ポケットモンスター stand by me 〜人は何処までも成長出来る〜
1 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/21 18:18 ID:z1ZzLkPn
第一話 「サヨナラ…バイバイ………ピカチュウ…」
サトシ「ピカチュウ電光石火!」
次の瞬間ピカチュウは消えた。
正確には電光石火で移動したのだが、
トモには消えた様にしか見えなかった。
それぐらい速かった。
そして、直ぐに、いや、ほぼ同時に衝撃音がして、
そちらに目をやるとルカリオが倒れていた。
そして、ピカチュウが倒れたルカリオの上からサトシの肩に飛んでいく。
ピカチュウ「ピカピー!」
サトシ「凄いぞ!ピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカー」
トモ「(油断したな…)」
まさかここまでとは…
成長とは…怖いものだな…
トモ「戻れルカリオ」
トモはルカリオをモンスターボールに戻した。
トモ「強くなったな、油断してたよ。
まさか、一瞬で来るなんて…」
サトシ「スゲーだろ?!」
トモ「その様子だとお前は変わってないみたいだな…」
サトシ「何だと?!」
トモ「褒めたんだよ…」
サトシ「はあ?」
サトシ「ピカチュウ電光石火!」
次の瞬間ピカチュウは消えた。
正確には電光石火で移動したのだが、
トモには消えた様にしか見えなかった。
それぐらい速かった。
そして、直ぐに、いや、ほぼ同時に衝撃音がして、
そちらに目をやるとルカリオが倒れていた。
そして、ピカチュウが倒れたルカリオの上からサトシの肩に飛んでいく。
ピカチュウ「ピカピー!」
サトシ「凄いぞ!ピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカー」
トモ「(油断したな…)」
まさかここまでとは…
成長とは…怖いものだな…
トモ「戻れルカリオ」
トモはルカリオをモンスターボールに戻した。
トモ「強くなったな、油断してたよ。
まさか、一瞬で来るなんて…」
サトシ「スゲーだろ?!」
トモ「その様子だとお前は変わってないみたいだな…」
サトシ「何だと?!」
トモ「褒めたんだよ…」
サトシ「はあ?」
2 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/21 18:52 ID:z1ZzLkPn
ここはカントー地方マサラタウン。
今日この町には誕生日を迎える1人の少年が居た。
全員「誕生日おめでとう!!」
ピカチュウ「ピカー!」
クラッカーが鳴る。
サトシ「ありがとう」
サトシはケーキに刺さった11の形をしたロウソクの火を吹き消した。
今、サトシの家ではサトシの11歳の誕生日パーティーが開かれている。
パーティーの出席者は、
ハナコ、オーキド博士、シゲル、ケンジ、カスミの5人だ。
近くの住んでいる者は皆集まってくれた。
しかし、カスミが1年前にサトシが壊した自転車でやって来たときは、
サトシも驚いていた。
パーティーはサトシの今までの旅についてのトークで盛り上がった。
しかし、カスミは自分達との旅の途中、
サトシがホウオウに会いに大冒険をしていた事に大変驚いていた。
やがて、パーティーは終わりを迎え、
ハナコとバリヤードと「サートシ君とは違って僕はしっかりとお手伝いする」とか何とか言っているシゲルが片付けをしている間、
サトシとカスミはバトルをしていた。
サトシ「ピカチュウ!キミに決めた!!」
カスミ「行け!マイ ステディ!!」
今日この町には誕生日を迎える1人の少年が居た。
全員「誕生日おめでとう!!」
ピカチュウ「ピカー!」
クラッカーが鳴る。
サトシ「ありがとう」
サトシはケーキに刺さった11の形をしたロウソクの火を吹き消した。
今、サトシの家ではサトシの11歳の誕生日パーティーが開かれている。
パーティーの出席者は、
ハナコ、オーキド博士、シゲル、ケンジ、カスミの5人だ。
近くの住んでいる者は皆集まってくれた。
しかし、カスミが1年前にサトシが壊した自転車でやって来たときは、
サトシも驚いていた。
パーティーはサトシの今までの旅についてのトークで盛り上がった。
しかし、カスミは自分達との旅の途中、
サトシがホウオウに会いに大冒険をしていた事に大変驚いていた。
やがて、パーティーは終わりを迎え、
ハナコとバリヤードと「サートシ君とは違って僕はしっかりとお手伝いする」とか何とか言っているシゲルが片付けをしている間、
サトシとカスミはバトルをしていた。
サトシ「ピカチュウ!キミに決めた!!」
カスミ「行け!マイ ステディ!!」
3 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/21 22:13 ID:z1ZzLkPn
サトシの肩からはピカチュウが、
カスミのモンスターボールからはコダックが飛び出す。
カスミ「コダック水鉄砲 ! ! 」
コダックの口から水が飛び出す。
水鉄砲は弧を画いてピカチュウの頭を直撃した。
しかし、威力は低く、
ピカチュウは「チャー」と気持ち良さそうに声をあげた。
サトシ「ピカチュウ ! 10万ボルト ! ! 」
ピカチュウ「ピカチュゥ…」
ピカチュウは首を横に振る。
サトシ「ピカチュウ ! いつまでそんなこと言ってるんだよ ! 」
カスミ「ピカチュウいい子いい子 ! 」
カスミから予想通りの言葉が飛んでくる。
しかし、次の言葉は意外だった。
カスミ「…でも、今日はいいよ。いい子じゃなくて…」
ピカチュウ「ピカ?」
カスミ「コダック ! 逃げたら承知しないからね ! ! 」
コダックは相変わらず頭を抱えている。
サトシ「ピカチュウ ! 10万ボルト ! ! 」
ピカチュウ「ピカ…」
ピカチュウも相変わらず攻撃しない。
サトシ「ったく。しょうがないな…ピカチュウ戻れ ! 」
ピカチュウ「ピカー ! 」
ピカチュウはサトシのもとへ戻る。
サトシは腰からモンスターボールを1つ取り出す。
そして、それを投げる。
サトシ「キミに決めた ! ! 」
カスミのモンスターボールからはコダックが飛び出す。
カスミ「コダック水鉄砲 ! ! 」
コダックの口から水が飛び出す。
水鉄砲は弧を画いてピカチュウの頭を直撃した。
しかし、威力は低く、
ピカチュウは「チャー」と気持ち良さそうに声をあげた。
サトシ「ピカチュウ ! 10万ボルト ! ! 」
ピカチュウ「ピカチュゥ…」
ピカチュウは首を横に振る。
サトシ「ピカチュウ ! いつまでそんなこと言ってるんだよ ! 」
カスミ「ピカチュウいい子いい子 ! 」
カスミから予想通りの言葉が飛んでくる。
しかし、次の言葉は意外だった。
カスミ「…でも、今日はいいよ。いい子じゃなくて…」
ピカチュウ「ピカ?」
カスミ「コダック ! 逃げたら承知しないからね ! ! 」
コダックは相変わらず頭を抱えている。
サトシ「ピカチュウ ! 10万ボルト ! ! 」
ピカチュウ「ピカ…」
ピカチュウも相変わらず攻撃しない。
サトシ「ったく。しょうがないな…ピカチュウ戻れ ! 」
ピカチュウ「ピカー ! 」
ピカチュウはサトシのもとへ戻る。
サトシは腰からモンスターボールを1つ取り出す。
そして、それを投げる。
サトシ「キミに決めた ! ! 」
4 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/22 17:00 ID:ioNK4VtQ
サトシのモンスターボールからはベトベトンが飛び出した。
ベトベトン「ベトベトーン…」
鼻の曲がるような臭いが辺りに漂う。
カスミ「うぅ…何でベトベトンなんか出すのよ!」
カスミは鼻を摘まみながら怒鳴る。
コダックは臭いを気にしていないのか、
臭いで悪化しているのか、
頭を抑えている。
その臭いは微かだがキッチンにも届いているようで…
ハナコ「なんだか少し臭うわ…」
バリヤード「バ、バリ…」
シゲル「うぅ…」
一方、サトシはと言うと…
サトシ「な、なんとも素敵なお香りでぇ…」
臭いにやられている。
カスミ「言い方変えたって臭いものは臭いのよ!」
コダック「コダァ…」
コダックが頭を抱えながら倒れ込む。
臭いで頭痛が酷くなったのだろう。
サトシ「いいぞ!ベトベトン!
…あ、でも…」
カスミ「コダック!サイコキネシス!!」
コダックの体が紫の光に包まれる。
次の瞬間、ベトベトンは吹き飛ばされ、
戦闘不能状態になっていた。
サトシ「戻れベトベトン!
…っくそぉ。
まだまだだ!行け!ピカチュウ!! 」
ピカチュウ「ぴか?!」
ピカチュウは首を横に振る。
サトシ「ピカチュウ!!」
サトシが怒鳴る。
ピカチュウ「ピカ…」
ピカチュウは渋々前へ出る。
サトシ「ピカチュウ!俺たちのゼンリョクを見せつけてやろうぜ!!」
ピカチュウ「ピカ…」
ベトベトン「ベトベトーン…」
鼻の曲がるような臭いが辺りに漂う。
カスミ「うぅ…何でベトベトンなんか出すのよ!」
カスミは鼻を摘まみながら怒鳴る。
コダックは臭いを気にしていないのか、
臭いで悪化しているのか、
頭を抑えている。
その臭いは微かだがキッチンにも届いているようで…
ハナコ「なんだか少し臭うわ…」
バリヤード「バ、バリ…」
シゲル「うぅ…」
一方、サトシはと言うと…
サトシ「な、なんとも素敵なお香りでぇ…」
臭いにやられている。
カスミ「言い方変えたって臭いものは臭いのよ!」
コダック「コダァ…」
コダックが頭を抱えながら倒れ込む。
臭いで頭痛が酷くなったのだろう。
サトシ「いいぞ!ベトベトン!
…あ、でも…」
カスミ「コダック!サイコキネシス!!」
コダックの体が紫の光に包まれる。
次の瞬間、ベトベトンは吹き飛ばされ、
戦闘不能状態になっていた。
サトシ「戻れベトベトン!
…っくそぉ。
まだまだだ!行け!ピカチュウ!! 」
ピカチュウ「ぴか?!」
ピカチュウは首を横に振る。
サトシ「ピカチュウ!!」
サトシが怒鳴る。
ピカチュウ「ピカ…」
ピカチュウは渋々前へ出る。
サトシ「ピカチュウ!俺たちのゼンリョクを見せつけてやろうぜ!!」
ピカチュウ「ピカ…」
5 名前:そばにい〜たいよ〜 投稿日:2017/07/22 18:25 ID:v245jzuo
きみのた〜めにでき〜るこ〜とが〜
6 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/23 06:42 ID:RwSqOGIF
このスレに対して何か文句があるのですか?
できれば一区切りするまで何も書かないで頂きたいのですが。
できれば一区切りするまで何も書かないで頂きたいのですが。
7 名前:名無し 投稿日:2017/07/23 16:11 ID:amu7IhSf
あなたに〜女の子の1番〜大切な〜物をあげるわ〜
8 名前:名無し 投稿日:2017/07/23 18:09 ID:GecJdrni
どこで一区切りか誰も知らないのに書き込むなだってよ、自分でレスして中断してるくせに
無支援ゴ
無支援ゴ
9 名前:名無し 投稿日:2017/07/23 19:43 ID:mKesNLEL
まーたポケモンssかよ
10 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/23 22:14 ID:RwSqOGIF
申し訳ありませんでした。
今、考えてみると自分の対応は間違っていたと思います。
一度書き込むと取り消しできないので、
よ~く考えて書いたのですが、
相手を否定するものではありませんね。
敬語を使っていればいいと言うものではないのでしょう。
なるべく間を開けないように続きを書かなければと、
24時間頭を回転させて続きを考えたりしていると気づかなくてもストレスを抱えてしまうものなのですね。
そうすると、相手を否定する考えが浮かんでしまいます。
自分は相手を怒らせないように文句を言おうとしていたのかもしれません。
ストレスが溜まった時は、
自分は大丈夫だと強がるのでもなく、
何かに当たってストレスを発散するのでもなく、
深呼吸して、落ち着いてから自分と向き合うべきなのでしょう。
そして、意地でも自分の悪いところを見つけるべきなのでしょう。
完璧な人間などいない訳で誰にでも欠点はあります。
なので、必ず見つかるはずなのです。
例え、何処からどう見ても自分より相手の方が悪い場合でも、
絶対にどこかしら自分にも悪かった部分があると思います。
例え、相手とはとても比べ物にならないほど小さなことだったとしても、
それと向き合わない限り、
そっちが悪い、
そっちが悪いの繰り返しで何も進歩しないのだと今は思っています。
小さな子供に教えるようなことだと思いますよね。
でも、それを知らずに成長した大人、
忘れて成長した大人は結構います。
一度成長した人間はほとんど振り出しに戻ろうとすることはありません。
だから、振り出しに戻って学び直すことが大切だと思うんです。
自分はそれが出来てとても良かったと思います。
こんなことが起こってしまったことに関してはいいことだとは思いません。
ですが、成長出来たことはいいことだと思うのです。
今回のことが良いことだったのかどうかはわかりませんが、
「結果良ければ、全て良し」にできることが一番大切だと思うのです。
実は、ここに来るのをやめようとも考えたんです。
しかし、それは決してしてはいけないことなのだと気づきました。
インターネットは顔が見えないので簡単に逃げることができます。
しかし、逃げているだけでは他の場所でも逃げ続け疲れるだけです。
かと言って、反論すればよいと言う訳でもないのでしょう。
それは、自分の過ちから逃げることです。
つまり、自分の過ちからは逃げてはいけないのです。
逃げると言うことは、楽そうに見えますが、
本人にとても負担の掛かることです。
こんなの馬鹿馬鹿しいじゃないですか。
ずっと、この状態でいるより修復した方が明らかに楽ではありませんか?
僕も人間ですのでまた同じようなことが絶対に起こらないとは限りません。
ですが、僕は絶対に今回学んだことを無駄にはしません。
皆さんでそうしていけるようにしたいのです。
協力して頂けませんか?
今、考えてみると自分の対応は間違っていたと思います。
一度書き込むと取り消しできないので、
よ~く考えて書いたのですが、
相手を否定するものではありませんね。
敬語を使っていればいいと言うものではないのでしょう。
なるべく間を開けないように続きを書かなければと、
24時間頭を回転させて続きを考えたりしていると気づかなくてもストレスを抱えてしまうものなのですね。
そうすると、相手を否定する考えが浮かんでしまいます。
自分は相手を怒らせないように文句を言おうとしていたのかもしれません。
ストレスが溜まった時は、
自分は大丈夫だと強がるのでもなく、
何かに当たってストレスを発散するのでもなく、
深呼吸して、落ち着いてから自分と向き合うべきなのでしょう。
そして、意地でも自分の悪いところを見つけるべきなのでしょう。
完璧な人間などいない訳で誰にでも欠点はあります。
なので、必ず見つかるはずなのです。
例え、何処からどう見ても自分より相手の方が悪い場合でも、
絶対にどこかしら自分にも悪かった部分があると思います。
例え、相手とはとても比べ物にならないほど小さなことだったとしても、
それと向き合わない限り、
そっちが悪い、
そっちが悪いの繰り返しで何も進歩しないのだと今は思っています。
小さな子供に教えるようなことだと思いますよね。
でも、それを知らずに成長した大人、
忘れて成長した大人は結構います。
一度成長した人間はほとんど振り出しに戻ろうとすることはありません。
だから、振り出しに戻って学び直すことが大切だと思うんです。
自分はそれが出来てとても良かったと思います。
こんなことが起こってしまったことに関してはいいことだとは思いません。
ですが、成長出来たことはいいことだと思うのです。
今回のことが良いことだったのかどうかはわかりませんが、
「結果良ければ、全て良し」にできることが一番大切だと思うのです。
実は、ここに来るのをやめようとも考えたんです。
しかし、それは決してしてはいけないことなのだと気づきました。
インターネットは顔が見えないので簡単に逃げることができます。
しかし、逃げているだけでは他の場所でも逃げ続け疲れるだけです。
かと言って、反論すればよいと言う訳でもないのでしょう。
それは、自分の過ちから逃げることです。
つまり、自分の過ちからは逃げてはいけないのです。
逃げると言うことは、楽そうに見えますが、
本人にとても負担の掛かることです。
こんなの馬鹿馬鹿しいじゃないですか。
ずっと、この状態でいるより修復した方が明らかに楽ではありませんか?
僕も人間ですのでまた同じようなことが絶対に起こらないとは限りません。
ですが、僕は絶対に今回学んだことを無駄にはしません。
皆さんでそうしていけるようにしたいのです。
協力して頂けませんか?
