き込み少ねぇなぁ
と思ったらメッチャ書き込まれてた
頑張れ支援
451 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/02/18 22:12 ID:vZdeYM4s
シエン


シエン
452 名前:名無し 投稿日:2017/02/18 22:55 ID:V2pM7YWF
支援or支援
このss見て明日の英検を乗りきろう。うん。
453 名前:名無し 投稿日:2017/02/19 06:57 ID:q58CPui6
スルースキルもない奴は定時に支援コメしてくれると助かる
454 名前:Sy.Rider 投稿日:2017/02/19 08:17 ID:8g2ZLciH
452
俺も英検w
同じくこのSSを見て乗り切ろうと思う!

大々支援っっ!
455 名前:名無し 投稿日:2017/02/19 09:36 ID:P6VipAJI
もう453スレまできたんだね。すげぇよ!
456 名前:名無し 投稿日:2017/02/19 14:07 ID:mPakzW93
支援
457 名前:名無し 投稿日:2017/02/19 14:07 ID:mPakzW93
支援
458 名前:名無し 投稿日:2017/02/19 18:19 ID:k9MCuOfn
やっと追いつきました!
支援!
459 名前:虹村 億泰 投稿日:2017/02/20 01:10 ID:TqIhGAkU
よぉ〜 仗助
オメェ〜 こんな面白いスレに書き込み入れるなんて 案外元気そうじゃあねぇか!
イッチさん頑張ってくれよ!
460 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/21 16:26 ID:T8zF0ycs


時間は既に午後7時を回り、辺りは完全に真っ暗になっていた。



月明かりが照らし、涼しげな夜風に木々が揺られている。



意外にも日が沈むと同時にセンサーが反応したのだ。



サトシ「ユリーカ!モニターを確認だ!」



デントもモニターに慌てて飛びつく。



デント「ズバットが洞窟から外に向かったんだね…」



モニターには数匹のズバットが洞窟から飛び出し夜空へ羽ばたいている様子が見えた。



サトシ「異常ポケモンではないよな…?」



デント「うん。ズバットは夜になると洞窟外に出る習性があるから至って普通の光景だと思うよ。」



3人は肩を落とすが、センサーの反応は確実という事が分かっただけでもモチベーションの計りとなった。




461 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/21 16:31 ID:T8zF0ycs


その後も何度かセンサーが反応を見せたが、先程と同様にズバットの反応ばかりであった。



サトシ「うーん、中々来ないもんだな。」



ユリーカ「でもきっと…!!」



ユリーカは寝袋に潜って意識を保っていた。
夏とは言え、夜は冷える為防寒対策である。



デント「とにかく、まだ集中していよう。来ないとは限らないからね。」



サトシ「そうだ、ピカチュウに更に周りの警備させるか?」



デント「いや…それも考えたけど相手が悪い…暴くまでは人力で戦うしかないんだ。」



ピカチュウが操られてしまっては元も子もない。



ここはデントの意見が正しかった。

462 名前:名無し 投稿日:2017/02/21 22:13 ID:JNURc5IZ
支援
463 名前:名無し 投稿日:2017/02/21 22:54 ID:wyGI9kYk
支援
464 名前:地獄のマカロニ 投稿日:2017/02/21 23:06 ID:ZV4rWBig
支援
セレナとシトロンの行方が気になる(・ー・.)
465 名前:名無し 投稿日:2017/02/21 23:07 ID:csN2hw8I
セレナの行方が本当に気になる

支援
466 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/22 17:21 ID:Sgmd8KHU


時間は過ぎていきついには日付け変更間近となった。



3人は早朝からフルで活動していたため、疲れはピークに達していた。


眠気という悪魔との戦いの方が今は苦痛だった。



デント「ここからは1時間交代でローテーションして見張らないかい?」



ユリーカ「そうね…このまま起きててもいつか寝そう…」



サトシ「じゃあまず俺があと1時間起きてるから2人は仮眠とってくれ。」



サトシは自分から見張り役を買い、2人を休ませる事にした。



デントとユリーカはサトシに礼を言い、横になるとすぐに寝息が聞こえてきた。



サトシ「さて、頑張るか!」



サトシは協会職員として何度か残業地獄を味わった事があるため、3人の中ではこういう事態には強いのだ。




467 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/22 17:28 ID:Sgmd8KHU


だがサトシの意気込みも虚しく、センサーすら反応は無かった。



サトシ「デント、交代だ。」



デント「ああ…もう1時間経ったのか…サトシ休んでくれ。」



サトシ「サンキュー。」



その後も見張りは1時間度にローテーションしていき、日の出の時間になった。



日の出と共に洞窟から出て行ったズバットたちは律儀に洞窟へと帰還してくる為、センサーは反応して仮眠をしていた2人も慌てて飛び起きたが、モニターを見て肩を落としていた。



デント「でも仮眠とるだけでも体調は良いね。それなりのテイストだよ。」



デントは背伸びをしながら清々しくそう言い放った。



サトシ「それなりって何だよ。」



ユリーカ「あと1日…この作戦が失敗だったらどうする?」



デント「その時はまた練り直そう。」



時間は進む一方だが日が昇ってからは一向にセンサーはポケモンの影すら捉えなかった。



時刻は早くも午前10時を指していたころ、洞窟を目指している人影が道の向こうに確認できた。



468 名前:名無し 投稿日:2017/02/22 21:54 ID:SrKdYk2Z
支援
469 名前:名無し 投稿日:2017/02/22 22:17 ID:1EKABMXv
しえーん
470 名前:名無し 投稿日:2017/02/23 01:41 ID:nF7DFVzF
支援
471 名前:名無し 投稿日:2017/02/24 20:34 ID:7T9SAAfN
支援 支援 支援
472 名前:名無し 投稿日:2017/02/25 00:05 ID:WELuPSFl
支援
473 名前:名無し 投稿日:2017/02/25 00:39 ID:KFoo42VL
支援
474 名前:名無し 投稿日:2017/02/25 01:58 ID:4QzHDoS4
支援!
475 名前:名無し 投稿日:2017/02/25 07:58 ID:Ed8n4hrU
支援(´・ω・`)
476 名前:名無し 投稿日:2017/02/25 16:13 ID:mgXfhikL
しぇーーーーーーーーーーーーン
477 名前:名無し 投稿日:2017/02/25 20:36 ID:RomNzEHK
キミに決めた!
478 名前:名無し 投稿日:2017/02/26 08:58 ID:4WbVo32N
支援
479 名前:名無し 投稿日:2017/02/26 17:11 ID:nCpE7Rts
支援!!!
480 名前:名無し 投稿日:2017/02/26 19:06 ID:ikzfWLmE
ふう〜追いついた
支援支援!
481 名前:名無し 投稿日:2017/02/26 21:49 ID:kOHBm3J3
支援
482 名前:名無し 投稿日:2017/02/27 00:47 ID:WHRYLw6l
ふぅ。ドキドキするな。このあとの展開すげぇ気になる。

大☆支☆援
483 名前:小5でロリコンになってしまった俺 もはやロリコンではない 投稿日:2017/02/27 03:56 ID:3bL669a9
後ちょっとでコメが半分いきますね
今日期末なのに何やってんだよ俺
こんな俺でも愛せるスレ 支援だー
484 名前:名無し 投稿日:2017/02/27 17:24 ID:tZzrTFeK
支援
485 名前:名無し 投稿日:2017/02/27 20:37 ID:T7Rp1K2s
支援!
486 名前:名無し 投稿日:2017/02/28 01:07 ID:Wx1e62LY
サンムーンの作画崩壊に慣れてしまった自分が心のどこかにいる
         
           支援
487 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/02/28 16:39 ID:FHGBG9Dh


ユリーカ「誰だろうあれ…」



ユリーカが近づいてくる人物を見ながらそう呟いた。



デント「多分…管理人かな?」



その人の格好はどうみても発掘調査員の格好だった。
デントの言う事に間違いはないだろう。



サトシ「洞窟に入る許可を得た俺たちに何か用があるのかもしれないぜ!行こう!」



サトシたちは丘を下り、洞窟の前までくると管理人と鉢合わせた。



488 名前:名無し 投稿日:2017/02/28 21:54 ID:9x7FKx0a
おお、更新されてた!続きが気になる
しえん
489 名前:名無し 投稿日:2017/02/28 22:37 ID:sKGAyhfH
>>486
俺も俺も。(その後XYサトシをみて、またSMサトシ見てみろ。悲しくなるぞ。)
490 名前:名無し 投稿日:2017/03/01 07:16 ID:NjSkDUc6
支援
491 名前:名無し 投稿日:2017/03/02 14:33 ID:mXfgylIc
支援
492 名前:名無し 投稿日:2017/03/03 16:11 ID:4KuTbtKW
支援
493 名前:名無し 投稿日:2017/03/03 17:52 ID:9H2xAXQ4
支援
494 名前:名無し 投稿日:2017/03/03 18:21 ID:Oax5ddsF
私立の高校合格したのでゆっくり見れる⊂⌒っ*-ω-)っ
支援!
495 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 00:40 ID:osHcpmEr
支援
496 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 13:26 ID:n1dd5RiS
支援
497 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 13:56 ID:PUVmC5iz
支援
498 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 14:20 ID:yFko0j8o
おわっちゃうよお
499 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 18:36 ID:euQfpfbB
どうなるんだろう
支援
500 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 20:55 ID:P6RxfXOJ
こんなただの名無しが500番取ってしまい申し訳ございませんが

大支援!
501 名前:名無し 投稿日:2017/03/05 23:33 ID:A4BCUCIK
支援
502 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/06 17:45 ID:gVDPNBha


上場を駆け下りたサトシ達に気づき、先に口を開いたのは管理人だった。



管理人「やっぱりあのサトシかあ!!」



その様子に3人は戸惑いを見せたが、1番先に返答したのはユリーカだ。



ユリーカ「もしかして、トロバじゃない!!久しぶり!」



その管理人は大人へと成長したトロバだった。


どうやらサトシとデントが預けた身分証で気づいてこちらに足を運んだらしい。



トロバ「もしかしてと思ったらやっぱりサトシ達かあ!!こんなところで再会するなんてね。」




その言葉にはサトシたちも全くの同感だった。



サトシ「トロバ、写真家目指してたって聞いてたけど撮りに来たのか?」




トロバは以前の旅では写真が大好きだった。
たくさんのポケモンの貴重な写真を集めていてサトシたちも大変勉強になった点はあるのだ。



トロバ「いやあ、その事なんだけど…」



どうやらトロバは写真家を目指していたのだが、大人になるに連れて生活を優先するようになった。


そこで待ち受けていたのは辛い現実だった。



好きという気持ちだけでは写真で食べていけないという現実をトロバは痛感し、職に就く事にして流れに流れた末、現在は化石発掘調査員と化石博物館の事務を兼ねて働いているようだ。



トロバ「趣味ではまだカメラを持って歩いてるけどね…中々成功しなくてね…」



夢を叶えられなかったトロバにサトシも共感して悲しい気待ちとなる。







503 名前:名無し 投稿日:2017/03/06 18:12 ID:Th3HNOYi
支援しまーす
504 名前:名無し 投稿日:2017/03/07 21:16 ID:2vhOVPoa
しえん!
505 名前:名無し 投稿日:2017/03/07 22:26 ID:Y6yVstZe
支援
506 名前:名無し 投稿日:2017/03/07 22:26 ID:Y6yVstZe
支援
507 名前:名無し 投稿日:2017/03/07 22:27 ID:Y6yVstZe
支援
508 名前:名無し 投稿日:2017/03/08 20:30 ID:976LpdBE
支援
509 名前:名無し 投稿日:2017/03/08 22:30 ID:cvoVzgjP
支援
510 名前:名無し 投稿日:2017/03/09 03:04 ID:BIGN3Hnc
久しぶりに来たら続編まで出てた!この話好きだったので嬉しい。
とりあえず支援支援
511 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/09 18:02 ID:PuGYIGO2


トロバ「めずらしく、輝きの洞窟への侵入許可が来たから何を目的にしてるのかなって…」



サトシ「あー…えっとな…」



トロバ「見た感じでは特に見学や化石調査って訳ではなさそうだけど…」



トロバは遠回しであるが、サトシたちに怪しいと告げている。


疑われても仕方がないのだが…



サトシ「わかった、話すよ。実はさ…」



サトシ達はトロバに今行なっている全てを話した。



トロバは驚きながらも協力的な意思を示してくれたのだ。



トロバ「確かに各地で起きてるってのは聞いたけど…まあ侵入許可ならいくらでもいつでも勝手に入ってよ。あとカメラとかも設置してて良いから!」



デント「恩に着るよトロバ!」



トロバ「あともし万が一何か起きたら僕からも真っ先にサトシ達に連絡入れるようにするね!」



トロバはそう言いながら自身の名刺を渡した。



サトシはそれを丁寧に受け取るとトロバに礼を言い、トロバは職務に戻るためコウジンタウンへと帰っていった。






512 名前:名無し 投稿日:2017/03/10 09:54 ID:IrbFCCUt
支援
513 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/10 19:19 ID:Zgo5Mi5M


………どれくらいの時間が経っただろうか。



あれ程カロス地方を照らしていた太陽はとっくに沈み、夜風が突き抜けていた。



サトシ「…だめだったか。」



沈黙を打ち破ったのはサトシだった。
3人は待機場でジッと身を寄せ合ってただただモニターを眺めて耐えていたのだが、ついに断念の意が見え始めていた。



ユリーカ「…悔しいよ。」



ユリーカはそういうと、拳を握り出す。



その悔しさが痛いほど皆に伝わる。


デント「ああ…もはや日付が変わるよ。これ以上は皆、明日に響くだろ?」



サトシが開口してから、諦めムードが漂いついに耐えきれなくなったデントがそう告げた。



ユリーカ「そうだね…皆んなそれぞれ仕事があるものね…昔と違って…」



ユリーカは遠い昔を思い出しながら夜空を見上げる。



サトシ「…でも諦めたわけじゃないぞ。」



デント「その通りだよ。…監視カメラは録画モードに切り替えておけば万が一の時に証拠は手に入る。」



現行犯での確保は厳しいが、何かの証拠さえ撮影できれば次に進める。



ユリーカも強がってはいるが、実際のところは疲労と寝不足が重なり意識を限界の地点で保っていた。



いや、3人がそうだった。



たった2日とはいえ、ろくに睡眠もとらずジッと集中力を保ちながらモニターを眺め続けるのは容易では無かった。



ユリーカはためらうが、ここは引き時と思いカメラを録画モードに切り替え、侵入を知らせるブザーを解除した。



この監視カメラ自体のメモリーは1週間は連続撮影できる。
最新のものなので電池も同じくらいの時間を耐えれるのだ。



実際に管理人であるトロバからカメラ設置の許可は得ていたため、このまま録画していても問題はない。




そう考えると一歩、前進した事は間違いなかった。



514 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/10 19:24 ID:Zgo5Mi5M


3人は帰宅準備を済ませて、ユリーカの車が置いてある駐車場へ戻りそれぞれの帰路へついた。



何故かは分からないが、会話は全く無かった。



最後に会話したことは、デントの「明日また集まろう。」の一言だった。



サトシはホテルの自室へ戻ると、ついに保っていた意識を閉じて眠りについた。



薄れゆく意識の中思った事があった。



それは「うまくいくのか」という疑問だけだった。



サトシだけではなく、全員がそれを感じて眠りについていた。



始めの作戦は敗北に終わり、カメラを設置しただけであった。






515 名前:名無し 投稿日:2017/03/12 00:18 ID:kKavbqz1
支援
516 名前:名無し 投稿日:2017/03/12 12:39 ID:yI7LF7p3
支援
517 名前:名無し 投稿日:2017/03/12 16:59 ID:y9K0uXIQ
支援!

自分的にはレッド&グリーン出てほしいな
518 名前:名無し 投稿日:2017/03/13 02:30 ID:eP2RmOVV
支援
519 名前:名無し 投稿日:2017/03/13 12:58 ID:cD7NL84I
支援支援
520 名前:名無し 投稿日:2017/03/14 19:12 ID:LWrIm6RK
支援
521 名前:名無し 投稿日:2017/03/15 00:47 ID:soM5xnhL
気付いたらめちゃ進んでたw
支援
522 名前:名無し 投稿日:2017/03/15 01:26 ID:H9hzOATn
支援
523 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/16 17:51 ID:9QpGrseh


次の日の朝は、昨晩遅くまで活動していたにも関わらずサトシは目覚ましよりも早くに目を覚ましていた。



サトシ「…時間が足りない。」



サトシは上半身を起こすとポツリとそう呟いた。



カーテンの隙間から朝日が差し込みサトシを照らしていた。




サトシ「せめて仕事がなければな…」



誰もがそう思うが仕方がない事なのだ。



サトシ「まさか臨時職員で来てるのに有給なんか取れないし…体調不良を使ってもホテルにいないとおかしいし…」



サトシの状況は変わらずに仕事をこなしながらこの計画をするという事だ。



考えても時間ばかりが過ぎゆくため、サトシは着替えると憂鬱な気持ちのまま出勤した。





524 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/16 17:58 ID:9QpGrseh


課長「サトシくん、寝不足だね?さては遅くまで遊んでたな!」



課長は冗談交じりでサトシをいじり、デスクに栄養ドリンクをおいた。



サトシ「すみません、仕事に支障ないようにします!!」



課長「良いんだよ。カロスの楽しさも知ってほしいし。体調管理はしっかりね!」




課長は仕事においてどこまでも尊敬できる人だとサトシは思い感謝をした。



サトシ「課長、この書類は完成したのですが…郵送しておきますか?」



サトシも仕事の時間は目の前の仕事に専念していた。



課長「あー…郵送だと時間かかるからな…よし!サトシくん、明日の午前中にでも届けてきて!地図渡すね。」



課長はそえ言いながら引き出しをゴソゴソと探して一枚の紙を取り出すとサトシに渡した。




サトシ「時間かかりそうですね。」



目的地は同じくミアレシティ内であるが、交通量や建物の多さを考えると実際の面積よりも広く感じるのだ。



課長「まあその書類のが優先だから、こっちに来るのは多少遅くとも構わないよ。」



サトシ「わかりました!!」



サトシ(よし。この手があったか…やっぱりこれしかないな。)




サトシはある事を思いつき、ニヤリと笑みを浮かべた。




525 名前:名無し 投稿日:2017/03/16 19:04 ID:oiEHHHBF
支援
526 名前:名無し 投稿日:2017/03/17 00:55 ID:VzyTqcsZ
支援
527 名前:名無し 投稿日:2017/03/17 20:30 ID:zqSc4iFs
今追いついたゾイ。このss面白いゾイ!支援するから頑張ってほしいゾイ!
528 名前:名無し 投稿日:2017/03/17 23:09 ID:Pvl2p5Qp
支援!
529 名前:名無し 投稿日:2017/03/18 01:42 ID:gFdiMsRE
支援
530 名前:名無し 投稿日:2017/03/18 17:16 ID:58nDTqD0
支援
531 名前:名無し 投稿日:2017/03/20 15:42 ID:RXqcqaEL
しえん!
532 名前:名無し 投稿日:2017/03/20 15:42 ID:bmuZSjzu
急かしているんじゃないけどさ
なんか最近ペース落ちてない?
533 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/20 19:21 ID:WbhZIfO5
すみません、この時期多忙でして…
534 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/20 19:26 ID:WbhZIfO5