11 名前:名無し 投稿日:2017/07/24 22:36 ID:YvyfROVO
んじゃ早く書けよ
その長い文章考えてる間に本編進めろよ
何しにきたんだお前は
無駄スレ立てんな
その長い文章考えてる間に本編進めろよ
何しにきたんだお前は
無駄スレ立てんな
12 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/25 06:00 ID:GLrrwASS
はい。
13 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/25 06:39 ID:GLrrwASS
ピカチュウ「ピカー!」
サトシ「ピカチュウ!!」
ピカチュウは地面に叩きつけられた。
そして、追い討ちをかけるようにサイコパワーはピカチュウを地面に押し付ける。
ピカチュウ「ピ…カ…チュゥ…」
ピカチュウが苦しそうな声を上げる。
サトシ「ピカチュウ!あのバトルを思い出せ!!」
ピカチュウ「ピカ…」
ピカチュウがあのバトルと聞いて思い出したのはヤマブキジムのジムリーダーナツメとのバトルだった。
あの時、サトシ達は4つ目のジムバッチ“ゴールドバッチ“を手に入れるため、
ヤマブキジムのジムリーダーナツメにバトルを申し込んでいた。
謎のおじさんに止められたがサトシはそんなのお構いなしで迷いなくバトルを申し込んだ。
しかし、ピカチュウの電気ショックがユンゲラーに当たることはなかった。
サイコパワーによって電気ショックはピカチュウのもとに帰ってきたのだ。
そのあとのことは、色々ごちゃごちゃしていて良くは覚えていないが、
ナツメに人形にされたあと謎のおじさんに助けられたのだった。
謎のおじさんの正体はナツメの近隣の人らしい。
少なくともサトシはそう記憶している。
もう1度挑戦したが、結局実力で勝つことはできなかった。
しかし、あの時、ピカチュウはたった1回だが10万ボルトをユンゲラーに当てたのだ。
サトシのバトル論からすれば念力には根性で対抗すればよかった。
今もあの時のように…
ピカチュウは立ち上がる。
体全体に圧迫感があるが水に入った時の水圧のようなものだ。
サトシ「ピカチュウ!10万ボルト!!」
ピカチュウ「ピーカーチュウ!!!」
電気袋に力を入れる。
身体中に電気が流れる。
いつものようにジャンプして放つことはできなかったが、
あの時のように歯を食い縛って、
しっかりと地面を踏みしめ放った。
サトシ「行っけー!!」
しかし、10万ボルトがコダックに届くことはなかった。
サトシ「ピカチュウ!!」
ピカチュウは地面に叩きつけられた。
そして、追い討ちをかけるようにサイコパワーはピカチュウを地面に押し付ける。
ピカチュウ「ピ…カ…チュゥ…」
ピカチュウが苦しそうな声を上げる。
サトシ「ピカチュウ!あのバトルを思い出せ!!」
ピカチュウ「ピカ…」
ピカチュウがあのバトルと聞いて思い出したのはヤマブキジムのジムリーダーナツメとのバトルだった。
あの時、サトシ達は4つ目のジムバッチ“ゴールドバッチ“を手に入れるため、
ヤマブキジムのジムリーダーナツメにバトルを申し込んでいた。
謎のおじさんに止められたがサトシはそんなのお構いなしで迷いなくバトルを申し込んだ。
しかし、ピカチュウの電気ショックがユンゲラーに当たることはなかった。
サイコパワーによって電気ショックはピカチュウのもとに帰ってきたのだ。
そのあとのことは、色々ごちゃごちゃしていて良くは覚えていないが、
ナツメに人形にされたあと謎のおじさんに助けられたのだった。
謎のおじさんの正体はナツメの近隣の人らしい。
少なくともサトシはそう記憶している。
もう1度挑戦したが、結局実力で勝つことはできなかった。
しかし、あの時、ピカチュウはたった1回だが10万ボルトをユンゲラーに当てたのだ。
サトシのバトル論からすれば念力には根性で対抗すればよかった。
今もあの時のように…
ピカチュウは立ち上がる。
体全体に圧迫感があるが水に入った時の水圧のようなものだ。
サトシ「ピカチュウ!10万ボルト!!」
ピカチュウ「ピーカーチュウ!!!」
電気袋に力を入れる。
身体中に電気が流れる。
いつものようにジャンプして放つことはできなかったが、
あの時のように歯を食い縛って、
しっかりと地面を踏みしめ放った。
サトシ「行っけー!!」
しかし、10万ボルトがコダックに届くことはなかった。
14 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/25 08:54 ID:GLrrwASS
10万ボルトはまっすぐピカチュウのもとへ帰ってくる。
ピカチュウ「ピカ…」
10万ボルトはピカチュウを押し飛ばす。
ピカチュウ「ピカ!」
しかし、ピカチュウはしっかりと着地した。
もう、サイコキネシスのことなど忘れていた。
そんなもの、今のピカチュウには無いに等しい。
サトシ「行くぞピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカ!」
サトシは腕を顔の前で交差させ、腰に下げる。
ピカチュウも同じ動作を繰り返す。
続けてサトシが腕を前に出して交差する。
ピカチュウも繰り返す。
2人は左足スライドさせる。
左腕を上に上げ、体を捻らせながら右腰に回す。
そして、再び左上に戻して手を広げる。
そして、左手を顔の右側に回した。
同時に、右手を左腰付近に伸ばす。
Zワザのポーズだ。
ピカチュウが腕を大きく広げる。
すると、ピカチュウの前に電気の塊が現れる。
右腕を後ろに下げる。
サトシ「これが俺たちのゼンリョクだー!!」
ピカチュウ「ピカーピカーピカー!!」
右腕を前に突き出すと、
電気の塊はスパーキングギガボルトへと変わった。
ピカチュウ「ピカー!!!」
スパーキングギガボルトがコダックを吹き飛ばしたのは言うまでもない。
全てを吹き飛ばしてしまうのではないかと思うほどの爆風が起こった。
爆風はサトシの家の窓を大きく揺らした。
家の中も騒ぎ始める。
ハナコ「な、何?!」
バリヤード「バ、バリ?!」
砂埃が収まると目を回して倒れた状態のコダックが現れた。
カスミは大きく目を見開いて、
呆然と立ち尽くしていた。
ピカチュウ「ピカ…」
10万ボルトはピカチュウを押し飛ばす。
ピカチュウ「ピカ!」
しかし、ピカチュウはしっかりと着地した。
もう、サイコキネシスのことなど忘れていた。
そんなもの、今のピカチュウには無いに等しい。
サトシ「行くぞピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカ!」
サトシは腕を顔の前で交差させ、腰に下げる。
ピカチュウも同じ動作を繰り返す。
続けてサトシが腕を前に出して交差する。
ピカチュウも繰り返す。
2人は左足スライドさせる。
左腕を上に上げ、体を捻らせながら右腰に回す。
そして、再び左上に戻して手を広げる。
そして、左手を顔の右側に回した。
同時に、右手を左腰付近に伸ばす。
Zワザのポーズだ。
ピカチュウが腕を大きく広げる。
すると、ピカチュウの前に電気の塊が現れる。
右腕を後ろに下げる。
サトシ「これが俺たちのゼンリョクだー!!」
ピカチュウ「ピカーピカーピカー!!」
右腕を前に突き出すと、
電気の塊はスパーキングギガボルトへと変わった。
ピカチュウ「ピカー!!!」
スパーキングギガボルトがコダックを吹き飛ばしたのは言うまでもない。
全てを吹き飛ばしてしまうのではないかと思うほどの爆風が起こった。
爆風はサトシの家の窓を大きく揺らした。
家の中も騒ぎ始める。
ハナコ「な、何?!」
バリヤード「バ、バリ?!」
砂埃が収まると目を回して倒れた状態のコダックが現れた。
カスミは大きく目を見開いて、
呆然と立ち尽くしていた。
15 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/25 21:44 ID:GLrrwASS
サトシ「全然変わってないよな…」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「いや、町の景色が。
俺達が旅に出た頃と全然変わってないなーって思って。」
カスミ「いつ、おっさんになったのよ?」
サトシはいきなり後ろから声をかけられ慌てる。
しかし、慌てる理由がないことに気付き落ち着く。
別に、聞かれて困るようなことは話していなかった。
しかし、自分の心情を知られるのはあまりいい気分ではない。
特にカスミとはそうだった。
お互い意地を張り合って弱みを隠していた。
カスミとはそう言う仲だった。
今思えば、そのお陰でお互い成長出来たのかもしれない。
サトシ「おっさんって何だよ?」
カスミ「だって、サトシが旅に出てからまだ1年しか経ってないじゃない。
一体どれだけ歳をとったのよ。」
サトシ「そっか…まだ1年か…」
サトシはその数字を聞いて驚く。
まさか、1年しか経っていなかったなんて…
もちろん、知らなかった訳ではない。
しかし、サトシは覚えていなかった。
旅なんかしていたからだろう。
時間なんて忘れていた。
ただただ、突っ走っていた。
そう言う場合、大抵物凄い時間が経っているものなのだろうが、
サトシの場合は時間が過ぎるのは遅かった。
走っていたから時間が追い越せなかったのかもしれない。
サトシ「俺、20年位経ってると思ってた…」
カスミ「20年も?!サトシこう見えて頭はおっさんなんだ。」
サトシ「はあ?!」
2人からは笑みがこぼれていた。
しかし、その中で1匹だけ寂しそうなポケモンがいた。
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「いや、町の景色が。
俺達が旅に出た頃と全然変わってないなーって思って。」
カスミ「いつ、おっさんになったのよ?」
サトシはいきなり後ろから声をかけられ慌てる。
しかし、慌てる理由がないことに気付き落ち着く。
別に、聞かれて困るようなことは話していなかった。
しかし、自分の心情を知られるのはあまりいい気分ではない。
特にカスミとはそうだった。
お互い意地を張り合って弱みを隠していた。
カスミとはそう言う仲だった。
今思えば、そのお陰でお互い成長出来たのかもしれない。
サトシ「おっさんって何だよ?」
カスミ「だって、サトシが旅に出てからまだ1年しか経ってないじゃない。
一体どれだけ歳をとったのよ。」
サトシ「そっか…まだ1年か…」
サトシはその数字を聞いて驚く。
まさか、1年しか経っていなかったなんて…
もちろん、知らなかった訳ではない。
しかし、サトシは覚えていなかった。
旅なんかしていたからだろう。
時間なんて忘れていた。
ただただ、突っ走っていた。
そう言う場合、大抵物凄い時間が経っているものなのだろうが、
サトシの場合は時間が過ぎるのは遅かった。
走っていたから時間が追い越せなかったのかもしれない。
サトシ「俺、20年位経ってると思ってた…」
カスミ「20年も?!サトシこう見えて頭はおっさんなんだ。」
サトシ「はあ?!」
2人からは笑みがこぼれていた。
しかし、その中で1匹だけ寂しそうなポケモンがいた。
16 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/26 21:28 ID:4nTNqtcJ
サトシ「俺達って、成長したのかな?」
カスミ「まあ、サトシなりには成長したんじゃない。
さっきの技凄かったし。」
サトシ「あれはZワザだよ。
トレーナーとポケモンが一体となって放つ特別な技なんだ。
Zワザはアローラ地方独特の儀式“島めぐり“に参加すると使えるようになるんだ。
島めぐりって言うのは4つの島を巡って試練や大試練に挑戦するんだ。
突破すると、Zワザを使うのに必要なZクリスタルが貰えるって訳。」
カスミ「へぇ~。」
サトシ「あの程度のZワザ…ちゃんと絆があれば誰だって出せるさ…」
カスミ「…」
サトシ「俺達はZワザのパワーに頼って…いや、俺はポケモンの力に頼っているだけなんだ。」
カスミ「そんなことはないんじゃ…」
サトシ「どうして俺の根性で行けー!みたいな戦術でバトルに勝てると思う?」
カスミ「それは、サトシの根性がポケモンに伝わって…」
サトシ「確かに…最初はそうかもしれないな…」
カスミ「最初は?」
サトシ「俺はポケモンが強く…いや、力を発揮するのを手伝っただけだ。」
カスミ「でも、ポケモン達はサトシと旅をしながら成長してた…」
サトシ「自分で勝手に強くなったんだよ。
あいつら強いから…」
サトシは昔自分の言った言葉を思い出した。
サトシ「俺はゲッコウガになる!」
それは、サトシのポケモン、ゲッコウガのように強くなると言う意味だった。
カスミ「まあ、サトシなりには成長したんじゃない。
さっきの技凄かったし。」
サトシ「あれはZワザだよ。
トレーナーとポケモンが一体となって放つ特別な技なんだ。
Zワザはアローラ地方独特の儀式“島めぐり“に参加すると使えるようになるんだ。
島めぐりって言うのは4つの島を巡って試練や大試練に挑戦するんだ。
突破すると、Zワザを使うのに必要なZクリスタルが貰えるって訳。」
カスミ「へぇ~。」
サトシ「あの程度のZワザ…ちゃんと絆があれば誰だって出せるさ…」
カスミ「…」
サトシ「俺達はZワザのパワーに頼って…いや、俺はポケモンの力に頼っているだけなんだ。」
カスミ「そんなことはないんじゃ…」
サトシ「どうして俺の根性で行けー!みたいな戦術でバトルに勝てると思う?」
カスミ「それは、サトシの根性がポケモンに伝わって…」
サトシ「確かに…最初はそうかもしれないな…」
カスミ「最初は?」
サトシ「俺はポケモンが強く…いや、力を発揮するのを手伝っただけだ。」
カスミ「でも、ポケモン達はサトシと旅をしながら成長してた…」
サトシ「自分で勝手に強くなったんだよ。
あいつら強いから…」
サトシは昔自分の言った言葉を思い出した。
サトシ「俺はゲッコウガになる!」
それは、サトシのポケモン、ゲッコウガのように強くなると言う意味だった。
17 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/29 22:23 ID:VGbicGDu
強いのはポケモンだ。
自分じゃない…
だから、決めた。
自分も強くなると…
そうしていたはずだった。
しかし、自分は変わっていない。
どうしてだっけ?
思い出せない。
色々考えると頭がいっぱいになる。
難しいことは嫌いだ。
自分はそんなに頭は良くない。
サトシ「もう、訳分かんねぇ!
考えれば考える程分かんなくなる。」
カスミ「サトシのその頭はそんな難しいこと受け付けないもんね。」
どう言う意味だよ!
と、返ってくると思っていた返事が返ってこない。
サトシは頭を抱えてイライラした様子を見せている。
そんなサトシは見てカスミはある話を切り出す。
カスミ「そう言えば、サトシはあのチラシ見た?」
サトシ「チラシ?」
カスミ「そう。バトル大会の」
サトシ「見てねぇよ…」
カスミ「トキワシティで開かれる大会で、
優勝したらフェアリーレンに行けるらしいわよ。」
サトシ「フェアリーレン?」
カスミ「島よ。この名前は何処かの国の言葉。
その島に一番最初に付いた名前らしいわ。
希望島なんて綺麗な名前もあるけど一般的にはこれが使われているわ。」
サトシ「ふ~ん。で、フェアリーレンってどんな島なんだ?」
カスミ「5年前に噴火によってできた火山島よ。
2年前に人が住める状態になって小さな町がいくつかできたんだけど酷いらしいわ。」
サトシ「酷い?」
カスミ「ええ。野生のポケモンがあり得ない程いるんだけど、
とても凶暴らしいわ。
だから、島から帰ってきたトレーナーは皆トレーナーを辞めてしまうそうよ。
理由は色々あるけど全部その島のポケモンが原因らしいわ。
そんなんだから、別名トレーナーキラーと呼ばれていて、
普通のトレーナーは行けないそうよ。」
サトシ「ふ~ん。」
カスミ「ちなみにフェアリーレンの由来は発見者が体験したことを元に付けられたそうよ。
確か…意味は……失う…」
自分じゃない…
だから、決めた。
自分も強くなると…
そうしていたはずだった。
しかし、自分は変わっていない。
どうしてだっけ?
思い出せない。
色々考えると頭がいっぱいになる。
難しいことは嫌いだ。
自分はそんなに頭は良くない。
サトシ「もう、訳分かんねぇ!
考えれば考える程分かんなくなる。」
カスミ「サトシのその頭はそんな難しいこと受け付けないもんね。」
どう言う意味だよ!
と、返ってくると思っていた返事が返ってこない。
サトシは頭を抱えてイライラした様子を見せている。
そんなサトシは見てカスミはある話を切り出す。
カスミ「そう言えば、サトシはあのチラシ見た?」
サトシ「チラシ?」
カスミ「そう。バトル大会の」
サトシ「見てねぇよ…」
カスミ「トキワシティで開かれる大会で、
優勝したらフェアリーレンに行けるらしいわよ。」
サトシ「フェアリーレン?」
カスミ「島よ。この名前は何処かの国の言葉。
その島に一番最初に付いた名前らしいわ。
希望島なんて綺麗な名前もあるけど一般的にはこれが使われているわ。」
サトシ「ふ~ん。で、フェアリーレンってどんな島なんだ?」
カスミ「5年前に噴火によってできた火山島よ。
2年前に人が住める状態になって小さな町がいくつかできたんだけど酷いらしいわ。」
サトシ「酷い?」
カスミ「ええ。野生のポケモンがあり得ない程いるんだけど、
とても凶暴らしいわ。
だから、島から帰ってきたトレーナーは皆トレーナーを辞めてしまうそうよ。
理由は色々あるけど全部その島のポケモンが原因らしいわ。
そんなんだから、別名トレーナーキラーと呼ばれていて、
普通のトレーナーは行けないそうよ。」
サトシ「ふ~ん。」
カスミ「ちなみにフェアリーレンの由来は発見者が体験したことを元に付けられたそうよ。
確か…意味は……失う…」
18 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/07/31 06:02 ID:NXnRa89K
サトシ「失う…か…」
カスミ「全部チラシに載っていたことだから詳しくは知らないけど。」
サトシ「フェアリーレン…」
強い野生ポケモン…
トレーナーキラー…
ポケモンマスターになるサトシにはぴったりの場所だ。
失う…
どう言う意味だろう?
今まで何匹ものポケモンと別れてきた。
だから、ちょっとぐらい失うなんて…
だが、もっと恐ろしいものを感じる。
カスミ「参加してみる?」
サトシ「うん…」
カスミ「あれ?サトシ怖いのかな?」
サトシ「そんなわけないだろ!よーし…」
サトシは立ち上がる。
サトシ「フェアリーレンだかなんだか知らないけど、
この俺サトシがゲットしてやるぜ!」
カスミ「ゲットって何をよ?」
サトシ「何でもだ!
来いピカチュウ!トキワシティに行くぞ!」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウはサトシの肩に飛び乗った。
サトシは走っていく。
カスミ「ちょっと!今行く気?!」
そうだ。悩んでちゃ駄目だ。
俺は世界一のポケモンマスターになるんだ。
止まってちゃ駄目だ。
動かなきゃ。
考えるより動く。
そうすれば答えは見つかる!
カスミ「全部チラシに載っていたことだから詳しくは知らないけど。」
サトシ「フェアリーレン…」
強い野生ポケモン…
トレーナーキラー…
ポケモンマスターになるサトシにはぴったりの場所だ。
失う…
どう言う意味だろう?
今まで何匹ものポケモンと別れてきた。
だから、ちょっとぐらい失うなんて…
だが、もっと恐ろしいものを感じる。
カスミ「参加してみる?」
サトシ「うん…」
カスミ「あれ?サトシ怖いのかな?」
サトシ「そんなわけないだろ!よーし…」
サトシは立ち上がる。
サトシ「フェアリーレンだかなんだか知らないけど、
この俺サトシがゲットしてやるぜ!」
カスミ「ゲットって何をよ?」
サトシ「何でもだ!
来いピカチュウ!トキワシティに行くぞ!」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウはサトシの肩に飛び乗った。
サトシは走っていく。
カスミ「ちょっと!今行く気?!」
そうだ。悩んでちゃ駄目だ。
俺は世界一のポケモンマスターになるんだ。
止まってちゃ駄目だ。
動かなきゃ。
考えるより動く。
そうすれば答えは見つかる!
19 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/08/02 22:26 ID:QhIIxyHD
帽子を被り、グローブを手にはめる。
サトシ「俺、サトシ。」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「俺は全世界のポケモンに宣言する。
世界一のポケモントレーナー、
いや、ポケモンマスター。
そうとも、それは俺だ!」
ピカチュウ「…ピカ?」
サトシ「懐かしいな…ピカチュウ。」
ピカチュウ「…ピ…カ…ピカ?」
サトシ「そっか。ピカチュウ居なかったっけ?
ずっと一緒に居たからこの時も居たんだと思ってた…」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウがサトシの肩に乗り、じゃれつく。
サトシ「くすぐったいよ…ピカチュウ。」
サトシはピカチュウを持ち上げる。
サトシ「覚えてるか?
俺達が旅に出たあの日ホウオウに出会って、
そのあと、旅の仲間にも出会って…
マコト…ソウジ……
…いや、カスミやタケシと出会って…
あれ?」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「あいつら………何処で出会ったんだっけ?」
サトシの記憶では森にエンテイが居ると聞き、
サトシと同じように駆けつけたマコトとソウジと出会い、
色々と事件が起きたあとホウオウに会いに行くために一緒に旅をすることになったのだった。
そして、その旅路にキャタピーから育てたバタフリーと別れ、
トレーナーに捨てられたヒトカゲと絆を深めた筈だった。
しかし、サトシにはもう1つの記憶があった。
オニスズメの大群から逃げるために川に飛び込んだのをカスミに釣り上げられ、
壊したカスミの自転車の弁償を迫られ、
なんだかんだでカスミはサトシについてきた。
そして、タケシもジム戦をした後、
ジムを離れてよいことになったので、
なんだかんだでついてきた。
今考えれば、色々と矛盾が生じている。
サトシ「まあ、どうでもいいや。
何であろうと仲間は仲間だ。」
ピカチュウ「ピ…」
サトシ「ピカチュウ。明日はトキワシティに出発する日だぞ。
早く寝ようぜ。」
ピカチュウ「ピカ!」
サトシとピカチュウはベットに飛び込み直ぐに寝てしまった。
その姿は一年前と変わらないな…
と、ハナコは少し開いた扉の向こうから思っていた。
サトシ「俺、サトシ。」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「俺は全世界のポケモンに宣言する。
世界一のポケモントレーナー、
いや、ポケモンマスター。
そうとも、それは俺だ!」
ピカチュウ「…ピカ?」
サトシ「懐かしいな…ピカチュウ。」
ピカチュウ「…ピ…カ…ピカ?」
サトシ「そっか。ピカチュウ居なかったっけ?
ずっと一緒に居たからこの時も居たんだと思ってた…」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウがサトシの肩に乗り、じゃれつく。
サトシ「くすぐったいよ…ピカチュウ。」
サトシはピカチュウを持ち上げる。
サトシ「覚えてるか?
俺達が旅に出たあの日ホウオウに出会って、
そのあと、旅の仲間にも出会って…
マコト…ソウジ……
…いや、カスミやタケシと出会って…
あれ?」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「あいつら………何処で出会ったんだっけ?」
サトシの記憶では森にエンテイが居ると聞き、
サトシと同じように駆けつけたマコトとソウジと出会い、
色々と事件が起きたあとホウオウに会いに行くために一緒に旅をすることになったのだった。
そして、その旅路にキャタピーから育てたバタフリーと別れ、
トレーナーに捨てられたヒトカゲと絆を深めた筈だった。
しかし、サトシにはもう1つの記憶があった。
オニスズメの大群から逃げるために川に飛び込んだのをカスミに釣り上げられ、
壊したカスミの自転車の弁償を迫られ、
なんだかんだでカスミはサトシについてきた。
そして、タケシもジム戦をした後、
ジムを離れてよいことになったので、
なんだかんだでついてきた。
今考えれば、色々と矛盾が生じている。
サトシ「まあ、どうでもいいや。
何であろうと仲間は仲間だ。」
ピカチュウ「ピ…」
サトシ「ピカチュウ。明日はトキワシティに出発する日だぞ。
早く寝ようぜ。」
ピカチュウ「ピカ!」
サトシとピカチュウはベットに飛び込み直ぐに寝てしまった。
その姿は一年前と変わらないな…
と、ハナコは少し開いた扉の向こうから思っていた。
20 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/08/07 11:00 ID:SWJPTmTA
サトシ「ピカチュウ!10万ボルト!」
しかし、ピカチュウは動かない。
サトシ「ピカチュウ?」
ピカチュウはとことこ歩いて俺から離れていく。
サトシ「何処行くんだよ?ピカチュウ…」
ピカチュウは止まらない。
サトシ「待て!ピカチュウ!」
サトシはピカチュウを捕まえようと手を伸ばした。
しかし、そこにはもうピカチュウは居なかった。
サトシ「ピカチュウ…」
サトシは大声でピカチュウを呼ぶ。
サトシ「ピカチュウー!ピカチュウー!」
すると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
ピカチュウ「ピーカー…」
サトシ「ピカチュウ?!」
その時、サトシは腰の辺りに違和感を覚えた。
「何だ?」と、サトシが言う前に、
強烈な痛みが全身を襲い、
サトシは夢から現実へと引き摺り出される。
ピカチュウ「…チュウー!」
サトシ「うわぁあぁあぁあぁあぁ!」
サトシは飛び起きた。
そして、透かさずピカチュウを確認する。
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウはちゃんと居る。
サトシ「夢……か…」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「ピカチュウ、何で10万ボルトで起こすんだよ?」
ピカチュウ「ピカピカチュウ!」
サトシ「言葉が通じないからって誤魔化されないぞ。
お前が何の意味もない言葉を発している事ぐらいお見通しだ。」
ピカチュウ「ピッカチャー!」
サトシ「何だよアッチャモーって?」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
ピカチュウはベッドから床に着地し、
サトシの部屋から出ていった。
サトシ「おい、待てよ!」
サトシもベッドから降りる。
サトシ「最近、ピカチュウのことが全然分からねぇぜ。」
しかし、ピカチュウは動かない。
サトシ「ピカチュウ?」
ピカチュウはとことこ歩いて俺から離れていく。
サトシ「何処行くんだよ?ピカチュウ…」
ピカチュウは止まらない。
サトシ「待て!ピカチュウ!」
サトシはピカチュウを捕まえようと手を伸ばした。
しかし、そこにはもうピカチュウは居なかった。
サトシ「ピカチュウ…」
サトシは大声でピカチュウを呼ぶ。
サトシ「ピカチュウー!ピカチュウー!」
すると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
ピカチュウ「ピーカー…」
サトシ「ピカチュウ?!」
その時、サトシは腰の辺りに違和感を覚えた。
「何だ?」と、サトシが言う前に、
強烈な痛みが全身を襲い、
サトシは夢から現実へと引き摺り出される。
ピカチュウ「…チュウー!」
サトシ「うわぁあぁあぁあぁあぁ!」
サトシは飛び起きた。
そして、透かさずピカチュウを確認する。
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウはちゃんと居る。
サトシ「夢……か…」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「ピカチュウ、何で10万ボルトで起こすんだよ?」
ピカチュウ「ピカピカチュウ!」
サトシ「言葉が通じないからって誤魔化されないぞ。
お前が何の意味もない言葉を発している事ぐらいお見通しだ。」
ピカチュウ「ピッカチャー!」
サトシ「何だよアッチャモーって?」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
ピカチュウはベッドから床に着地し、
サトシの部屋から出ていった。
サトシ「おい、待てよ!」
サトシもベッドから降りる。
サトシ「最近、ピカチュウのことが全然分からねぇぜ。」
21 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/08/07 11:22 ID:SWJPTmTA
今後、5日間程更新出来ません。
22 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/08/12 07:12 ID:Hk4vaia3
サトシ「行ってきまーす!」
サトシはそう叫びながら玄関を飛び出し、
目の前の道を走り出す。
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウも後を追う。
サトシ「よーし、ピカチュウ。
トキワシティまで競走だ!」
ピカチュウ「ピカ!」
二人は野原に出た。
サトシ「ここでオニスズメを怒らしたっけ?」
そして、サトシとピカチュウは崖の上で止まる。
崖には滝が流れていた。
サトシ「え~と、待てよ…
あの時は、ここから飛び降りてカスミに釣り上げられて…
この崖って、どうやって越えればいいんだ?」
ピカチュウ「ピカピカ!」
サトシ「お、何かいい案があるのか?」
ピカチュウ「ピカーチュウ!ピカピカーチュウ!ピカ ピカ チュウ!」
サトシ「・・・え~と、本当に分かったのか?」
ピカチュウ「ピカピカチュウ…」
ピカチュウは首を横に振る。
サトシ「何だよ…」
しばらく沈黙が続いた。
サトシ「なあ、ピカチュウ。
さっきからちゃんと考えてるか?」
ピカチュウ「ピカピカチュウ…」
ピカチュウは首を横に振った。
サトシ「お前なぁ…」
しばらく沈黙が続く。
サトシ「時間もったいないから飛び込むか?」
ピカチュウ「ピカチュウ…」
サトシ「もう、結構時間経ってると思うぞ。
今から遠回りしても間に合わないだろうし…」
サトシは崖の下の川へ飛び降りた。
しかし、サトシはその時、
10分しか経っていないと言うことを知らなかった。
サトシはそう叫びながら玄関を飛び出し、
目の前の道を走り出す。
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウも後を追う。
サトシ「よーし、ピカチュウ。
トキワシティまで競走だ!」
ピカチュウ「ピカ!」
二人は野原に出た。
サトシ「ここでオニスズメを怒らしたっけ?」
そして、サトシとピカチュウは崖の上で止まる。
崖には滝が流れていた。
サトシ「え~と、待てよ…
あの時は、ここから飛び降りてカスミに釣り上げられて…
この崖って、どうやって越えればいいんだ?」
ピカチュウ「ピカピカ!」
サトシ「お、何かいい案があるのか?」
ピカチュウ「ピカーチュウ!ピカピカーチュウ!ピカ ピカ チュウ!」
サトシ「・・・え~と、本当に分かったのか?」
ピカチュウ「ピカピカチュウ…」
ピカチュウは首を横に振る。
サトシ「何だよ…」
しばらく沈黙が続いた。
サトシ「なあ、ピカチュウ。
さっきからちゃんと考えてるか?」
ピカチュウ「ピカピカチュウ…」
ピカチュウは首を横に振った。
サトシ「お前なぁ…」
しばらく沈黙が続く。
サトシ「時間もったいないから飛び込むか?」
ピカチュウ「ピカチュウ…」
サトシ「もう、結構時間経ってると思うぞ。
今から遠回りしても間に合わないだろうし…」
サトシは崖の下の川へ飛び降りた。
しかし、サトシはその時、
10分しか経っていないと言うことを知らなかった。
23 名前:夢幻のメロデイー 投稿日:2017/08/17 23:59 ID:ZwWHbCx5
サカキ「お前たちが成果を挙げなくなってからもう1年か…」
ムサシ・コジロウ・ニャース「「「すみません!!!」」」
サカキ「まあ、お前らは他の組織の陰謀を阻止することもしばしばあるから保険にはなるが…
何か心当たりはあるのか?
お前らが成果を挙げなくなった理由に…」
ムサシ「考えて見れば…」
コジロウ「そう言えば…」
ニャース「ジャリボーイのピカチュウを追うようになってからだニャ。」
サカキ「そのジャリボーイが原因だと言うのか?」
ムサシ「そう言や、いつも私達…」
コジロウ「ジャリボーイに邪魔されて失敗しています。」
ニャース「そうなのニャ!」
サカキ「つまり、そのジャリボーイがいつも何かをしようとすると邪魔しに来ると。」
ムサシ「邪魔しに来ると言うよりは…」
コジロウ「たまたま、会うと言うか…
関わると言うか…」
ニャース「そうなのニャ!」
サカキ「どちらから会いに行くと言うことはないのだな?
お前たちは、そいつのピカチュウを追っている言っていたが…」
ムサシ「いえ、私達がピカチュウを狙って襲って返り討ちにあうこともありますが…」
コジロウ「全く関係無い作戦でもやつらが必ず関わってくるんです。」
ニャース「そうなのニャ!」
サカキ「なるほど…
ちなみに、そいつはお前たちだと分かっていて関わってくる訳じゃないのだな?」
ムサシ「はい!それは間違いないと思われます。」
コジロウ「大抵、トレーナーを呼び寄せるので、
その中にいつも必ず含まれているのです。」
サカキ「そうか…分かった…
下がっていいぞ。
解決策を検討する。」
ムサシ・コジロウ・ニャース「「「はっ!」」」
ムサシ・コジロウ・ニャースは大喜びでその場を離れた。
ニャース「やっと、ニャー達の苦労が報われるのニャ!」
ムサシ「それにしてもニャース。
あんた、さっきから、
そうなのニャ!
しか言ってなかったじゃない。」
コジロウ「そうだぞ。そうだぞ。」
ニャース「うるさいニャ。
ニャースはそもそも喋らないんだからニャーも喋らなくていいんだニャ!」
コジロウ「何だよ。その理屈…」
その声は、周りに漏れていた。
サカキ「相変わらず、愉快なやつらだ…」
ムサシ・コジロウ・ニャース「「「すみません!!!」」」
サカキ「まあ、お前らは他の組織の陰謀を阻止することもしばしばあるから保険にはなるが…
何か心当たりはあるのか?
お前らが成果を挙げなくなった理由に…」
ムサシ「考えて見れば…」
コジロウ「そう言えば…」
ニャース「ジャリボーイのピカチュウを追うようになってからだニャ。」
サカキ「そのジャリボーイが原因だと言うのか?」
ムサシ「そう言や、いつも私達…」
コジロウ「ジャリボーイに邪魔されて失敗しています。」
ニャース「そうなのニャ!」
サカキ「つまり、そのジャリボーイがいつも何かをしようとすると邪魔しに来ると。」
ムサシ「邪魔しに来ると言うよりは…」
コジロウ「たまたま、会うと言うか…
関わると言うか…」
ニャース「そうなのニャ!」
サカキ「どちらから会いに行くと言うことはないのだな?
お前たちは、そいつのピカチュウを追っている言っていたが…」
ムサシ「いえ、私達がピカチュウを狙って襲って返り討ちにあうこともありますが…」
コジロウ「全く関係無い作戦でもやつらが必ず関わってくるんです。」
ニャース「そうなのニャ!」
サカキ「なるほど…
ちなみに、そいつはお前たちだと分かっていて関わってくる訳じゃないのだな?」
ムサシ「はい!それは間違いないと思われます。」
コジロウ「大抵、トレーナーを呼び寄せるので、
その中にいつも必ず含まれているのです。」
サカキ「そうか…分かった…
下がっていいぞ。
解決策を検討する。」
ムサシ・コジロウ・ニャース「「「はっ!」」」
ムサシ・コジロウ・ニャースは大喜びでその場を離れた。
ニャース「やっと、ニャー達の苦労が報われるのニャ!」
ムサシ「それにしてもニャース。
あんた、さっきから、
そうなのニャ!
しか言ってなかったじゃない。」
コジロウ「そうだぞ。そうだぞ。」
ニャース「うるさいニャ。
ニャースはそもそも喋らないんだからニャーも喋らなくていいんだニャ!」
コジロウ「何だよ。その理屈…」
その声は、周りに漏れていた。
サカキ「相変わらず、愉快なやつらだ…」
24 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/08/22 09:57 ID:I42dN3SN
サトシ「お願いします。」
ジョーイ「はい。お預かりします。…あら?」
サトシ「え?」
ジョーイ「あなた、1年前にここを壊したトレーナーさんとピカチュウじゃ…?」
サトシ「覚えていてくれたんですか?!」
ジョーイ「ええ。ちょうどぴったり1年前よね?」
サトシ「はい。でも、よくわかりましたね。」
ジョーイ「記念写真があるもの…」
サトシ「記念写真?」
ジョーイが指した方向に立てられている写真立ての中には電撃を放つピカチュウの姿が写った写真が入っていた。
隣でサトシが自転車をこいでいる。
サトシ「いつ撮ったんですか?!」
ジョーイ「防犯カメラよ。」
サトシ「防犯カメラ?」
ジョーイ「まさか、防犯カメラを知らないの?」
サトシ「いえ。そうじゃなくて、壊れなかったのかなぁ?って思って…」
ジョーイ「ええ。確かにあの時壊れちゃったけど、
緊急事態だったから保存先をここからニビシティのポケモンセンターに移しておいたの。」
サトシ「そこまでして残す意味って…」
ジョーイ「だって、いろんなところで使えるでしょ。」
サトシ「いろんなところ?」
ジョーイ「例えば、ニュースで使えば状況が伝わりやすくなるし、
ポケビジョンで使えば1位間違いなしでしょ。」
サトシ「あの状態でそんなことを考えている場合じゃ…」
ジョーイ「え…まぁ…ピカチュウはお預かりいたしますね。」
ジョーイは開いた後ろの自動扉を通って奥に進んでいった。
サトシ「あ、ちょっと!」
カスミ「明日はいよいよバトル大会ね。」
?「あぁ。」
カスミ「楽しみねぇ。」
?「というか、お前何でここにいる?
まだ、行かなくて良いのか?」
カスミ「今夜行くわ。
先に行って待ってるの。」
?「待ってるって誰を?」
カスミ「決まってるじゃない。」
?「ほー。」
ジョーイ「はい。お預かりします。…あら?」
サトシ「え?」
ジョーイ「あなた、1年前にここを壊したトレーナーさんとピカチュウじゃ…?」
サトシ「覚えていてくれたんですか?!」
ジョーイ「ええ。ちょうどぴったり1年前よね?」
サトシ「はい。でも、よくわかりましたね。」
ジョーイ「記念写真があるもの…」
サトシ「記念写真?」
ジョーイが指した方向に立てられている写真立ての中には電撃を放つピカチュウの姿が写った写真が入っていた。
隣でサトシが自転車をこいでいる。
サトシ「いつ撮ったんですか?!」
ジョーイ「防犯カメラよ。」
サトシ「防犯カメラ?」
ジョーイ「まさか、防犯カメラを知らないの?」
サトシ「いえ。そうじゃなくて、壊れなかったのかなぁ?って思って…」
ジョーイ「ええ。確かにあの時壊れちゃったけど、
緊急事態だったから保存先をここからニビシティのポケモンセンターに移しておいたの。」
サトシ「そこまでして残す意味って…」
ジョーイ「だって、いろんなところで使えるでしょ。」
サトシ「いろんなところ?」
ジョーイ「例えば、ニュースで使えば状況が伝わりやすくなるし、
ポケビジョンで使えば1位間違いなしでしょ。」
サトシ「あの状態でそんなことを考えている場合じゃ…」
ジョーイ「え…まぁ…ピカチュウはお預かりいたしますね。」
ジョーイは開いた後ろの自動扉を通って奥に進んでいった。
サトシ「あ、ちょっと!」
カスミ「明日はいよいよバトル大会ね。」
?「あぁ。」
カスミ「楽しみねぇ。」
?「というか、お前何でここにいる?
まだ、行かなくて良いのか?」
カスミ「今夜行くわ。
先に行って待ってるの。」
?「待ってるって誰を?」
カスミ「決まってるじゃない。」
?「ほー。」
25 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/08/28 21:42 ID:xUhPrLSP
サトシ「ピカチュウ!キミに決めた!」
ピカチュウ「ピカ!」
審査員「バトルスタート!」
サトシ「電光石火!」
ピカチュウ「ピカ―!」
その瞬間ピカチュウは消えた。
しかし、すぐに後ろに倒れたカメックスの顔の上に現れた。
トレーナー「立て!カメックス!」
カメックスは、戦闘不能状態にはなっていなかった。
それもそのはずだ。
電光石火は、さほど威力の高い技ではない。
カメックス並みのポケモンなら余裕だろう。
カメックスは、起き上がろうと手を地面に突く。
サトシ「させるか!
ピカチュウ十万ボルト!!」
ピカチュウ「ピカチュウー!!!」
ピカチュウは十万ボルトを放つ。
司会者「素晴らしいバトルでしたよ。」
サトシ「ありがとうございます。
行くぞピカチュウ...」
ピカチュウ「ピカ―!」
ピカチュウは、サトシの肩に飛び乗る。
サトシは、呟いた。
サトシ「俺...さっき、お前が見えなかったよ...」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「ううん。何でもない...」
ピカチュウ「ピカ!」
審査員「バトルスタート!」
サトシ「電光石火!」
ピカチュウ「ピカ―!」
その瞬間ピカチュウは消えた。
しかし、すぐに後ろに倒れたカメックスの顔の上に現れた。
トレーナー「立て!カメックス!」
カメックスは、戦闘不能状態にはなっていなかった。
それもそのはずだ。
電光石火は、さほど威力の高い技ではない。
カメックス並みのポケモンなら余裕だろう。
カメックスは、起き上がろうと手を地面に突く。
サトシ「させるか!
ピカチュウ十万ボルト!!」
ピカチュウ「ピカチュウー!!!」
ピカチュウは十万ボルトを放つ。
司会者「素晴らしいバトルでしたよ。」
サトシ「ありがとうございます。
行くぞピカチュウ...」
ピカチュウ「ピカ―!」
ピカチュウは、サトシの肩に飛び乗る。
サトシは、呟いた。
サトシ「俺...さっき、お前が見えなかったよ...」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ「ううん。何でもない...」
26 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/09/05 17:00 ID:r5EmFPKC
しばらく放置して申し訳ありません。
気付いたら8日も経っていました。
もうしばらくの間放置しそうです。
少なくとも、金、土曜には続きを書きます。
気付いたら8日も経っていました。
もうしばらくの間放置しそうです。
少なくとも、金、土曜には続きを書きます。
27 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/09/09 14:52 ID:L9Ba5u6V
その後、俺達は無事大会に優勝し、飛行機のチケットをゲットして、ポケモンセンターに戻った。
ジョーイ「お預かりしたポケモンは元気になりましたよ。」
サトシ「ありがとうございます。
来いピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウは、サトシの肩に乗る。
サトシ「それにしても大変ですね。
もう、11時ですよ。」
ジョーイ「うん。サトシ君のでやっと終わったところよ。
待たせちゃってごめんなさいね。」
サトシ「いえいえ。
俺が遅かっただけですから。
俺が優勝者として表彰されてる隙に参加者が全員回復しに行っちゃって…」
ジョーイ「まあ、私は、大会で回復が必要になったポケモンがたくさん来ることを見越してたから、
昼間は、ずっと昼寝してたんだけどね。」
サトシ「昼寝って…大丈夫なんですか?」
ジョーイ「えぇ、ラッキーが起きてたし…」
サトシ「ってことは…」
サトシは、ラッキーを見る。
さっき、ジョーイと一緒に回復したピカチュウを連れてきたラッキーは寝ていた。
サトシ「さっきまで普通に起きてたのに…」
ジョーイ「さ、もう寝ましょう。」
サトシ「はい。おやすみなさい。」
ジョーイ「おやすみなさい。」
サトシは、自分の部屋に戻る。
サトシは、ベッドに腰を掛け、帽子を外し、上着を脱ぎ、靴下を脱いだ。
サトシ「なぁ、ピカチュゥ…」
ドサッ
ピカチュウがサトシの方を振り向くとサトシはベッドに倒れていた。
ようやく、自分が疲れていることに気がついたのだろう。
すると、ピカチュウも自分の疲れに気がつき、ベッドに倒れた。
ジョーイ「お預かりしたポケモンは元気になりましたよ。」
サトシ「ありがとうございます。
来いピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウは、サトシの肩に乗る。
サトシ「それにしても大変ですね。
もう、11時ですよ。」
ジョーイ「うん。サトシ君のでやっと終わったところよ。
待たせちゃってごめんなさいね。」
サトシ「いえいえ。
俺が遅かっただけですから。
俺が優勝者として表彰されてる隙に参加者が全員回復しに行っちゃって…」
ジョーイ「まあ、私は、大会で回復が必要になったポケモンがたくさん来ることを見越してたから、
昼間は、ずっと昼寝してたんだけどね。」
サトシ「昼寝って…大丈夫なんですか?」
ジョーイ「えぇ、ラッキーが起きてたし…」
サトシ「ってことは…」
サトシは、ラッキーを見る。
さっき、ジョーイと一緒に回復したピカチュウを連れてきたラッキーは寝ていた。
サトシ「さっきまで普通に起きてたのに…」
ジョーイ「さ、もう寝ましょう。」
サトシ「はい。おやすみなさい。」
ジョーイ「おやすみなさい。」
サトシは、自分の部屋に戻る。
サトシは、ベッドに腰を掛け、帽子を外し、上着を脱ぎ、靴下を脱いだ。
サトシ「なぁ、ピカチュゥ…」
ドサッ
ピカチュウがサトシの方を振り向くとサトシはベッドに倒れていた。
ようやく、自分が疲れていることに気がついたのだろう。
すると、ピカチュウも自分の疲れに気がつき、ベッドに倒れた。
28 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/09/17 21:08 ID:ppMbRfnj
ニャース「ムサシ、コジロウ…これを見るニャ…」
ニャースは、白い封筒をムサシとコジロウに見せた。
コジロウ「こ、これは……!」
ムサシ「辞令ね…」
ニャース「その通りニャ…」
コジロウ「辞令が出たのなんて初めてだな…」
ムサシ「上部層の私達は、サカキ様が面倒くさがって辞令なんていちいち書いてなかったものね。」
ニャース「下部層は、幹部に勝手に管理させてたニャ。」
コジロウ「だが、俺達にも辞令が渡された。」
ムサシ「つまり、私達は下部層に入ったのね。」
ニャース「今までは、ギリギリ上部層に入ってたからニャー…」
コジロウ「まぁ、下部層以下だったこともあったけどな…」
ムサシ「そんなことより内容は?」
ニャース「今から見るのニャ…」
ニャースは、封筒から辞令を取り出して読む。
ニャース「え~と…辞令
ムサシ コジロウ ニャース
お前たちの報告書を見たところ、
お前たちは何度も危ない現場に立ち会わせており、
生命力がとても高いことが伺える。
よって、お前たちにフェアーリーレンに行って貰うことにする。
サカキ
って、ニャ。」
コジロウ「あれ?サカキ様が書いてるぞ?」
ムサシ「それって、私達は下部層なの?
上部層なの?」
ニャース「そんなことよりフェアリーレンがどんなところニャのか調べるニャース!」
コジロウ「えーと、ガイドブックによると、
最近新しく出来た希望の島…」
ムサシ「はー!面白そう!」
ニャース「観光用のガイドブックニャんて当てにニャらんニャ。」
ムサシ「うるさいわね!
私は、一度行くと決めたら行くのよ!」
ニャース「辞令だから行くと決めなくても行かなきゃ駄目ニャ。」
ムサシ「そんなこと分かってるわよ!
コイツ…」
コジロウ「まあまあ。
って言うかお前そんなに怒鳴って疲れないのか?
俺達最近寝てないし…」
ムサシ「疲れるわよ…」
コジロウ「それじゃあさっさと寝ようぜ。
ジャリボーイは、当分マサラタウンから出そうにないし…」
ムサシ「そうねぇ…」
バタン
ムサシは、その場で倒れ、いびきをかきだした。
コジロウ「ムサシ?!大丈夫か?!」
ニャース「寝ているだけニャ…」
コジロウ「何だよ…脅かすなよ…」
ニャース「仕方ニャいニャ。
ベッドまで運ぶニャ。」
コジロウは、ムサシを枯れ葉のベッドの上に乗せた。
コジロウ「それじゃあ俺達は地面で寝るとするか…」
コジロウがニャースの方を見ると、
ニャースはもう寝ていた。
コジロウ「おいおい。」
コジロウも横になる。
ムサシは枯れ葉、コジロウとニャースは地面の上で寝ていたが、
夢の中では、全員ふかふかのベッドの上で寝ていた。
三人仲良く…
ニャースは、白い封筒をムサシとコジロウに見せた。
コジロウ「こ、これは……!」
ムサシ「辞令ね…」
ニャース「その通りニャ…」
コジロウ「辞令が出たのなんて初めてだな…」
ムサシ「上部層の私達は、サカキ様が面倒くさがって辞令なんていちいち書いてなかったものね。」
ニャース「下部層は、幹部に勝手に管理させてたニャ。」
コジロウ「だが、俺達にも辞令が渡された。」
ムサシ「つまり、私達は下部層に入ったのね。」
ニャース「今までは、ギリギリ上部層に入ってたからニャー…」
コジロウ「まぁ、下部層以下だったこともあったけどな…」
ムサシ「そんなことより内容は?」
ニャース「今から見るのニャ…」
ニャースは、封筒から辞令を取り出して読む。
ニャース「え~と…辞令
ムサシ コジロウ ニャース
お前たちの報告書を見たところ、
お前たちは何度も危ない現場に立ち会わせており、
生命力がとても高いことが伺える。
よって、お前たちにフェアーリーレンに行って貰うことにする。
サカキ
って、ニャ。」
コジロウ「あれ?サカキ様が書いてるぞ?」
ムサシ「それって、私達は下部層なの?
上部層なの?」
ニャース「そんなことよりフェアリーレンがどんなところニャのか調べるニャース!」
コジロウ「えーと、ガイドブックによると、
最近新しく出来た希望の島…」
ムサシ「はー!面白そう!」
ニャース「観光用のガイドブックニャんて当てにニャらんニャ。」
ムサシ「うるさいわね!
私は、一度行くと決めたら行くのよ!」
ニャース「辞令だから行くと決めなくても行かなきゃ駄目ニャ。」
ムサシ「そんなこと分かってるわよ!
コイツ…」
コジロウ「まあまあ。
って言うかお前そんなに怒鳴って疲れないのか?
俺達最近寝てないし…」
ムサシ「疲れるわよ…」
コジロウ「それじゃあさっさと寝ようぜ。
ジャリボーイは、当分マサラタウンから出そうにないし…」
ムサシ「そうねぇ…」
バタン
ムサシは、その場で倒れ、いびきをかきだした。
コジロウ「ムサシ?!大丈夫か?!」
ニャース「寝ているだけニャ…」
コジロウ「何だよ…脅かすなよ…」
ニャース「仕方ニャいニャ。
ベッドまで運ぶニャ。」
コジロウは、ムサシを枯れ葉のベッドの上に乗せた。
コジロウ「それじゃあ俺達は地面で寝るとするか…」
コジロウがニャースの方を見ると、
ニャースはもう寝ていた。
コジロウ「おいおい。」
コジロウも横になる。
ムサシは枯れ葉、コジロウとニャースは地面の上で寝ていたが、
夢の中では、全員ふかふかのベッドの上で寝ていた。
三人仲良く…
29 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/09/29 17:28 ID:SEVXEgEZ
放置してすみません。
すぐに書きます。
すぐに書きます。
30 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/09/29 18:42 ID:SEVXEgEZ
サトシ「フェアリーレンにマサラタウンのサトシが来たぞー!」
ピカチュウ「ピカ―!」
サトシとピカチュウは1時間前に飛行機を降りていた。
サトシ「飛行機を降りた時に言い忘れてたもんな。」
ピカチュウ「ピカ。」
サトシ「…で…どうする?」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ達は、特に計画を立てていなかったため空港内で地図を見て考えていた。
しかし、地図には特に何も書かれていなかった。
まだ完成していないのだ。
書かれているのは、建設予定地ばかりだ。
そのうちのいくらかは既に完成しているだろう。
そんなものを見て、サトシの頭がいくら考えても無駄だろう。
サトシ「あーめんどくせぇー!
とにかく、バトルだ!」
サトシは、空港を飛び出す。
ドカーン!
その時、爆発音が響いた。
サトシ「なんだ⁉」
サトシは、音の聞こえた方に駆け付ける。
そこには、少年が一人と見覚えのある3人組が居た。
トモ「何者だ。」
ムサシ「なんだかんだと聞かれたら…」
サトシ「ロケット団!」
コジロウ「コラ!勝手に言うな!
って、ジャリボーイ⁉」
サトシ「お前ら、また悪さをしてるな⁉」
トモ「こいつらは何者だ?」
サトシ「人のポケモンを盗む悪い奴らなんだ!」
ニャース「ニャんでも良いからさっき使ってたポケモンを寄越すニャ!」
トモ「なるほど、悪人か…悪人はどんな奴であろうと排除してやる。」
サトシ「俺も手伝うぜ!」
トモ「いや、その必要はない。
お前たち!」
ムサシ「何よ?」
トモ「そんなにこいつが気に入ったのなら、しっかりと見せつけてやるよ。
こいつのパワーを…
行け!俺達のホープ!」
ピカチュウ「ピカ―!」
サトシとピカチュウは1時間前に飛行機を降りていた。
サトシ「飛行機を降りた時に言い忘れてたもんな。」
ピカチュウ「ピカ。」
サトシ「…で…どうする?」
ピカチュウ「ピカ?」
サトシ達は、特に計画を立てていなかったため空港内で地図を見て考えていた。
しかし、地図には特に何も書かれていなかった。
まだ完成していないのだ。
書かれているのは、建設予定地ばかりだ。
そのうちのいくらかは既に完成しているだろう。
そんなものを見て、サトシの頭がいくら考えても無駄だろう。
サトシ「あーめんどくせぇー!
とにかく、バトルだ!」
サトシは、空港を飛び出す。
ドカーン!