サトシは退勤前に明日の準備を終えてオフィスを後にするとデントの店へと急いだ。



サトシがドアを開けると、珍しくユリーカが既に到着していた。



サトシ「みんなお疲れ!!」



サトシは元気良くそう言い放つが、2人の返事はどこか気の抜けていた。



それは寝不足や疲労のせいではなく、あれだけ的を絞って失敗した件のせいだろう。



デント「…あれから録画しっぱなしだけど、異変は無いね。」



デントは空いた時間を使い、録画した映像をしっかりと見ていたようだ。



サトシ「その事なんだけど、ユリーカ!提案がある。」



ユリーカ「どうしたの?」



サトシの提案という言葉に興味を示してユリーカは尋ねる。


535 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/20 19:54 ID:WbhZIfO5



サトシ「策も時間も限られてきている…ここで…シトロンの協力を仰ぎたいんだ。」



シトロン、おなじみのユリーカの兄で以前共に旅をした仲間だ。



実はサトシはユリーカと再会した時もシトロンのその後を尋ねていた。


現在は世界に通用する家電・機械メーカーでカロス支部の開発部に勤めていて若くして開発部長を任されているらしい。



だが、サトシが気になった事はその輝かしい実績ではなくユリーカの冷めた反応だったのだ。



少なくともサトシが知る2人は何だかんだで仲が良い兄妹だったのだが…




ユリーカ「…無理よお兄ちゃんは。」



ユリーカはサトシの意見を聞くとやはり否定してきた。



再会した当初も冷たくあしらわれてそこから深くはシトロンについて聞かなかったのだ。




何があったかはわからないが、サトシは何か引っかかっていた。



サトシ「だけど…シトロンがいれば知恵も設備もかなり優勢になるだろ?」



ユリーカ「…忙しいとか言ってロクに相手してくれないわよ。」



ユリーカ曰く、シトロンは滅多に家にも顔を出さずに仕事を理由に年に数回しか帰って来ないのだと言う。



そして電気屋を継がずによそで機械開発をしているということがあまり良く思ってないようだが。



サトシ(他にも理由はあるな…)
536 名前:名無し 投稿日:2017/03/21 01:57 ID:H3x9vPny
支援
537 名前:名無し 投稿日:2017/03/21 16:51 ID:5hoNUT2e
久々に来ました!
シトロン...どないしたん⁉
538 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/21 17:09 ID:Bfin4yEH


ユリーカの態度も険悪になってきたのをデントはいち早く察知して話に割り込む。



デント「まあまあサトシ、家族のユリーカがこう言ってるのだからシトロンの話は置いとこう。」



デントは何か知っているのかもしれないとサトシは思ったがこれ以上この話題を続けるのは無理と判断した。



サトシ「わかった。他の作戦は何かあるか?」



ユリーカとデントは腕を組み考え込む仕草はするものの中々案が出て来なかった。



サトシ「あれ以来事件も起きてないしな…」



デント「やっぱり次起きるとすれば輝の洞窟くらいしか有力なところがないんだよ…」



ユリーカ「人数と時間考えても他の希望が薄い地点を増やしても手が回らないし…」



デント「とりあえず、今週だ。今週の金曜まで輝きの洞窟を録画しよう。それでだめなら…また動ける土日にどうにか考えて行動しよう。」




サトシ「それしかないな…」








539 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/21 17:16 ID:Bfin4yEH


そこまで話し込んでから突然ユリーカの携帯が鳴り出しユリーカは応答をした。



ユリーカ「はい、はい…えー?わかりました。早急に対応します!」



ユリーカは電話を切ると急いで荷物をまとめ直した。



サトシ「ユリーカどうしたんだよ?」



ユリーカ「お客さんのお宅で修理した電気が通らないみたいで…今から行かなきゃいけないの…」



デント「それは災難だ。すぐに行ってあげな。」



サトシとデントは快くユリーカを送り出すと、ユリーカはお辞儀をした後デントの店を出て行った。



サトシ「ナイスタイミング…」



サトシはデントと2人きりになった部屋でそう呟いた。



デント「え?」



デントはそれを聞いてサトシの方を見つめる。



そしてサトシは真剣な眼差しでデントを見つめ返すとこう尋ねた。



サトシ「デント、お前シトロンの事で何か知ってるだろ?」





540 名前:名無し 投稿日:2017/03/21 21:50 ID:ES0y2gue
支援!今まで見たやつで一番面白い!
マサキがスーパーデブ脂肪ニート引きこもり超臭不潔大王ですごかった!!
あとムサシとヤマトは何してるのですか?
541 名前:名無し 投稿日:2017/03/22 01:56 ID:qGX8nxbf
支援
542 名前:名無し 投稿日:2017/03/22 01:59 ID:bUsLeBXN
年度末は忙しいですよね
メガ支援です。
543 名前:名無し 投稿日:2017/03/22 20:14 ID:UPWbMeo9
今日夢にヒカリが出てきた。ヒカリに告白された。たぶんこのスレ見てたからだと思う。てことで支援!
544 名前:gettwo 投稿日:2017/03/23 22:35 ID:vm1FiLMD
>>540
ムサシはジョウトに嫁いだ。
ヤマトは知らんなあ
545 名前:名無し 投稿日:2017/03/24 16:26 ID:Uo7VnELS
イッチさんも年度末で忙しいんだろうな
支援
546 名前:名無し 投稿日:2017/03/24 23:31 ID:oMAuSwNp
支援
547 名前:名無し 投稿日:2017/03/25 11:23 ID:tHHIuT4l
支援
548 名前:名無し 投稿日:2017/03/26 09:49 ID:7u7m8HTx
支援
549 名前:名無し 投稿日:2017/03/26 17:57 ID:smFKaUB6
やっとおいついたー!!支援
550 名前:888 投稿日:2017/03/26 19:03 ID:w3mYyvbH
やっと追いついた
支援
551 名前:名無し 投稿日:2017/03/26 22:10 ID:r17IaLx3
しえーん!
552 名前:名無し 投稿日:2017/03/26 23:42 ID:NtpZG7jJ
支援
553 名前:名無しのst 投稿日:2017/03/27 15:21 ID:M0NIiElp
勉強忙しくて見てないうちにここまで進んでいるとは・・・
支援!(あ~あ、あと少しで中三か。見る暇ねー!)
554 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/27 19:04 ID:zJ0gBz0R


デントは一瞬目をそらすが、サトシはさらに追い込みをかける。



サトシ「事件の事と言いお前隠し事下手くそだな…頼むよ教えてくれ。」




そしてデントは頭をポリポリと掻きながら口を開いた。



デント「あはは…やっぱりサトシには敵わないなあ。」



サトシ「シトロンは今どこにいるんだ?ユリーカの話だと家にはからっきしだし…」



デント「シトロンは今ミアレ内にはいるよ。例の大手会社に従事している。1人暮らししてるようだが厳密な住所は分からない…だから会社の昼休みにでも直接尋ねるのが良いと思う。」



サトシ「なるほどな…そしてなぜ…いまユリーカとあんな溝が…」



デント「…それはサトシ自身が確かめるんだ。その目で…いや、君にしか出来ないと思う。」




デントはそう言うとコーヒーを口にした。



サトシもそこまで聞くと「わかった。」としか言えなかった。



555 名前:名無し 投稿日:2017/03/27 21:19 ID:qzJOTQ8e
支援
556 名前:名無し 投稿日:2017/03/27 21:19 ID:qzJOTQ8e
支援
557 名前:名無し 投稿日:2017/03/28 11:31 ID:A6e6pPfl
めっちゃ支援ぬ
558 名前:名無し 投稿日:2017/03/28 14:14 ID:BxV4n5R7
お久だわ。このスレ
大☆支☆援☆
559 名前:名無し 投稿日:2017/03/28 17:07 ID:Hpnu9X0N
進んでた!久しぶりに来たわ
支援支援
560 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/28 17:42 ID:MquPZ6mm


サトシ「とりあえず明日、シトロンの会社方面に外回りに行くからその時に顔だしてみるよ。」



サトシもそう言うと、注がれたコーヒーを口にする。



デント「そうだね。何せ時間が無いから早いに越した事はないね。」



サトシ「デント、あのユリーカにはさ…」



サトシがそこまで言うとデントは頷きながら返事をした。



デント「わかってるよ。ユリーカには内緒にするさ!…話したら僕までやられそうだしね。」



デントとサトシは苦笑いをして顔を合わせる。



サトシ「頼むぜ!じゃあ今日はここでお暇するよ。」



サトシはそう言うと身支度を整えてデントの店を後にした。




デントはついに一人きりになった自身の店でタバコに火をつける。



そしてフーッと音と共に多量の煙を吐き、1人呟いた。




デント「サトシ…やはり君は選ばれし者だよ。頼んだよ…」



561 名前:名無し 投稿日:2017/03/28 22:26 ID:TRfk5UDe
楽しみすぎる
支援
562 名前:名無し 投稿日:2017/03/29 09:25 ID:4wUrq0QZ
支援
563 名前:名無し 投稿日:2017/03/30 09:09 ID:p1o46fSm
支援
564 名前:名無し 投稿日:2017/03/30 12:25 ID:HonLaGgF
サトシ...選ばれし者...

支援
565 名前:名無し 投稿日:2017/03/30 21:39 ID:9gE3dWlY
追いついた!支援!
566 名前:888 投稿日:2017/03/31 01:51 ID:9TV6Ame2
選ばれし者ソムリエw
567 名前:名無し 投稿日:2017/03/31 02:41 ID:ZTXGhUOi
ヤバい
これはマジ支援
17年前何回も読んでたがまさか続編があったとは、
体に気をつけながら頑張れー
568 名前:名無し 投稿日:2017/03/31 13:38 ID:R8fc9WUV
デントかなりのヘビースモーカーだなw
569 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/31 18:30 ID:KUgkSbpn


日が変わり朝を迎えると、サトシはまず協会の書類を提出するためにミアレシティの西部へと向かっていた。



サトシの勤務地は東部なので真逆の方角である。



もちろん西部のほうにシトロンの勤めている会社もあるのだ。



サトシはタクシーの後部座席で揺られながら、自身の手帳を開き考え事をしていた。



サトシ「あと…1週間きったか…」




今日は木曜日、つまりサトシがカロス地方に上陸してから8日の日数が経過した事になる。



ここまで来ると、さすがのサトシも…いや、サトシだけではなくデントとユリーカも焦りを感じていた。



運転手「お客さん、お急ぎかい?」



サトシは思った事を口に出していたようであり、運転手は反応する。



サトシ「ちょっと予定がね…」



運転手「まあ若いんだから思った事を行動にしな!お、西部の役場についたぜ。」



サトシは運転手のアバウトすぎるアドバイスに礼を言いながらタクシーを降りた。



570 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/31 18:38 ID:KUgkSbpn


そこから歩いてすぐの所にサトシの目的地である西部地区の役場へとたどり着くと、応接室に案内され談笑しながら仕事をこなし始めた。


協会職員「ではこの書類をそちらの課長に渡してください。」



サトシ「はい、わかりました!失礼します!」



サトシは協会職員から茶封筒を受け取るとカバンに丁寧にしまいこんでその役場を後にした。



書類に思ったよりも修正が必要で昼近くまでかかってしまったのだ。



だが、サトシにとっては無駄に時間を潰す必要が無くなったため好都合である。



サトシ「えーと…株式会社カロス電子開発か…」



サトシはネットのマップを開きながら歩き始めた。



シトロンが務める株式会社カロス電子開発は本社をこのミアレシティに構える全国的な家電、機会メーカーである。



サトシの故郷であるカントーにもいくつか支社がある大企業である。



基本家で見かける家電の大半はこの会社が開発を務めている。



シトロンはそこの開発部長というのだから物凄い出世ぶりである。






571 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/03/31 18:47 ID:KUgkSbpn


そうこう考えて歩いてるうちにその会社のビルがサトシの前に立ちはだかった。



サトシ「でっけーな…」



その規模にサトシは驚きを見せた。



高層ビルの隣には専用の巨大な工場や倉庫まである。



さすがは本社である。



サトシは緊張しながらもビルに入り、受付に顔を出した。



サトシ「すみません、こちらのシトロン開発部長に用があり訪ねたのですが…」



受付はそれを聞くと詳しく聞いてきたため、サトシは名刺を渡し旧友という事を伝えると電話をかけ始めてアポを取り始めた。



やはりここでも協会職員という名前は強いようだ。



受付「まもなくこちらに向かうようなのであちらで掛けてお待ちください。」



サトシは受付の案内通りにソファに腰掛けること数分後に、シトロンはサトシの目の前に現れた。



20年ぶりのシトロンは生まれながらの金髪だが、七三分けで身長もサトシ同等で見た目は真面目そうな青年だ。



あの頃よりも目が鋭くなってるのが印象的だった。



サトシ「久しぶりシトロン。ごめんな急に…これ差し入れ!」



サトシはそう言うと先ほどコンビニで購入したグレードが高いコーヒーをシトロンに手渡した。



シトロン「ありがとうございます。…ここだと何なのであちらに行きましょう。」



ここでも応接室のような部屋にサトシは案内されてテーブルにシトロンと向かい合う形をとる。

572 名前:名無し 投稿日:2017/03/31 21:56 ID:0JMaIhVw
超絶支援!
573 名前:名無し 投稿日:2017/03/31 23:31 ID:zLaog6w6
支援
574 名前:ワタソン 投稿日:2017/04/01 04:41 ID:GpTxaH2t
なんかめっちゃ進んでるー。話の内容もかなりグレードアップしてて超面白い。支援!
イッチさんこれからも頑張って下さい。
(あの余裕があれば答えていただきたいのですが、イッチさんの「イッチ」って何から来てるんですか?無理して答えなくてもいいです。)
575 名前:名無し 投稿日:2017/04/01 07:48 ID:6iMqF92I
支援
576 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/01 09:12 ID:EosbZ1gC
574様

単純にスレ主番号である1から由来してます
577 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/01 09:26 ID:EosbZ1gC


シトロン「サトシ…突然どうしたのですか?」



シトロンはサトシに淡々とそう尋ねた。



サトシ「ああ、今出張でこっち来ててさ久しぶりに顔を合わせたいのとシトロンに協力を頼みたくてな…」



サトシはデントとユリーカと事件に取り組んでる経緯も詳しく説明をした。



シトロンは最後まで聞くものの、即座に返事を告げる。



シトロン「…考えておくなど期待を持たせるのも悪いので即決です。それは不可です。協力できません。」



シトロンはあくまで事務的にそう述べた。



サトシ「頼むよ…ユリーカのためでもあるんだぜ…それにお前だって許さない事件だろ…?」



シトロン「いくら妹とは言えもう成人した大人同士、個人の事情はそれぞれで解決すべきでしょう。僕も仕事が忙しいので。」



サトシ「そこを何とか!!シトロンの開発技術な頭脳は武器になる!」



サトシは心から懇願した。
それもそのはずで前回の計画でも機械に特化した人物は組織で重要なのだ。

前回はカガリの素晴らしい功績を身をもって体感したサトシはどうしてもシトロンの協力を欲しかった。





578 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/01 09:34 ID:EosbZ1gC


シトロン「いくら言っても不可です。…それだけ言えばもう話すことはありません。」



シトロンは冷たくあしらった。



サトシ「え…シトロン…」



シトロン「私も仕事の合間に抜け出してる身なのであまり時間もありませんし…お引き取り願います。」



シトロンはそう言いながら立ち上がり、出口に向かおうとしたところにサトシが立ち塞がる。



サトシ「ちょっといくらなんでも冷たくねーかシトロン!」



サトシも先ほどからの冷めた対応でイライラし始めたようだ。



シトロン「何を言ってるのですか?あなたは協力して欲しいと言った。それを私は断った。それだけでしょう?それに今更と言っては悪いのですが、プライベートな話もあなたとするつもりはありませんしね。」



どうやらシトロンはこれ以上サトシと話す気すら無いようである。



サトシ「そんな…」



シトロン「出口までは見送ります。あまりこのオフィスに長居されても困るので、行きましょう。」



シトロンはそう言うと扉を開けて出口まで向かうと、サトシも従うしかなく出口にたどり着いた。



シトロン「それではお気をつけて。」



出口の自動ドアが開き、サトシが出ていくのを見るとそう言い放ちシトロンはサトシに背中を向けた。



サトシ「シトロン!また来るから!俺はまだ諦めないからな!」



シトロンには確実に聞こえているはずだが、そのまま振り向きもせずに職場へと戻っていった。



そしてビルの前にポツンとサトシは佇んでいた。



サトシ「…どうなってんだよ。」



これまで再開した旧友たちの変わりようには多少なりとも驚いたサトシであるが、ここまでのインパクトは始めてだった。


579 名前:gettwo 投稿日:2017/04/01 11:55 ID:udLREFtv
シトロン・・・化けたな
580 名前:名無し 投稿日:2017/04/01 12:03 ID:k3JK740v
支援支援
581 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/01 12:49 ID:xMl19qh0


サトシ「でさシトロンのやつ昔とえらい変わってよ…」



デント「やはりそんな感じか…」



サトシはあの後、ミアレの東部へと戻り同じく営業をしていたデントとアポを取って喫茶店で休んでいた。



サトシ「やはりって何だよ。」



デント「今はユリーカにもあんな感じらしい。まあ詳しくは…自分で真相を突き止めて解決するといい。」



サトシ「またそれかよ…まあ俺もこのまま引き下がるつもりはないからな…」



デント「それでこそサトシだよ。良いテイストじゃないか。」



サトシ「でも明日も会いにいってキレないかな…」



デント「大丈夫だよきっと。なら今日の時点で怒ってるはずだしね。」



サトシ「…充分ご立腹だったんですが。」



デント「かれはなんだかんだで6時には退勤するみたいだからね、帰り道に色々話聞くと良いよ。」



サトシ「ならデントも来て一緒に言ってくれよ!」



サトシはテーブルにうなだれながらデントに助けを求める。



デント「いや…これはサトシにしかできない任務だからね。」



デントは煙を吐きながらそう返す。



サトシ「まあできる限りやるしかないか…」



デント「じゃあ僕は来客があるんで戻るよ。サトシもオフィスで仕事があるだろ?」



サトシ「ああ、ありがとな!」



サトシはデントにシトロンと話した経緯などを伝えて少し話すと解散となりそれぞれ店を後にした。




582 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/01 12:58 ID:xMl19qh0


サトシがシトロンを尋ねて来て数時間、シトロンは時計を気にしながら仕事をこなしていた。



その仕事もひと段落ついて、退勤モードに切り替わっていた。



シトロン「ではそれぞれひと段落ついたようなので退勤にしましょう。」



シトロンの声に数十人の部下が一斉に「はい!」と言い帰宅の準備を始めていた。



シトロンもタイムカードを切り、受付に挨拶をする。



シトロン「お疲れ様です。」



受付「あ、部長!今夜は何をなされてるんですか?」



受付の若い女性がシトロンを誘っているようだ。



シトロン「今日は寄るところがあるので…失礼します。」



だが美女の誘いをヒラリとかわしてデントはビルを後にした。



そしてデントはしばらく歩くとメインストリートから外れた通りに出ると、地図を取り出しキョロキョロし出した。



シトロン「この辺りのはずなんですが……あったあった!」



シトロンは目的地についたようで道路に面しているコンクリート製の階段を下り、姿を消して言った。



その階段の天井にはネオンのオシャレな文字が書いてあり、とてもシトロンが好みそうな雰囲気ではなかった。



そして階段脇に設置してある電光看板にはこう書かれていた。



「ポケモンパフォーマー SERENA ミアレ西部ライブ会場!!」


「幻想的な空間を造り魅力する最高のパフォーマンス!!」





583 名前:gettwo 投稿日:2017/04/01 14:39 ID:udLREFtv
セレナ!?
584 名前:名無し 投稿日:2017/04/02 10:19 ID:aVeQKzpx
セレナキターーーーっ!
585 名前:名無し 投稿日:2017/04/02 18:34 ID:rzT7IkAh
支援求むぞよ
586 名前:名無し 投稿日:2017/04/02 21:44 ID:ZepMnLkR
メガ支援
587 名前:名無し 投稿日:2017/04/02 22:21 ID:7FHuPqVw
魅力→魅了
588 名前:名無し 投稿日:2017/04/03 00:29 ID:uP5YENAB
展開暑すぎる!
支援!
589 名前:名無し 投稿日:2017/04/03 18:12 ID:mTgTfem5
支援
590 名前:名無し 投稿日:2017/04/04 15:41 ID:m8B27KRC
ココ最近の展開熱い!
591 名前:名無し 投稿日:2017/04/04 20:15 ID:ODSj2eND
支援
592 名前:名無し 投稿日:2017/04/04 23:22 ID:DiTqlwgK
支援
593 名前:名無し 投稿日:2017/04/05 08:22 ID:Ftdyf9Wk
途中若い女性がシトロンを誘ったあとなんでデントが若い女性をひらりとかわすん?
594 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/05 12:22 ID:xwOnaxUM

593様からご指摘がありましたが、あの場面はデントではなくシトロンです

誤字ばかりで申し訳ありません。

595 名前:名無し 投稿日:2017/04/05 12:43 ID:4N2hhe9K
支援します。
『旅に出たのは17年前か』と一緒に公式で映画化して欲しいです!笑
ポケモンのSSで一番大好きです。これからも頑張って下さい!!
596 名前:名無し 投稿日:2017/04/05 18:26 ID:8Bjy8AnH
早く続き読みたいです!