その時、爆発音が響いた。
サトシ「なんだ⁉」
サトシは、音の聞こえた方に駆け付ける。
そこには、少年が一人と見覚えのある3人組が居た。
トモ「何者だ。」
ムサシ「なんだかんだと聞かれたら…」
サトシ「ロケット団!」
コジロウ「コラ!勝手に言うな!
って、ジャリボーイ⁉」
サトシ「お前ら、また悪さをしてるな⁉」
トモ「こいつらは何者だ?」
サトシ「人のポケモンを盗む悪い奴らなんだ!」
ニャース「ニャんでも良いからさっき使ってたポケモンを寄越すニャ!」
トモ「なるほど、悪人か…悪人はどんな奴であろうと排除してやる。」
サトシ「俺も手伝うぜ!」
トモ「いや、その必要はない。
お前たち!」
ムサシ「何よ?」
トモ「そんなにこいつが気に入ったのなら、しっかりと見せつけてやるよ。
こいつのパワーを…
行け!俺達のホープ!」
31 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/09/29 18:57 ID:SEVXEgEZ
一応言っておきますが、書き込んでもいいですよ。
大体ここで一話の前半が終わっています。
更新ペースは週一ぐらいになると思います。
大体ここで一話の前半が終わっています。
更新ペースは週一ぐらいになると思います。
32 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/10/01 13:30 ID:PuI4pqRV
※このSSに登場するトモは、カロスリーグのサトシの初戦の相手とは、関係ありません。
※今更ですが、
17の
『そんなサトシは見てカスミはある話を切り出す。』
のところですが、正しくは、
『そんなサトシを見てカスミはある話を切り出す。』
です。
すみません。
※今更ですが、
17の
『そんなサトシは見てカスミはある話を切り出す。』
のところですが、正しくは、
『そんなサトシを見てカスミはある話を切り出す。』
です。
すみません。
33 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/10/07 10:41 ID:ziTmBTzv
トモが投げたボールから飛び出してきたのは、ルカリオだった。
トモ「ルカリオ!波動弾!」
ルカリオは、一瞬で直径1メートル程の波動弾を作り、ロケット団に向けて放った。
コジロウ「早?!」
ムサシ「ソーナンス!カウンター!」
ソーナンス「ソ~~ナンッス!」
しかし、ソーナンスは、ムサシの指示を受けるより早くボールから飛び出し、波動弾を撥ね返した。
そのまま波動弾は、ルカリオへと向かってくる。
トモ「お前らも良いポケモン持ってるじゃないか!
ルカリオ!ラスターカノン!」
ルカリオが放ったラスターカノンは、波動弾と相殺した。
砂煙があがり、お互いが見えなくなった。
トモ「だが…」
ムサシ「ソーナンス!何が来るか分からないわよ!
とにかくカウンター!」
トモ「遣れ!」
ルカリオは、砂煙の中へと消えた。
ムサシ・コジロウ・ニャース「やな感じ~!」
ソーナンス「ソ~ナンッスゥ~…」
トモ「トレーナーの実力不足だな。」
サトシ「へ?」
トモ「あいつは、カウンターとミラーコートの区別がつかないのか?」
サトシ「あ、ああ。
そもそも、物理攻撃と特殊攻撃の区別がつかないからソーナンスにやらせてるらしいけど…」
トモ「格闘タイプでは珍しい特殊攻撃の波動弾も分からないなんてなぁ…
俺が技名を言わずに遣れとルカリオに指示したときに奴はソーナンスに警戒しろと言った。
バカだよなぁ…
技が分からないのにカウンターとミラーコートをソーナンスが使い分けられる訳がない。
それにルカリオは、波動で位置が分かる。
あの場合は、守るを使えるポケモンや耐久性のあるポケモンを出すか、
風を起こしたり、サイコパワーを使って砂煙を沈めるべきだった。
それが出来るポケモンが居たのかどうかは知らないが、
あの指示を出したのは、ポケモンが居ないからではないだろう。」
サトシ「ス、スゲー…」
トモは、ルカリオをボールに戻した。
トモ「お前、名前は?」
サトシ「俺は、マサラタウンのサトシ。
こっちは、相棒のピカチュウ。」
ピカチュウ「ピーカッチュウ!」
トモ「俺は、トモだ…」
トモ「ルカリオ!波動弾!」
ルカリオは、一瞬で直径1メートル程の波動弾を作り、ロケット団に向けて放った。
コジロウ「早?!」
ムサシ「ソーナンス!カウンター!」
ソーナンス「ソ~~ナンッス!」
しかし、ソーナンスは、ムサシの指示を受けるより早くボールから飛び出し、波動弾を撥ね返した。
そのまま波動弾は、ルカリオへと向かってくる。
トモ「お前らも良いポケモン持ってるじゃないか!
ルカリオ!ラスターカノン!」
ルカリオが放ったラスターカノンは、波動弾と相殺した。
砂煙があがり、お互いが見えなくなった。
トモ「だが…」
ムサシ「ソーナンス!何が来るか分からないわよ!
とにかくカウンター!」
トモ「遣れ!」
ルカリオは、砂煙の中へと消えた。
ムサシ・コジロウ・ニャース「やな感じ~!」
ソーナンス「ソ~ナンッスゥ~…」
トモ「トレーナーの実力不足だな。」
サトシ「へ?」
トモ「あいつは、カウンターとミラーコートの区別がつかないのか?」
サトシ「あ、ああ。
そもそも、物理攻撃と特殊攻撃の区別がつかないからソーナンスにやらせてるらしいけど…」
トモ「格闘タイプでは珍しい特殊攻撃の波動弾も分からないなんてなぁ…
俺が技名を言わずに遣れとルカリオに指示したときに奴はソーナンスに警戒しろと言った。
バカだよなぁ…
技が分からないのにカウンターとミラーコートをソーナンスが使い分けられる訳がない。
それにルカリオは、波動で位置が分かる。
あの場合は、守るを使えるポケモンや耐久性のあるポケモンを出すか、
風を起こしたり、サイコパワーを使って砂煙を沈めるべきだった。
それが出来るポケモンが居たのかどうかは知らないが、
あの指示を出したのは、ポケモンが居ないからではないだろう。」
サトシ「ス、スゲー…」
トモは、ルカリオをボールに戻した。
トモ「お前、名前は?」
サトシ「俺は、マサラタウンのサトシ。
こっちは、相棒のピカチュウ。」
ピカチュウ「ピーカッチュウ!」
トモ「俺は、トモだ…」
34 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/10/14 21:32 ID:7uaG66is
フェアリーレン総合発展連盟。
その観光課、ポケモン係の発案により、
ポケモントレーナーの公式業種が新たに1つ生まれた。
別に珍しいことではなかった。
ポケモントレーナーの業種は、日に日に増している。
元は、ポケモントレーナーのみの分類だったが、
ジムリーダー、四天王、チャンピオンと分類される職業が生まれた。
後に通常のポケモントレーナーが様々な分類に公式に分けられ、
ポケモンブリーダー、ポケモンパフォーマー、特定のポケモン専門のトレーナー等、
その数は計り知れない。
そして、連盟により新たに生まれたその業種は、フェアリーレン発展の為の策であった。
そして、その第1号には、ある1人の少年が選ばれた。
サトシ「ポケモンレクチャー?」
トモ「あぁ、そうだ。
俺が第1号。」
ピカチュウ「ピカチュウ?」
サトシ「それで、ポケモンレクチャーって?」
トモ「ポケモンレクチャーは、ポケモンとトレーナー、
両方を専門としている講師だ。」
サトシ「ふーん。
あ、着いたな…」
サトシとトモは、立ち止まった。
目の前には、バトルフィールドが…
トモ「始めるか。」
サトシ「おう!」
ポケモンセンターのバトルフィールドでありながら、
そのバトルフィールドは、外枠の線しか引かれておらず、
でこぼこだった。
その観光課、ポケモン係の発案により、
ポケモントレーナーの公式業種が新たに1つ生まれた。
別に珍しいことではなかった。
ポケモントレーナーの業種は、日に日に増している。
元は、ポケモントレーナーのみの分類だったが、
ジムリーダー、四天王、チャンピオンと分類される職業が生まれた。
後に通常のポケモントレーナーが様々な分類に公式に分けられ、
ポケモンブリーダー、ポケモンパフォーマー、特定のポケモン専門のトレーナー等、
その数は計り知れない。
そして、連盟により新たに生まれたその業種は、フェアリーレン発展の為の策であった。
そして、その第1号には、ある1人の少年が選ばれた。
サトシ「ポケモンレクチャー?」
トモ「あぁ、そうだ。
俺が第1号。」
ピカチュウ「ピカチュウ?」
サトシ「それで、ポケモンレクチャーって?」
トモ「ポケモンレクチャーは、ポケモンとトレーナー、
両方を専門としている講師だ。」
サトシ「ふーん。
あ、着いたな…」
サトシとトモは、立ち止まった。
目の前には、バトルフィールドが…
トモ「始めるか。」
サトシ「おう!」
ポケモンセンターのバトルフィールドでありながら、
そのバトルフィールドは、外枠の線しか引かれておらず、
でこぼこだった。
35 名前:夢幻のメロディー 投稿日:2017/10/25 18:42 ID:AsvIZsuZ
しばらく書けません。
36 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/06/19 17:18 ID:2hy6Kp98
アプファルタウンポケモンセンター前。
二人のトレーナーは、話していた。
トモ「じゃあ俺は、ベギネンの宿に泊まるから…」
ベギネンとは、アプファルタウンの隣の村である。
トモ「いつでも会えるんじゃ、意味ないもんな…じゃあな!」
ピカチュウ「ピカピ!」
サトシ「あぁ…」
トモは、去っていく。
ピカチュウを前に抱えながら…
サトシは、モンスターボールを強く握りしめた。
そろそろ夕暮れだ。
サトシ「ピカチュウ!電光石火!」
ピカチュウ「ピカー!」
ピカチュウは、ルカリオに向かって飛び出す。
二匹の間は約八メートル。
ピカチュウは、消えたかのように素早く移動したが、
ルカリオに到達するまで1.2秒。
充分、避けることは出来る。
しかし、そのポケモンが回避するときもトレーナーの指示を要するポケモンだった場合、
トレーナーが口で指示を出しても間に合わない。
ポケモンが勝手に避ける必要がある。
そう、トモは一瞬で分析した。
トモは、右手を右上から左下に下げ体を捻らす。
避ける動作のように見える。
と、ほぼ同時にルカリオは、同じ動作を繰り返した。
サトシは、そのことに気づいた。
サトシ「(トモとルカリオ…同時に同じ動きをしてる…
いや、トモの方が少し早いのか?
それをルカリオが波動で感じとって真似して……)」
ピカチュウが悲鳴をあげる。
サトシ「!」
ピカチュウは、サトシの前に飛んでくる。
ルカリオが骨を握っている。
どうやら、ピカチュウはルカリオのボーンラッシュを喰らったらしい。
サトシ「(しまった!油断した!)」
サトシは、ピカチュウを見る。
ピカチュウは、さっきの攻撃で着地に失敗し、擦り傷が出来ていた。
サトシ「大丈夫か?!ピカチュウ!」
サトシ「(俺の指示に頼ってたばかりに…)」
サトシ「ごめんな…」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
ピカチュウは、明るく声をあげる。
元気一杯だ。
もちろん、バトルは始まったばかりなのだから疲れるはずはないが、
その元気一杯な声は、サトシを明るくした。
サトシ「(あ、バトル始まったばっかだった。
疲れてるわけないじゃん…)」
サトシは、ピカチュウの怪我のことを忘れた。
サトシ「行くぞー!」
ピカチュウ「ピカー!」
元気一杯に叫ぶ。
二人は、バトルを楽しみ出した。
あの事も忘れて…
バトル前。
トモ「なあ、サトシ!」
サトシ「?」
トモ「賭けをしないか?」
二人のトレーナーは、話していた。
トモ「じゃあ俺は、ベギネンの宿に泊まるから…」
ベギネンとは、アプファルタウンの隣の村である。
トモ「いつでも会えるんじゃ、意味ないもんな…じゃあな!」
ピカチュウ「ピカピ!」
サトシ「あぁ…」
トモは、去っていく。
ピカチュウを前に抱えながら…
サトシは、モンスターボールを強く握りしめた。
そろそろ夕暮れだ。
サトシ「ピカチュウ!電光石火!」
ピカチュウ「ピカー!」
ピカチュウは、ルカリオに向かって飛び出す。
二匹の間は約八メートル。
ピカチュウは、消えたかのように素早く移動したが、
ルカリオに到達するまで1.2秒。
充分、避けることは出来る。
しかし、そのポケモンが回避するときもトレーナーの指示を要するポケモンだった場合、
トレーナーが口で指示を出しても間に合わない。
ポケモンが勝手に避ける必要がある。
そう、トモは一瞬で分析した。
トモは、右手を右上から左下に下げ体を捻らす。
避ける動作のように見える。
と、ほぼ同時にルカリオは、同じ動作を繰り返した。
サトシは、そのことに気づいた。
サトシ「(トモとルカリオ…同時に同じ動きをしてる…
いや、トモの方が少し早いのか?
それをルカリオが波動で感じとって真似して……)」
ピカチュウが悲鳴をあげる。
サトシ「!」
ピカチュウは、サトシの前に飛んでくる。
ルカリオが骨を握っている。
どうやら、ピカチュウはルカリオのボーンラッシュを喰らったらしい。
サトシ「(しまった!油断した!)」
サトシは、ピカチュウを見る。
ピカチュウは、さっきの攻撃で着地に失敗し、擦り傷が出来ていた。
サトシ「大丈夫か?!ピカチュウ!」
サトシ「(俺の指示に頼ってたばかりに…)」
サトシ「ごめんな…」
ピカチュウ「ピカチュウ!」
ピカチュウは、明るく声をあげる。
元気一杯だ。
もちろん、バトルは始まったばかりなのだから疲れるはずはないが、
その元気一杯な声は、サトシを明るくした。
サトシ「(あ、バトル始まったばっかだった。
疲れてるわけないじゃん…)」
サトシは、ピカチュウの怪我のことを忘れた。
サトシ「行くぞー!」
ピカチュウ「ピカー!」
元気一杯に叫ぶ。
二人は、バトルを楽しみ出した。
あの事も忘れて…
バトル前。
トモ「なあ、サトシ!」
サトシ「?」
トモ「賭けをしないか?」
37 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/06/20 05:50 ID:XOg2ERhB
昨日から更新再開しました。
最低でも二週間に一回は更新できるようにします。
最低でも二週間に一回は更新できるようにします。
38 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/06/30 21:14 ID:fachfmdn
サトシ「賭け?」
トモ「もし、お前が俺に勝つことが出来れば、
お前は十分実力がある。」
サトシ「ぇ?」
トモ「しかし、負けたときは、お前の力は不十分だ。
そしたら、お前は俺の最初の生徒になってもらう。
つまり、世界で初のポケモンレクチャーの授業を受けたトレーナーになるな。」
サトシ「生徒…
ポケモンレクチャーって具体的に何を教えてくれるんだ?」
トモ「それをこのバトルで決めるんだろうが…
まぁ、でも、一つだけ決まっている。」
サトシ「え?」
トモ「お前とピカチュウを引き離す。」
サトシ「え?!何でだよ?!」
夕暮れ。
アプファルタウンポケモンセンター前。
トモの姿は見えなくなった。
サトシは、ずっとトモの後ろ姿を眺めていたが、
今はただ突っ立っているだけだということに気づく。
何もせずただ立っている。
サトシは、ずっと握りしめていたモンスターボールを眺める。
何も言葉が出ない。
何もかも呑み込んだ。
そうするしかなかった。
サトシ「行くぞー!」
ピカチュウ「ピカー!」
二人とも元気一杯に叫ぶ。
トモ「(一応、集中度は高まったか…
楽しそう。)」
トモは、ファイティングポーズをとり、
足踏みをしてリズムを刻む。
ルカリオも同じ動作をしている。
サトシ「(トモとルカリオ、息ぴったり…
なんか楽しそ…)」
サトシのかかとは、同じリズムを刻んでいた。
トモ「よし。」
トモとルカリオは、ピタッと足踏みを止めた。
トモ「もし、お前が俺に勝つことが出来れば、
お前は十分実力がある。」
サトシ「ぇ?」
トモ「しかし、負けたときは、お前の力は不十分だ。
そしたら、お前は俺の最初の生徒になってもらう。
つまり、世界で初のポケモンレクチャーの授業を受けたトレーナーになるな。」
サトシ「生徒…
ポケモンレクチャーって具体的に何を教えてくれるんだ?」
トモ「それをこのバトルで決めるんだろうが…
まぁ、でも、一つだけ決まっている。」
サトシ「え?」
トモ「お前とピカチュウを引き離す。」
サトシ「え?!何でだよ?!」
夕暮れ。
アプファルタウンポケモンセンター前。
トモの姿は見えなくなった。
サトシは、ずっとトモの後ろ姿を眺めていたが、
今はただ突っ立っているだけだということに気づく。
何もせずただ立っている。
サトシは、ずっと握りしめていたモンスターボールを眺める。
何も言葉が出ない。
何もかも呑み込んだ。
そうするしかなかった。
サトシ「行くぞー!」
ピカチュウ「ピカー!」
二人とも元気一杯に叫ぶ。
トモ「(一応、集中度は高まったか…
楽しそう。)」
トモは、ファイティングポーズをとり、
足踏みをしてリズムを刻む。
ルカリオも同じ動作をしている。
サトシ「(トモとルカリオ、息ぴったり…
なんか楽しそ…)」
サトシのかかとは、同じリズムを刻んでいた。
トモ「よし。」
トモとルカリオは、ピタッと足踏みを止めた。
39 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/07/10 21:12 ID:YpKDheMc
トモ「地震。」
ルカリオは、地面に手をつく。
ゴゴゴゴゴゴゴ…
地震が起こる。
ピカチュウ「ピカッ。」
ピカチュウは、踏ん張る。
トモ「(よし、落ち着けば答えは見える。
さあ、どうするサトシ?)」
サトシ「わ!わ!わ!」
サトシがバランスを失う。
サトシも手をつく。
トモは、ポケモンセンターの壁に寄りかかっている。
サトシ側には、壁が無い。
サトシ「おい!トモ!」
トモ「分かったよ。」
トモは、しゃがむ。
片手を地面につく。
バトル前。
トモ「見てるだけで分かる。
お前らはベストパートナーだと。」
サトシ「あぁ。」
トモ「お前の言うことが本当ならピカチュウの10万ボルトは相当な威力で、
その腕につけているZリング、
それを使えば、威力はとてつもないはずだ。
だが、お前自身はどうなんだ?」
サトシ「え?俺?」
トモ「お前は、真っ直ぐな性格だ。
ポケモンとも打ち解け、
Zワザも使えこなせるだろう。
しかし、お前にはバトル時で良い判断ができるのか?」
サトシ「お、おい。
出会ったばかりで、バトルもしてないのに何が分かるんだよ?」
トモ「ああ、分からん。
このバトルで分かる。
賭けに不満は無いよな?」
サトシ「あぁ…そうだな…」
サトシ「(こいつは負けられないな…
トモ……お前…きっと厄介な奴だな…)」
トモ「始めるぞ。」
地震は続く。
どちらも動かない。
いや、どちらも簡単には動けない。
サトシ「(ん?震度が少し弱い?
これじゃダメージ受けないだろ?
何を企んでる?
トモのことだから、何か作戦が…)」
サトシは、トモをじっと見る。
トモ「(サトシ…俺がロケット団の分析をしたとき言ってたよな?
サトシ「ス、スゲー…」
今度は、そんなこと言わせねーぜ?
他人事じゃないからな…」
トモは、サトシをじっと見る。
地震で動きにくい今、ピカチュウの10万ボルトは封じられたも同然。
攻撃力は0と言える。
トモ「(作戦なんてないさ…)」
トモ「力でねじ伏せてやる。」
サトシ「え?」
トモ「(お前は全てにおいて無力だと、
叩き込んでやる。)」
ルカリオは、地面に手をつく。
ゴゴゴゴゴゴゴ…
地震が起こる。
ピカチュウ「ピカッ。」
ピカチュウは、踏ん張る。
トモ「(よし、落ち着けば答えは見える。
さあ、どうするサトシ?)」
サトシ「わ!わ!わ!」
サトシがバランスを失う。
サトシも手をつく。
トモは、ポケモンセンターの壁に寄りかかっている。
サトシ側には、壁が無い。
サトシ「おい!トモ!」
トモ「分かったよ。」
トモは、しゃがむ。
片手を地面につく。
バトル前。
トモ「見てるだけで分かる。
お前らはベストパートナーだと。」
サトシ「あぁ。」
トモ「お前の言うことが本当ならピカチュウの10万ボルトは相当な威力で、
その腕につけているZリング、
それを使えば、威力はとてつもないはずだ。
だが、お前自身はどうなんだ?」
サトシ「え?俺?」
トモ「お前は、真っ直ぐな性格だ。
ポケモンとも打ち解け、
Zワザも使えこなせるだろう。
しかし、お前にはバトル時で良い判断ができるのか?」
サトシ「お、おい。
出会ったばかりで、バトルもしてないのに何が分かるんだよ?」
トモ「ああ、分からん。
このバトルで分かる。
賭けに不満は無いよな?」
サトシ「あぁ…そうだな…」
サトシ「(こいつは負けられないな…
トモ……お前…きっと厄介な奴だな…)」
トモ「始めるぞ。」
地震は続く。
どちらも動かない。
いや、どちらも簡単には動けない。
サトシ「(ん?震度が少し弱い?
これじゃダメージ受けないだろ?
何を企んでる?
トモのことだから、何か作戦が…)」
サトシは、トモをじっと見る。
トモ「(サトシ…俺がロケット団の分析をしたとき言ってたよな?
サトシ「ス、スゲー…」
今度は、そんなこと言わせねーぜ?
他人事じゃないからな…」
トモは、サトシをじっと見る。
地震で動きにくい今、ピカチュウの10万ボルトは封じられたも同然。
攻撃力は0と言える。
トモ「(作戦なんてないさ…)」
トモ「力でねじ伏せてやる。」
サトシ「え?」
トモ「(お前は全てにおいて無力だと、
叩き込んでやる。)」
40 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/07/22 16:37 ID:7ifisVfN
トモ「波動弾!」
ルカリオは、一瞬で大きな波動弾を作り、
ピカチュウに向けて飛ばす。
サトシ「避けろ!」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウは、ジャンプして避ける。
しかし、着地に失敗する。
サトシ「(避け続けるのはキツイか…)」
トモ「波動弾!」
サトシ「アイアンテールで跳ね返せ!」
ピカチュウ「ピッ…カ!!」
ピカチュウは、なんとか飛び上がる。
ピカチュウの体が飛んでくる波動弾より高く浮く。
ピカチュウは、尻尾を鉄に変化させる。
サトシ「行っけーーー!!!!」
ピカチュウ「ピカーーーー!!!
…ッ!」
しかし、ピカチュウの体は空中で思ったように回転しなかった。
倒れた状態から慌てて起き上がって、
しかも、地震の中で飛び上がったのだから当然だろう。
波動弾は、ピカチュウの胴体に直撃した。
ピカチュウ「ピカーーー!!!」
サトシ「ピカチュウーー!!!」
ピカチュウは、サトシの足元に吹き飛んだ。
サトシ「ピカチュウ!
立てるか?!」
サトシの声が甲高くなる。
キーキーとうるさいくらいだ。
ピカチュウ「ピカ!!」
ピカチュウは、起き上がる。
自分の声もだが、
サトシの声は、とても必死で無我夢中だ。
そうピカチュウは、思った。
しかし、同時にその声からは、
恐怖と絶望を隠しているのが見えた。
それが今から確かになるのだ。
全力を出すのだが………
サトシ「(飛び上がる技は駄目だ!)」
サトシ「ピカチュウ!
電光石火!!!」
ピカチュウ「ピカーーーーー!」
ピカチュウは、走り出した。
しかし、地面は縦に揺れる。
足を地面に伸ばすと、
地面も足に近づいてくる。
そして、力一杯地面を蹴る前に、
地面は足から離れていく。
ピカチュウは、走り続けることが出来なかった。
ピカチュウ「ピカー!」
ピカチュウは、転倒した。
トモ「(もう、良いか…)」
トモ「ルカリオ。
震度を上げろ。」
トモは、なるべくはっきり言った。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ピカチュウ「……ピカ?」
ピカチュウには、だんだん何が起こっているのか分からなくなってきた。
ずっと同じリズムを刻む地震の音も衝撃も気にならなかった。
体に馴染んでいった。
サトシの声が聞こえた気がした。
あぁ、そういえば、負けたときの感覚はこうだったな…
と、ピカチュウは、思い出した。
そして、だんだん意識が薄れた。
太陽がほぼ沈んだ頃。
アプファルタウンポケモンセンターの前で、
サトシはやっと動いた。
動かしたのは、口だった。
サトシは、ボソッと呟く。
サトシ「サヨナラ……」
少し開いて、
サトシ「また…後でな…」
第一話 終
ルカリオは、一瞬で大きな波動弾を作り、
ピカチュウに向けて飛ばす。
サトシ「避けろ!」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウは、ジャンプして避ける。
しかし、着地に失敗する。
サトシ「(避け続けるのはキツイか…)」
トモ「波動弾!」
サトシ「アイアンテールで跳ね返せ!」
ピカチュウ「ピッ…カ!!」
ピカチュウは、なんとか飛び上がる。
ピカチュウの体が飛んでくる波動弾より高く浮く。
ピカチュウは、尻尾を鉄に変化させる。
サトシ「行っけーーー!!!!」
ピカチュウ「ピカーーーー!!!
…ッ!」
しかし、ピカチュウの体は空中で思ったように回転しなかった。
倒れた状態から慌てて起き上がって、
しかも、地震の中で飛び上がったのだから当然だろう。
波動弾は、ピカチュウの胴体に直撃した。
ピカチュウ「ピカーーー!!!」
サトシ「ピカチュウーー!!!」
ピカチュウは、サトシの足元に吹き飛んだ。
サトシ「ピカチュウ!
立てるか?!」
サトシの声が甲高くなる。
キーキーとうるさいくらいだ。
ピカチュウ「ピカ!!」
ピカチュウは、起き上がる。
自分の声もだが、
サトシの声は、とても必死で無我夢中だ。
そうピカチュウは、思った。
しかし、同時にその声からは、
恐怖と絶望を隠しているのが見えた。
それが今から確かになるのだ。
全力を出すのだが………
サトシ「(飛び上がる技は駄目だ!)」
サトシ「ピカチュウ!
電光石火!!!」
ピカチュウ「ピカーーーーー!」
ピカチュウは、走り出した。
しかし、地面は縦に揺れる。
足を地面に伸ばすと、
地面も足に近づいてくる。
そして、力一杯地面を蹴る前に、
地面は足から離れていく。
ピカチュウは、走り続けることが出来なかった。
ピカチュウ「ピカー!」
ピカチュウは、転倒した。
トモ「(もう、良いか…)」
トモ「ルカリオ。
震度を上げろ。」
トモは、なるべくはっきり言った。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ピカチュウ「……ピカ?」
ピカチュウには、だんだん何が起こっているのか分からなくなってきた。
ずっと同じリズムを刻む地震の音も衝撃も気にならなかった。
体に馴染んでいった。
サトシの声が聞こえた気がした。
あぁ、そういえば、負けたときの感覚はこうだったな…
と、ピカチュウは、思い出した。
そして、だんだん意識が薄れた。
太陽がほぼ沈んだ頃。
アプファルタウンポケモンセンターの前で、
サトシはやっと動いた。
動かしたのは、口だった。
サトシは、ボソッと呟く。
サトシ「サヨナラ……」
少し開いて、
サトシ「また…後でな…」
第一話 終
41 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/08/05 21:13 ID:aKXCGBP1
第二話 「会いたいのか?」
ベギネンの村にある「宿 安らぎ」。
多くのトレーナーは、ポケモンセンターに泊まる。
公共施設にいることは、なんだか安心感を与える。
しかし、ベギネンの村にポケモンセンターは無い。
ベギネンの村に滞在するトレーナーはあまり居ないが、
一日に四・五人のトレーナーがこの村に泊まる。
そして、そのトレーナー達は、大抵この宿に安心感を持ち、
この宿を発つことに恐怖感を覚えるのだ。
二階 空の間。
ピカチュウが窓から月を見ている。
布団の上でピカチュウが居る方に寝返りをうつトモ。
目を開ける。
トモ「どうした?」
ピカチュウ「ピカ…」
トモ「早く寝た方が良いぞ。」
トモは、また寝返りを打って、ピカチュウとは逆の方向を向いてしまった。
トモ「会いたいのか…」
シャーンスシティ。
フェアリーレン最大の都市。
高層ビル等は無いが、多くの施設が立ち並ぶ。
しかし、緑は豊富である。
いつも、たくさんの人が集まるのだが、
今朝は、一段と多い。
トモ「今日は混んでるな…
何かあるのか?」
音楽が流れる。
その方向を見ると、人だかりが出来ていた。
奥に何があるのかは見えない。
トモ「何だ?」
ピカチュウが腕から脱け出す。
トモ「おい!」
人混みの中に入っていった。
トモ「ったく。」
バァーン
大きな音がする。
熱を感じる。
上を見ると、炎が大の字に広がっていた。
トモ「大文字?」
シャーンスシティ広場。
ステージの上では、ポケモンパフォーマンスが行われていた。
ピカチュウ「ピカ!」
舞台上にピカチュウが上がってくる。
ピカチュウにパフォーマーが気づく。
セレナ「ピカチュウ?!
じゃあ、まさか?!」
人混みをかき分けて一人の少年が近づく。
トモ「おい!ピカチュウ!
ん?」
トモは、セレナを見て言う。
トモ「何だ?そのつまらなそうな顔は?」
ベギネンの村にある「宿 安らぎ」。
多くのトレーナーは、ポケモンセンターに泊まる。
公共施設にいることは、なんだか安心感を与える。
しかし、ベギネンの村にポケモンセンターは無い。
ベギネンの村に滞在するトレーナーはあまり居ないが、
一日に四・五人のトレーナーがこの村に泊まる。
そして、そのトレーナー達は、大抵この宿に安心感を持ち、
この宿を発つことに恐怖感を覚えるのだ。
二階 空の間。
ピカチュウが窓から月を見ている。
布団の上でピカチュウが居る方に寝返りをうつトモ。
目を開ける。
トモ「どうした?」
ピカチュウ「ピカ…」
トモ「早く寝た方が良いぞ。」
トモは、また寝返りを打って、ピカチュウとは逆の方向を向いてしまった。
トモ「会いたいのか…」
シャーンスシティ。
フェアリーレン最大の都市。
高層ビル等は無いが、多くの施設が立ち並ぶ。
しかし、緑は豊富である。
いつも、たくさんの人が集まるのだが、
今朝は、一段と多い。
トモ「今日は混んでるな…
何かあるのか?」
音楽が流れる。
その方向を見ると、人だかりが出来ていた。
奥に何があるのかは見えない。
トモ「何だ?」
ピカチュウが腕から脱け出す。
トモ「おい!」
人混みの中に入っていった。
トモ「ったく。」
バァーン
大きな音がする。
熱を感じる。
上を見ると、炎が大の字に広がっていた。
トモ「大文字?」
シャーンスシティ広場。
ステージの上では、ポケモンパフォーマンスが行われていた。
ピカチュウ「ピカ!」
舞台上にピカチュウが上がってくる。
ピカチュウにパフォーマーが気づく。
セレナ「ピカチュウ?!
じゃあ、まさか?!」
人混みをかき分けて一人の少年が近づく。
トモ「おい!ピカチュウ!
ん?」
トモは、セレナを見て言う。
トモ「何だ?そのつまらなそうな顔は?」
42 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/08/21 22:21 ID:i8GVR7iH
フェアリーレン総合発展連盟観光課ポケモン係は、とても規模が大きく期待されている係だ。
今日は、シャーンスシティでのポケモンパフォーマンスライブを企画していた。
そのパフォーマーとして選ばれたのが、
最近活躍し、徐々に名を揚げ始めているセレナだった。
セレナは、徐々に有名にはなっているものの、
公演を依頼するところはまだまだ少ないため、
フェアリーレン総合発展連盟観光課ポケモン係に目をつけられ、
フェアリーレン各地での公演を依頼され、
フェアリーレンから帰る暇がない。
しかし、今日は午前中のシャーンスシティの公演で終わりなのだ。
シャーンスシティのハンバーガーショップで、
トモと一緒にランチを食べながら、
お互いのことを聞き合っていた。
トモ「サトシと旅仲間だったのか…」
セレナ「うん…」
ピカチュウがテーブルの上に上ってくる。
トモ「こら。
テーブルの上に乗ったら駄目だろ。
ん?
ケチャップが欲しいのか?」
セレナ「そういえば、ケチャップはピカチュウの大好物だったわね…」
トモ「ふーん…」
トモは、ケチャップの袋を破いて、ピカチュウに渡す。
ピカチュウ「ピカチュウ!」
ピカチュウは、美味しそうにケチャップを吸う。
ケチャップを完全に吸い終わると、
ピカチュウは、トモに耳打ちする。
ピカチュウ「ピカピカ…」
トモ「え、いや、全然何言ってるのか分かんないんだけど…」
ピカチュウは、しょんぼりする。
トモ「何をそんなに伝えたかったんだ?」
セレナには、ちょっと想像がついた。
アンシュルス空港。
フェアリーレン唯一の空港。
管理塔。
職員1「暇っすね。」
職員2「フェアリーレンに来る便は少ないからな…」
職員1「あれ?あの貨物機。
予定ありましたっけ?」
職員の若い男は、飛んでくる一機の貨物機を見て言う。
職員2「いや、1時間は何も来ないはずだぞ。」
職員1「でも、普通に着陸してますよ。
こっちの呼び掛けにも応答しませんし…
様子見てきた方が良いんすかね?」
職員2「面倒くさ…」
今日は、シャーンスシティでのポケモンパフォーマンスライブを企画していた。
そのパフォーマーとして選ばれたのが、
最近活躍し、徐々に名を揚げ始めているセレナだった。
セレナは、徐々に有名にはなっているものの、
公演を依頼するところはまだまだ少ないため、
フェアリーレン総合発展連盟観光課ポケモン係に目をつけられ、
フェアリーレン各地での公演を依頼され、
フェアリーレンから帰る暇がない。
しかし、今日は午前中のシャーンスシティの公演で終わりなのだ。
シャーンスシティのハンバーガーショップで、
トモと一緒にランチを食べながら、
お互いのことを聞き合っていた。
トモ「サトシと旅仲間だったのか…」
セレナ「うん…」
ピカチュウがテーブルの上に上ってくる。
トモ「こら。
テーブルの上に乗ったら駄目だろ。
ん?
ケチャップが欲しいのか?」
セレナ「そういえば、ケチャップはピカチュウの大好物だったわね…」
トモ「ふーん…」
トモは、ケチャップの袋を破いて、ピカチュウに渡す。
ピカチュウ「ピカチュウ!」
ピカチュウは、美味しそうにケチャップを吸う。
ケチャップを完全に吸い終わると、
ピカチュウは、トモに耳打ちする。
ピカチュウ「ピカピカ…」
トモ「え、いや、全然何言ってるのか分かんないんだけど…」
ピカチュウは、しょんぼりする。
トモ「何をそんなに伝えたかったんだ?」
セレナには、ちょっと想像がついた。
アンシュルス空港。
フェアリーレン唯一の空港。
管理塔。
職員1「暇っすね。」
職員2「フェアリーレンに来る便は少ないからな…」
職員1「あれ?あの貨物機。
予定ありましたっけ?」
職員の若い男は、飛んでくる一機の貨物機を見て言う。
職員2「いや、1時間は何も来ないはずだぞ。」
職員1「でも、普通に着陸してますよ。
こっちの呼び掛けにも応答しませんし…
様子見てきた方が良いんすかね?」
職員2「面倒くさ…」
43 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/09/01 23:40 ID:zgH6q22l
シャーンスシティ。
トモとセレナは、歩きながら話している。
セレナ「それで、これからどうするの?」
トモ「ピカチュウの特訓かな?
俺の今の仕事は、それだけだし…」
セレナ「サトシは?」
トモ「ルカリオが特訓してると思うよ。」
アプファルタウン外れの山。
ルカリオとサトシは、登り坂を走っている。
サトシ「ハァ…ハァ…
結構、上まで来たんじゃないか?」
二人は、止まる。
崖がある。
高さは、約10メートルほどだ。
ルカリオは、崖の下を指差す。
サトシ「この崖を下るのか~?」
サトシの声は、少々悲鳴気味だった。
その事から、かなりハードな道をかなりの距離を走らされたことが想像できる。
サトシ「よ~し!行くぞー!」
サトシは、気合いを入れ、崖を降りる。
アンシュルス空港。
職員休憩室。
ソファで一人の男が寝ている。
電話が鳴る。
男は、起き上がりあくびをする。
電話機を見る。
内線だった。
男「もしもし?」
男は、眠そうな声で電話に応じる。
職員2『私だ。
今、予定にない貨物機が着陸した。
無線で呼び掛けても応答しない。
暇なら、直接様子を見てきてくれないか?』
男「へーい…」
男は、受話器を置いた。
立ち上がり、目を擦りながら休憩室を出る。
通路を左に真っ直ぐ行くと、出入り口がある。
男は、飛行場に出る。
周りを見渡した。
男「何だ?何にもねーじゃねーか…
あのやろ…変なこと言いやがって…
いや…俺が寝ぼけてるだけか……」
男は、あくびをする。
職員休憩室に戻っていった。
アプファルタウン外れの山。
サトシは、崖を降りきった。
サトシ「ヨッシャー!疲れた…」
ルカリオは、サトシの上着のポケットを叩く。
サトシ「ん?ポケットがどうかしたのか?」
サトシは、ポケットの中を漁る。
サトシ「あれ?!ポケモン図鑑が無い!
何処行ったんだ?!」
サトシは、慌てる。
しかし、ルカリオは落ち着いて指を指す。
サトシは、ルカリオが指を指した方向を見る。
さっき居た場所………
崖の上だ。
サトシ「えぇぇ~~~!」
セレナ「サトシは、今何処に居るの?」
トモ「教えても良いけど、会いに行ったりしないでくれよ?
邪魔になるから…」
セレナ「分かった。」
トモ「本当にやめてくれよ?」
セレナ「何でそんなに念を押すの?」
トモ「セレナは、不安なんだよ…」
セレナ「え?何で?」
トモ「え?………何となく?」
トモは、セレナと話していて、
何となくずっとこう考えていたのだ。
トモ「会いたいのか?」
トモとセレナは、歩きながら話している。
セレナ「それで、これからどうするの?」
トモ「ピカチュウの特訓かな?
俺の今の仕事は、それだけだし…」
セレナ「サトシは?」
トモ「ルカリオが特訓してると思うよ。」
アプファルタウン外れの山。
ルカリオとサトシは、登り坂を走っている。
サトシ「ハァ…ハァ…
結構、上まで来たんじゃないか?」
二人は、止まる。
崖がある。
高さは、約10メートルほどだ。
ルカリオは、崖の下を指差す。
サトシ「この崖を下るのか~?」
サトシの声は、少々悲鳴気味だった。
その事から、かなりハードな道をかなりの距離を走らされたことが想像できる。
サトシ「よ~し!行くぞー!」
サトシは、気合いを入れ、崖を降りる。
アンシュルス空港。
職員休憩室。
ソファで一人の男が寝ている。
電話が鳴る。
男は、起き上がりあくびをする。
電話機を見る。
内線だった。
男「もしもし?」
男は、眠そうな声で電話に応じる。
職員2『私だ。
今、予定にない貨物機が着陸した。
無線で呼び掛けても応答しない。
暇なら、直接様子を見てきてくれないか?』
男「へーい…」
男は、受話器を置いた。
立ち上がり、目を擦りながら休憩室を出る。
通路を左に真っ直ぐ行くと、出入り口がある。
男は、飛行場に出る。
周りを見渡した。
男「何だ?何にもねーじゃねーか…
あのやろ…変なこと言いやがって…
いや…俺が寝ぼけてるだけか……」
男は、あくびをする。
職員休憩室に戻っていった。
アプファルタウン外れの山。
サトシは、崖を降りきった。
サトシ「ヨッシャー!疲れた…」
ルカリオは、サトシの上着のポケットを叩く。
サトシ「ん?ポケットがどうかしたのか?」
サトシは、ポケットの中を漁る。
サトシ「あれ?!ポケモン図鑑が無い!
何処行ったんだ?!」
サトシは、慌てる。
しかし、ルカリオは落ち着いて指を指す。
サトシは、ルカリオが指を指した方向を見る。
さっき居た場所………
崖の上だ。
サトシ「えぇぇ~~~!」
セレナ「サトシは、今何処に居るの?」
トモ「教えても良いけど、会いに行ったりしないでくれよ?
邪魔になるから…」
セレナ「分かった。」
トモ「本当にやめてくれよ?」
セレナ「何でそんなに念を押すの?」
トモ「セレナは、不安なんだよ…」
セレナ「え?何で?」
トモ「え?………何となく?」
トモは、セレナと話していて、
何となくずっとこう考えていたのだ。
トモ「会いたいのか?」
44 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/09/08 20:12 ID:MB6fxgM0
大したことじゃないんですけど、
前のレスの最後の
トモ「会いたいのか?」
は、
トモ「(会いたいのか?)」
の間違いです。
要するに心の声だということです。
前のレスの最後の
トモ「会いたいのか?」
は、
トモ「(会いたいのか?)」
の間違いです。
要するに心の声だということです。
45 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/09/14 21:42 ID:fsCocK1R
アンシュルス空港。
管理塔。
職員1「あれ?さっきの貨物便どこ行ったんですか?」
中年の男の職員は、外を見て答える。
職員2「見当たらないぞ。」
職員1「え…」
職員2「あいつは、ちゃんと確認したのか?」
電話をかける。
職員2「もしもし?私だが…
さっきの貨物便の件だ…
…マジだったんですか?ってどういう意味だ?!
………それじゃあ、確認してないんだな?
待ってろ。
私も行って確認する。」
電話を切った。
職員2「確認してないらしい。
下に様子を見に行ってくるから、
ここは頼んだ。」
職員1「はい。」
シャーンスシティ、シャーンスジム。
回転式のランニングマシンの中をピカチュウはひたすら走っている。
ヴィーーーーーーーーーー!
ランニングマシンは、激しい音をたてる。
これは、電気で回っているのではなく、
ピカチュウの走る力だけで回っている。
別に危険は無いが、
あまりの回転の勢いに、
側で見ているトモとセレナは思わず距離を取る。
トモ「凄い速さだ…」
セレナ「あの頃より全然速くなってる。」
トモ「だが、速さは大した武器にはならない。」
セレナ「え?」
アプファルタウン外れの山。
崖の上で、サトシは膝に手をついて息を荒くしている。
サトシ「ア¨ァ…
ア¨ァ…
ハァ…
ハァ…」
だんだん落ち着いてくる。
周りを見る。
サトシ「ポケモン図鑑は…
あった!」
サトシは、落ちているポケモン図鑑に手を伸ばす。
するとその瞬間、何かがサッとサトシの目の前を横切り、ポケモン図鑑は姿を消した。
その正体は、ルカリオの足だった。
横を向くと、ルカリオに蹴飛ばされたポケモン図鑑が崖の下に飛び込んでいた。
サトシには、文句を言う気力もなかった。
シャーンスジムの側の開けた場所。
草が全く生えていないここはポケモンの実戦を想定した特訓にはぴったりだ。
ピカチュウを両手で抱えたトモとセレナがやって来る。
セレナ「今度は、ジムの外?」
トモの腕からピカチュウが飛び降りる。
ピカチュウ「ピカ!」
トモ「さっきも言ったが、速さは大した武器にはならないからな…」
セレナ「それ、どういう意味なの?」
トモ「銃弾みたいなものだ…
速すぎて…コントロールがきかない。」
セレナ「そうなの?」
トモ「あぁ、間違いない。
電光石火で突進した後の行動がとても遅かった。
それだけならまだマシだったが、
行動の切り替えも遅い。
電光石火以外の時もだ。
電光石火の後に遅れて次の行動に出る癖が体に染み付いてる。
これを改善するには、
ポケモンだけでなく、
トレーナーの指示の素早さ、的確さなんかも上げなければいけない。
かなり、難易度の高いことだ…」
セレナ「…」
トモ「だが、やりがいは大きい。」
トモは、ニッと笑った。
セレナは、ビクッとした。
良く考えれば、トモの笑った顔を見るのは初めてだった。
トモ「ピカチュウ!
7m/sを維持しながら、
1m間を往復し続けろ!」
簡単に言えば、
一秒間に7メートル進む速さを保ちながら、
1メートルの間を往復し続けろということだ。
セレナ「そんな無茶な…」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウは、元気よく声を上げて走り出す。
そして、同時と言えるくらい直ぐにターンする。
セレナ「やっぱり…」
ピカチュウは、開始2秒もせずに、
ターンに失敗して転倒した。
トモ「続けろ!」
アンシュルス空港飛行場。
職員2「本当に無いな…」
男「夢でも見たんじゃないのか?」
職員2「見たのは、私だけじゃない。」
管理塔。
職員1「あれ?さっきの貨物便どこ行ったんですか?」
中年の男の職員は、外を見て答える。
職員2「見当たらないぞ。」
職員1「え…」
職員2「あいつは、ちゃんと確認したのか?」
電話をかける。
職員2「もしもし?私だが…
さっきの貨物便の件だ…
…マジだったんですか?ってどういう意味だ?!
………それじゃあ、確認してないんだな?
待ってろ。
私も行って確認する。」
電話を切った。
職員2「確認してないらしい。
下に様子を見に行ってくるから、
ここは頼んだ。」
職員1「はい。」
シャーンスシティ、シャーンスジム。
回転式のランニングマシンの中をピカチュウはひたすら走っている。
ヴィーーーーーーーーーー!