597 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/05 19:18 ID:sCAmle6z


シトロンは地下へ降りると、会場とは逆の方向の関係者以外は入れない場所へと進み楽屋部屋へと足を踏み入れた。



シトロン「まだ終わってないみたいですね…」



シトロンは部屋で1人そう呟くと備え付きの椅子に腰かけた。



その楽屋は八畳ほどのスペースに簡易的なパイプ椅子とテーブルと鏡が置いてあるだけのなんとも質素な部屋であった。



シトロンが腰をかけて数分後に楽屋の扉が開かれた。



シトロン「セレナ、お疲れ様です!」



シトロンは立ち上がり、扉を閉める女性に声をかけた。



現在、ポケモンパフォーマーのセレナである。



セレナ「シトロンいつも差し入れもらって悪いわ…」



シトロンはドリンクをライブで疲れ切っているセレナに渡した。



セレナ「ありがと、頂くわ。」



そう言いながら、セレナは当時を思わせるようなブランド色のショートカットヘアをかきあげる。



598 名前:名無し 投稿日:2017/04/05 19:42 ID:r4ySkiMp
やっと追いつきました!
とっても面白いです
頑張ってください 支援
599 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/05 19:47 ID:sCAmle6z


シトロン「セレナ、今日はどうでした?」



シトロンはサトシと話す対応と真逆の対応で優しく話し出す。



セレナ「今日は62名のお客様が来てくれたわ。そのうちファンクラブのメンバーは40人ね。」



セレナはポケモンパフォーマーを職業にしているのだが、その実態は決して華やかなものでは無かった。



不定期にライブを行い基本的に数十名〜の小規模のライブで細々と活動していた。



この業界のインディーズに値する。
そしてセレナは個人事務所を経営しており、たった1人で経理から営業から切り盛りしているのだ。



シトロンはそれの手伝いを自ら買って出てこうして頻繁に顔を合わせていた。



シトロン「…セレナ。あなたはやはりここで留まる人間では…!」



シトロンは手を握り締めながらそう呟いた。







600 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/05 20:07 ID:sCAmle6z


シトロン「セレナ、これを。」



シトロンは内ポケットから一枚の紙を取り出してセレナに渡した。



セレナ「これは…?」



シトロン「あの大手事務所のミアレプロモーションのオーディションエントリー用紙です。」



セレナ「…そう。」



シトロン「あなたはもっと大きな舞台で…世界を相手にできる能力を持っているのです!!どうか…どうか受けるだけでも…オーディションを!!」



シトロンは声を荒げながら必死に懇願した。




いつも間近でセレナを見ているシトロンだから分かることである。



それはシトロンの言う通り、セレナは一流のトップパフォーマーと張り合っても互角…いや、セレナが勝ってもおかしくは無い能力を持っている。



それこそ、テレビに出るようなトップを目指せるのも現実的なのである。



だが、なぜかセレナはこのスタイルを十数年間曲げずに続けていた。



セレナ「シトロン、嬉しいけど…今更大手になんて拾って貰えないし…私なんかが通用するわけないわ。」



セレナは申し訳なさそうにそう呟いた。



シトロン「そんな事はありません…お願いです…手遅れになる前に…もっと上を…!」



いくら能力があっても年齢で弾かれるパターンも多々あるこの世界では、ギリギリでも30代前半がオーディションのラインとされている。



セレナ「それにね…私…満足しているの。周りから見たら細々と小さい活動だけど、生活出来るほど稼がせてもらってるし…ちゃんと職業として成り立ってるのだからこれ以上は高望みしないわ。」



シトロン(やはりだ…あなたはこの話をすると、満足してると言いながら…遠くを見て悲しげな表情を浮かべる…。)



セレナ「そう…高望みは…もうしない。」




セレナは呟くと同時に後ろを向いてロッカーを開ける。



だが、シトロンは最後セレナが呟いた時に更に悲しい目をしていた事を見逃さなかった。




601 名前:名無し 投稿日:2017/04/05 20:13 ID:orXrtmew
高望み…

そーいえばこのssはサトヒカだったなぁ…
602 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/05 20:19 ID:sCAmle6z


シトロン(あなたは…他の理由があって大舞台を避けてるのでは…?そうとしか思えません…やはり…)



シトロン「セレナ…あなたは通用しないと言った…しかしあなたは以前にPKM48の主要メンバーに抜擢されましたよね?」




PKM48とは国民なら誰もが知るアイドル界の頂点に立つグループだ。



セレナは十代の頃ではあるが、このグループのセンター候補の声が掛かった…だがセレナは首を縦に振らずに断りを入れたのだ。



セレナ「それは若い時だし、それにたまたまよ…アイドルのスカウトなんて誰にでも声をかけるでしょ?」



シトロン「…あの時あなたがPKMに入ってたら間違いなくセンターはあなたのものでした。」



ちなみにセレナがいないグループでは、ホウエン出身のルチアという女性がこのグループの頂点に立ち卒業後の現在も伝説のセンターの異名を持ち、テレビに引っ張りだこなのだ。



そのポジションがセレナでもおかしくはなかった。



セレナはそれだけ光る逸材なのだ。


だが、どんなに声が掛かっても全国デビューはする事がないまま現在まで時が流れた。



セレナ「私がルチアに勝てるわけないわ!私はこれでいいの!わかった?」



シトロン「…えぇ。」



シトロンは腑に落ちない様子で返事をした。



そしてシトロンはこう考えた。




シトロン(あなたが世間に出ないのは…誰かに存在を知られたくないから…ですか?)




その真偽はセレナしか分からない。



セレナ「さて、この話はおしまいね!!シトロン、ご飯に行きましょ!!」



603 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/05 20:32 ID:sCAmle6z


2人は近くの料亭へと足を運んで、食事を楽しんでいた。



この時くらいはシトロンも先ほどの話題を出さずに楽しんでいた。



セレナ「明日も同じ場所でライブやるから喉痛めないようにしなきゃ。」



セレナはそう言いながら水を飲む。



セレナのライブではパフォーマーがメインであるものの、合間にはギターを持って抜群の歌唱力で観客を魅了させるのだ。



シトロン「そうですね。声は大切にしなきゃ。」



セレナ「明日のチケットも今日くらい売れてるから、気合い入れて頑張らなきゃ!」



シトロン「でしたら今日は酒なんて飲まずにこの後帰りますか。ゆっくり休んで明日に備えて下さい!」



セレナ「ありがとうシトロン。私、自分が描いてた夢…誇りを持って取り組む。」



仕事の話では、セレナはダイヤのように輝く笑顔を見せる。



シトロンはそれを見て安心できて、元気を貰える。



シトロン「では、会計済ませてきます。」



セレナ「あっ、私も払う…待って!」



シトロンはセレナの声も聞かずに会計を済ませた。



2人は店を出ると、セレナがお礼を告げた。



シトロン「良いんですよ。私なんてこれくらいしか出来ませんし…」



セレナ「シトロンがいて助かる。本当に昔から頼りっぱなしで…」



シトロン「そんなことありませんって。…明日の夕方また顔を出しますね!」



セレナ「ありがとう。それじゃ、おやすみシトロン。」



セレナは腕時計を確認するとシトロンと逆の方角へと歩き出す。



シトロン「はい!おやすみ…セレナ。」



そうしてそれぞれの夜が過ぎて行った。




604 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/05 20:35 ID:sCAmle6z

やっっっっっとセレナを出せました!
リクエストが圧倒的に多くてセレナの人気ぶりに驚いたものです。


これからの展開に期待して下さい!
605 名前:最強のポケモントレーナー 投稿日:2017/04/05 22:27 ID:Oc8Wyzju
乙です!
とても面白いです。
これからも頑張ってください。
支援しマース
606 名前:gettwo 投稿日:2017/04/06 08:59 ID:qc6htIKm
セレナって明らかにサトシを避けている・・・・?
607 名前:名無し 投稿日:2017/04/06 16:37 ID:ZzPCFq0E
支援
608 名前:名無し 投稿日:2017/04/06 18:41 ID:c70V9KYi
支援!
609 名前:名無し 投稿日:2017/04/06 18:45 ID:rlM1jZkA
このままサトセレで再会しちゃったらどうなっちゃうんだろ...?
支援
610 名前:名無し 投稿日:2017/04/06 20:35 ID:0vZ09sxJ
シトロンとセレナくっついたりぃ?
支援
611 名前:名無し 投稿日:2017/04/07 16:00 ID:2AieDUjg
頑張れ👍
612 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/07 18:25 ID:U9CRxYsf


そしてまた夕方の時刻……



2人が行動を起こしていた。



サトシ「さて、仕事も早めに終われたしもう一度シトロンに会いにいくか…」



サトシは急ぎ足でタクシーを捕まえると、シトロンのもとへと急いだ。



一方、シトロンも仕事を定時で切り上げると今日もセレナと食事をしようと予定を立てていた。



シトロン「セレナ…あなたはもっと上に立つべきです…」



シトロンは今日も女優の発掘オーデションの書類をカバンに忍ばせていた。



サトシ「シトロン…」



シトロン「セレナ…」



サトシ「俺は諦めないぜ!」



シトロン「僕は諦めません!」




613 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/07 18:31 ID:U9CRxYsf

シトロンはセレナのアパートへと尋ねていた。


それはごく普通のアパートで、セレナの事務所兼自宅というやつだ。



セレナ「ごめんお待たせ!」



セレナはライブで疲れ切ってるはずなのだが、メイクも服装もしっかりと決めている。



シトロンはその様子を見て嬉しさを覚えていた。



シトロン「ではいつものイタリアンにいきましょう!」



セレナ「やった!あそこ本当好き!」



まるで子供のように嬉しがるセレナを見てシトロンは安心する。



そして2人は街を歩き抜けていった。



614 名前:名無し 投稿日:2017/04/07 23:37 ID:5VhTUmzf
めっちゃ進んでる!嬉しい!
支援します。
615 名前:名無し 投稿日:2017/04/08 01:46 ID:HiHK7h1w
これってまさかシトセレか?ww
616 名前:888 投稿日:2017/04/08 02:51 ID:vrZaii1e
サトヒカなのにセレナのリクエストが殺到…
さすがとしか言いようがないでござる
イッチさん支援しておりまする
617 名前:名無し 投稿日:2017/04/08 21:04 ID:XG4RTgaW
サトセレにしてほしい気持ち山々やけど、やっぱりサトシには浮気はして欲しくないよね。
だからシトセレが一番ええのかな?

取り敢えず支援!
618 名前:名無し 投稿日:2017/04/08 21:17 ID:3EFxG2R9
普通はサトセレなのにサトセレじゃないところが、面白い。
619 名前:名無し 投稿日:2017/04/08 22:40 ID:B4UVPihF
1作目からぶっ通しで読んだがすごく面白い!!!
支援です
620 名前:マジキチ 投稿日:2017/04/08 22:56 ID:vCO2D80Q
このスレいいよね 他スレと違ってハーレムルートが無いから。 お身体に気をつけてくださいね
621 名前:名無し 投稿日:2017/04/08 23:13 ID:E8ZVsBl7
楽しみに待ってます
622 名前:gettwo 投稿日:2017/04/09 00:13 ID:oCslLj0q
シトセレという発想w
623 名前:名無し 投稿日:2017/04/09 11:21 ID:BmbTa9WS
617同感w
サトセレ好きだけど、サトシには浮気してほしくない...。

支援
624 名前:名無しのst 投稿日:2017/04/09 15:01 ID:tz9SluTi
勉強ほっぱかして見に来ました!この展開、後がとても楽しみです!
625 名前:名無し 投稿日:2017/04/09 15:09 ID:mu34A7NM
支援
626 名前:名無し 投稿日:2017/04/09 19:28 ID:wvzlrTOY
久々に1から見直してたら
新しい話始まってる!

支援!!!
627 名前:名無し 投稿日:2017/04/09 22:05 ID:Qd8HpqKS
サトセレにしてほしいけど...
浮気も見たくない...
628 名前:名無し 投稿日:2017/04/09 23:37 ID:eD3zmKwv
サトセレ勢が積んでしまうスレ僕はサトアス派だけどサトセレ以外の女性カップリングなら全部好き
629 名前:名無し 投稿日:2017/04/10 17:56 ID:XnQ1qUV6
ヒカリしか認めへんで!
630 名前:イッチ 投稿日:2017/04/10 18:07 ID:KKuhWZZe


サトシ「うーん…たしかこの辺りの店がシトロンの行きつけだってユリーカは言うんだけどなあ…」



サトシはスマホの地図アプリを開きながらそう呟き、辺りを見渡す。



サトシ「あったあった!あれか!」




そう言ってサトシは店を見つけると前で待ち伏せを始めた。



サトシ「しかしシトロンもこんな洒落た店に来るなんて彼女でもいるのかな?」



そしてシトロンも一歩ずつサトシに近づいている。



シトロン「もうすぐですよ。予約も取ってますからすぐに入れますから!」


セレナは嬉しそうに笑う。




それを見てるだけでシトロンの心は満たされていた。



…数分後までは。


631 名前:gettwo 投稿日:2017/04/10 22:05 ID:Ey5IuZmo
ここでばったり会うか
632 名前:名無し 投稿日:2017/04/11 17:46 ID:zwq8pkPP
しえん
633 名前:名無し 投稿日:2017/04/11 17:47 ID:7n3OCcHh
支援
634 名前:名無し 投稿日:2017/04/11 20:24 ID:S39F9zBe
支援
635 名前:名無し 投稿日:2017/04/11 20:25 ID:S39F9zBe
支援
636 名前:名無し 投稿日:2017/04/11 21:11 ID:lyIoRHJE
いけ!メガカメックス!支援弾だ!
637 名前:名無し 投稿日:2017/04/11 21:50 ID:S9PUQuof
酉付いてないけど本人?
638 名前:名無し 投稿日:2017/04/12 01:22 ID:c5WyrTLf
>637
ホントだ!
イッチさんのミスだったらいいけど…
なりすましダメ! ゼッタイ!
639 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/12 19:14 ID:LbXq7gkK
630の更新は私の投稿で間違いありません。
ミスで付け忘れました…
640 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/12 19:22 ID:LbXq7gkK


サトシは店に向かって歩いて来るシトロンに気付いて手を振りだした。



サトシ「シトロン!!」



その様子にシトロンも気付き、シトロンは舌打ちをした。



シトロン「…なぜ。」



そう呟くシトロンをよそにセレナも気付きシトロンに尋ねる。



セレナ「シトロン、あの人友達?」



シトロンは血の気が引いた顔で適当に流した。



シトロン「あ、まあ知り合い…ちょっと話してきます。すぐ終わるのでここで待機していてください!」



シトロンはそうセレナに告げると駆け出した。



だが予想に反してセレナも駆け出す。



セレナ「ちょっと友達なら紹介してよね!シトロンの友達なんて珍しいんだから挨拶くらい!」



シトロン「え!?いや待っててくださいよ!」



シトロンが足を止めて強気にそう言い放ったが、時は遅く気付くとサトシは既に目の前まで来ていた。



シトロンは更に血の気が引いた。



シトロン「…くそ…最悪だ…」



シトロンは頭に手を置いて空を見上げた。


641 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/12 19:28 ID:LbXq7gkK


サトシ「ごめん、今日も話したくてさ来ちまった…」



サトシは申し訳無さそうに言うが、シトロンは鬼のような形相をしていた。



シトロン「…………アポくらい取ってからにしましょうよ。」



サトシ「だってどーせ言ってもまともに相手してくれねーだろ?」



シトロン「来たところで逆効果ですよ。本当に。食事をしなければいけないので、失礼します。」



シトロンはまだ気付いてないセレナの手を引いて店に入ろうとしたが、サトシが声をあげた。



サトシ「おい…セレナ!?」



セレナは顔をサトシに向けると、手を口で覆ってバックを地面に落とし驚いた。



そして数秒の沈黙の後、口を開いた。



セレナ「…さ、サトシ?」



シトロン「終わった………」



実に20年ぶりのサトシとセレナの再開であった。
642 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/12 19:35 ID:LbXq7gkK


サトシ「…その…久しぶり…だな。」



セレナ「ええ…久しぶり…。」



2人は、無数のあの頃の日々とそれぞれの想い…たくさんの事が駆け巡りそれだけ交わすと2人とも沈黙が続いてしまった。



その様子を見たシトロンはイライラしながら会話に入る。



シトロン「あーもう!とにかく今日は忙しいんで!セレナも行きますよ!」



サトシ「あ、あぁ…ごめん…。」



サトシは謝り、その場を去ろうとしたが思わずセレナが引き止めた。



セレナ「待って!!!」



その声にサトシもシトロンも驚く。



セレナ「…せっかくシトロンを訪ねて来てくれたんだから…一緒に食事したら…?」



更に予想外の言葉に更に驚く。



サトシ「い、いいのかシトロン?」



その質問にシトロンはすぐ答えず、数秒の沈黙の後に口を開いた。



シトロン「……セレナがそう言うなら。」



何やら不服そうだが、シトロンはセレナの意見に賛成をしてくれたようだ。



643 名前:名無し 投稿日:2017/04/12 20:26 ID:xxcl110e
おー!
ついに会った!
でも、なぜシトロンはあれなんだろ...?
支援and支援!
644 名前:名無しのst 投稿日:2017/04/12 21:25 ID:NYrlFHss
どうしたシトロン!おまえらしくないぞ?気になる!
超絶支援!
645 名前:天使 投稿日:2017/04/13 07:04 ID:Vfb89xTw
シ、シトロンが舌打ち⁉︎
らしくない、、、
もしやシトロンはセレナのことが、、、
646 名前:gettwo 投稿日:2017/04/13 08:16 ID:KZLUgKZ5
ま、まさか・・・w
647 名前:名無し 投稿日:2017/04/13 19:37 ID:NInWjdlf
ユリーカが誰かをキープ出来なかったからシトロンがグレたか?

支援 圧倒的支援
648 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/13 20:17 ID:0VhJwwGU


店には2名で予約していたのだが、突然の人数追加にも店員は快く了承してくれて3人は席に着く。



このメンバーでまた食事をする時が来るとは誰が思っただろう。



だが、依然サトシとセレナはギクシャクしていた。



サトシ「ごめんな邪魔して。」



セレナ「そんなことないのよ…」



シトロン「とりあえず早く注文決めてください。」



シトロンが冷めた感じで催促すると、2人はメニュー表を手に取り店員に注文を告げた。




サトシ「それでさシトロン…」



サトシが自身の頼みを言おうとしたがシトロンは聞かずに門前払いをする。



シトロン「その事は昨日話した通りです。私には時間もありません。」



だがその様子にセレナが食いつく。



セレナ「さっきから、あの件とか…何かあるの?」





649 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/13 20:22 ID:0VhJwwGU


シトロン「いえ、何でもありません。」



シトロンは即答する。



サトシ「うん。何でもない。」



セレナ「いや何でもないわけないでしょ?余計きになるわ…教えて!」



人とは目の前で隠し事をされると追求したくなるものである。



シトロン「いえ、セレナには教えられません!」



シトロンはそこまで言い合えてから、「しまった!」という顔をする。



サトシ「…アホ。」



シトロン「何ですって?」



セレナ「やっぱり何かあるのね!知りたいわ!」



ここまで来るとセレナも口調が強くなる。



サトシ「…なあシトロン言ってもいいじゃないか?ここまで来たら隠すほうが怪しいぜ。」



シトロン「…勝手にどうぞ。そもそも僕には関係ない話ですしね。」



シトロンがそう言うと、サトシは計画の事を話すとともにシトロンの協力が欲しいことも全て話した。



そこまで言い終えると、セレナから予想もつかない言葉が出た。



650 名前:名無し 投稿日:2017/04/13 20:56 ID:WNdIbBL6
まさか…セレナが黒幕⁉︎
651 名前:gettwo 投稿日:2017/04/13 21:24 ID:vsC8i7F4
>>650

それな 俺も思った
652 名前:名無し 投稿日:2017/04/13 21:29 ID:OsvlD5ph
あの、ここの人こういうの多いなって思ったことなんすけど、
考えつきそうなことでも、先を探るような発言やめません?もしそうだった時、イッチさん少し上げにくいと思うんですけど。

場を乱してすみません。
盛り上がって来ましたね、
大大大支援です!
653 名前:名無し 投稿日:2017/04/13 22:35 ID:JWfAdTe3
全くね、652の言う通りだよ。考察は自分の頭の中だけにしようね?

そんなことより、イッチさん、頑張れ!!
支援
654 名前:名無し 投稿日:2017/04/14 11:09 ID:CITnImkb
650の奴です

申し訳ありません
今後こういうコメントは差し控えます
655 名前:gettwo 投稿日:2017/04/14 15:38 ID:V80GAzEi
そうですね・・・すみません
656 名前:ジョー 投稿日:2017/04/15 01:12 ID:qntVWf7c
イッチさん、ご無沙汰です

かなり盛り上がって来たようですね。

年度始めで大変だと思います投稿楽しみにしています。

これからも支援続けますね
657 名前:名無し 投稿日:2017/04/16 00:03 ID:iXL6NtIQ
支援
658 名前:名無し 投稿日:2017/04/16 00:55 ID:mNUwDKSw
つ、ついにサトセレが出会った。。。
659 名前:名無し 投稿日:2017/04/16 16:08 ID:52p2jiIz
追いついた!支援!
660 名前:名無し 投稿日:2017/04/17 15:28 ID:BejvKsfk
先月からゆったり読んでたけど、まさか追いつくとは思わなかったwww
支援!
661 名前:名無し 投稿日:2017/04/17 15:38 ID:uFpwx5I8
メガ支援です‼
662 名前:名無し 投稿日:2017/04/17 23:32 ID:m4XBDtW4
支援
663 名前:名無し 投稿日:2017/04/18 00:45 ID:Dn3nLsp3
支援!
664 名前:名無し 投稿日:2017/04/18 15:02 ID:HKlMcOXO
我が心に答えよ、キーストーン!支援を超えろ!メガ支援!!
665 名前:名無し 投稿日:2017/04/19 19:04 ID:EwdDct2l
続きが楽しみすぎます。
支援
666 名前:名無し 投稿日:2017/04/19 21:01 ID:8hCQhOyQ
支援
667 名前:名無し 投稿日:2017/04/20 22:31 ID:IBxb0mkD
し!え!ん!
668 名前:名無し 投稿日:2017/04/21 16:32 ID:ThRUqxF6
なんだかんだと言われなくても

言ってあげるのが世の情け。

支援。
669 名前:名無し 投稿日:2017/04/22 09:49 ID:zuhYOxVE
サトセレ出たわね
670 名前:名無し 投稿日:2017/04/22 17:24 ID:YWpOAqTc
次楽しみにしてます。
支援
671 名前:名無し 投稿日:2017/04/23 16:51 ID:xDAfe62x
支援、きみにきめt
672 名前:名無し 投稿日:2017/04/23 19:35 ID:ZOKt414I
えん
もくろーですもあ
673 名前:名無し 投稿日:2017/04/24 01:43 ID:BjMEsrFj
シエンネ
674 名前:名無し 投稿日:2017/04/24 09:58 ID:Po9mNxti
あれっ?
メガ支援が完璧な姿になってパクられてるw

引き続きメガ支援!
675 名前:名無し 投稿日:2017/04/24 16:42 ID:0rFfZLSk
イッチさんアニポケアローラ見てるのかな?

イッチさん頑張れええ!

ゼット技、ウルトラダイナミック支援っっっ!
676 名前:名無し 投稿日:2017/04/24 22:00 ID:1M03Yg6A
ついに…出会ってしまった……!!
サトセレ意外認めたくないのにシトセレを認めざるを得ない神SS!イッチ様マジ最高!!!これからもマイペースで無理なく頑張って下さい!!


Z技:ちょうぜつしえんれんげき

支援 支援 支援 支援 支援 支援
 支援 支援 支援 支援 支援 支援
677 名前:名無し 投稿日:2017/04/25 12:42 ID:YvmpUbJ0
全身全霊で〜(お〜お〜)MAXハイテンション大きな声でし・え・ん
678 名前:暇人 投稿日:2017/04/25 13:34 ID:0csH5G5d
支援
679 名前:名無し 投稿日:2017/04/25 15:17 ID:MKahUNOD
もう少しギャグセンのいい読者はいないのか……

もちろん支援
680 名前:名無し 投稿日:2017/04/25 17:50 ID:BCRBDabV
年齢層が低いだろうから、レスの寒さやクサさはある程度は致し方無い。その場末感も楽しまなきゃよ

支援
681 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/25 18:34 ID:Xz7i0fNL


セレナ「サトシ、今すぐデントのとこに案内して。私もそれに参加するわ。」



その言葉を聞くと水を口に運んでいたシトロンが「ブハッ!」と咳き込んだ。



そして勢いよくグラスをテーブルなに置いてシトロンは反論する。



シトロン「セレナ!何を言ってるんですか!!」



声も荒々しく、周りの客がその様子を見てザワつきだす。



サトシ「ちょっとシトロン落ち着けよ!」



サトシは小さな声でシトロンに耳打ちをするがそれでもシトロンの勢いは収まらなかった。



シトロン「何ですか!大体あなたが来なければこんな事にはならなかったんだ!」



シトロンのその発言もサトシの怒りに点火する結果となりサトシも言い返した。



サトシ「何だと!!そんな言い方はないんじゃねーか!?」



そこまで来ると周囲はヒソヒソと話しだす。




「なんだなんだ?三角関係のもつれか?」



「せっかく楽しく食事してるのによ…」



「どうやら不倫の示談中らしいぞ…」



客は次々と的外れな予想を口にし、いたたまれなくなったセレナが店員を呼び会計をして逃げるように3人は店外へと飛び出した。



682 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/25 18:41 ID:Xz7i0fNL


店を出た3人は最寄りの公園へと立ち寄っていた。



シトロン「セレナ、あまり変な気を起こしてはなりません!!」



セレナ「私は正常よ!!…何より楽しそうだし。」



セレナのその言葉にサトシは答える。



サトシ「セレナ、楽しむとかそんな事じゃないんだ。ポケモンだって犠牲が出てる。楽しむだなんて不謹慎だ。」



セレナもサトシの言葉を聞くと慌てて否定をした。



セレナ「ごめんなさい!そういうつもりじゃないの……私は昔みたいに…みんなで何かを行動したい。…あの時の旅みたいに…」



シトロンは手を握りしめて遠くを見つめるセレナを傍観するしかできなかった。



セレナ「例え一瞬でもいい…また昔みたいに……」



サトシ「セレナ…だけど何があるか分からない…危険だ。」



セレナ「私は大丈夫。」



シトロンもそこで会話に割り込む。



シトロン「だいたいセレナは仕事が忙しいでしょう!」



それにセレナは首を振る。



セレナ「しばらくライブも舞台も無いからオフなのよ。…だから少しの間だけでも私はみんなと心を一つにしたい!!」



どこまでも澄んだ瞳を見るとこれ以上はシトロンも止める事はできなかった。



683 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/25 18:48 ID:Xz7i0fNL


セレナ「だからシトロンも一緒に事件を解決しましょ!!」



セレナはそういうとシトロンの手を握り、懇願した。



シトロンは数秒黙り込むが、ゆっくりと首を縦に下ろした。



サトシ「シトロン…!!!」


セレナ「また…再結成ね!」



サトシとセレナは嬉しそうにシトロンに目を向ける。



シトロン「再結成…ですか。…期間限定のね。」



シトロンはそういうと眼鏡をグイっと上に上げる。



サトシ「シトロンほんとにありがとな。」



サトシはシトロンに駆け寄り礼を言う。



だがシトロンはそっぽを向いて答えた。



シトロン「勘違いしないで下さい。…私はあくまでセレナの協力者です。」



セレナ「シトロンは今まで私の仕事とかあらゆる面で手助けしてくれたの。」



サトシ「なんだよシトロン!やっぱお前クッソ嫌味たらしいけど良い奴に変わりねーじゃねーかよ!」



サトシは心から喜びながらシトロンと肩を組んではしゃぎだした。



シトロン「だーーっ!もう近いです!離れて!それに一言余計です!!」



セレナはその光景を眺めて笑みを浮かべていた。



その様子はまるでカロスを巡り出す時にみた光景だった。



684 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/25 19:48 ID:Xz7i0fNL

支援はどんな形でもありがたいですよ。
とても励みになります。

あとアニポケアローラは見てませんw
なんならBWもXYもDPも見てないです…
685 名前:名無し 投稿日:2017/04/25 20:01 ID:SkqauPRz
ゲームで言えば金銀からの、アニメで言えばDPからのファン

支援永遠に
686 名前:名無し 投稿日:2017/04/25 20:05 ID:SkqauPRz

ミスった
永遠に支援

スレ潰し申し訳ない
687 名前:名無し 投稿日:2017/04/25 20:06 ID:2M8zP992
なにも見てないのに神作書けんのかよ...。
すげぇなぁ...w
688 名前:名無し 投稿日:2017/04/25 20:10 ID:FstQZiCf
ゲーム知識と、見てないってことはググっての知識か
それだけでここまで雰囲気出せるのはすごいなぁ

多少の変化は大人になるまでに色々あったで済ませられるし

今後とも支援!
689 名前:名無し 投稿日:2017/04/25 20:44 ID:XUF03SDy
セレナ最高かよ(ToT)
展開がますます熱くなってきたな!!
シトロンも何だかんだ良い奴じゃん笑

メガ支援!!!
690 名前:名無し 投稿日:2017/04/26 00:58 ID:AcohGsRo
さすがセレナ!
優しい心は今も健在だ!
691 名前:名無し 投稿日:2017/04/26 06:43 ID:Q11OeVGf
支援
続き気になります
692 名前:名無し 投稿日:2017/04/27 19:53 ID:NsQxm3tH
イッチ頑張れ〜
支援です。
693 名前:わたかず 投稿日:2017/04/27 20:03 ID:6b5HY2Ma
久しぶりに来たら展開に追いつけなかった∑(O_O;)イッチさん、忙しいですが、頑張ってください!一生読者ですヽ(*´∀`)ノ
694 名前:名無し 投稿日:2017/04/28 08:21 ID:bBTjlOBF
おいついたー
しーえん!
695 名前:名無し 投稿日:2017/04/29 00:43 ID:5qN6ALLb
支援
696 名前:名無し 投稿日:2017/04/29 13:12 ID:czf3lQ5b
支援、早く続き
697 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/04/29 17:12 ID:cel46NrE


ユリーカ「デント!まだ残らなきゃだめなの?」



ユリーカはテーブルからそうデントに問いかける。



デント「ああ、今しばらく待てば良いことがきっとあるよ。」



デントは、はぐらかしながらそう返すとユリーカは頬を膨らませながらテーブルに突っ伏した。



デント「サトシ…頼んだよ。」



デントはタバコの煙を吐きながらユリーカに聞こえないよう、そう呟いた。



ユリーカ「サトシは仕事で遅くなるっぽいし…今日は解散した方が良いんじゃない?」



だがユリーカはしびれを切らしてデントにそう言う。


かれこれ数時間待っていたらしい。



デント「計画に必要な事は忍耐だよユリーカ。」



デントがそう言ってなだめたところで、店の扉が開きベルの音が室内に響いた。



そしてデントは口笛を吹いて声を上げた。



デント「グッドタイミングだね!」

698 名前:名無し 投稿日:2017/04/29 18:00 ID:ABrJXJyE
来てた!支援!
699 名前:名無し 投稿日:2017/04/29 18:19 ID:KhFcXdqQ
支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援
700 名前:名無し 投稿日:2017/04/29 21:15 ID:xkmnnXwd
ついに役者が...!?

ついに700か!頑張れええええイッチさーん!
支援...!
701 名前:名無し 投稿日:2017/04/29 22:20 ID:nULpLA0E
支援なう
702 名前:名無し 投稿日:2017/04/29 22:48 ID:orDFVREI
今遊助のVが頭の中で流れてるわw

マジでこの作品映画化なりアニメ化なりして欲しい!(本音)

と言うわけで…メガ支援!!
703 名前:名無し 投稿日:2017/04/29 23:00 ID:rdjDWgjq
にょほほ〜
じぇびえん
704 名前:gettwo 投稿日:2017/04/30 11:51 ID:SRPI5oHn
役者はそろった・・・か?
705 名前:支援者 SHIEN 投稿日:2017/04/30 21:32 ID:ZLfaQAMg
やっと揃ったどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

というわけで支援。
ところでイッチさんって神様なの?アニポケ見ずに神SS書けてるあたり神としか言いようがない。
706 名前:名無し 投稿日:2017/04/30 22:05 ID:WUYAP9w8
706だったら・・俺、イッチさんの元に行って、ゲッタンしながら支援するんだ!
707 名前:名無し 投稿日:2017/04/30 22:07 ID:WUYAP9w8
あっ、 みんな…俺旅に出る。 イッチさん待っててくれ!
708 名前:名無し 投稿日:2017/04/30 22:30 ID:wg1Fph9O
俺たちはもっともっと強く...!

支援...いくぞおおおおおおおおおお!

709 名前:名無し 投稿日:2017/05/01 13:33 ID:6SCDNaLf
>>708
コウガァ!(支援でござる!)
710 名前:名無し 投稿日:2017/05/01 15:16 ID:J9R5JS5H
支援
711 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/01 18:29 ID:1EKtrkcS


サトシ「ただいまー…。」



サトシは待っているデントとユリーカにそう言うと、続いてシトロンとセレナも会釈をした。



ユリーカ「おかえり!!って…えー!?」



ユリーカは二度ほど3人を見渡して口を押さえた。



サトシ「デント…見た通りだ!」



サトシは嬉しそうにデントにそう声をかける。



デント「さすが、サトシならやってくれると思ったよ!!」



セレナ「ユリーカ、久しぶりね。」



ユリーカ「ほんとよ〜!連絡くらいしてよ!!」



ユリーカはセレナの元へと駆け寄って手を掴み合いながら会話をする。



セレナ「ごめんね、色々忙しくて…」



ユリーカ「それと隣にいる人も久しぶりですね。」



シトロン「…ええ。ユリーカ。久しぶりです。」



2人は兄妹だからか、久しぶりの再会は気まずそうだ。



ユリーカ「お兄ちゃんの事にあんまり口出しはしないけど、せめて実家には顔だしてあげてね!」



ユリーカは寂しそうにそう言う。



シトロン「……そうですね。…この件が終わり次第そうします。」



ユリーカ「この件ってことは…?」



セレナ「ユリーカ!私達も力になるわ!!」





ユリーカ「みんな…」



ユリーカはそれを聞くと涙ぐむ。



ユリーカ「ありがとう…セレナ…お兄ちゃん。」



シトロン「私は!セレナがしつこく誘ってくるから…仕方なくです!!」



シトロンは腕を組みながら違う方を見る。



セレナ「…ほんとに素直じゃないんだから。」



デント「頑固なテイストだね。」



サトシ「今時な。」



シトロン「うるさいですよ!早く会議とやらをしましょう!!」



712 名前:名無し 投稿日:2017/05/01 20:47 ID:Y6GhoT3i
シトロンは大人になったらマジでこんな感じになりそう。
正直、xy&zにかじりついてたサトセレ大好きの最近のss書きよりずっとキャラをしっかり把握できててマジですごい

支援
713 名前:UNKNOWN◆7mMhpffKaM 投稿日:2017/05/01 22:39 ID:ckBesZs1
コノSSハジツニスバラシイ

ムリノナイペースデガンバッテクダサイ。カゲナガラオウエンシテイマス。

シエン
714 名前:紅魔族の人 投稿日:2017/05/02 20:22 ID:o4wtyBw9
我が名は カニィ このスレを支援する者
ヤベェ シトロンがツンデレすぎる。
715 名前:ピカチュウ 投稿日:2017/05/02 20:25 ID:o4wtyBw9
>>708
ピカピカァ ヂュー! (バリバリ)
716 名前:名無し 投稿日:2017/05/02 21:10 ID:UzUENqOw
個人的にジミー出てくんないかな...って思ってる(((ボソッ


それはどうでもいいから、支援♪
717 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/03 07:41 ID:gnPPTbk9

GWは更新できるかわかりません、すみません…


ちなみに連休を利用してディズニーシーへ来てます

どなたか遭遇してるのかもしれませんね!
718 名前:名無し 投稿日:2017/05/03 15:22 ID:Ncw6uLhm
支援
719 名前:名無し 投稿日:2017/05/04 00:09 ID:vzie0lGj
>717

イッチさん
自分のペースでじっくりやって下さい。
体調だけは崩さずに。

それではベストウィッシュ♪(デント風に)
720 名前:名無し 投稿日:2017/05/04 18:24 ID:FlEOl5bu
支援

連休ディズニーシーは、どうだった?
超絶大混雑だった?
721 名前:名無し 投稿日:2017/05/05 11:01 ID:x9u6ZJBo
イッチ…お前は絶対に許さないこのssを見て惑わされた人たちのために俺は絶対にお前を倒すくらえ!
〈超究武神支援 〉
722 名前:わたかず 投稿日:2017/05/05 17:26 ID:ZPf1pmkL
支援です(*´_ゝ`)
723 名前:匿名希望 投稿日:2017/05/06 19:19 ID:43OipUI5
SIEN
724 名前:名無し 投稿日:2017/05/07 04:16 ID:mNhPeoCR
サンムーンのアニメの代わりにこのssアニメにしてほしい(絵はxy&zの時の絵で)
支援です
725 名前:名無し 投稿日:2017/05/08 01:09 ID:lDB1D6SQ
724同感