ランニングマシンは、激しい音をたてる。
これは、電気で回っているのではなく、
ピカチュウの走る力だけで回っている。
別に危険は無いが、
あまりの回転の勢いに、
側で見ているトモとセレナは思わず距離を取る。
トモ「凄い速さだ…」
セレナ「あの頃より全然速くなってる。」
トモ「だが、速さは大した武器にはならない。」
セレナ「え?」
アプファルタウン外れの山。
崖の上で、サトシは膝に手をついて息を荒くしている。
サトシ「ア¨ァ…
ア¨ァ…
ハァ…
ハァ…」
だんだん落ち着いてくる。
周りを見る。
サトシ「ポケモン図鑑は…
あった!」
サトシは、落ちているポケモン図鑑に手を伸ばす。
するとその瞬間、何かがサッとサトシの目の前を横切り、ポケモン図鑑は姿を消した。
その正体は、ルカリオの足だった。
横を向くと、ルカリオに蹴飛ばされたポケモン図鑑が崖の下に飛び込んでいた。
サトシには、文句を言う気力もなかった。
シャーンスジムの側の開けた場所。
草が全く生えていないここはポケモンの実戦を想定した特訓にはぴったりだ。
ピカチュウを両手で抱えたトモとセレナがやって来る。
セレナ「今度は、ジムの外?」
トモの腕からピカチュウが飛び降りる。
ピカチュウ「ピカ!」
トモ「さっきも言ったが、速さは大した武器にはならないからな…」
セレナ「それ、どういう意味なの?」
トモ「銃弾みたいなものだ…
速すぎて…コントロールがきかない。」
セレナ「そうなの?」
トモ「あぁ、間違いない。
電光石火で突進した後の行動がとても遅かった。
それだけならまだマシだったが、
行動の切り替えも遅い。
電光石火以外の時もだ。
電光石火の後に遅れて次の行動に出る癖が体に染み付いてる。
これを改善するには、
ポケモンだけでなく、
トレーナーの指示の素早さ、的確さなんかも上げなければいけない。
かなり、難易度の高いことだ…」
セレナ「…」
トモ「だが、やりがいは大きい。」
トモは、ニッと笑った。
セレナは、ビクッとした。
良く考えれば、トモの笑った顔を見るのは初めてだった。
トモ「ピカチュウ!
7m/sを維持しながら、
1m間を往復し続けろ!」
簡単に言えば、
一秒間に7メートル進む速さを保ちながら、
1メートルの間を往復し続けろということだ。
セレナ「そんな無茶な…」
ピカチュウ「ピカ!」
ピカチュウは、元気よく声を上げて走り出す。
そして、同時と言えるくらい直ぐにターンする。
セレナ「やっぱり…」
ピカチュウは、開始2秒もせずに、
ターンに失敗して転倒した。
トモ「続けろ!」
アンシュルス空港飛行場。
職員2「本当に無いな…」
男「夢でも見たんじゃないのか?」
職員2「見たのは、私だけじゃない。」
46 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/09/25 20:30 ID:PJouFEyx
日が落ち、空が赤く染まっている。
アプファルタウン外れの山では、
魂が抜けたように気絶しているサトシ。
それを担ぎながら、ポケモンセンターへと向かうルカリオは、こう思った。
やり過ぎたな、と………
トモ「もう日暮れだな…」
セレナ「そうね…」
トモ「ピカチュウ!来い!」
ピカチュウは、7m/sを維持しながら、
1m間を往復し続けるという運動をやめ、
トモのもとに来る。
トモ「円を画くのは駄目だ。」
ピカチュウのとっていた行動は、
7m/sを維持しながら、
1m間を往復し続けるというより、
直径1mの円を画くように走っていた。
アンシュルス空港。
職員2「それじゃ、これ鍵。」
中年の男性職員は、女性警備員に鍵を渡す。
男「後は頼んだよ!」
警備員A・B「「はい!」」
警備員C上半身「任せるのニャ!」
警備員C下半身「ソ~~ナンス!」
警備員C上半身「………そ……そーニャ………
(しゃべるニャ!)」
職員1「?………
では…」
三人の職員は、空港を出る。
職員A・B・C「「「お疲れ様でした!!!」」」
職員2「結局、あれは何だったのか…」
男「夢だよ!夢!」
職員1「そうっすかね……?」
三人の職員は、空港から遠ざかる。
職員1「今日は星がきれいっすね~。」
男「いつもだよ。」
職員2「…」
職員1「そうっすかね……?」
空港では、警備員達が高らかに笑っていた。
シャーンスシティポケモンセンター。
もう、すっかり日は落ちている。
セレナ「え?部屋空いて無いんですか?」
ジョーイ「いつもは空いてるんだけど、今日はたまたま…」
セレナ「何で…」
トモ「お前のせいだよ。」
セレナ「え?」
アンシュルス空港。
仮眠室。
男性職員が寝ている。
いや、目は覚ましていた。
廊下の足音に耳をすます。
職員3「(さっきからやたらに警備員が通るな…
しかも、足音の違いからしてかなりの人数…)」
その時、廊下から会話が聞こえる。
職員3「(マズイかもな…)」
トモ「悪いな、泊めて貰っちゃって…」
セレナ「お邪魔します。」
トモ「面白い話聞かせてやるよ。」
アプファルタウン外れの山では、
魂が抜けたように気絶しているサトシ。
それを担ぎながら、ポケモンセンターへと向かうルカリオは、こう思った。
やり過ぎたな、と………
トモ「もう日暮れだな…」
セレナ「そうね…」
トモ「ピカチュウ!来い!」
ピカチュウは、7m/sを維持しながら、
1m間を往復し続けるという運動をやめ、
トモのもとに来る。
トモ「円を画くのは駄目だ。」
ピカチュウのとっていた行動は、
7m/sを維持しながら、
1m間を往復し続けるというより、
直径1mの円を画くように走っていた。
アンシュルス空港。
職員2「それじゃ、これ鍵。」
中年の男性職員は、女性警備員に鍵を渡す。
男「後は頼んだよ!」
警備員A・B「「はい!」」
警備員C上半身「任せるのニャ!」
警備員C下半身「ソ~~ナンス!」
警備員C上半身「………そ……そーニャ………
(しゃべるニャ!)」
職員1「?………
では…」
三人の職員は、空港を出る。
職員A・B・C「「「お疲れ様でした!!!」」」
職員2「結局、あれは何だったのか…」
男「夢だよ!夢!」
職員1「そうっすかね……?」
三人の職員は、空港から遠ざかる。
職員1「今日は星がきれいっすね~。」
男「いつもだよ。」
職員2「…」
職員1「そうっすかね……?」
空港では、警備員達が高らかに笑っていた。
シャーンスシティポケモンセンター。
もう、すっかり日は落ちている。
セレナ「え?部屋空いて無いんですか?」
ジョーイ「いつもは空いてるんだけど、今日はたまたま…」
セレナ「何で…」
トモ「お前のせいだよ。」
セレナ「え?」
アンシュルス空港。
仮眠室。
男性職員が寝ている。
いや、目は覚ましていた。
廊下の足音に耳をすます。
職員3「(さっきからやたらに警備員が通るな…
しかも、足音の違いからしてかなりの人数…)」
その時、廊下から会話が聞こえる。
職員3「(マズイかもな…)」
トモ「悪いな、泊めて貰っちゃって…」
セレナ「お邪魔します。」
トモ「面白い話聞かせてやるよ。」
47 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/10/09 18:59 ID:xdOzGfJ0
すみません。
今日がちょうど2週間後なんですけど、
1日延びます。
このSSは、ちゃんと内容が理解出来るようになっていますかね?
(ちょっと、不安なので…)
今日がちょうど2週間後なんですけど、
1日延びます。
このSSは、ちゃんと内容が理解出来るようになっていますかね?
(ちょっと、不安なので…)
48 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/10/10 21:54 ID:KhxeqQR2
カスミ「何か飲む?」
カスミは、戸棚を開ける。
カスミ「紅茶か…コーヒーか…」
セレナ「じゃあ、紅茶で。」
トモ「コーヒー。」
カスミ「どっちかにしてよ…」
アンシュルス空港。
仮眠室。
職員3「(どうする?
隠れた方が良いか?)」
廊下に居る複数の怪しい人物。
職員の男は、ベッドの下で息を潜めようと考える。
とりあえず、椅子を動かした。
ズズッ
廊下から声がする。
?「仮眠室から物音しなかったか?」
職員は、パニック状態になり、
慌てて、ベッドの下に隠れた。
体をベッドにぶつけてしまい、大きな音も出る。
扉が勢いよく開く。
?「誰だ?!」
仮眠室の明かりが点き、
入ってきた謎の男は、中を調べる。
職員の心臓は、バクバクと鳴っていた。
それも全て、あの会話を聞いたせい…
寝てしまったセレナにカスミが毛布をかける。
トモ「紅茶飲んで寝るか?」
カスミ「彼女、口つけてたかしら?」
トモ「そう言えば…」
トモは、紅茶に口をつける。
これが一口目だ。
カスミ「一体どうしたの?」
トモ「セレナがパフォーマンスライブをやったせいで人が集まって、
ポケモンセンターがいっぱいになっちまったんだ。」
カスミ「そうじゃなくて、ピカチュウのことよ。」
トモ「あぁ、こっちのことか…」
トモは、膝の上のピカチュウを撫でていた手でティーカップを手に取り、
紅茶を一口飲む。
少し、間を開けてから話す。
トモ「電光石火がとんでもなく早くて、
サトシもついていけないほど…」
カスミは、睨みを利かせた。
トモ「え…話飛んでた?」
カスミ「全く…
トモは、自分の話したいことしか話さないんだから…」
カスミは、ふとあることを思いだし、
戸棚から瓶を取り出してトモに渡す。
トモ「ポケモンフーズ?
しかも、瓶詰め…
手作りか?」
カスミ「タケシの作ったやつ。
カントーのお土産見たいなもんよ。」
トモ「あぁ…元ジムリーダーの…」
翌朝。
セレナ「あれ?誰も居ない!」
カスミは、戸棚を開ける。
カスミ「紅茶か…コーヒーか…」
セレナ「じゃあ、紅茶で。」
トモ「コーヒー。」
カスミ「どっちかにしてよ…」
アンシュルス空港。
仮眠室。
職員3「(どうする?
隠れた方が良いか?)」
廊下に居る複数の怪しい人物。
職員の男は、ベッドの下で息を潜めようと考える。
とりあえず、椅子を動かした。
ズズッ
廊下から声がする。
?「仮眠室から物音しなかったか?」
職員は、パニック状態になり、
慌てて、ベッドの下に隠れた。
体をベッドにぶつけてしまい、大きな音も出る。
扉が勢いよく開く。
?「誰だ?!」
仮眠室の明かりが点き、
入ってきた謎の男は、中を調べる。
職員の心臓は、バクバクと鳴っていた。
それも全て、あの会話を聞いたせい…
寝てしまったセレナにカスミが毛布をかける。
トモ「紅茶飲んで寝るか?」
カスミ「彼女、口つけてたかしら?」
トモ「そう言えば…」
トモは、紅茶に口をつける。
これが一口目だ。
カスミ「一体どうしたの?」
トモ「セレナがパフォーマンスライブをやったせいで人が集まって、
ポケモンセンターがいっぱいになっちまったんだ。」
カスミ「そうじゃなくて、ピカチュウのことよ。」
トモ「あぁ、こっちのことか…」
トモは、膝の上のピカチュウを撫でていた手でティーカップを手に取り、
紅茶を一口飲む。
少し、間を開けてから話す。
トモ「電光石火がとんでもなく早くて、
サトシもついていけないほど…」
カスミは、睨みを利かせた。
トモ「え…話飛んでた?」
カスミ「全く…
トモは、自分の話したいことしか話さないんだから…」
カスミは、ふとあることを思いだし、
戸棚から瓶を取り出してトモに渡す。
トモ「ポケモンフーズ?
しかも、瓶詰め…
手作りか?」
カスミ「タケシの作ったやつ。
カントーのお土産見たいなもんよ。」
トモ「あぁ…元ジムリーダーの…」
翌朝。
セレナ「あれ?誰も居ない!」
49 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/10/11 20:34 ID:vKQpVyJg
文章だとニュアンスが伝わりにくいので、書いておきますが、
前のレスの
トモ「紅茶飲んで寝るか?」
という台詞は、
「紅茶を飲んで寝よう。」
という意味ではなく、
「紅茶を飲んだのに寝るのはおかしい。」
という意味です。
前のレスの
トモ「紅茶飲んで寝るか?」
という台詞は、
「紅茶を飲んで寝よう。」
という意味ではなく、
「紅茶を飲んだのに寝るのはおかしい。」
という意味です。
50 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/10/11 21:38 ID:vKQpVyJg
深夜。
シャーンスシティ某所。
トモ「ここにお前一人で住んでるのか?」
カスミ「えぇ…
ここって、出来たばっかだから、
利用者も少ないし、誰も居ないのよ。」
トモ「大変だなぁ…」
カスミ「前も同じよ…」
トモ「え…」
電話が鳴る。
カスミの携帯電話だ。
カスミ「誰かしら?
…本部?」
電話に出る。
カスミ「もしもし?カスミです。
はい………はい………分かりました。」
電話を切る。
トモ「どうした?」
カスミ「本部から連絡で、
事件が起きたけど、南部には今警察官が居ないから向かってほしいって。」
トモ「何故、俺のところには連絡が来ない?」
カスミ「さぁ?
まぁ、トモやセレナは、私とかとは違うから。」
トモ「俺も行く。」
カスミ「セレナのことはどうするの?」
トモ「別に置いて行ったって良いだろう。」
カスミ「でも、戸締りが…」
トモ「朝までに戻れば良い。」
トモは、紅茶を飲もうとティーカップを持ち上げるが、
中身は、空だった。
セレナのカップを取り、飲み干す。
トモ「よし!目が覚めた!」
カスミ「眠いなら来なきゃ良いのに…」
トモ「(お前が一人で行くのは心配だとは言えないだろ?)」
カスミが、侮辱のように感じてしまうだろうとトモは感じていた。
また、トモ自身も侮辱の言葉だと感じている。
カスミを傷つける気は無いのだ。
朝8時。
机の上にはメモが。
【7時までには戻る。】
セレナ「まだ、戻ってこない。
電話番号聞いとけば良かった。」
シャーンスシティ某所。
トモ「ここにお前一人で住んでるのか?」
カスミ「えぇ…
ここって、出来たばっかだから、
利用者も少ないし、誰も居ないのよ。」
トモ「大変だなぁ…」
カスミ「前も同じよ…」
トモ「え…」
電話が鳴る。
カスミの携帯電話だ。
カスミ「誰かしら?
…本部?」
電話に出る。
カスミ「もしもし?カスミです。
はい………はい………分かりました。」
電話を切る。
トモ「どうした?」
カスミ「本部から連絡で、
事件が起きたけど、南部には今警察官が居ないから向かってほしいって。」
トモ「何故、俺のところには連絡が来ない?」
カスミ「さぁ?
まぁ、トモやセレナは、私とかとは違うから。」
トモ「俺も行く。」
カスミ「セレナのことはどうするの?」
トモ「別に置いて行ったって良いだろう。」
カスミ「でも、戸締りが…」
トモ「朝までに戻れば良い。」
トモは、紅茶を飲もうとティーカップを持ち上げるが、
中身は、空だった。
セレナのカップを取り、飲み干す。
トモ「よし!目が覚めた!」
カスミ「眠いなら来なきゃ良いのに…」
トモ「(お前が一人で行くのは心配だとは言えないだろ?)」
カスミが、侮辱のように感じてしまうだろうとトモは感じていた。
また、トモ自身も侮辱の言葉だと感じている。
カスミを傷つける気は無いのだ。
朝8時。
机の上にはメモが。
【7時までには戻る。】
セレナ「まだ、戻ってこない。
電話番号聞いとけば良かった。」
51 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/10/25 20:53 ID:lrmKDesB
午前10時。
トモとカスミは、戻っていない。
セレナ「さすがに遅すぎるわ…」
微かに人の声がした。
セレナ「ん?表から人の声…」
午前9時。
アプファルタウンポケモンセンター。
サトシは、目を覚ます。
上に手を伸ばして伸びをする。
サトシ「~~~~。
………」
寝ているルカリオを揺さぶる。
サトシ「起きろよ、ルカリオ…」
ルカリオは、上半身を起こしてあくびする。
9時だと言うのに、眠そうだ。
サトシ「(てっきり、朝早く叩き起こされるかと思ってたけど、
昨日ので、ルカリオも疲れたんだな…)」
30秒ほど経ってから、
ルカリオは、ようやく立ち上がって伸びをする。
キリッとした表情に変わる。
サトシ「とりあえず、トモに連絡するか。」
シャーンスシティポケモンセンター。
テレビ電話で、ジョーイとサトシが話している。
ジョーイ「あぁ、トモ君ね。
彼なら、部屋が空いてないって言ったら………」
サトシ『そうですか…』
画面に映るサトシは、そのままの表情だったが、
隣に映るルカリオの表情は険しかった。
それにサトシが気づく。
サトシ『ありがとうございました。』
通信が切れる。
アプファルタウンポケモンセンター。
サトシは、テレビ電話を切る。
サトシ「駄目だ、繋がらない。
様子見に行った方がいいのか?」
ルカリオは、頷いた。
午前10時。
シャーンスシティポケモンジムの入り口前。
サトシ「すみませーん!
誰かいませんかーー!」
入り口のシャッターが上がる。
セレナ「よいっしょ!」
ガタン
シャッターが完全に上がってロックが掛かる。
セレナ「すみません。
今、ジムリーダーが……………
……え…」
サトシ「……………………セ…」
トモとカスミは、戻っていない。
セレナ「さすがに遅すぎるわ…」
微かに人の声がした。
セレナ「ん?表から人の声…」
午前9時。
アプファルタウンポケモンセンター。
サトシは、目を覚ます。
上に手を伸ばして伸びをする。
サトシ「~~~~。
………」
寝ているルカリオを揺さぶる。
サトシ「起きろよ、ルカリオ…」
ルカリオは、上半身を起こしてあくびする。
9時だと言うのに、眠そうだ。
サトシ「(てっきり、朝早く叩き起こされるかと思ってたけど、
昨日ので、ルカリオも疲れたんだな…)」
30秒ほど経ってから、
ルカリオは、ようやく立ち上がって伸びをする。
キリッとした表情に変わる。
サトシ「とりあえず、トモに連絡するか。」
シャーンスシティポケモンセンター。
テレビ電話で、ジョーイとサトシが話している。
ジョーイ「あぁ、トモ君ね。
彼なら、部屋が空いてないって言ったら………」
サトシ『そうですか…』
画面に映るサトシは、そのままの表情だったが、
隣に映るルカリオの表情は険しかった。
それにサトシが気づく。
サトシ『ありがとうございました。』
通信が切れる。
アプファルタウンポケモンセンター。
サトシは、テレビ電話を切る。
サトシ「駄目だ、繋がらない。
様子見に行った方がいいのか?」
ルカリオは、頷いた。
午前10時。
シャーンスシティポケモンジムの入り口前。
サトシ「すみませーん!
誰かいませんかーー!」
入り口のシャッターが上がる。
セレナ「よいっしょ!」
ガタン
シャッターが完全に上がってロックが掛かる。
セレナ「すみません。
今、ジムリーダーが……………
……え…」
サトシ「……………………セ…」
52 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/11/04 19:29 ID:ABYUPci9
しばらくは、サトシセレナ視点になると思います。
ちょっと、トモを書きすぎたので…
ちょっと、トモを書きすぎたので…
53 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/11/06 21:39 ID:UGFMh4pT
今更ですが、
46レスの
職員A・B・C「「「お疲れ様でした!!!」」」
は、
警備員A・B・C「「「お疲れ様でした!!!」」」
の間違いです。
46レスの
職員A・B・C「「「お疲れ様でした!!!」」」
は、
警備員A・B・C「「「お疲れ様でした!!!」」」
の間違いです。
54 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/11/08 21:37 ID:3OhZsx33
少し気まずそうに、
セレナ「ひ…久しぶり…サトシ。」
普通に元気に、
サトシ「久しぶり!セレナ!」
セレナ「うん!」
昔と同じ空気になった。
サトシ「何でセレナがここに?」
セレナ「ピカチュウの特訓に付き合ってたら遅くなっちゃって、
トモについてきて、ここに泊めてもらってたの。」
ルカリオ「ルガァ!」
サトシ「あぁ、そうだった。
トモは何処?」
セレナ「それが朝起きたら居なくて…」
グゥ~~~!
サトシ「あ、そう言えば、朝飯まだだ。」
セレナ「何か作るから入って!
私もまだなの。」
午前11時。
シャーンスシティポケモンジム周辺。
サトシ「お~い!ルカリオー!
何処行ったんだよ~!」
セレナ「ルカリオー!」
ルカリオを探すサトシとセレナとテールナーとヤンチャムとニンフィア。
サトシ「短気な奴だな~…」
セレナ「でも、それだけトモのことを心配するってことは、
結構ヤバいって思ってるんだよ。」
サトシ「どうヤバいんだ?」
午前12時。
サトシ「ちょっと、付き合ってくれよ!」
セレナ「え?……
…良いよ。
夜まで暇だから…
(昔も同じこと言われたような…)」
セレナ「ひ…久しぶり…サトシ。」
普通に元気に、
サトシ「久しぶり!セレナ!」
セレナ「うん!」
昔と同じ空気になった。
サトシ「何でセレナがここに?」
セレナ「ピカチュウの特訓に付き合ってたら遅くなっちゃって、
トモについてきて、ここに泊めてもらってたの。」
ルカリオ「ルガァ!」
サトシ「あぁ、そうだった。
トモは何処?」
セレナ「それが朝起きたら居なくて…」
グゥ~~~!
サトシ「あ、そう言えば、朝飯まだだ。」
セレナ「何か作るから入って!
私もまだなの。」
午前11時。
シャーンスシティポケモンジム周辺。
サトシ「お~い!ルカリオー!
何処行ったんだよ~!」
セレナ「ルカリオー!」
ルカリオを探すサトシとセレナとテールナーとヤンチャムとニンフィア。
サトシ「短気な奴だな~…」
セレナ「でも、それだけトモのことを心配するってことは、
結構ヤバいって思ってるんだよ。」
サトシ「どうヤバいんだ?」
午前12時。
サトシ「ちょっと、付き合ってくれよ!」
セレナ「え?……
…良いよ。
夜まで暇だから…
(昔も同じこと言われたような…)」
55 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/11/22 21:32 ID:GHRqeo4m
午前10時。
シャーンスシティポケモンジム。
キッチン。
セレナは、冷蔵庫を開ける。
セレナ「何かあるかな~?」
サトシは、イスに座る。
サトシ「セレナは、どうしてこっちに?」
セレナ「え?」
セレナは、冷蔵庫を閉める。
セレナ「あぁ、こっちで公演を依頼されまくってるの。」
サトシ「公演?」
セレナ「ポケモンパフォーマンスの公演。」
セレナは、戸棚を開ける。
サトシ「じゃあ、頑張ってるんだ!」
セレナ「まあね。」
セレナは、戸棚を閉める。
サトシ「なんか、ムズムズするなぁ…」
セレナ「え?」
セレナは、引き出しを開ける。
サトシ「ムズムズっていうか、ウズウズっていうか…」
セレナ「・・・?」
サトシ「なんか、セレナと、こうして話してると懐かしくなってきてさ。」
セレナ「…え?」
サトシ「昔みたいに…旅してたときみたいに…
あー、早く出発したい!