アニメ化マジでしてほしい

超絶支援
726 名前:名無し 投稿日:2017/05/08 01:57 ID:OHe4ms0n
はぁ学校か…
727 名前:名無し 投稿日:2017/05/08 23:12 ID:5mQhLKeH
このポケSSアニメ化にすごく期待!
この中に 同人アニメ作るの得意な奴が居ることに期待を込めながら 大☆支☆援!
728 名前:名無し 投稿日:2017/05/09 21:27 ID:3WXiyqF4
支援ダー
729 名前:名無し 投稿日:2017/05/10 21:46 ID:MlfvDw3b
オラオラァ 支援コメがすくねぇぞぉ!どうしたぁ!おまいらぁ!お前らの支援はそんなもんかよ!イッチさんを圧迫しない程度にコメ書けヤァ!
730 名前:名無し 投稿日:2017/05/11 19:26 ID:3fHN9vDv
>>729
ウルセーーー
















イッチ頑張れ‼支援
731 名前:名無し 投稿日:2017/05/11 20:01 ID:viEI4Kha
>>723さん

みなさんスレがなくならないように支援を控えてるんですよ。

少なくとも私は2日に一回くらいは見にきてますからね、イッチさんのペースで頑張ってください。
もちろん支援
732 名前:名無し 投稿日:2017/05/11 20:04 ID:bqigYSlu
ただの支援でなぜか731に叩かれる723www

支援支援支援
733 名前:名無しのst 投稿日:2017/05/12 09:12 ID:6sdDUATm
修学旅行楽しかった〜!
というわけで支援
PS.試験近くて読む暇ねー!
734 名前:名無し 投稿日:2017/05/12 11:44 ID:eZQQ3V50
支援
735 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/12 18:21 ID:qKZbzO27

長らく空けてしまいすみません。

たくさんの応援ありがとうございます!
736 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/12 18:28 ID:qKZbzO27


デント「ああ、すまないね。」



デントが先に席に着くと、皆はシトロンを中心に座り始めた。



シトロン「それでは大体のいきさつは聞いたのでマップを見せてください。」



シトロンはデントからマップを受け取ると広げて見つめ出した。



シトロン「…なるほど。確かに事件発生ポイントと被害ポケモンを見るとあなた達の推理は的を得てますね。」



ユリーカ「でも次の事件はピタリと止まってしまったの…」



シトロン「……恐らく…いや…確かに輝きの洞窟が怪しいですね。他の同様スポットでの侵入の難易度などを考えると。」



シトロンは簡単に淡々と頭を使い進めていた。



流石は一流企業で鍛えた、取り仕切りと頭脳は凄まじかった。




737 名前:名無し 投稿日:2017/05/12 19:03 ID:Fibu8p4e
スレ汚し申し訳ありません。
的は射るものであり、得るものではありません。

大変失礼しました。引き続きメガ支援です。
738 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/12 19:19 ID:qKZbzO27

すみません、誤字でした。
指摘ありがとうございます!
739 名前:名無し 投稿日:2017/05/12 19:31 ID:f71ulA9w
やだ...シトロンかっこいい////

支援
740 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/13 06:51 ID:WXNX6aHv


シトロン「そこでなぜここまで限定されてるのに一向に何も起きないかと言う疑問点についてですが、気付いた事があります。」



シトロンがそこまで言うとデントが発言をする。



デント「ああ、僕もそれを今日言おうと思っていたんだよ。」



サトシ「何か分かったのか!?」



サトシ、ユリーカ、セレナはそれを知りたく答えを急かす。



シトロン「それはですね…」



デント「恐らく組織側の目的…旧協会の目的でもあったポケモンの対人兵器化というのが伺える。他の事件発生ポイントは全て…人が集まる地点に隣接しているんだ!」



シトロン「そうです。私も言おうと思っていました…つまり!!」



デント「輝きの洞窟はそれがない!!近隣に人が集まる地点が無いんだ。コウジンタウンと言っても結構な距離がある。そのため兵器化の実験を図るには厳しい場所なんだ。」



デントの言うことはその通りだった。



シトロン「…そうです。」



シトロンは言おうとした事がデントに言われ不服そうだ。



デント「つまり特定された輝きの洞窟で敵を誘うには…洞窟付近に大勢の人を集めなくてはならないんだよ!!」



シトロン「はい。それに他の洞窟などがターゲットとなっていれば既に起きてるはずです。ここまで何もないと…輝きの洞窟で間違いありません!!」





741 名前:名無し 投稿日:2017/05/13 08:48 ID:8IqCwbar
支援
742 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/13 13:42 ID:VU4FAPB3


サトシ「なるほど…言われてみればあの辺は無人地帯だな…」



デント「しかし人を集めるって言ってもどうやって…?数人程度じゃあ意味ないだろうし…」



シトロン「そこなんです。それに敵組織にもそこに人が集中する事を知らさなければならない…」



一同が頭を抱える中、セレナは立ち上がった。



セレナ「それなら私が洞窟付近でストリートライブを行うわ!!」



セレナはそう言うと同時に強い眼差しを皆へと向けた。



それを聞くと誰よりも先にシトロンが立ち上がる。



シトロン「何言ってるんですか!!それはあなたの身が危険に晒される!!」



セレナ「シトロン!なら…集まってくれる一般市民は危険に晒されても良いの?」



セレナがそう言い返すとシトロンは何も言えなかった。



デント「だけど…それをしたらセレナの言う通り集まる人に危険が及ぶ…」



セレナ「私の身は大丈夫。それにダテに長年アクロバットをやってないわ。ポケモントレーナーもしていたし…いつでも臨戦態勢は取っておく。」



サトシ「なら俺ももしもに備えてイベントスタッフとして待機しておく。すぐに戦えるようにな!!」



デント「あとシトロンも備えておくといい。これまでの例を見るとせいぜい1匹のポケモンが襲いかかってくるだけだ。混乱は生じても僕らが束になって防衛すれば抑え込むことも容易だろう。」




ユリーカ「決まりね!!」





743 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/13 16:30 ID:o0XvJVwo



デント「以前張り込みをした時場所は見ていたが昔のバトルフィールドなど広場はすぐ近くにある。その辺りを会場とすれば大勢を収容できるはずだよ。」



シトロン「なら…明日の土曜日に私とセレナでコウジンタウンへ出向いて市長の許可を得てきます。」



サトシ「なら俺も同行してトロバに協力を要請するか。」



デント「いや、サトシはここに残ってユリーカと3人で作戦を組もう。トロバには後ほど僕が話しておく。」



デントは何やら曇った表情でそう伝えた。



サトシ「ああ…わかった。」



シトロン「後は決まり次第、ウェブで宣伝はします。2日後の話なので効果があるかはわかりませんが。」



皆はシトロンの意見に異論はなかった。
コンピューターに関してはシトロンが1番優れているからだ。

744 名前:名無し 投稿日:2017/05/13 23:42 ID:gdC7uA9P
支援
745 名前:名無し 投稿日:2017/05/14 01:18 ID:4NlwNRA9
はっはっははっは...すっげ...。

続き気になる...w

支援
746 名前:匿名希望 投稿日:2017/05/14 14:55 ID:PXzJR9kq
シ・エ・ン
747 名前:名無し 投稿日:2017/05/14 19:44 ID:UWGHfOYS
支援
748 名前:名無し 投稿日:2017/05/15 00:36 ID:BdSNs8k4
アホ バカ
749 名前:名無し 投稿日:2017/05/15 12:36 ID:rq4RUxig
支援
750 名前:名無し 投稿日:2017/05/15 17:03 ID:3TjUFvTE
支援
751 名前:名無し 投稿日:2017/05/16 20:44 ID:MZcz6gAU
748さんででいってください。
752 名前:名無し 投稿日:2017/05/17 00:28 ID:X7dOZTMq
支援
753 名前:名無し 投稿日:2017/05/17 17:10 ID:F8Sya5Ii
支援
754 名前:名無し 投稿日:2017/05/17 17:13 ID:eVNa42yw
頭の中でサトシ・セレナ達の声が聞こえてくるね!
(シトロンももちろんw)
いつも楽しみにしていま〜す!

メガ支援!!!
755 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/17 18:01 ID:iWbGu8T0


ーーーーー同時刻 ミアレ西部 某ライブハウスにて



「うーん…今日の集客も微妙だったな…ギッリギリだ…」



数日前にセレナがライブを行なっていた会場で今日は違うパフォーマーがライブをしていたようだ。



そして楽屋でパソコンと対面しているこの男は、大人へと成長したティエルノだ。



ティエルノ「…はあ…トップダンサーを諦めて芸能裏方になったけど、全然だな…」



ティエルノは元々ダンスが好きな少年だったが、成長するにつれプロダンサーへの願望が強くなり芸能界に飛び出した。


特別優れたものは持っていないため、ティエルノが考えたのは珍しい肥満の巨漢ダンサーだった。


もともと周りにくらべ太り気味であったティエルノはそれを活かしダンサーを目指すも数々のオーディションには次々と落選。


やっと獲得する仕事は地区の盆踊り大会など、ローカル中のローカルな仕事ばかりで数年前に将来の危機を感じて泣く泣く挫折した。



そのダンサー時代に副業のアルバイトで稼いだ資金で、芸能プロダクションを設立し現在に至る。



だがそれも芸能に関しては華やかなミアレシティの中でもかなりの弱小で無名ダンサーや無名地下アイドルが少々所属しているだけで、ティエルノが夢見た事は到底実現できてはいなかった。


756 名前:名無し 投稿日:2017/05/17 18:30 ID:4rpZrrrg
ティエルノ・・・( ;∀;)
757 名前:名無し 投稿日:2017/05/17 20:57 ID:lZ7Th7uB
なんかみんな悲しすぎるだろ
758 名前:名無し 投稿日:2017/05/18 08:52 ID:CCQVUy8b
支援
759 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/18 17:14 ID:5qN1fFC7


それでもティエルノは諦めず、自分の挫折した経験をバネにマネジメント側に回り夢見る若者達を大舞台へと送りたい気持ちは人一倍あるのだ。



そしてパソコンと対面していると、楽屋の扉が開いた。



「あー今日も疲れたわ!!ティエルノ!売り上げはどう!?」



ドアを開けるなりすぐにティエルノにそう尋ねた人物は、顔つきから予測できる年齢の割には派手な衣装を身にまとった紫髪の女性だった。



ティエルノ「ああ、ムサビー。今日もなんとかプラスってところかな…」



ムサビー「キーーッ!!なんでなのよ!!この私のライブよ!?どうしていつも少ないのよ!!」




ムサビーは床を乱暴に踏みながらそう言う。




このムサビーは元ロケット団でコジロウの相方だったムサシの芸名である。



実はムサシは10年ちょっと前にムサビーの名前でポケモンパフォーマーとしてデビューし、全国にその名を知らしめた。



メイクも衣装もパフォーマンスもド派手でそのセクシーが高く評価された。



さらにそれだけの実力とともに女王様のようなキャラも大衆に受けて華やかな生活を送っていた。



だが素でのその強欲な性格なためパフォーマーだけでなく、タレント活動にも手を広げた。



はじめはよくテレビ出演もしていたが、その性格が災いして失言、失態、素行不良を繰り返してテレビ局から俗に言う干されるという状態においやられる。



かくしてパフォーマンス一本で再スタートを図るも全盛期ほどの人気は出ず、さらにムサシ本人が仕事を選びすぎたため仕事も減っていった。


760 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/18 17:25 ID:5qN1fFC7


更にそんな状態で突然、ジョウト地方在住の貿易会社の若社長と電撃結婚し自身の仕事が無くても華やかな生活は変わらなかった。



これにより芸能界に喧嘩を売る形で結婚したムサシへのパフォーマーとしての招集も完全に途絶えてしまう。



だがムサシは若社長の専業主婦となり不自由のない暮らしを続けて完全に天狗となっていた。



…しかし、その華やかな生活も長くは続かず2年前に若社長の不倫が発覚。



あえなく離婚し、ムサシは再び途方に暮れる事になる。



だがムサシもただでは転ばず、不幸中の幸いで多額の慰謝料が転がり込む。



そのおかげでなんとか仕事をせずとも暮らしていたが、さすがに危機を察知してカロス地方へ戻り、ティエルノと組みもう一度華を咲かせるべく1からパフォーマーとして取り組む。



だが世間は冷たく、今更ムサビーの再デビューには見向きもせず売れずに悩んでいた。




761 名前:名無し 投稿日:2017/05/18 19:22 ID:474SkA6T
ムサシキター!!!!!
支援!
762 名前:名無し 投稿日:2017/05/18 19:42 ID:2thDelip
ここでまさかのムサシかよ!
すげぇ!

予想をはるかに超えたわw

楽しみだああああ!

引き続き大支援!

763 名前:名無し 投稿日:2017/05/18 21:03 ID:jKeypd9a
支援
764 名前:名無し 投稿日:2017/05/18 22:11 ID:ZyaBjLxT
えっ、マジ???

発想が(もちろん素晴らしい意味で)斜め上を行っていた!!!

すごい!熱すぎるっしょ(*'▽'*)

メガメガ支援!!!!
765 名前:最強のポケモントレーナー 投稿日:2017/05/18 22:18 ID:80jPB6A9
スレ汚しすみません!
ムサシには…
ムサシには…
ムサリーナが一番合うんだよー
って思うやついるかな?
(AG,DP世代なら分かってくれるはず)
支援してマース!
766 名前:名無し 投稿日:2017/05/19 06:24 ID:8LsP1Crj
ムサシか、しくじり先生みたいなことしてるな
767 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/19 17:24 ID:zArh3pS5


ティエルノ「まあまあ…プラスなだけ良いじゃないか。世の中食えない人もたくさんいるんだし…」



ティエルノはムサシをそうなだめる。



ムサシ「…悔しいわ。私は昔はドームで万の客を相手にしてたのよ!」



ティエルノ「それはもちろん知ってるよ!!」



ムサシ「それが今や町外れの極小会場でライブなんて…キイーッ!!」



ティエルノ「とほほ…あのムサビーと組めばいけると思ったのに…」



ムサシ「なんとかしなさいよ!腐っても社長でしょ!!」



ティエルノ「まあ明日は一緒にコウジンタウンに売り込みにいこう。」



ティエルノはポケットから手帳を取り出して中を見ながらそう言う。



ムサシ「またそんな田舎に!?」



ティエルノ「ああ、うち所属のアイドルがコウジンタウンの交通安全ポスターのモデルに起用される事になってね!」



ムサシはそれを聞くとまた溜息をつく。



ムサシ「はあ〜あんた、紅白出場くらいさせてあげなさいよ。」



ティエルノ「はは…まあ目標はね…。でもこの機に乗じてムサシも売り込めば何かで使って貰えるかも知れないから!」



ムサシ「わかったわかった。じゃあ明日迎え来てね。帰るわ。」



そう言うとムサシは荷物を抱え早々とその場を後にした。



ティエルノ「い、いつの間にタクシーを…ははは…また明日領収書渡されるんだろなあ…」



ティエルノはその場にポカーンと佇んでいた。





768 名前:名無し 投稿日:2017/05/19 20:45 ID:Tl29Xex1
紅白(笑)
ポケモンの世界でも紅白あるんだ笑
769 名前:名無し 投稿日:2017/05/19 22:12 ID:dMP1eoqA
支援
770 名前:わたかず 投稿日:2017/05/20 03:42 ID:tBhkqfPi
(´;ω;`)ポケモンマスターになるためにみんな学校行ってないから就職活動大変だろうなぁ…支援
771 名前:名無し 投稿日:2017/05/20 15:10 ID:6fINlWkK
ムサビーじゃなくてムサヴィのような…
支援
772 名前:名無し 投稿日:2017/05/21 11:42 ID:k4zKDWrV
773 名前:名無し 投稿日:2017/05/21 22:47 ID:thxt2WxJ
支援!
774 名前:名無し 投稿日:2017/05/23 06:39 ID:lMDhEsKx
支援
775 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/24 17:13 ID:cqtmePYT

夜が明け金曜日へと日付が変わると朝からコウジンタウンには、デント、シトロン、セレナの姿があった。



仲間内では作戦を立てているものの、肝心の管轄内の役所が許可を出さないと意味がない。


そのため3人はコウジンタウン町長の元へと来ていた。




役場を尋ねると意外にも早く応接室へと3人は案内された。



そして扉を開けると町長が座っていて、こちらに気付くと立ち上がり丁寧に挨拶をした。




町長「遅くなって申し訳ありません。私がコウジンタウンの町長です。」



町長といえど、所属はサトシと同じ協会職員のため3人は対応に緊張する。



シトロン「初めまして。突然お時間をいただきありがとうございます。尋ねる前にお電話で話した通りなのですが…」



シトロンが話し出すと町長は丁寧に対応しだした。



町長「えーと…輝きの洞窟付近の元バトルフィールドで路上ライブを行いたいとの事ですね?」



シトロン「ええ。こちらが今回パフォーマンスをするセレナです。」



シトロンがセレナへと振るとセレナは頭を下げて話しだした。



セレナ「私がカロス地方で活動させて頂いております、ポケモンパフォーマーのセレナです。」



町長「いやー、これはべっぴんさんですね!なるほど!」



セレナ「2日後とお時間の無いところですが、どうか場所を貸して頂けないでしょうか?」





776 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/24 17:22 ID:cqtmePYT


これに対して町長はまた意外にも前向きな対応をしてくれた。



町長「私共としましても、今やコウジンタウンはカロス地方でも過疎が目立つ町でしてね…経済面でも博物館や水族館もここ数年は赤字で暗いんですよ。ですからそういった話はありがたいですし、是非して頂きたい!!これを機に町興しの一歩となれば嬉しいですね。」



セレナ「ありがとうございます。ギャラなどは一切頂きませんので、完全観覧無料のライブにします。」



町長「それも助かります!ライブ開催はもちろん許可しますよ。町内にも広告を出して宣伝はします!」



シトロン「ありがとうございます!!当日は我々数名がイベントスタッフとして早くに乗り込み準備を致しますのでどうかよろしくお願いします!!」



町長「こちらこそよろしくお願いします。」




セレナと町長は握手を交わし、何とかライブ開催が決定した。



話が終わると町長は急ぎ気味で立ち上がり時計を確認する。



デント「もしかして、やはりお忙しいところでしたか?」



その様子を見てデントは申し訳なさそうに尋ねた。



町長「いやいや、この後に違う件で話し合いが入っていたのを忘れてましてね…私が悪いのですが。」



シトロン「それは失礼致しました。それではそろそろ私共はお暇させて頂きます。」


シトロンを先頭に3人は町長に深々と頭を下げてお礼を言った。



777 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/05/24 17:27 ID:cqtmePYT


ちょうど同時間にティエルノたちが役場を訪ねていた。



ティエルノ「どうやらなんか先に他の人と話し込んでるみたい…」



ティエルノは待合スペースで待機しているムサシとアイドル4人組へそう告げた。



ムサシ「何ですって!?前から決めてた時間くらい守りなさいよね!私が文句言ってやるわ!!」



ムサシはそう言いながら立ち上がるとティエルノとアイドルは慌ててムサシをなだめた。



ティエルノ「しょうがないよ…町長は忙しいんだよ。」



ムサシ「あ、どうやら終わったようね。ドアが開いたわ。」



ティエルノ「よし、行こうか。」



一同が立ち上がると、セレナ御一行が応接室から出てくるのをティエルノは確認した。



ティエルノ「あ、どうもー…って…シトロンかい!?」



すれ違いざまにティエルノがシトロンへ気付いてそう言った。






778 名前:名無し 投稿日:2017/05/25 00:19 ID:STUBRxbF
支援
779 名前:名無し 投稿日:2017/05/25 00:32 ID:93nDL0ah
支援
780 名前:わたかず 投稿日:2017/05/25 12:57 ID:449calDu
イッチさんの面白いです!実は私もssやってます。お互い頑張りましょうヾ(*´ω`*)ノ
781 名前:名無し 投稿日:2017/05/26 08:29 ID:gDOvb5wU
紫煙
782 名前:名無し 投稿日:2017/05/26 14:56 ID:EPpEKam1
サトシとムサシの絡みが見てみたいw

あとサナ、プラターヌ博士、ショータ、アランがどうなっているのか密かに気になっていますw

我が心に答えよ!メガ支援っ!!
783 名前:名無し 投稿日:2017/05/27 16:34 ID:5c14kDSe
もう全キャラ出す勢いで進めたら良い気がしてきた



支援
784 名前:名無し 投稿日:2017/05/27 17:30 ID:benf1Axk
めちゃめちゃ
支援!
785 名前:わたかず 投稿日:2017/05/28 08:34 ID:2igvoXpe
定期的に来ています!イッチさん、無理はしないでくださいね、頑張ってください!支援
786 名前:名無し 投稿日:2017/05/31 13:39 ID:rkKKN2dq
こんな…こんな神ss見せられたら…支援するしかないじゃないか!
787 名前:名無し 投稿日:2017/06/01 07:09 ID:pDqWKBn7
支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援死ね支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援
788 名前:名無し 投稿日:2017/06/01 11:29 ID:BCjt7mGK
787さん
さりげなく死ねを入れるのはやめましょう

何はともあれ…
イッチさんに届け、支援ストーン!
支援を超えろ…メガ支援!!!
789 名前:名無し 投稿日:2017/06/01 15:15 ID:x14wSrOs
>>788
寒っw
なんだよ支援ストーンってwww

イッチ頑張ってね
支援
790 名前:名無し 投稿日:2017/06/02 11:37 ID:UddGfpIS
支援
791 名前:名無し 投稿日:2017/06/04 09:56 ID:kbqHrn3o
イッチさんいつもお忙しい中ご苦労様です。

毎度の事ながら楽しみにしています!

メガ支援( ´ ▽ ` )ノ
792 名前:名無し 投稿日:2017/06/04 12:43 ID:Sa3QNUzf
しえーん

だぜ!
793 名前:名無し 投稿日:2017/06/05 22:29 ID:1FWrRrNh
イッチさん最近忙しいのかな?
体調崩さないようにしてくださいね〜
更新されるの楽しみに待ってます支援
794 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/06/06 19:20 ID:IFjhPXya


シトロン「ティエルノ!久しぶりですね!!」



ずいびん日が空いた再会のため一瞬誰かわからなかったようだが、すぐに一致しシトロンはティエルノと握手を交わした。



ティエルノ「僕らは町長と会議があってね…その様子だとそちらも町長と話していたみたいだね?」



シトロン「ええ、実は日曜にセレナがこの付近でストリートライブをやる事になってその話し合いで…」



シトロンが話し終わる前にティエルノはセレナに反応して駆け寄る。



ティエルノ「おー!!セレナじゃないかあ!久しぶりだね!」



ティエルノにセレナは快く握手をする。



セレナ「久しぶりねティエルノ。ダンサー辞めてからは会うことが無くなったから心配だったわ。」



ティエルノ「いやー…でもセレナはパフォーマー続けてるんだろ?それなら良かった!」




町長「おや、ティエルノさんたちとお知り合いでしたか。」



賑やかな様子を見にきた町長はそう発した。



795 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/06/06 19:29 ID:IFjhPXya


ティエルノ「町長!ご無沙汰です!」


町長「すまないね、時間過ぎてしまって…」



ティエルノ「そんなことないですよ。それより知り合いが町長の元でライブをするとは友人として嬉しい限りです!」



ティエルノが町長と話し込んでいると、それまでずっと黙っていたムサシが話しに割ってくる。



ムサシ「あら、なら私もストリートライブやるわ。」



ティエルノ「げっ!ムサビー何言ってるんだ!」



ムサシ「私もやるわ!このジャリガールよりも私の方がすごいんだから!」



ティエルノ「おいムサビー…」



セレナ「あなたはムサシ…いや、ムサビーね!お久しぶりね!」


セレナはずっと昔かムサビーの存在と正体に気付いていたようだ。



セレナ「ならムサビー。2人でコラボしてライブはどう?」



ムサシ「何ですって?…でも時間と場所を考えるとそっちのが賢明ね…良いわ!特別に一日限りのタッグを組んでやるわ!」



ティエルノ「えー!本当に良いのかいセレナ?」



セレナ「もちろん。あのムサビーとやれるなんて。パフォーマンスだけは一流だし。勉強になるわ。」



ムサシ「キーーッ!!パフォーマンスだけとは何よ!」



ティエルノ(確かにそうなんだよなあ…ほんとにパフォーマンスだけは良いんだけど…)




796 名前:名無し 投稿日:2017/06/06 21:20 ID:fu7H7cIN
支援
797 名前:やまびこ 投稿日:2017/06/06 22:01 ID:OudLfcmL
超絶支援!!
798 名前:名無し 投稿日:2017/06/06 22:42 ID:l7DAB2i9
久しぶりの更新来た〜(*^▽^*)

超絶メガ支援!!!
799 名前:名無し 投稿日:2017/06/07 06:26 ID:mCEToFnR
SM続編発表を祝して支援
800 名前:名無し 投稿日:2017/06/07 22:06 ID:GgbUqcYB
所々笑える小ネタあるから見てて飽きない。もっとこういう小ネタ増やしてほしい(勿論無理にとは言わないけど)。

支援‼
801 名前:名無し 投稿日:2017/06/08 00:34 ID:tP1MUCUe
ムサシ、、、サトシとついにご対面か…

支援
802 名前:名無し 投稿日:2017/06/08 12:00 ID:IUqCjfIK
一番最初の方でコジロウがムサシは心を入れ替えたみたいな事言ってたから落ち着いた感じになったのかなと思ったら、全く変わってなくて笑ったwww

メガ支援!!
803 名前:名無し 投稿日:2017/06/08 20:40 ID:I6jsexFt
ムサヴィとセレナだぁ!!
これにサナとエルが来たらもっとすごい!!
804 名前:医者の卵◆.q62eSB98M 投稿日:2017/06/08 23:15 ID:k2itb8YO
すみません、
ポケモン 「サトシとセレナのその後」という全然話が進まないssのライターを交代しました、新ライターの医者の卵といいます。

読み応えある作品にしようと思っているので、一回読みにきてください。

話を大幅に軌道修正したので、前よりはいい感じに仕上がってると思います。

レス451〜を読んでみてください。そこまでのあらすじは書いてあるので大丈夫です、読めるようになってるので、というか450もレスがあったのに全然話進んでませんでしたし。

こういうレスは良くないと自覚はしていますが、読んでもらえないとssとしての存在価値がないので……


イッチさん、このss大好きです!
これからも応援してるので、無理せず頑張ってください。
支援!!!支援!!!
805 名前:名無し 投稿日:2017/06/09 06:05 ID:HqVTj6rW
セレナってムサビィの正体知ってたっけ?
806 名前:名無し 投稿日:2017/06/09 13:23 ID:GegkjMUt
805さん

アニメの頃からもう20年くらい経ったって設定なので、当時知らなくても今は知ってるなんて事もあります笑
だからあまり気にしない方向で行きましょう笑

メガ支援!!!!
807 名前:名無し 投稿日:2017/06/10 12:42 ID:8yD3FdQz
メガ支援!
808 名前:名無し 投稿日:2017/06/11 09:44 ID:0XP0XOOy
あれ、ムサシっていくつ?

セレナは30だよね...?

大支援
809 名前:名無し 投稿日:2017/06/11 10:10 ID:JJtIqnRf
もしXYの時セレナが10歳だとしたら(あんまりそう思えないけどw)、ムサシは25歳だから
このSS内では45かー

ワガママなオバハンになってるんやなw

メガ支援!
810 名前:名無し 投稿日:2017/06/12 15:16 ID:81wMI9Mo
支援
811 名前:名無し 投稿日:2017/06/12 17:01 ID:dGGwTKXZ
支援
812 名前:名無し 投稿日:2017/06/12 21:29 ID:2WauQDJs
ハイパーウルトラスーパー超絶大型支援
813 名前:名無し 投稿日:2017/06/12 23:50 ID:kH2v2AkQ
しえん
814 名前:名無し 投稿日:2017/06/13 10:47 ID:96V9XjGV
メガシエン
815 名前:名無し 投稿日:2017/06/13 13:42 ID:sn402TeU
支援を超えろ!メガ支援!!!
816 名前:ななし 投稿日:2017/06/13 17:14 ID:J2Q8Anok
イッチさん神 支援
817 名前:名無し 投稿日:2017/06/13 19:54 ID:51UhUSZN
しえん
818 名前:名無し 投稿日:2017/06/13 20:45 ID:gCF680Uw
支援
819 名前:名無し 投稿日:2017/06/13 21:54 ID:Vw7DvPV1
支援
820 名前:名無し 投稿日:2017/06/15 15:20 ID:Bm8uDyl9
俺たちはもっともっと強く!行くぞ!

キズナ支援!!!
821 名前:抹茶 投稿日:2017/06/15 16:03 ID:xjGCptBQ
やっと追いついた
支援!
ただ個人的にシトセレは入れて欲しくないですね
822 名前:わたかず 投稿日:2017/06/15 16:54 ID:B2AZe9MC
これからどんな展開に転んでいくのかワクワクします!頑張ってください!支援
823 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/06/15 17:23 ID:mEn8sykt

その後はセレナとティエルノ双方の意見が固まり下見も兼ねて洞窟近くの広場へ来ていた。



ムサシ「ふーん。ここが会場予定場所ね。なんか私には相応しくない場所だけど仕方ないわ。」



セレナ「ええ。このバトルフィールド跡地が丁度、地面より高く設計されてるからここがステージ代わりね。」



セレナとムサシが打ち合わせてるのを横目にシトロンとティエルノは会場準備としてまずはフィールド周り、つまり客席となる広いスペースの草刈りから始めていた。



慣れない草刈り作業に難航しつつも2人はコツを掴んで順調に進んでいた。



シトロン「ティエルノ、君も会場に乱入してダンスをしてみては?」



ティエルノ「勘弁してよシトロン。もう人に見せるレベルじゃないよ。」



シトロン「……率直ですが、ムサビーの腕前はどうなのです?」



ティエルノ「もちろん最高さ。何せ一度ブレイクした過去もあるし本物だよ。」



シトロン「なら良かった。…セレナも…業界トップクラスの腕ですから。」



ティエルノ「昔からセンスがあったからね。何でメジャーに行かないのか…惜しい人材だよ。」



シトロン「…さあまだ草刈りが残ってます。時間がないですよ。」



突然話を戻すシトロンにティエルノはとまどいつつも作業に戻る。





824 名前:名無し 投稿日:2017/06/15 17:33 ID:hU8H7DXb
キターーーーーーー
いつも楽しく読ませてもらってます
825 名前:888 投稿日:2017/06/15 21:03 ID:TkjkBp36
はあ、しばらく読めてなかったから追いつくの大変だったよ
やったーシエンを捕まえた!
捕まえた数300
見つけた数999
826 名前:名無し 投稿日:2017/06/16 08:19 ID:KBJ5oE94
支援
827 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/06/17 17:10 ID:sYTUhGQQ


セレナ「時間の都合上今日と明日しか練習できないのが辛いね…」



ムサシ「そうね。ゴタゴタと作戦練る暇なんてないわ。だからセレナが自分のペースでパフォーマンスしなさい。私はどんなパフォーマンスにも対応して入るから。」



ムサシは腕を組み強気でそう言った。



セレナ「でもさすがにアドリブは…」



ムサシ「だとしても今から練習なんかしても本番でボロが出て最高のパフォーマンスは見せれないくらい分かるでしょ?良いから私の言う通りにしてみなさいよ。」



セレナ「…わかったわ。出なさいマフォクシー!!」



セレナがモンスターボールを投げるとマフォクシーが飛び出しその可憐な姿を見せた。


良く手入れされていて美しい見た目だ。



セレナ「マフォクシー!火炎放射!」



マフォクシーは豪華を繰り出すと大きなハート形の炎文字がステージ上に現れて音をたて始めた。



そしてセレナは体操選手のようにスピンしながらジャンプをして炎をくぐり抜けた。



セレナとしては簡単な挨拶代わりのようなパフォーマンスだが、見るものを圧倒するだろう。



ムサシ「それなら…出なさいアーボック!!」



ムサシもボールを投げるとアーボックが飛び出す。



元トレーナー達は改正後も愛着などの理由で以前使用していたポケモンを好む傾向がある。



そして炎文字の前にムサシは立ち更にムサシの5メートル程前にアーボックがいる形だ。




ムサシ「アーボック!どくばり!!」



何とアーボックはムサシの指示でムサシに無数の針を吐き出した。



どくばりはかなりの速度でムサシに降り注ぐ。



だが、ムサシは寸前でバック転をして毒針をかわしながら炎をくぐり抜けて着地をしポーズを決めた。



セレナ「…すごい!!」



セレナも驚き感激していた。



これがムサシの得意とする大胆かつ危険だが美しさも兼ねるパフォーマンスである。



828 名前:十五歳の早計 投稿日:2017/06/17 21:03 ID:S4xr3Zt7
支援です
829 名前:名無し 投稿日:2017/06/17 23:34 ID:3FZhyBO1
今頃だけど追いついた!
支援です!
830 名前:名無し 投稿日:2017/06/18 10:25 ID:Ac7B8Rs9
827のシーンはこれ是非映像で見てみたいな!

セレナがそんなパフォーマンスしたらマジで惚れちまうやろ♡

支援を超えろ!メガ支援!
831 名前:名無し 投稿日:2017/06/19 15:57 ID:ERfnlBJq
今さらだが、(このスレの)ムサシみたいな有名人現実にいたらネット住民とかよってたかって叩くだろうねwww

支援
832 名前:名無し 投稿日:2017/06/21 13:25 ID:vKpP7wCk
イッチさん忙しいのかな?

いつでも待っているので、自分のペースで投稿してください!

メガ支援!!
833 名前:名無し 投稿日:2017/06/21 20:01 ID:fyVQGjTd
ゆっくりでもいいので頑張ってください!
834 名前:名無し 投稿日:2017/06/21 20:31 ID:gBUbNMPH
シシシエン
835 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/06/22 18:11 ID:80EG6l1M


ムサシ「まあこんな感じで私が合わせるから。あなたの持ちネタをどんどん披露していけばそれで良いわ。」



セレナ「わかった。頑張りましょう!」



ムサシ「ふん。」




その後2人は日が暮れるまでネタ合わせをして、わずか数時間で客に見せれるほどに完成した。



セレナ「もう真っ暗ね…」



セレナとムサシはステージ上に寝転がり、満天の星を眺めながらストレッチをしていた。



静寂の中にかすかに波の音が聞こえるのが心地良い。



ムサシ「明日も少しやって本番ね。せいぜい失敗しないようにね。」



ムサシは相変わらず棘がある言い方をするが、セレナはムサシがどんな人物か良く分かっているため険悪どころか居心地の良さまで感じていた。



ムサシ「ところで、今まで私はたくさんのパフォーマーを見てきたけど…あなたはかなり上にランクインする程だわ。なんでショボい規模のライブしかしないのよ?」



セレナ「…失敗が怖いから…かな?」



セレナは星を見ながらそう言う。



ムサシ「ふん。それは嘘ね。失敗が怖いならこんな失敗リスクの高い今回のライブなんて受けないはずだわ。別の理由があるに決まってる。…まあ無理には聞かないけどね。」



セレナはそれを聞くと表情を変えた。
836 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/06/22 18:23 ID:80EG6l1M


セレナ「さすがね…あなたには敵わないわ…。」



ムサシ「当たり前よ。私を誰だと思ってるの?」



セレナ「怖いから…は間違っていないかな?」



セレナは意味深な一言を言い終わると口を閉じた。



ムサシ「…私も未だに過去を良く夢見るわ。…なにも現実なんて考えずに真っ直ぐ突っ走ってたあの頃の…ね。」



セレナ「……。」



ムサシ「気づいたらこんなに時が流れて…過去なんて跡形もなく消え去ってたわ。でももう二度とあの日々には戻れない…受け入れて進むしかないのよ。例え怖くても…過去の思い出が引き裂かれてもね…今あなたは過去に戻れた気がして…心から楽しんでるけど…残酷な事にそれも終わりが来るわ…感傷に浸るのも良いけど、近々ケリを付けれるようにした方が良いわ。……少なくともジャリボーイがこっちにいる間には。」




セレナ「……あははは!!」



セレナはそれを聞くと寝転んだまま腹を抱えて笑う。



ムサシ「なにがおかしいのよ!!」



セレナ「だってらしくない事言うんだもん!!」



ムサシ「何よ!!人生の先輩の助言よ!!おとなしく聞き入れなさい!!…あなたはまだやり直しがきくんだから!」



セレナ「分かってる…ありがとうムサシ。あなたにまた出会えて良かった。」



ムサシ「ふん…。せいぜい後悔しないようにね。…まあラストチャンスってとこじゃない?」



セレナ「…うん。」



ムサシ「この私が他人に深入りしすぎたわね…まあ胸の片隅にでも置いておきなさい。」




セレナ「ありがとう。」




そこまで話し合えたところで車が一台走ってきてステージ近くに停止した。



ティエルノ「おーい!!2人ともストレッチ終わったかい!?帰るよ!!」



ティエルノは窓を開け2人にそう呼びかけた。


2人はゆっくり体を起こして荷物を車に積み込み、自身も乗車した。



もう一度2人は空を見上げると星がさっきよりも輝きを放っている気がした。


837 名前:名無し 投稿日:2017/06/22 19:37 ID:06Louas1
支援。タイミングよく見れて嬉しい…!
838 名前:名無し 投稿日:2017/06/22 22:11 ID:DPtGyQko
イッチファイト!支援
839 名前:名無し 投稿日:2017/06/22 22:53 ID:eR9J7J3Z
支援です!
840 名前:名無し 投稿日:2017/06/23 17:51 ID:N7VxEoxE
ムサシ姉御肌やんな〜

でもムサシもニャースを失ったり色々苦労したからこそこういう事言えるんだろうな

セレナの今後にも期待です。

メガ支援
841 名前:名無し 投稿日:2017/06/24 00:33 ID:FwJD8Pk6
これが俺達の全力!ギラティナ!むげんしえんへのいざない!
842 名前:名無し 投稿日:2017/06/24 12:46 ID:va1dr9dx
支援
843 名前:名無し 投稿日:2017/06/24 15:40 ID:mFBESa9O
さすがいっちさん!
スーパー支援!
844 名前:名無し 投稿日:2017/06/25 10:38 ID:Gz7AzdoY
支援
845 名前:名無し 投稿日:2017/06/25 12:17 ID:Gz7AzdoY
紫炎斬
846 名前:名無し 投稿日:2017/06/25 13:34 ID:krSaSrys
ムサシかっけぇ...
支援
847 名前:名無し 投稿日:2017/06/26 13:53 ID:y3tcEBUu
ウルトラダッシュ支援!
848 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/06/26 16:47 ID:S1BScbV9


ティエルノとセレナ達が車を降りるとデントの店へと入る。



すると他の面々は既に集まっていた。



デント「みんなお疲れ様。ピザとっておいたから食べよう。」



デントとユリーカが手際よくテーブルに大きなピザを置くとそれを囲むように皆は座る。




デント「僕たちも大家族になってきたね!」




ユリーカ「最初はたった3人だったのにね。」



サトシ「でも浮かれてばっかいられないぜ!!」




皆はピザを口に運びながら会議を始めた。



デント「まず明日がライブ前最終日だ。時間がないのが非常に申し訳ないが…2人には最終調整をお願いするよ。」



セレナとムサシは頷く。



デント「そしてシトロン、ティエルノは引き続き会場準備を…僕も少し遅れて参加する。」



サトシ「俺とユリーカは?」



デント「ユリーカの車で色々店を回ってちょっとした屋台や売店を開くための長机などを運搬してほしい。あとスーパーなどから大量の飲み物をね。」



サトシ「随分本格的だな…」



デント「お客が何人来るかは分からないが、お客が飽きて離れないように食べ物と飲み物は準備しておくのさ。」



サトシ「なるほどな…」



デント「ちなみに当日の販売スタッフはコウジンタウンから何人かボランティアが来るらしいからね。」



シトロン「それでいきましょう。」



デント「僕はまずコウジンタウンの役場に顔を出してから会場準備に回る。みんな…頑張ろう!!」


849 名前:名無し 投稿日:2017/06/27 14:38 ID:OghrncbC
いよいよだな〜

ここからの展開楽しみ!