…見たいな………さ…」
セレナ「そう…」
セレナは、引き出しを閉めた。
セレナ「ねぇ、サトシ。」
サトシ「?」
セレナ「何にもない…」
サトシ「…食べ物?」
セレナ「何にもない…」
サトシ「マジか…」
シャーンスシティポケモンジム。
キッチン。
セレナは、冷蔵庫を開ける。
セレナ「何かあるかな~?」
サトシは、イスに座る。
サトシ「セレナは、どうしてこっちに?」
セレナ「え?」
セレナは、冷蔵庫を閉める。
セレナ「あぁ、こっちで公演を依頼されまくってるの。」
サトシ「公演?」
セレナ「ポケモンパフォーマンスの公演。」
セレナは、戸棚を開ける。
サトシ「じゃあ、頑張ってるんだ!」
セレナ「まあね。」
セレナは、戸棚を閉める。
サトシ「なんか、ムズムズするなぁ…」
セレナ「え?」
セレナは、引き出しを開ける。
サトシ「ムズムズっていうか、ウズウズっていうか…」
セレナ「・・・?」
サトシ「なんか、セレナと、こうして話してると懐かしくなってきてさ。」
セレナ「…え?」
サトシ「昔みたいに…旅してたときみたいに…
あー、早く出発したい!
…見たいな………さ…」
セレナ「そう…」
セレナは、引き出しを閉めた。
セレナ「ねぇ、サトシ。」
サトシ「?」
セレナ「何にもない…」
サトシ「…食べ物?」
セレナ「何にもない…」
サトシ「マジか…」
56 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/12/08 20:02 ID:UqlnQesQ
すみません。更新忘れてました。
57 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/12/08 21:04 ID:UqlnQesQ
サトシ「じゃあ、どっか食べに…」
ルカリオ「ルガァ!!!ルガァ!!!」
サトシ「何だよ騒ぐなよ!
どうしたんだ?」
ルカリオ「ルガァ!!!」
サトシ「あいつらならきっと大丈夫だよ。
何処で何してんのか知らねぇーけど…
…俺も言われるがままにピカチュウを預けた訳じゃない!」
ルカリオ「ルガァ…」
サトシ「あいつらなら大丈夫だ。」
ルカリオは、サトシの話を聞いて落ち着き出した。
セレナ「あ、良い店知ってるよ!」
セレナは、人差し指を立てて言った。
10時30分。
シャーンスシティショッピングエリア。
セレナ「あ!ここのステージでパフォーマンスライブやってるときに、
トモとピカチュウに会ったんだよ!」
サトシ「へー。」
ルカリオ「……ルガァ!…」
サトシ「また、落ち着きが無くなってきた…」
しばらく歩くと、ショッピングエリアを出てしまった。
と、思いきや、端でセレナは止まった。
セレナ「ジャジャーン!
ここでーす!」
サトシ「喫茶店?」
そこは、「喫茶 フェアリーハウス」。
中に入る。
マスター「いらっしゃいませ。」
若い店員が挨拶をする。
セレナ「ヤッホー!」
マスター「あ、セレナちゃん!
何?二人?
今日は彼氏連れてきたの?」
セレナ「な、違いますよ!」
マスター「ハハハハハ…」
優しい雰囲気の男だった。
ルカリオ「ルガァ!」
セレナ「えっと…ルカリオは、自分を人数にカウントされなかったことを怒ってるのかな?」
サトシ「それとも、落ち着かないだけかな?」
ルカリオ「ルガァ!!!ルガァ!!!」
サトシ「何だよ騒ぐなよ!
どうしたんだ?」
ルカリオ「ルガァ!!!」
サトシ「あいつらならきっと大丈夫だよ。
何処で何してんのか知らねぇーけど…
…俺も言われるがままにピカチュウを預けた訳じゃない!」
ルカリオ「ルガァ…」
サトシ「あいつらなら大丈夫だ。」
ルカリオは、サトシの話を聞いて落ち着き出した。
セレナ「あ、良い店知ってるよ!」
セレナは、人差し指を立てて言った。
10時30分。
シャーンスシティショッピングエリア。
セレナ「あ!ここのステージでパフォーマンスライブやってるときに、
トモとピカチュウに会ったんだよ!」
サトシ「へー。」
ルカリオ「……ルガァ!…」
サトシ「また、落ち着きが無くなってきた…」
しばらく歩くと、ショッピングエリアを出てしまった。
と、思いきや、端でセレナは止まった。
セレナ「ジャジャーン!
ここでーす!」
サトシ「喫茶店?」
そこは、「喫茶 フェアリーハウス」。
中に入る。
マスター「いらっしゃいませ。」
若い店員が挨拶をする。
セレナ「ヤッホー!」
マスター「あ、セレナちゃん!
何?二人?
今日は彼氏連れてきたの?」
セレナ「な、違いますよ!」
マスター「ハハハハハ…」
優しい雰囲気の男だった。
ルカリオ「ルガァ!」
セレナ「えっと…ルカリオは、自分を人数にカウントされなかったことを怒ってるのかな?」
サトシ「それとも、落ち着かないだけかな?」
58 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/12/08 21:07 ID:UqlnQesQ
やっと、セレナの「ジャジャーン!」が出せた。(笑)
59 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/12/09 21:29 ID:eA5ptUgC
マスター「はい。どうぞ。」
マスターは、サトシの前に玉子サンドイッチを置いた。
マスター「はい。」
セレナの前にも、サンドイッチを置く。
サトシ「玉子サンドって……
厚焼き玉子を挟むもんなの?」
マスター「カントーでは、珍しいかな?」
セレナ「私も前に食べたけど美味しいよ。」
サトシ「へー…
セレナのやつは?」
セレナ「小倉バターサンド。」
サトシ「ふーん…」
ルカリオ「ル…ガァ…ガァ…ガァ…ガァ…」
ルカリオが呟くように続ける。
サトシ「何だ?
落ち着けって…
何か不気味だし…」
グゥゥゥ~
ルカリオの腹が鳴る。
サトシ「何だ、お前も腹へってんのか?!
ま、そりゃ何も食ってねぇーもんな。」
マスター「それじゃあ、ルカリオの分も作ってくるよ。」
マスターは、去っていく。
ルカリオ「ルガァ!ルガァ!…」
サトシ「(腹の減り具合が、腹の立ち具合を加速させてる…)」
サトシは、フッと、笑った。
ルカリオ「ルガァ!!」
サトシ「す…すみません。」
サトシ「この店は、マスター一人でやってるんですか?」
マスター「まあね。」
コーヒーを持ってきたマスターが答える。
マスター「はい。」
マスターは、サトシの前にコーヒーを置く。
コーヒーを飲む。
サトシ「あれ?どっかで飲んだような…」
マスター「え?
…そりゃー、何処にでも売ってるコーヒーマシンだから…」
セレナ「自分で入れてないの?!
マスターの威厳0ね…」
マスター「ハハハ…」
サトシ「ん?ルカリオおとなしくなったな…」
サトシは、ルカリオの方を見る。
いや、見るつもりだった。
サトシ「ん?」
サトシの『ん?』にセレナが反応して、
セレナ「ん?」
と、続け、
マスター「ん?」
マスターまで続く。
サトシ「居ない…」
セレナ「ん?」
セレナは、しばらく辺りを見渡した。
セレナ「…
…
…
…
…えぇえぇえぇ~~~~!!!!」
マスターは、サトシの前に玉子サンドイッチを置いた。
マスター「はい。」
セレナの前にも、サンドイッチを置く。
サトシ「玉子サンドって……
厚焼き玉子を挟むもんなの?」
マスター「カントーでは、珍しいかな?」
セレナ「私も前に食べたけど美味しいよ。」
サトシ「へー…
セレナのやつは?」
セレナ「小倉バターサンド。」
サトシ「ふーん…」
ルカリオ「ル…ガァ…ガァ…ガァ…ガァ…」
ルカリオが呟くように続ける。
サトシ「何だ?
落ち着けって…
何か不気味だし…」
グゥゥゥ~
ルカリオの腹が鳴る。
サトシ「何だ、お前も腹へってんのか?!
ま、そりゃ何も食ってねぇーもんな。」
マスター「それじゃあ、ルカリオの分も作ってくるよ。」
マスターは、去っていく。
ルカリオ「ルガァ!ルガァ!…」
サトシ「(腹の減り具合が、腹の立ち具合を加速させてる…)」
サトシは、フッと、笑った。
ルカリオ「ルガァ!!」
サトシ「す…すみません。」
サトシ「この店は、マスター一人でやってるんですか?」
マスター「まあね。」
コーヒーを持ってきたマスターが答える。
マスター「はい。」
マスターは、サトシの前にコーヒーを置く。
コーヒーを飲む。
サトシ「あれ?どっかで飲んだような…」
マスター「え?
…そりゃー、何処にでも売ってるコーヒーマシンだから…」
セレナ「自分で入れてないの?!
マスターの威厳0ね…」
マスター「ハハハ…」
サトシ「ん?ルカリオおとなしくなったな…」
サトシは、ルカリオの方を見る。
いや、見るつもりだった。
サトシ「ん?」
サトシの『ん?』にセレナが反応して、
セレナ「ん?」
と、続け、
マスター「ん?」
マスターまで続く。
サトシ「居ない…」
セレナ「ん?」
セレナは、しばらく辺りを見渡した。
セレナ「…
…
…
…
…えぇえぇえぇ~~~~!!!!」
60 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/12/09 21:37 ID:eA5ptUgC
表現力を落とした気が………
よく分からないところがあったら言ってください。
文句でも構いませんが、ssの内容と関係無いことは止めてくださいね。
よく分からないところがあったら言ってください。
文句でも構いませんが、ssの内容と関係無いことは止めてくださいね。
61 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/12/11 20:35 ID:IcU1gAiY
そろそろ伏線を回収し始めた方が良いのでしょうか?
割りと潜ませてるんですけど…
割りと潜ませてるんですけど…
62 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2018/12/23 20:51 ID:eSFz0sRO
セレナ「え、ルカリオが居ない!!」
サトシ「探さねーと!」
サトシは、店を出ようと、出入り口に走る。
マスター「待って!」
サトシ「え?」
マスター「こいつの出番だよ。」
マスターは、モンスターボールを握っていた。
マスター「出てこい!リオル!」
モンスターボールからリオルが飛び出す。
セレナ「そっか!
リオルにルカリオの波動を感じとらせるのね!」
マスター「あぁ。
フェアリーレンにルカリオは生息していないから、
上手くいくはずだよ。」
言っている間に、リオルは走り出していた。
店の外に出る。
マスター「早く追いかけて!」
サトシとセレナは、リオルのあとを追った。
それを見送るマスター。
マスター「あ、お代…」
午前11時。
シャーンスシティポケモンジム周辺。
リオルを追って、サトシとセレナが走っている。
セレナ「戻ってきちゃった!」
サトシ「ルカリオは、一体何処に…」
確かにそれは謎であった。
ルカリオに落ち着きがなかったのは、トモが行方不明だったからである。
彼を信頼しているサトシは、心配していないが、
ルカリオは、落ち着かず、とにかく、サトシを急かしてばかりいた。
しかし、何処にも行かなかったのは、トモを探す当てが無かったからだろう。
しかし、トモを探すためか、突然、居なくなった。
トモの居場所の見当がついたという事なのだろうか?
セレナ「ねえ、サトシ!」
サトシ「何だ?」
二人は、リオルを追って、走っている。
セレナ「ルカリオって、トモのパートナーなんでしょ?」
サトシ「あぁ…」
セレナ「私たちよりトモのことずっーと知ってるはずじゃない。」
サトシ「あぁ…」
セレナ「やっぱり、それだけ心配すべきことなんじゃ…」
サトシ「そんなことはねぇー。
俺が信頼してるのは、トモだけじゃない。」
セレナ「え?」
サトシ「ピカチュウさ…」
サトシ「探さねーと!」
サトシは、店を出ようと、出入り口に走る。
マスター「待って!」
サトシ「え?」
マスター「こいつの出番だよ。」
マスターは、モンスターボールを握っていた。
マスター「出てこい!リオル!」
モンスターボールからリオルが飛び出す。
セレナ「そっか!
リオルにルカリオの波動を感じとらせるのね!」
マスター「あぁ。
フェアリーレンにルカリオは生息していないから、
上手くいくはずだよ。」
言っている間に、リオルは走り出していた。
店の外に出る。
マスター「早く追いかけて!」
サトシとセレナは、リオルのあとを追った。
それを見送るマスター。
マスター「あ、お代…」
午前11時。
シャーンスシティポケモンジム周辺。
リオルを追って、サトシとセレナが走っている。
セレナ「戻ってきちゃった!」
サトシ「ルカリオは、一体何処に…」
確かにそれは謎であった。
ルカリオに落ち着きがなかったのは、トモが行方不明だったからである。
彼を信頼しているサトシは、心配していないが、
ルカリオは、落ち着かず、とにかく、サトシを急かしてばかりいた。
しかし、何処にも行かなかったのは、トモを探す当てが無かったからだろう。
しかし、トモを探すためか、突然、居なくなった。
トモの居場所の見当がついたという事なのだろうか?
セレナ「ねえ、サトシ!」
サトシ「何だ?」
二人は、リオルを追って、走っている。
セレナ「ルカリオって、トモのパートナーなんでしょ?」
サトシ「あぁ…」
セレナ「私たちよりトモのことずっーと知ってるはずじゃない。」
サトシ「あぁ…」
セレナ「やっぱり、それだけ心配すべきことなんじゃ…」
サトシ「そんなことはねぇー。
俺が信頼してるのは、トモだけじゃない。」
セレナ「え?」
サトシ「ピカチュウさ…」
63 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/01/01 20:50 ID:THgWDREH
明けましておめでとうございます。
今年も頑張って書きますので、
よろしくお願いします。
今年も頑張って書きますので、
よろしくお願いします。
64 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/01/13 20:20 ID:j8SsSiWf
すみません。
更新するのを忘れていました。
1月20日以降は、更新を一時停止と、させていただきます。
3月から再開します。
更新するのを忘れていました。
1月20日以降は、更新を一時停止と、させていただきます。
3月から再開します。
65 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/01/13 20:41 ID:j8SsSiWf
午前11時。
シャーンスシティポケモンジム周辺。
サトシとセレナは、
居なくなったルカリオの波動を感じて追っているリオルの後を追って、走っていた。
セレナ「ねぇ、サトシ。ハァ…」
サトシ「何?」
セレナ「リオルがだんだん…ハァ…遠ざかってる気が…」
セレナは、息が切れかかってきていた。
サトシ「ホントだ。あいつ早ぇなぁ…」
セレナ「あ!見えなくなった!」
サトシ「ヤベェ!」
しかし、すぐに立ち止まったリオルの姿が見えた。
サトシ「ん?」
セレナ「ハッ…ハッ…何?」
しばらくして、やっとリオルに追い付く。
サトシ「どうしたんだ?リオル…」
セレナ「ハァー…ハァー…」
サトシ「大丈夫かセレナ?」
セレナ「うん。ハァ…ちょっと息切れしただけ…ハァ…」
サトシ「そっか……………あ!!!!」
セレナ「!…何?!」
サトシ「ルカリオ…」
そこには………………………ルカリオが倒れていた。
サトシ「ルカリオ!」
サトシは、駆け寄る。
しかし、ルカリオはサトシの腕をはたき、自力で立ち上がる。
一応、元気そうだ。
かと思ったら、すぐに膝をついた。
サトシ「ルカリオ?」
セレナ「ハァ…見せて…」
セレナは、ルカリオの正面に来て、言う。
膝を見る。
セレナ「擦り傷ね。
転んだの?」
サトシ「何やってんだよ…」
ルカリオ「ルガァ!」
ルカリオは、そっぽを向いた。
シャーンスシティポケモンジム周辺。
サトシとセレナは、
居なくなったルカリオの波動を感じて追っているリオルの後を追って、走っていた。
セレナ「ねぇ、サトシ。ハァ…」
サトシ「何?」
セレナ「リオルがだんだん…ハァ…遠ざかってる気が…」
セレナは、息が切れかかってきていた。
サトシ「ホントだ。あいつ早ぇなぁ…」
セレナ「あ!見えなくなった!」
サトシ「ヤベェ!」
しかし、すぐに立ち止まったリオルの姿が見えた。
サトシ「ん?」
セレナ「ハッ…ハッ…何?」
しばらくして、やっとリオルに追い付く。
サトシ「どうしたんだ?リオル…」
セレナ「ハァー…ハァー…」
サトシ「大丈夫かセレナ?」
セレナ「うん。ハァ…ちょっと息切れしただけ…ハァ…」
サトシ「そっか……………あ!!!!」
セレナ「!…何?!」
サトシ「ルカリオ…」
そこには………………………ルカリオが倒れていた。
サトシ「ルカリオ!」
サトシは、駆け寄る。
しかし、ルカリオはサトシの腕をはたき、自力で立ち上がる。
一応、元気そうだ。
かと思ったら、すぐに膝をついた。
サトシ「ルカリオ?」
セレナ「ハァ…見せて…」
セレナは、ルカリオの正面に来て、言う。
膝を見る。
セレナ「擦り傷ね。
転んだの?」
サトシ「何やってんだよ…」
ルカリオ「ルガァ!」
ルカリオは、そっぽを向いた。
66 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/01/20 20:42 ID:a9O6oBoj
サトシ「落ち着けって、ルカリオ…
ポケモンが転ぶなんてかっこ悪いぞぉ?
大人しくしてろ。」
ルカリオ「ルガッ!」
ルカリオは、相変わらずそっぽを向いたまま、
サトシの方を見ようとしない。
セレナは、ルカリオの傷の手当てをしている。
セレナ「はい!終わったよ!」
サトシ「(全く、転ぶとか焦り過ぎだよ…
…………………………そんなにヤバイ恐れがあるのか?
ちょっと、不安になってきたぞ…)」
セレナは、立ち上がって、サトシに聞く。
セレナ「これから、どうする?
一応、トモ達を探しに行った方が…」
サトシ「いや、その前にルカリオを探した方が良い。」
セレナ「は?………え…」
セレナは、振り返る。
セレナ「ルカリオが居ない!
今の一瞬で居なくなった!」
サトシ「おまけにリオルまで連れていったぞ…」
セレナ「もう!」
サトシ「まだ、遠くには行ってない筈だ!
探そう!」
セレナは、モンスターボールからポケモンを出した。
ポケモンが転ぶなんてかっこ悪いぞぉ?
大人しくしてろ。」
ルカリオ「ルガッ!」
ルカリオは、相変わらずそっぽを向いたまま、
サトシの方を見ようとしない。
セレナは、ルカリオの傷の手当てをしている。
セレナ「はい!終わったよ!」
サトシ「(全く、転ぶとか焦り過ぎだよ…
…………………………そんなにヤバイ恐れがあるのか?
ちょっと、不安になってきたぞ…)」
セレナは、立ち上がって、サトシに聞く。
セレナ「これから、どうする?
一応、トモ達を探しに行った方が…」
サトシ「いや、その前にルカリオを探した方が良い。」
セレナ「は?………え…」
セレナは、振り返る。
セレナ「ルカリオが居ない!
今の一瞬で居なくなった!」
サトシ「おまけにリオルまで連れていったぞ…」
セレナ「もう!」
サトシ「まだ、遠くには行ってない筈だ!
探そう!」
セレナは、モンスターボールからポケモンを出した。
67 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/01/20 20:59 ID:a9O6oBoj
午前11時。
シャーンスシティポケモンジム周辺。
サトシ「お~い!ルカリオー!
何処行ったんだよ~!」
ルカリオを探すサトシとセレナとテールナーとヤンチャムとニンフィア。
サトシ「短気な奴だな~…」
セレナ「でも、それだけトモのことを心配するってことは、
結構ヤバいって思ってるんだよ。」
サトシ「どうヤバいんだ?」
セレナ「結構、ヤバいんじゃ…」
サトシ「そっか………結構ヤバいのか………」
セレナ「?」
サトシ「俺なんか、やっと危機感持ってきたくらいだからな…」
その発言は、聞き捨てならない。
セレナ「やっぱり、ヤバいんじゃない?!」
サトシ「まぁな…」
セレナ「まぁな、って!」
サトシ「ロケット団の仕業って、オチを期待しとこう…」
セレナ「酷い言われよう…」
サトシ「根っからの悪い奴等じゃないし…」
セレナ「……そう…?…」
サトシ「俺は、知ってる。」
セレナ「でも、今は、ロケット団の話してる場合じゃないわよ。」
サトシ「あぁ、気休めにしかならねぇ…」
サトシは、走り出した。
サトシ「行くぞ!セレナ!」
セレナ「ちょ…何処行くつもり?!」
サトシ「何となくの方向!」
3月から続く
シャーンスシティポケモンジム周辺。
サトシ「お~い!ルカリオー!
何処行ったんだよ~!」
ルカリオを探すサトシとセレナとテールナーとヤンチャムとニンフィア。
サトシ「短気な奴だな~…」
セレナ「でも、それだけトモのことを心配するってことは、
結構ヤバいって思ってるんだよ。」
サトシ「どうヤバいんだ?」
セレナ「結構、ヤバいんじゃ…」
サトシ「そっか………結構ヤバいのか………」
セレナ「?」
サトシ「俺なんか、やっと危機感持ってきたくらいだからな…」
その発言は、聞き捨てならない。
セレナ「やっぱり、ヤバいんじゃない?!」
サトシ「まぁな…」
セレナ「まぁな、って!」
サトシ「ロケット団の仕業って、オチを期待しとこう…」
セレナ「酷い言われよう…」
サトシ「根っからの悪い奴等じゃないし…」
セレナ「……そう…?…」
サトシ「俺は、知ってる。」
セレナ「でも、今は、ロケット団の話してる場合じゃないわよ。」
サトシ「あぁ、気休めにしかならねぇ…」
サトシは、走り出した。
サトシ「行くぞ!セレナ!」
セレナ「ちょ…何処行くつもり?!」
サトシ「何となくの方向!」
3月から続く
68 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/03/04 20:02 ID:EVHywExR
お久しぶりです!
三月にもなりましたし、
学校も落ち着いてきましたので、
そろそろ、執筆活動を再開したいと思います。
最近、微妙な展開しか書けていないので、
ちゃんと楽しんでいただけるよう、
心機一転して、執筆していきたいと思います。
ホワイトノベルの方で、
「ポケモンは、最終回を終えた。」
という作品を月一で連載しています。
このSSとは、内容が異なりますが、
良かったら読んでみてください。
三月にもなりましたし、
学校も落ち着いてきましたので、
そろそろ、執筆活動を再開したいと思います。
最近、微妙な展開しか書けていないので、
ちゃんと楽しんでいただけるよう、
心機一転して、執筆していきたいと思います。
ホワイトノベルの方で、
「ポケモンは、最終回を終えた。」
という作品を月一で連載しています。
このSSとは、内容が異なりますが、
良かったら読んでみてください。
69 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/03/04 20:09 ID:EVHywExR
【すごく今更でどうでも良い話】
※何だろう?と、微塵でもワクワクしてはいけない。
待っているのは、ガッカリだけ…
65レスの
サトシ「ホントだ。あいつ早ぇなぁ…」
は、
サトシ「ホントだ。あいつ速ぇなぁ…」
の間違いです。
※何だろう?と、微塵でもワクワクしてはいけない。
待っているのは、ガッカリだけ…
65レスの
サトシ「ホントだ。あいつ早ぇなぁ…」
は、
サトシ「ホントだ。あいつ速ぇなぁ…」
の間違いです。
70 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/03/04 20:26 ID:EVHywExR
訂正と御詫び
訂正というのは、
54レスで、「午前12時」という記載がありましたが、
これは、昼か夜か分からないのではないか?