ウルトラメガハイパー支援!!
850 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/06/27 15:45 ID:5cDzztHB

そして夜も更けて陽が昇ると皆は昨晩デントに言われた通りの配置についていた。



その連絡を預かるとデントは1人、コウジンタウン役場へと来ていた。



デント「誰かいるかな…?」



今日は土曜日のため、役場は休みで臨時職員のみしかいないのだが入り口の窓口には誰もおらずデントは職務室に向かった。



デント「どなたかいませんか?」



ノックをしながらそう言うが返事はないので扉を開け中に入ることにした。



デント「すみませーん!!…おかしいな…臨時の人はいるはずなんだけど…」




デントは室内を歩きながら呼びかける。



そして色々なプリントが貼られた黒板に目をやった。




デント「ふむ…やっぱり、思っ…」



「あー!すみません!ちょっと席を外してしまいまして!」



デントが独り言を言いかけた時、臨時職員が職務室へと戻ってきたのだ。



デント「あ、申し訳ありません。どこにも見えなかったので探していました。」



職員「迷惑かけました…あ、この部屋は一応職員以外は立ち入り禁止なんで、ちょっと出てもらえますか?」



職員は申し訳なさそうに告げるとデントは指示に従った。



デント「いやー知りませんでした、つい…」




職員「大丈夫です全然!ただ一応そういう決まりなんで…」



そしてデントは明日の予定などを告げると丁寧に礼をして役場を後にした。



デント「…思った通り。これで段取りが組めるよ。」



青空の下、太陽が照らす中デントはそう呟いて歩き出した。


851 名前:名無し 投稿日:2017/06/27 21:59 ID:5LEaYAYP
何だ何だ?展開が楽しみだ
852 名前:名無し 投稿日:2017/06/29 13:44 ID:yTcyVHjL
>>1の書く話は面白いけど、年齢層の低い読者が多いのかな…本気で書き込んでるのか心配になるような書き込みばっかだし
まあこんなこと書いたら「わざわざ書き込むあなたも子供ですよ」なんて意味不明なこと書き込む人がでてくるかもしれないけど

荒らすつもりはないんで無視してもらっても結構ですよ!
853 名前:名無し 投稿日:2017/06/30 17:32 ID:Ai670tOl
スベり気味の囲い書き込みににサブい、クッサいと突っ込めるような空気が良いならおっさん向けのSSに行くしかないよ
854 名前:名無し 投稿日:2017/06/30 20:54 ID:W3vWdVah
>>853
許してやれよ。853はちょっと大人ぶりたいお年頃なんだよwww

そんなことより、今後の展開に期待して支援‼
855 名前:名無し 投稿日:2017/06/30 20:58 ID:W3vWdVah
訂正
二つ目の853のとこ、正しくは852ね。853、ホントゴメン。そして852、よかったな、大人ぶれてwww
856 名前:名無し 投稿日:2017/07/01 01:12 ID:5cJ53teY
節度はわきまえつつもみんなガキンチョでいいんだよ。そのほうが楽しいじゃん?w
支援!!
857 名前:名無し 投稿日:2017/07/01 06:32 ID:eMVAnOwP
852みたいなのがいるから荒れるんだよな...
作者さんは気にしないで頑張ってください
支援!!
858 名前:名無し 投稿日:2017/07/01 11:20 ID:YV3I3Y7d
何はともあれ
支援!!
859 名前:名無し 投稿日:2017/07/01 19:04 ID:98MjPG2e
楽しくやるのが一番!

俺も含めみんなガキだって良いじゃないか!笑

メガ支援だゼェ!!!
860 名前:名無し 投稿日:2017/07/02 15:35 ID:JZJqoWMe
支援
861 名前:名無し 投稿日:2017/07/02 18:53 ID:TzgZNp72
支援
862 名前:名無し 投稿日:2017/07/02 21:57 ID:N5LXaR2N
852無視してほしいなら書かなくてよくね?
863 名前:名無し 投稿日:2017/07/03 16:09 ID:LT4fKoOG
まあ皆さんこう言うところでバトるのは止めましょう!!

852さんも無視して良いよって仰っているのですから、必要以上に目くじら立てずに無視しましょうよ笑

けれどここの書き込みが子どもっぽかろうと何だろうと楽しめれば良いと思います♪

イッチさんが投稿しやすくするためにもみんなで協力しましょうよ!

何はともあれメガ支援!!
今後の展開、心から楽しみにしています(о´∀`о)
864 名前:名無し 投稿日:2017/07/03 16:44 ID:8m9cpK6A
支援
865 名前:名無し 投稿日:2017/07/03 17:43 ID:GUX8hmey
いやぁ毎回続きが楽しみになりますね
支援!
866 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/07/03 17:50 ID:U4agAsed


そして夕方近くになると、サトシとユリーカも到着して会場を装飾しだした。



サトシ「角度的にここなら舞台を見ながら物を買えるな…」



ユリーカ「えーと、値段表はドリンクが150円で…焼きそば…」




シトロン「ティエルノ、もっと奥まで除草したほうが見栄えが良い。」




ティエルノ「げっ…」



デント「うーん…人員配置はと…」



全員が到着するとそれぞれが作業に取り掛かった。



まず前提条件としては人が離れないように会場付近に常に集客すること。



このためには飲み物と屋台の出店が必要だ。



これがないと人は会場を離れて買い物に便利なコンビニなどへ流れる恐れがある。



それを防ぐために設備などは各地のイベント団体から借りてきて、飲み物などはそれぞれがお金を持ち寄っていた。




867 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/07/03 18:00 ID:x9rs60ep


セレナ「披露の流れはこの通りでいくわ。」



ムサシ「ええ。で、ネタ切れの心配はないのね?」



このような即席ライブでは予想よりも時間を使い切れずにネタ切れを起こす失態も考えられるのだ。



セレナ「その時は唄えば良いのよ。」



ムサシ「考えがあるなら良いわ。歌なら私も持ちネタがあるし。」



セレナとムサシは限られた時間の中で出来るだけのパフォーマンスを見せるべく話し込んでいた。



完全に準備が終わる頃には夜8時を指していた。



サトシ「なんとか会場らしくなったな!」




屋台も組み立てて更にユリーカの手書きの装飾で屋台を利用しやすくする効果も出ている。



即席なため祭のような雰囲気だが、夏祭りと称してもおかしくはないシチュエーションだ。



ティエルノ「デント、この後は集まるのかい?」



デント「と、言いたいところだけど流石に今日は休んでもらいたいね。少なくとも2人には。」



セレナとムサシは2日連続で炎天下の中厳しいパフォーマンスをビッチリ練習しているため、疲労も溜まってるはずだ。



サトシ「セレナはともかくムサシは歳だからなー。」



サトシが発言すると共にサトシの腹部に鈍痛が走る。



サトシ「げふ…」



ムサシ「次何か変な事言ったら手が出るわよ。」



ティエルノ(もう既に出てると思うんだけどなあ…)



その様子を見て一同は笑いあった。



デント「…舞台は整った!後は明日各自持ち場についてくれ。絶対に奴らの卑劣な計画を阻止してみせよう!」







868 名前:名無し 投稿日:2017/07/03 18:55 ID:gmlhbEP4
素晴らしい!!
支援ですよ〜〜
869 名前:名無し 投稿日:2017/07/03 23:21 ID:906FJcNX
支援
870 名前:名無し 投稿日:2017/07/04 13:19 ID:v1zCUjN8
サトシ、女性の年齢には触れてやんなよww

支援
871 名前:名無し 投稿日:2017/07/04 20:51 ID:uM8irTDi
870さん

でもこういうデリカシーない一面が時折出るのがサトシっぽいですよね。笑

メガ支援!!!
872 名前:名無し 投稿日:2017/07/04 21:42 ID:0KRkmygb
テスト終わってやっと見れるー
イッチさん
支援!!!
873 名前:名無し 投稿日:2017/07/05 10:56 ID:3iLPFLIG
支援
874 名前:名無し 投稿日:2017/07/05 18:22 ID:20gbQZLI
支援!!
875 名前:名無し 投稿日:2017/07/08 04:52 ID:drEHBP7c
871
そういえばヒカリにも年のこと言って殴られてたなwww
876 名前:名無し 投稿日:2017/07/09 12:29 ID:LavK07An
支援!
877 名前:名無し 投稿日:2017/07/09 18:44 ID:3lOwgAuy
支援‼️
878 名前:名無し 投稿日:2017/07/10 15:01 ID:Mwkufg8S
みんな初手支援やぁ!(⌒,_ゝ⌒)
879 名前:名無し 投稿日:2017/07/10 19:56 ID:vQRw41SU
先生こんばんは
880 名前:名無し 投稿日:2017/07/12 21:27 ID:MJniSvB9
支援します。
881 名前:名無し 投稿日:2017/07/14 01:15 ID:9yS8Z5Yg
「~17年か」最近読み始めて、投稿日時的に
まさか追いつくと思わなかった・・・!

イッチさん、
楽しく読ませていただいてます。
これからも楽しみにしてます。
近日はグラードンでも居るのかと思うほどの猛暑日もダメージになっていると思います、
無理はせずお体に気を付けながら頑張ってください!
882 名前:名無し 投稿日:2017/07/14 10:07 ID:xZbYjcYt
去年、17年前スレを見つけて
最近になってふと思い出して二週目を見てたらまさかの続編があったとは…

私自身、イッチと同じようにポケモンには長らく触れてないけど読み応えのある文を書けるのはすごいと思うやで

これからも頑張って。
サンキューイッチ
883 名前:名無し 投稿日:2017/07/14 15:17 ID:s8Ox6fzX
熱中症に気をつけてしっかり水分補給をして塩舐めて面白いSS書き上げてください!
ここに来てSS読んでる全員が更新待ってます。無理は禁物で頑張って下さい!
しえん
884 名前:名無し 投稿日:2017/07/15 12:03 ID:yI8CiAJT
追いついた
しーえーん
885 名前:名無し 投稿日:2017/07/15 15:55 ID:f9LsPEoQ
そう、みんな急かしているわけではないんだけど凄い更新を楽しみにしているのですよね。笑

熱中症にはならないようにお気をつけて、頑張って下さい!

暑さに負けるな…メガ支援!!!
886 名前:名無し 投稿日:2017/07/17 00:13 ID:o9GENHd9
SHIEN!
887 名前:名無し 投稿日:2017/07/17 00:16 ID:17cOJjvc
やっと追い付くことができました!!
支援です!!
888 名前:名無し 投稿日:2017/07/19 19:14 ID:6IrJIjES
支援
889 名前:名無し 投稿日:2017/07/19 20:07 ID:EqrYvv44
深淵
890 名前:名無し 投稿日:2017/07/19 20:54 ID:4p7NOMWT
支援
891 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/07/20 17:00 ID:tK16bght


サトシ「いやーでもさ、セレナとムサシの練習がチラチラ見えたけどやっぱりスゲーな!パフォーマーって!」



セレナ「そんな事ないわよ…」



サトシが2人を褒めちぎり、ムサシは当然だというオーラ全開に腕を組む中セレナは謙遜する。



サトシ「あれだけやれりゃ全国デビューしようぜ!なんでしなかったんだ?もったいないぞ!!…20年近くも…」




セレナ「それはっ……。」



今まで散々言われてきた事ではあるが、言ってるのがサトシと他の誰かでは意味合いもセレナの受け取り方も丸っ切り変わって来る。




シトロン「サトシ!……セレナは疲れてるんだ…早く解散しましょう…。」




だが、誰よりも敏感に感じ取ったのはシトロンだった。



サトシは気付いていないが、シトロンの表情は冷たく鋭かった。



サトシ「でもさ…セレナくらいの腕があるならもったいないじゃんか!!あー、もっと早く再会してればセレナのパフォーマンス沢山見れたのにな!」



もちろん、サトシに悪気はなく心から褒めるつもりでそう言っているのだ。



892 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/07/20 17:12 ID:tK16bght


シトロン「サ…」



シトロンが何かを言いかけた時、デントが入り込む。



デント「さあー!明日に備えて解散して帰宅しよう!!サトシとシトロンと僕はもうちょっと微調整する事を思い出してね…後はユリーカが乗せてくれないか?」



ユリーカ「良いけど…微調整って…?」



ムサシ「あー眠いわ。さー乗せてもらうわよ。後のことは男たちに任せなさい。」



ムサシは何かを察したようでユリーカを引っ張り車の方へ向かう。



ムサシ「セレナも!私たちは体が資本なんだから行くわよ!」




セレナ「え!ああ、みんなまた明日!」



そしてムサシは2人が車に乗り込むのを確認して自身も車へと向かい出し、デントとのすれ違いざまに耳打ちした。



ムサシ「アンタ中々イけてる事やるじゃない。」




デント「中々のテイストだろ?女性達のことは頼んだ。」



そしてデントはムサシも車へと乗り込むのを見届けた。




893 名前:名無し 投稿日:2017/07/20 17:41 ID:RHja7hsH
デント大人だな
かっこいい
894 名前:名無し 投稿日:2017/07/21 13:51 ID:KbXm0RQR
1ヵ月ぶりに来ました、頑張ってくださいイッチさーん!
895 名前:名無し 投稿日:2017/07/21 23:13 ID:ELRhgPdM
やっと更新されて嬉しい!
イッチさん!暑さに負けないで!
ファイトです!
896 名前:名無し 投稿日:2017/07/23 02:09 ID:mcKjviyQ
くさいセリフ言ってるやつ言ってて
恥ずかしくならないのですかね。笑

支援一言でいいのに。笑
897 名前:名無し 投稿日:2017/07/23 10:58 ID:vn4jEtZH
支援
898 名前:名無し 投稿日:2017/07/23 11:25 ID:yyxHvM3b
896さん

別にそんな事どうでも良いじゃないですか。何言おうとその人の勝手だと思いますよ?この場で他人の批判はやめましょう。見苦しいだけですから

あ、ごめんなさい。支援です!
899 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/07/24 17:14 ID:Zt3PTtM9


そしてその場にはサトシ、シトロン、デント
、ティエルノの4人のみとなった。



何処と無く緊張感の張り詰めた空気が漂っている。



その沈黙をサトシは破る。



サトシ「な、なんだよみんな…」



そしてシトロンが一歩詰め寄る。



サトシ「何だよシトロン…どうしたんだよ…」



シトロン「…僕はここであなたとケリをつけなきゃならない…」



サトシ「…さっきの事に何か問題あったか?…大体お前会った時から俺に変な態度とりやがっていい加減にしろよ!!」



シトロンはサトシが言い終わると同時に右の拳で殴りつけた。



鈍い音がすると共にサトシは不意をつかれて後方に倒れこむ。





900 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/07/24 17:23 ID:Zt3PTtM9


サトシ「いっ…何するんだよ!」



サトシは右頬を抑えながら立ち上がった。



シトロン「あなたは…あなたは…セレナを…!!!」



ガンッ!ともう一発サトシを殴りつける。



その様子を見て離れた地点から見ているティエルノが駆け寄ろうとするがその腕をデントがガシッと掴む。



ティエルノ「デント!さすがに止めないとマズイよ!!」



ティエルノはそう訴えるがデントは首を横に振る。



ティエルノ「明日は本番だよ!?こんな空気じゃマズイって!」



デント「…こんな空気だからこそ…だよ。2人はここでわだかまりを解き放たなければならない…ハッピーなテイストを迎えるためにはね…。」




ティエルノ「…わけがわからないよ。」



次の瞬間また、ガンッという鈍い音がすると2人はサトシ達に再び目をやった。



今度はサトシがシトロンを殴ったようだ。



サトシ「シトロン!!まだやるのか!」



すぐにシトロンは立ち上がる。



シトロン「うおおお!!!」



シトロンはサトシに掴みかかる。
だが身体能力の差が出てすぐに振りほどかれて倒される。



サトシ「はあ…はあ…お前一体会った時から…セレナセレナって…セレナがどうしたってんだよ!!」



シトロン「セレナは…セレナの胸の奥にはまだあなたがいる…とてつもなくボヤけているが…大きな存在として…」



サトシ「お前そんな事言ってるけど20年も、前の事だろうが!!」




901 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/07/24 17:31 ID:Zt3PTtM9


シトロン「ええ…ですから20年セレナの時は止まったままなんだ!!!」



シトロンはまたサトシを殴る。



サトシ「痛え…この野郎!!」



サトシもシトロンに飛びかかり、顔面を殴りつける。



シトロン「僕もずっと頑張って来ましたが…気付いた…どんなに頑張っても…セレナの鎖を解けるのはサトシだけなんだよ!!」



サトシ「お前…セレナの事…」



サトシは口元の血を拭いながらそう問いかける。



シトロン「ええ…。私はセレナを愛しています。…少なくとも旅の時はこんな感情はありませんでした…」




シトロンはいつの日からか、セレナを1人の女性として見るようになっていた。


だがシトロンはセレナのどこかにサトシがいる気がして、共に結ばれるよりもセレナの幸せだけを願うようになっていた。



シトロン「また…どこかで巡り会えて…笑える幸せな日々が来ることを…」



サトシ「…。」



シトロン「しかし、その日はもう永遠にやってこない……セレナはあなたをずっと待っていました。いつかこのカロスに再び来る時を…その時を信じてセレナは表舞台には上がらず…ずっと影の方でひっそりやって来たのです。」



サトシ「くっ……」



シトロン「そして…ようやくサトシから手紙が届いたと思えば…それは結婚の報告…あまりにも…あまりにもセレナが報われない…」




シトロンは涙を流しながら心苦しそうにそう言う。



これでサトシが自身の結婚式にシトロンの姿が無かった理由が分かった。



902 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/07/24 17:41 ID:Zt3PTtM9


シトロン「そして…セレナも僕もあなたの事を永遠に忘れようとした。そうしなければならなかった。進むには……だが、ようやく忘れかけた時にあなたは僕らの前にまた姿を見せた。……なんて残酷なんだ…。」



サトシ「…シトロン。それは違う。お前は戦いから逃げてるだけだ…それを幸せを願うという言い訳にしてな。」




シトロン「あなたに何が分かるんですか!!!」



サトシ「…逃げずに真っ向勝負で戦えよ。お前ならセレナの中で俺を越せる。」



シトロン「…その舞台まで行くには解き放たなければ…あなたがセレナの心を解き放たなければならないのです!!それをしなければ…セレナは永遠に深い霧に覆われた心の茂みを抜け出せない…だから…だからっ!!」



シトロンが勇気を振り絞りそこまで言ったところでサトシはポンポンとシトロンの肩に手を置いた。



サトシ「分かってる。全てな…本当はもっと早くにお前らの前に現れたかったけど…俺も顔向けできないくらいのクズだったから…今になってやっと皆に顔向けできるんだ。…シトロン、もうセレナの事はお前にしか出来ない。…だけど俺もその突破口は開いてやる。……俺もセレナとの事…ケリをつけなきゃいけないからな。」



シトロン「ええ…あなたにしか出来ない…この機会を…神がくれた最後のチャンスと捉える事にします…だから…お願いいたします!!」



デント「よーし、今の2人ともすごくスッキリした良い顔をしてるよ!」



そこでデントが手を鳴らしながら割り込む。



デント「お互いこれで言い合えただろ?今からが本当の仲間だよ。」





903 名前:名無し 投稿日:2017/07/24 20:06 ID:Y2SfOeRZ
凄い泣ける展開だな(T-T)

間違いなく子ども向けではないけど、最高の場面だね!

メガ支援!!
904 名前:名無し 投稿日:2017/07/25 18:58 ID:jffGecn6
シトロンがカッコ良過ぎる!!
にしてもデント、ムサシは大人だなぁ


支援Z
905 名前:名無し 投稿日:2017/07/25 19:20 ID:UR2xt9ge
セレナの気持ち、切ないな...
涙なしには読めないよ...



ダイナミックフル支援
906 名前:名無し 投稿日:2017/07/26 03:58 ID:PT1Dz1P1
支援
907 名前:名無し 投稿日:2017/07/27 16:32 ID:E0blgixq
この一貫したハイクオリティ
何者なんだイッチさん...。

支援!!
908 名前:名無し 投稿日:2017/07/27 17:33 ID:5kGZFTHm
私もこの前失恋したし... むっちゃ泣ける展開
909 名前:名無し 投稿日:2017/07/27 23:15 ID:MSDsyAiC
支援‼︎‼︎‼︎
シトセレはちと俺の心を蝕む笑
イッチさん最高です!
910 名前:名無し 投稿日:2017/07/28 09:48 ID:SWz4R3tq
いつも心待ちにしています!
楽しみ過ぎて1時間に1度ほど
このページを開いてしまうw
支援です!
911 名前:名無し 投稿日:2017/07/28 18:39 ID:VZUrUpUI
イッチさん支援です!
そろそろこのスレにも終わりが...
912 名前:名無し 投稿日:2017/07/29 19:12 ID:tysD3qVe
おー! もう900過ぎた!
913 名前:名無しのst 投稿日:2017/07/30 10:44 ID:FcVf8qqa
ひさびさに見に来たぞ~・・・って
めっちゃ進んどるー!?
支援!!!!!!
914 名前:名無し 投稿日:2017/07/30 10:58 ID:MEvI87Sr
支援
915 名前:名無し 投稿日:2017/07/31 15:57 ID:k5wX6of6
支援
916 名前:名無し 投稿日:2017/07/31 16:27 ID:k5wX6of6
イッチさん
最近、更新ペースがおそいのは
話を練っているからですか?
917 名前:名無し 投稿日:2017/08/01 03:08 ID:vdcXJyiE
支援
918 名前:名無し 投稿日:2017/08/01 10:11 ID:equX56xX
支援
919 名前:名無し 投稿日:2017/08/01 16:11 ID:ccJ9uOld
支援
920 名前:名無し 投稿日:2017/08/01 16:34 ID:ccJ9uOld
916
更新遅いとか言うなよ
イッチさんは忙しいんだからさ
921 名前:名無し 投稿日:2017/08/01 20:37 ID:f64hZBVf
たまに急かしてくるやついるけど、1さんのペースで頑張ってくださいね。
支援
922 名前:名無し 投稿日:2017/08/02 06:48 ID:aumvSvYL
楽しみながら見てます!
支援
923 名前:名無し 投稿日:2017/08/02 15:59 ID:FoEc0GJ7
920さん、921さん
イッチさんを急かすようなコメントをしてしまい
申し訳ございませんでした
924 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/02 17:32 ID:HaedmdX6

923様 いえ、気にしないでください。更新遅くて申し訳ないです…
925 名前:名無し 投稿日:2017/08/02 17:33 ID:FoEc0GJ7
支援
926 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/02 17:39 ID:HaedmdX6


サトシ「デント、ありがとう!シトロン、悪い…頭に血が上ってしまって…」



サトシは申し訳なさそうに二人に謝罪をする。



シトロン「いえ、私こそ先に手を出すなど社会人にあるまじき行為をして申し訳ありません。」




シトロンもサトシにそう言いながら深々と頭を下げた。



デント「でも一時はどうなるかと…二人とも止まってくれて良かったよ。」



サトシ「ああ、もしあのまま殴り合ってたと思うとゾッとするぜ…」



デント「その時はやむを得ず力づくで止めるよ!」



デントは笑いながらそう言うがシトロンは冷や汗をかきながら言う。



シトロン「いやいや…格闘技を学んでいるあなたが力づくなんて言葉使わないで下さいよ…」



サトシ「マジかよ!じゃあ大人しくして正解だったぜ…」



デント「ははは!趣味レベルでたまにジムに通ってるだけだよ!」



シトロン「とにかく…明日ですね…」



シトロンの発言で一同は顔つきが真剣になる。



927 名前:名無し 投稿日:2017/08/02 22:23 ID:og4kc1Ar
支援
928 名前:名無し 投稿日:2017/08/03 14:04 ID:juHkAZVl
支援

929 名前:名無し 投稿日:2017/08/03 21:18 ID:b0wJOTiy
支援
930 名前:名無し 投稿日:2017/08/03 21:18 ID:b0wJOTiy
支援
931 名前:名無し 投稿日:2017/08/05 08:25 ID:9Y111rTc
デントwwww
932 名前:名無し 投稿日:2017/08/06 20:46 ID:V2mmFqhS
支援
933 名前:名無し 投稿日:2017/08/06 21:26 ID:UaiR5tEi
支援
934 名前:名無し 投稿日:2017/08/06 22:14 ID:s5UonJuR
支援
935 名前:名無し 投稿日:2017/08/07 05:24 ID:SPV96FdH
続き楽しみにしてます
支援
936 名前:名無し 投稿日:2017/08/07 21:33 ID:XpEU10j5
支援
937 名前:名無し 投稿日:2017/08/08 05:24 ID:mct6tBK7
支援
938 名前:名無し 投稿日:2017/08/10 05:10 ID:LwuP3VOI
支援
939 名前:名無し 投稿日:2017/08/10 14:08 ID:3CN5gfEv
支援
940 名前:名無し 投稿日:2017/08/11 03:50 ID:Xje4oZLo
支援
941 名前:名無し 投稿日:2017/08/11 04:06 ID:f1FVDYLh
続きまだ?
942 名前:名無し 投稿日:2017/08/11 05:06 ID:SiJDUg9o
毎回思うんだけど、急かす奴ってなんなの?続き気になる気持ちは分かるけど、イッチさんにも都合があるんだから、気長に待とうよ。

イッチさんはそのままのペースで頑張ってくださいね。
支援
943 名前:名無し 投稿日:2017/08/11 13:32 ID:3IyI9XCK
急がす奴は無視でよくない?

支援
944 名前:名無し 投稿日:2017/08/11 20:59 ID:D46Qw5Yv
毎回思うんだけど、急かす奴に反応する奴ってなんなの?

支援
945 名前:名無し 投稿日:2017/08/12 10:52 ID:lK9plNbn
何か急かす奴に反応した奴の方が悪いみたいな雰囲気になってるね...
まぁ、急かしたことある奴が944みたいなことまさか書く訳ないし、オレも反省しますか...

イッチさんは急かされても自分のペースで書いてくださいね。
支援
946 名前:ちくわぶ 投稿日:2017/08/12 15:30 ID:Ose0Bs0f
久しぶりに来たら結構進んでた(  Д ) ⊙ ⊙
秘技! 超★絶★支★援
947 名前:名無し 投稿日:2017/08/13 17:23 ID:vGyTFw7Z
支援
948 名前:名無し 投稿日:2017/08/14 21:36 ID:cQExBhOF
んんwww
ヤ援ですなwww
949 名前:名無し 投稿日:2017/08/14 22:37 ID:w4i39Xky
やっと追い付いた
支援
950 名前:名無し 投稿日:2017/08/15 06:35 ID:8CovBOEW
支援
951 名前:名無し 投稿日:2017/08/16 16:50 ID:4S1R5vE0
しえーん
952 名前:名無し 投稿日:2017/08/16 18:56 ID:Cz5zLiwq
やっと追いつきました!
支援!
953 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/16 20:06 ID:MOpN461P

みなさん、すみませんこの連休は忙しくて更新出来ませんでした。

明日以降は更新増やしていくのでどうかよろしくお願いします。
954 名前:名無し 投稿日:2017/08/17 05:10 ID:hMS8QamV
もうこのページでできるの残り50切っちゃったよ
955 名前:名無し 投稿日:2017/08/17 06:46 ID:SY8RnnQ9
支援!
956 名前:名無し 投稿日:2017/08/17 10:11 ID:JaR65YnM
支援
957 名前:名無し 投稿日:2017/08/17 11:53 ID:D6HBGxoq
支援
958 名前:名無し 投稿日:2017/08/17 11:54 ID:D6HBGxoq
私怨
959 名前:名無し 投稿日:2017/08/19 11:38 ID:nzc2WsQi
支援
960 名前:名無し 投稿日:2017/08/19 13:22 ID:puHYhhwf
支援
961 名前:名無し 投稿日:2017/08/21 20:10 ID:XQpI6Nct
紫炎
962 名前:名無し 投稿日:2017/08/21 20:15 ID:tTLI1FZ1
あと少しで999コメ行く
支援
963 名前:名無し 投稿日:2017/08/22 06:43 ID:J5pMUJOL
次スレ立った時に見失わないように1000まで埋めないほうがいいな
964 名前:名無し 投稿日:2017/08/22 11:43 ID:eo7MVXxv
支援
965 名前:名無し 投稿日:2017/08/22 12:06 ID:HKP2BTTU
支援
966 名前:名無し 投稿日:2017/08/22 13:48 ID:vok6t6OF
支援
967 名前:名無し 投稿日:2017/08/22 13:48 ID:vok6t6OF
支援
968 名前:名無し 投稿日:2017/08/22 20:12 ID:opz3faWB
人食いポケモン 青鬼
969 名前:名無し 投稿日:2017/08/22 20:29 ID:7M5hHHMg
支援
970 名前:名無し 投稿日:2017/08/23 07:23 ID:7JSw9wIL
昨日から読んでるけど、追いついてしまった
イッチさん、忙しいと思いますけど頑張ってください!
支援いたします!
971 名前:名無し 投稿日:2017/08/23 12:23 ID:JHtJ1HeV
ニャースでにゃーす
972 名前:名無し 投稿日:2017/08/23 16:03 ID:e6UZgWOk
支援
973 名前:名無し 投稿日:2017/08/23 20:37 ID:itNFqfdT
支援
974 名前:名無し 投稿日:2017/08/24 14:26 ID:AsCeyEpl
支援
975 名前:名無し 投稿日:2017/08/24 14:27 ID:AsCeyEpl
支援
976 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/24 15:42 ID:JkFwh9c4


デント「サトシ…セレナとムサシが舞台に上がってる途中に僕が洞窟内を調べようと思うんだ。」



サトシ「え?なら俺も行くぜ。もしもがあれば人数がいた方が良いだろう!」



サトシが胸を叩いてはりきるとシトロンもそれに同意する。



デント「いや、前回言ったように観客の混乱だけは避けたい…だから皆は会場で警備をしていてくれ。」



サトシ「で、でも…」



シトロン「そうです。相手は複数かも知れませんし、ポケモンを使用して来ます。一人は危険です!!」



デント「一人の方が隠密行動はしやすい。だけどもしもの場合があるかもしれない…その時はサトシに電話をワンコールかける。そしてすぐに切れたら異常事態で洞窟内にティエルノと来てほしい。」



シトロン「ちょっと!僕も行きます!」



デントの言葉にシトロンは反論してそう言う。



シトロンも心から力になりたいと強く思っているのだ。





977 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/24 15:48 ID:JkFwh9c4


デント「シトロン。君は1番頭がキレる。だからこそ会場に残り的確な判断で色々動いて欲しいんだ。」



サトシ「…確かに非常事態だと俺とティエルノも混乱して観客とかにまともな指示が出来ないかも…」



ティエルノ「僕も自信がないなあ…」



デント「それに体力や運動神経を見てもそっちのが好判断と言えるしね。」



デントの言う通り、もしもの武力行使がある場合はシトロンよりも運動能力が高く数々の修羅場を潜り抜けてきたサトシと巨漢でパワーのあるシトロンの方が良いのは明白だった。




デント「それに、セレナを守るのもシトロンだろ?」



シトロンはそれを聞くと急に目つきが変わり出した。



シトロン「そうですね。さすがデント。素晴らしい判断です!セレナは任せてください!!!あとユリーカも!」



デント「ああ。セレナの事に関しては頼もしいよ!!」



サトシ「やっぱりあいつ単純なとこあるよな。」



サトシはこっそりティエルノに耳打ちをする。



ティエルノ「うん。恋は盲目って言うしね。」




978 名前:名無し 投稿日:2017/08/24 16:55 ID:B9TemCrm
いちいち揚げ足取るみたいですみません。
「巨漢でパワーのあるシトロン」のところ、正しくは「巨漢でパワーのあるティエルノ」であってますよね?
余計なお節介すみませんでした。
979 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/24 17:46 ID:8jTp2wEN

978様

ご指摘ありがとうございます。
気付かずにミスしていました…
980 名前:名無し 投稿日:2017/08/24 19:32 ID:ydCUci4t
久々に更新来て嬉しいです!支援!
981 名前:名無し 投稿日:2017/08/24 19:43 ID:PrVOLxc9
久々の更新ですね!
これからの展開楽しみ!


支援
982 名前:888 投稿日:2017/08/24 21:00 ID:ra1xB2P3
いやあ、内容が厚いわぁ 面白い
久しぶりに読んでみたけどなんでこんなハイクオリティなんだろう
SSにしておくのがもったいないよ
983 名前:名無し 投稿日:2017/08/24 21:40 ID:4eqPfRU1
今回も面白くなってきましたね〜
支援です!
984 名前:名無し 投稿日:2017/08/26 15:30 ID:kIZjrMtj
頭の中でVとかドリドリ(もちろんセレナバージョンw)とかXY&Zが流れてる!

今後の展開もますます楽しみですね( ´ ▽ ` )

メガ支援!!
985 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/27 10:50 ID:ce2L4781


ーーーーそして当日



当日は皆朝から会場に乗り込みそれぞれが定位置についていた。



予想よりもすでに大勢の観客も来ていて、屋台などは賑わっていた。


コウジンタウン職員も何人か現地スタッフとして乗り込み、セレナたちのパフォーマンス開始までステージ上で地域の子供たちによるダンス発表会や、特産物の販売などで大盛り上がりとなっていた。



サトシ「いやー集まるもんだね!」



サトシは汗を拭いながら隣にいるティエルノへ話しかける。



ティエルノ「うん!ライブ以外にもコウジンタウンでイベント主催して宣伝してたからね。」



ちょっとしたお祭りのようになっていた。



サトシ「ライブまではあと1時間あるけど観客席はだいぶ埋まってんな…」



ステージの正面から後列まで簡易的ではあるがパイプ椅子を並べ観客席を作っていたが、すでに半分以上埋まっている状態だった。



ティエルノ「全部埋まったら立ち見か…シート用意して座ってもらうしかないね…」



サトシたちが予想外の繁盛で新しい席の設置などを完了させるとついにライブ開始の時間となった。




986 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/27 10:58 ID:ce2L4781


ステージには司会を務める町職員がマイクを持って上がっていた。



こういうイベントに慣れているスタッフらしく、トークも手際も良かった。



司会「本日はありがとうございます!間も無くライブ開始となりますが、注意事項だけ説明致します!」



司会は良くある禁止事項などを、述べていく。



司会「あと右手の方に救護室も用意していますので体調を崩された方は遠慮せずにご利用下さい!!」



その頃ステージ脇のテントではセレナとムサシが登場を今か今かと待っていた。



セレナ「かなり集まったわね…すごい!」



ムサシ「練習した通りにやるわよ。私は昔この客数の数十倍は相手してたんだから…」




セレナ「だから期待してるわよムサシ先輩。」



ムサシ「…最後のライブになるかもだから私は全身全霊でいくわ。」



セレナ「最後だなんてそんな…とにかく頑張ろう!」



司会「それでは登場してもらいしょう!!幻想的空間を操るエキスパート…セレナーー!!!!」



まずは司会の掛け声と共にセレナがステージに上がり観客に深々と頭を下げる。



観客のテンションもあがって歓声が飛び交う。





987 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/27 11:02 ID:ce2L4781


司会「続きまして!このパフォーマンス界を一世風靡した伝説の女王パフォーマー、ムサビーぃぃぃいい!!」



ムサシもステージへと登るがセレナとは違い、頭を下げずにステージで堂々と腕を組んでいた。



どんな状況でも自分のスタイルを貫いているのだ。



さらに歓声が上がる。



いくら批判的な感情を抱いていても、いざ有名人を前にすると驚き、テンションも上がるものである。




「うおおーー!本物だ!」


「ムサビーーー!!」


「久しぶりだなー!早よテレビ出ろや!」



テレビから姿を消して数年経ってもやはり有名人の格は違うようだ。



これでムサシ、セレナ両方の気も引き締まる。





988 名前:名無し 投稿日:2017/08/27 17:34 ID:DKCeL498
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989 名前:名無し 投稿日:2017/08/28 20:05 ID:VGzgkQ6o
サンムーンでカスミ&タケシ登場
990 名前:名無し 投稿日:2017/08/29 12:06 ID:jGIXYrNa
しぇーん
991 名前:名無し 投稿日:2017/08/29 14:29 ID:HGtj8Mzn
もう書き込むとこないな…新しくスレ建てるんですか?取り敢えず支援!
992 名前:イッチ◆Whc/JdNwwk 投稿日:2017/08/29 17:00 ID:b6FuAZmY


セレナとムサシはマフォクシーとアーボックを繰り出して練習通りの技を手始めに披露した。



観客のテンションは一気に絶頂に達し辺りに歓声がこだまする。



サトシ「すげえ…これがポケモンパフォーマー…」



ティエルノ「うん…やっぱりすごい腕前だよ…それに正反対の2人だから尚…素晴らしい…」



サトシは共に旅をしていた時こそパフォーマンスを見ていたが、ここまで熟練したパフォーマンスを生で見るのは初めての事で感動していた。



シトロン「……」



シトロンは声も発せないほど魅了され、ただステージを眺めていた。



ユリーカ「セレナ…ほんとに夢叶えたんだね。」



ユリーカもその美しいパフォーマンスに心打たれて自分の仕事が疎かになるほどであった。



そのように各格が魅了されている中、1人行動に出ていた者がいた。




…それはデントだ。





993 名前:名無し 投稿日:2017/08/30 23:54 ID:HWhHhXJE
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994 名前:名無し 投稿日:2017/09/01 04:43 ID:EPh6x5J0
あと少しで1000いくけど更新はするんですか?
それとも次スレ建てるんですか?
995 名前:名無し 投稿日:2017/09/01 10:32 ID:BSsG2EL4
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996 名前:名無し 投稿日:2017/09/01 20:27 ID:BX1BnWQg
997 名前:名無し 投稿日:2017/09/01 20:27 ID:BX1BnWQg
998 名前:名無し 投稿日:2017/09/01 20:28 ID:BX1BnWQg
999 名前:名無し 投稿日:2017/09/01 20:28 ID:BX1BnWQg
1000 名前:名無し 投稿日:2017/09/01 20:28 ID:BX1BnWQg
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