そもそも「午前12時」という言い方は正しいのか?
等という疑問が生まれたため、
これからは、「正午」に改めるということであり、
御詫びというのは、
2レス連続で訂正をしてしまったことに関してのものである。
まさか、連続することになるとは、思ってもいなくて、
しかし、続きを書き始めようとしたら、
気づいてしまって…
訂正というのは、
54レスで、「午前12時」という記載がありましたが、
これは、昼か夜か分からないのではないか?
そもそも「午前12時」という言い方は正しいのか?
等という疑問が生まれたため、
これからは、「正午」に改めるということであり、
御詫びというのは、
2レス連続で訂正をしてしまったことに関してのものである。
まさか、連続することになるとは、思ってもいなくて、
しかし、続きを書き始めようとしたら、
気づいてしまって…
71 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/03/25 21:15 ID:qCrfNSRE
セレナ「サトシは、「何となくの方向」に向かうと言って、走り出した。
当然、私は追いかける。
サトシは、走る走る走る!
必然的に私も走る走る走る!(怒(嘘))
ハハハ…とにかくねぇ~~、
走って、走って、走って!!!
走った先にたどり着いたのが、
この見るからに滅びた場所で、
そして、私の体力も滅びている。」
地面に仰向きになり、
ぜえぜえ荒い息をたてながら、
険しい表情になっている少女、セレナは、ブツブツと経緯を説明している。
怒っているようにも見え、
初見なら、普通恐い。
しかし、極限まで体力削って走った、という事情を知っている少年、サトシは、
目の前で見ていても、怖じけたりはしないし、
怒りのように感じるようなものも、気に止めない。
全て、苦しさから来てると、分かっているからだ。
サトシ「解説サンキュッ。
大丈夫か?」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「………悪かった…」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「………」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「…どれくらいそれ続きそう?」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「………」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「俺が悪りぃもんな。
いつまでも待ってるから、
無理は、しないで。」
セレナ「ゼー、ゼー…」
あくまで、ノーコメントであるセレナだが、
本人は、「私は、失神しているのでは?」とさえ思っていた。
とにかく、セレナの復活には時間がかかる。
いつまでも、見苦しい状態のセレナばかり書き表すのも心苦しいので、
周りの風景に目を向けることにしよう。
サトシ達がたどり着いたのは、
見るからに滅びた感じの小さな町だった。
人の気配はなく、草木が家を支配し、建物の入り口には、板が打ち付けられている。
怪しささえ漂わせるこの場所は、
人どころか、ポケモンすら居そうになく、
不気味なことこの上ない。
考えてみて、欲しい。
ここは、一体何なのか。
セレナの見苦しい姿は、忘れて…
サトシ「あ!セレナ、寝ちゃった!」
当然、私は追いかける。
サトシは、走る走る走る!
必然的に私も走る走る走る!(怒(嘘))
ハハハ…とにかくねぇ~~、
走って、走って、走って!!!
走った先にたどり着いたのが、
この見るからに滅びた場所で、
そして、私の体力も滅びている。」
地面に仰向きになり、
ぜえぜえ荒い息をたてながら、
険しい表情になっている少女、セレナは、ブツブツと経緯を説明している。
怒っているようにも見え、
初見なら、普通恐い。
しかし、極限まで体力削って走った、という事情を知っている少年、サトシは、
目の前で見ていても、怖じけたりはしないし、
怒りのように感じるようなものも、気に止めない。
全て、苦しさから来てると、分かっているからだ。
サトシ「解説サンキュッ。
大丈夫か?」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「………悪かった…」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「………」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「…どれくらいそれ続きそう?」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「………」
セレナ「ゼー、ゼー…」
サトシ「俺が悪りぃもんな。
いつまでも待ってるから、
無理は、しないで。」
セレナ「ゼー、ゼー…」
あくまで、ノーコメントであるセレナだが、
本人は、「私は、失神しているのでは?」とさえ思っていた。
とにかく、セレナの復活には時間がかかる。
いつまでも、見苦しい状態のセレナばかり書き表すのも心苦しいので、
周りの風景に目を向けることにしよう。
サトシ達がたどり着いたのは、
見るからに滅びた感じの小さな町だった。
人の気配はなく、草木が家を支配し、建物の入り口には、板が打ち付けられている。
怪しささえ漂わせるこの場所は、
人どころか、ポケモンすら居そうになく、
不気味なことこの上ない。
考えてみて、欲しい。
ここは、一体何なのか。
セレナの見苦しい姿は、忘れて…
サトシ「あ!セレナ、寝ちゃった!」
72 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/04/10 20:15 ID:P7BjJc2B
見るからに滅びた感じの小さな町だった。
人の気配はなく、草木が家を支配し、建物の入り口には、板が打ち付けられている。
怪しささえ漂わせるこの場所は、
人どころか、ポケモンすら居そうになく、
不気味なことこの上ない。
71レスより引用
(使い回しではない。引用である。)
セレナ「ねえ~、…何でここ来たのぉ~?」
嫌そうに言う。
訳をすれば、
「こんな不気味なとこ早く離れたいんだけど。」
である。
サトシ「なんとなく、こっちな気がして。」
元凶のサトシは、
「さっぱり訳が分からん。」
とでも、言いそうな口調だ。
セレナ「ピカチュウやトモが居るって言うの?」
訳「帰ろう。早く。早く!“速く“!」
サトシ「そうでもねぇんだよなぁ~。(さっぱり分からん口調)」
セレナ「えぇ?」
もはや訳ではない「早くじゃ足りない。“速く“!」
セレナは、サトシの発言の真意を詳しく聞き出そうと、
「えぇ?」で、問うたつもりだったが、
サトシは、気に止めず、
何やら、考えている。
サトシ「ピカチュウ達が居る気がするわけじゃ無いんだけど、
何か、ある気がするんだ。」
セレナ「え?」
サトシ「せっかく来たし、見ていこうぜ。」
セレナ「やだよ。」
サトシ「え?」
セレナ「オバケ怖いし。」
サトシ「オバケ苦手だっけ?」
セレナは、黙ってサトシを見た。
サトシ「…ぇ………」
セレナ「覚えててよ。」
サトシ「…ごめんなさい。」
セレナ「っはは…何で丁寧なの?(笑)」
サトシ「いや、別に…」
サトシも釣られて、笑う。
サトシ「まあ、そんなに時間かけないからさ。」
正午
サトシ「ちょっと、付き合ってくれよ!」
セレナ「え?……
…良いよ。
夜まで暇だから…
(昔も同じこと言われたような…)」
(使い回しではなく、引用。)
セレナ「って、いや、やっぱりダメ!」
訳「「付き合って」にビックリして、とっさにOKしちゃったけどぉ!」
サトシ「え~~~!どっちだよ~~~!」
人の気配はなく、草木が家を支配し、建物の入り口には、板が打ち付けられている。
怪しささえ漂わせるこの場所は、
人どころか、ポケモンすら居そうになく、
不気味なことこの上ない。
71レスより引用
(使い回しではない。引用である。)
セレナ「ねえ~、…何でここ来たのぉ~?」
嫌そうに言う。
訳をすれば、
「こんな不気味なとこ早く離れたいんだけど。」
である。
サトシ「なんとなく、こっちな気がして。」
元凶のサトシは、
「さっぱり訳が分からん。」
とでも、言いそうな口調だ。
セレナ「ピカチュウやトモが居るって言うの?」
訳「帰ろう。早く。早く!“速く“!」
サトシ「そうでもねぇんだよなぁ~。(さっぱり分からん口調)」
セレナ「えぇ?」
もはや訳ではない「早くじゃ足りない。“速く“!」
セレナは、サトシの発言の真意を詳しく聞き出そうと、
「えぇ?」で、問うたつもりだったが、
サトシは、気に止めず、
何やら、考えている。
サトシ「ピカチュウ達が居る気がするわけじゃ無いんだけど、
何か、ある気がするんだ。」
セレナ「え?」
サトシ「せっかく来たし、見ていこうぜ。」
セレナ「やだよ。」
サトシ「え?」
セレナ「オバケ怖いし。」
サトシ「オバケ苦手だっけ?」
セレナは、黙ってサトシを見た。
サトシ「…ぇ………」
セレナ「覚えててよ。」
サトシ「…ごめんなさい。」
セレナ「っはは…何で丁寧なの?(笑)」
サトシ「いや、別に…」
サトシも釣られて、笑う。
サトシ「まあ、そんなに時間かけないからさ。」
正午
サトシ「ちょっと、付き合ってくれよ!」
セレナ「え?……
…良いよ。
夜まで暇だから…
(昔も同じこと言われたような…)」
(使い回しではなく、引用。)
セレナ「って、いや、やっぱりダメ!」
訳「「付き合って」にビックリして、とっさにOKしちゃったけどぉ!」
サトシ「え~~~!どっちだよ~~~!」
73 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/04/10 20:19 ID:P7BjJc2B
ふざけと期限が、過ぎてました。
すみません。
変な訳とやらを入れたら、テンポ良く読みにくくなりました。
すみません。
頑張って読んでください。
あ、もう読んだか。
すみません。
変な訳とやらを入れたら、テンポ良く読みにくくなりました。
すみません。
頑張って読んでください。
あ、もう読んだか。
74 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/06/13 19:48 ID:CovsgRlZ
お久しぶりです。
まずは、盛大にサボりましたことを、お詫び申し上げます。
サトシ・セレナ・トモ・カスミ・マスター・ハナコ・シゲル・ムサシ・コジロウ・ニャース・サカキ「「「申し訳ありませんでした!!!」」」
ほら、ご覧の通り、お詫びに、豪華メンバーの登場です。
『 』←ツッコミワードを当てはめる。
お詫びのジョークです…(は?)
まずは、盛大にサボりましたことを、お詫び申し上げます。
サトシ・セレナ・トモ・カスミ・マスター・ハナコ・シゲル・ムサシ・コジロウ・ニャース・サカキ「「「申し訳ありませんでした!!!」」」
ほら、ご覧の通り、お詫びに、豪華メンバーの登場です。
『 』←ツッコミワードを当てはめる。
お詫びのジョークです…(は?)
75 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/06/13 19:52 ID:CovsgRlZ
※今度は、真面目に書きます。
放置してしまい、すみませんでした。
本来は、もっと、伸ばす予定でしたが、
予定を変更して、次の更新で、
2話を終了とします。
放置してしまい、すみませんでした。
本来は、もっと、伸ばす予定でしたが、
予定を変更して、次の更新で、
2話を終了とします。
76 名前:名無し 投稿日:2019/06/14 17:46 ID:yQrrMxGP
支援です頑張って下さい!
77 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/06/15 21:14 ID:T8A7wXm2
標識があった。
町の名前らしきことが書いてある。
『ヤーシック』
サトシ「これなんて読むんだ?
ヤーシックは、分かるけど…」
セレナ「ящик?読み方も分からないなぁ…
でも、この字の上に『ヤーシック』って、書いてあるから、
ящикは、ヤーシックって読むってことじゃない?」
サトシ「なるほど…」
サトシは、先程から気になっていたある建物の方を見る。
サトシ「なあ、セレナ。」
セレナ「何?」
サトシ「あれ…何だと思う。」
サトシは、気になっている建物を指さす。
一際大きく、どっしりしていて、窓が一つもない、
奇妙な建物を…
サトシ「…」
セレナ「…」
沈黙してしまう。
サトシ「行ってみよう。」
セレナ「う、うん。」
二人は、歩み始めた。
建物の中は、埃だらけであった。
そして、物が散乱している。
書類やパソコンで溢れている。
サトシ「な、何だ?!ここ?!」
セレナは、本棚を見ながら言う。
セレナ「研究所?」
サトシ「え?」
本棚には、ファイルがびっしりと並んでいる。
セレナが指でなぞると、埃の下から手書きのファイル名が現れる。
『研究資料 в7』
その隣のファイルは、
『研究資料 в8』
サトシ「ゴホッ!ゴホッ!
それにしても、埃が凄いなぁ…ゴホッ!」
サトシは、腕で口と鼻を抑える。
セレナは、ハンカチで、口と鼻を覆っている。
セレナは、辺りを見回す。
セレナ「!
サトシ!階段が!」
地下へと続く階段を見つけ、
セレナは、駆け寄る。
サトシ「何?!」
サトシも駆け寄る。
サトシ「!
待て!」
サトシは、何かに気付き、セレナを止める。
サトシ「セ、セレナ…」
セレナ「何?」
サトシは、深刻な顔で言った。
サトシ「この階段………埃を被ってねぇーぜ…」
セレナ「!」
それが意味するもの…
誰かが、階段を通ったこと…
サトシ「気をつけて進まねぇーと…」
セレナ「う、うん。」
二人は、階段を降り始める。
セレナ「怖いなぁ…」
サトシ「大丈夫、俺が守るから…」
サトシは、気づいた。
今、自分に手持ちが居ないことに…
サトシ「(それじゃあ…いざというときは………
俺は…)」
サトシは、今のうちに、決断しておくことにした。
謎の少年「分かった?」
サトシ「ぅ……………あぁ………」
サトシは、うめく。
サトシ「こ、これは…一体…」
セレナ「これって?何を見てるの?」
サトシは、頭を抱える。
サトシ「…くっ………」
謎の少年は、小さく笑みを浮かべる。
謎の少年「会いたいのか?」
サトシは、混乱の中、答える。
サトシ「会いたくない………嫌だ……」
セレナ「(洗脳…?)」
セレナは、青ざめる。
サトシは、大丈夫なのかと…
サトシ「うぅ………」
サトシは、必死に何かに抗おうとした。
が、時、既に遅し。
サトシ「(嘘だ!)」
サトシは、"それ"をしっかりと認識してしまっていた。
もう、嘘はつけない。
ドサッ
サトシは、倒れこむ。
サトシ「…ピカチュウ………」
呟きだったが、確かに力が込められていた。
第二話 終
町の名前らしきことが書いてある。
『ヤーシック』
サトシ「これなんて読むんだ?
ヤーシックは、分かるけど…」
セレナ「ящик?読み方も分からないなぁ…
でも、この字の上に『ヤーシック』って、書いてあるから、
ящикは、ヤーシックって読むってことじゃない?」
サトシ「なるほど…」
サトシは、先程から気になっていたある建物の方を見る。
サトシ「なあ、セレナ。」
セレナ「何?」
サトシ「あれ…何だと思う。」
サトシは、気になっている建物を指さす。
一際大きく、どっしりしていて、窓が一つもない、
奇妙な建物を…
サトシ「…」
セレナ「…」
沈黙してしまう。
サトシ「行ってみよう。」
セレナ「う、うん。」
二人は、歩み始めた。
建物の中は、埃だらけであった。
そして、物が散乱している。
書類やパソコンで溢れている。
サトシ「な、何だ?!ここ?!」
セレナは、本棚を見ながら言う。
セレナ「研究所?」
サトシ「え?」
本棚には、ファイルがびっしりと並んでいる。
セレナが指でなぞると、埃の下から手書きのファイル名が現れる。
『研究資料 в7』
その隣のファイルは、
『研究資料 в8』
サトシ「ゴホッ!ゴホッ!
それにしても、埃が凄いなぁ…ゴホッ!」
サトシは、腕で口と鼻を抑える。
セレナは、ハンカチで、口と鼻を覆っている。
セレナは、辺りを見回す。
セレナ「!
サトシ!階段が!」
地下へと続く階段を見つけ、
セレナは、駆け寄る。
サトシ「何?!」
サトシも駆け寄る。
サトシ「!
待て!」
サトシは、何かに気付き、セレナを止める。
サトシ「セ、セレナ…」
セレナ「何?」
サトシは、深刻な顔で言った。
サトシ「この階段………埃を被ってねぇーぜ…」
セレナ「!」
それが意味するもの…
誰かが、階段を通ったこと…
サトシ「気をつけて進まねぇーと…」
セレナ「う、うん。」
二人は、階段を降り始める。
セレナ「怖いなぁ…」
サトシ「大丈夫、俺が守るから…」
サトシは、気づいた。
今、自分に手持ちが居ないことに…
サトシ「(それじゃあ…いざというときは………
俺は…)」
サトシは、今のうちに、決断しておくことにした。
謎の少年「分かった?」
サトシ「ぅ……………あぁ………」
サトシは、うめく。
サトシ「こ、これは…一体…」
セレナ「これって?何を見てるの?」
サトシは、頭を抱える。
サトシ「…くっ………」
謎の少年は、小さく笑みを浮かべる。
謎の少年「会いたいのか?」
サトシは、混乱の中、答える。
サトシ「会いたくない………嫌だ……」
セレナ「(洗脳…?)」
セレナは、青ざめる。
サトシは、大丈夫なのかと…
サトシ「うぅ………」
サトシは、必死に何かに抗おうとした。
が、時、既に遅し。
サトシ「(嘘だ!)」
サトシは、"それ"をしっかりと認識してしまっていた。
もう、嘘はつけない。
ドサッ
サトシは、倒れこむ。
サトシ「…ピカチュウ………」
呟きだったが、確かに力が込められていた。
第二話 終
78 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/06/22 20:34 ID:H6QqoPnV
どうも。
とりあえず、あとがきとか書いてみようかな~、なんて考えてます。
それと、空港職員の「男」の呼び方を変えよっかな~、なんてことも考えてます。
(マジで、変えよっかなぁ…)
あとがきは、考えたけど、特に無いです。
と、言うわけで、ぼちぼち書いていきます。
とりあえず、あとがきとか書いてみようかな~、なんて考えてます。
それと、空港職員の「男」の呼び方を変えよっかな~、なんてことも考えてます。
(マジで、変えよっかなぁ…)
あとがきは、考えたけど、特に無いです。
と、言うわけで、ぼちぼち書いていきます。
79 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/06/22 22:05 ID:H6QqoPnV
第三話 「戦え…」
アンシュルス空港、職員用仮眠室。
そこに、一人の職員の男が居た。
仮眠をとっている訳ではない。
勤務時間は、過ぎているので、
彼は、とっくに帰宅しているはずだし、
また、ベッドの下に潜り込んで寝ようなんて奴は、まず、居ない。
彼は、今、息を潜めて、そいつが居なくなるのを待っていた。
自らが、大きな音をたててしまったために、敵に存在がバレたのだ。
恐らく、敵は、こちらの存在を確信している。
見つけるまで、立ち去らないだろう。
絶望的な状況であった。
依然、彼の心臓は、バクバクと鳴っている。
職員3「(最悪だ…)」
悪いことなど、いくらでも想像しようがある。
しかし、精神的に際骨頂に達し、
どうにもならぬ、この状況を、
彼は、自信を持って、「最悪」だと言えた。
最も、自信を持っているような、余裕は無い。
しかし、どうしようもないのだ。
結局、時が過ぎるしかない。
しかも、酷い結末が待っている。
見つかれば、どうなるだろうか?
とりあえず、あの会話は、聞かなかったことにしよう。
いや、隠れている時点で、誤魔化せないか?
様々なことを思惑し、彼の頭の中は、グチャグチャになっていた。
希望が持てる状況ではなく、
助けを求めることすらままならないほどに、
頭は、困惑していて、
何もできなかった。
敵の声が聞こえる。
?「ん~?気のせいだったか~?」
意外な言葉により、
心には、僅かな光が差し込む、
少しばかりの落ち着きを取り戻した。
もしかしたら…
職員3「(助かるか…?)」
?「いや、そんなはずは無ぇー。」
また、探し始める音が聞こえ出した。
彼は、精神が限界に達していた。
むしろ、意識が遠のいていた。
このまま、意識を失えば、見つかったとき、何があっても楽なのではないか?
そんなことを………考え……………………………
…微かな声が聞こえた。
良く聞くと、悲鳴の様だった。
さっきの男の声も…
?「何だ?!うわぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!!」
職員3「な、何だ?!」
意識が一瞬で戻る。
何か激しい爆音も続いている。
何かが激しく破壊されているような…
しばらくして、静まりかえる。
ベッドの下から脱け出す。さっきの男は、ボロボロになって倒れていた。
部屋の扉も開いていて、その奥に、
廊下で同じようにボロボロになって倒れている男が数人見える。
また、床もズタズタで、壁も粉々だった。
とにかく、この部屋で、激しく何かが暴れたことが伺えた。
職員3「いったい…」
砂埃や塵が舞う中、たたずむ一匹のポケモンは、
小さく、黄色い毛をしていた。
振り返って、こちらを見る。
ピカチュウ「ピカチュウ?」
アンシュルス空港、職員用仮眠室。
そこに、一人の職員の男が居た。
仮眠をとっている訳ではない。
勤務時間は、過ぎているので、
彼は、とっくに帰宅しているはずだし、
また、ベッドの下に潜り込んで寝ようなんて奴は、まず、居ない。
彼は、今、息を潜めて、そいつが居なくなるのを待っていた。
自らが、大きな音をたててしまったために、敵に存在がバレたのだ。
恐らく、敵は、こちらの存在を確信している。
見つけるまで、立ち去らないだろう。
絶望的な状況であった。
依然、彼の心臓は、バクバクと鳴っている。
職員3「(最悪だ…)」
悪いことなど、いくらでも想像しようがある。
しかし、精神的に際骨頂に達し、
どうにもならぬ、この状況を、
彼は、自信を持って、「最悪」だと言えた。
最も、自信を持っているような、余裕は無い。
しかし、どうしようもないのだ。
結局、時が過ぎるしかない。
しかも、酷い結末が待っている。
見つかれば、どうなるだろうか?
とりあえず、あの会話は、聞かなかったことにしよう。
いや、隠れている時点で、誤魔化せないか?
様々なことを思惑し、彼の頭の中は、グチャグチャになっていた。
希望が持てる状況ではなく、
助けを求めることすらままならないほどに、
頭は、困惑していて、
何もできなかった。
敵の声が聞こえる。
?「ん~?気のせいだったか~?」
意外な言葉により、
心には、僅かな光が差し込む、
少しばかりの落ち着きを取り戻した。
もしかしたら…
職員3「(助かるか…?)」
?「いや、そんなはずは無ぇー。」
また、探し始める音が聞こえ出した。
彼は、精神が限界に達していた。
むしろ、意識が遠のいていた。
このまま、意識を失えば、見つかったとき、何があっても楽なのではないか?
そんなことを………考え……………………………
…微かな声が聞こえた。
良く聞くと、悲鳴の様だった。
さっきの男の声も…
?「何だ?!うわぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!!」
職員3「な、何だ?!」
意識が一瞬で戻る。
何か激しい爆音も続いている。
何かが激しく破壊されているような…
しばらくして、静まりかえる。
ベッドの下から脱け出す。さっきの男は、ボロボロになって倒れていた。
部屋の扉も開いていて、その奥に、
廊下で同じようにボロボロになって倒れている男が数人見える。
また、床もズタズタで、壁も粉々だった。
とにかく、この部屋で、激しく何かが暴れたことが伺えた。
職員3「いったい…」
砂埃や塵が舞う中、たたずむ一匹のポケモンは、
小さく、黄色い毛をしていた。
振り返って、こちらを見る。
ピカチュウ「ピカチュウ?」
80 名前:夢幻のメロディー◆GlGQ3nWu6s 投稿日:2019/10/15 16:58 ID:05a4wUcy
お久しぶりです。
久しぶりに来たら、設定を忘れていました。
まずい。
なんとか、思い出します。
久しぶりに来たら、設定を忘れていました。
まずい。
なんとか、思い出します。
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