SAOFS〜ファーストステージ〜

1 名前:キリの字 投稿日:2018/06/06 05:43 ID:vSm8utpz
あなたは…

あなたは描かれなかったもうひとつの物語を知っていますか?

その物語を見てみたいと思いますか?



……

………

いいでしょう。

今回は特別にお店致しましょう。

描かれなかったもうひとつの物語を…

『ソードアート・オンライン〜ファーストステージ〜』を!!!

─2022年─

ある日ナーヴギアというフルダイブ型仮想現実ゲーム機がアーガスという会社で開発された。

仮想世界にフルダイブするという新しいゲーム性のおかげかすぐに人気になりたくさんのユーザーを増やした。

この男もその一人だ。

この男は幾度となく危機を救った…

2年ものデスゲームを解放

人体実験されていた被験者の解放

現実で人をも殺す殺人鬼からの解放

その全ては仮想世界でなされたものだがこれにより救われた人間もたくさんいる。

この中で今回お話するのは、ゲーム機『ソードアート・オンライン』通称『SAO』。

その中で繰り広げられた凄まじい戦闘の数々…

1度ログインしたらゲームクリアまでログアウト不能。ゲームオーバー=現実の死。

そんな過酷な世界の話である。

それでは見ていこう…

あの世界を…

過酷な世界を解放する描かれなかった物語を!!!
2 名前:キリの字 投稿日:2018/06/06 06:02 ID:vSm8utpz
【人物紹介】

・キリト(桐々谷和人)
SAO,ALO,GGOの3つの世界を救った主人公。

・アスナ(結城明日奈)
キリトの彼女でありSAOで血盟騎士団の副団長をしていた。

・ユイ(メンタルヘルスカウンセリングプログラム試作1号コードネームYUI)
キリトとアスナの娘。

・クライン(壷井遼太郎)
SAO内でキリトと出会った武者顔の男。
ギルド風林火山の団長。

・エギル(アンドリュー・ギルバード・ミズル)
SAOでの斧使い。
キリトがよく使っていた店を経営する。
現実世界ではダイシーカフェを経営する。

・リズベット(篠崎里香)
SAOでキリトに助けられ密かに片思いをしている。
SAO内でリズベット武具店を経営しており皆に慕われている。

・シリカ(綾野珪子)
SAOでキリトに助けられ密かに片思いをしている。
小竜のピナがパートナーで中層プレイヤーのアイドル。

・ピナ
シリカのパートナーで小さい青い龍。

・ヒースクリフ(茅場晶彦)
SAO事件を起こした事の発端の人物。
血盟騎士団の団長を務める。

※この物語は作者のオリジナル性が含まれています。
お気に召さない方はブラウザバックを推奨致します。
3 名前:キリの字 投稿日:2018/06/06 15:13 ID:a6hpcfvc
─第22層南西エリア─

午前7時50分彼女は目覚めた。

なぜそんな中途半端な時間なのかというと、8時に起床する彼と娘の寝顔を見るのが好きだからだ。

彼女の名はアスナ。

閃光の異名を持つ彼女は黒の剣士キリトの彼女でありユイの母である。

それにしても幼い顔だ。

キリトの強さについては今更疑うことは何もない。
ベータテストの時から蓄積した途方もない経験と、絶え間ない攻略で獲得した数値的ステータス、そしてそれらを支える判断力と思考力。
血盟騎士団団長の<神聖剣>ヒースクリフには敗れはしたものの、キリトはアスナの知る限り最強のプレイヤーだ。
どんなに激しい戦場でも、傍らに彼がいる限り不安を味わったことはない。

しかし、寄り添って横たわるキリトを眺めていると、何故か彼が傷つきやすいナイーブな弟でもあるかのような気持ちがぎゅうっと胸の奥に湧き上がってきて、抑えられなくなる。
守ってあげなくちゃ、と思う。

いろんな思いを込めながらアスナはキリトとユイに囁いた。

「キリト君、ユイちゃん……大好きだよ。ずっと一緒にいようね。」

その途端、キリトがわずかに身動きし、ゆっくりと瞼を上げた。
2人の視線が至近距離で交錯する。

「わっ!!」

いきなり目を覚ましたキリトにアスナは驚いて声を上げた。

「お…おはよ、キリト君。いまの…聞いてた…?」

「おはよう。いまのって何?」

上体を起こし、伸びをしながら聞き返すキリトに向かってアスナは両手をぶんぶんと振った。

「う、ううん、なんでもない!」

その声で目覚めたのかユイもムクリと起き上がった。

「おはよう!パパ!ママ!」

「おはよう。ユイちゃん。」

「おはよう。ユイ。」


卵焼きに黒パン、サラダとコーヒーの朝食を終え、2秒でテーブルを片ずけると、アスナは両手をぱちんと打ち合わせた。

「キリト君、ユイちゃん、今日はどこに遊びに行こっか」

「あのなぁ。昨日も一昨日も…」

と言いかけたキリトの声を遮るようにユイは言った。

「ママ!ユイは温泉に行きたいです!」

「キリト君、いい温泉の場所知ってる?」

「ったくしょうがないなぁ。森を抜けたところに温泉があるという噂を聞いたことがある。でもそこには…」

またもキリトの言葉を遮るようにユイは笑顔になりアスナの方を向いた。
もちろんアスナはそれがどういう意味かも分かっていたし、何を言うかも決まっていた。

「じゃあ決まりね!今日は森を抜けたところの温泉で決定!さてユイちゃん向こうに行って準備しましょう!」

「はいママ!」

「お、おい!ちゃんとはなしを…」

バタンという音とともにドアは閉まりしんとした部屋でキリト1人取り残された。
4 名前:名無し 投稿日:2018/06/07 14:29 ID:9nYXvP5c
みてるぞ
5 名前:キリの字 投稿日:2018/06/15 22:47 ID:DypjWdz6
>>4さん
ありがとうございます!
テスト期間なのでもう少しだけ待って欲しいです。
6 名前:キリの字 投稿日:2018/06/20 14:35 ID:wzLvbNCz
数分の後準備が出来たとアスナとユイが飛び出してきた。
キリトも軽い身支度を済ませ家を出た。
しばらく歩くとキリトがよく釣りをする湖が見えてきた。

「キリトさんアスナさんお久しぶりです。」

「あぁ!ニシダさん!お久しぶです!釣れますかね?」

第22層に来て初めて知り合ったこの男性はSAOを開発したアーガスの社員らしい。
自分の目でその世界を知りたいとログインしたもののそのままログアウトできずに巻き込まれてしまったようだ。

「キリトさん!どうですかな?一緒に釣りませんか?」

「えぇ!いいで…」

「キーリートー君?」

アスナの怒りを察したのか慌ててキリトはその誘いを断った。

「すみません。今から温泉に行く予定なので…」

「温泉?あぁ。森を抜けたところのですかな?でもあそこは混浴じゃなかったですかな?」

「え?そこ混浴なんですか?」

というアスナの質問にニシダさんは「そうですよ。」と答えた。
アスナに腕を引っ張られてキリトはニシダさんに挨拶を済ませると森の中へ消えていった。

「どういうことかな?キリト君。混浴なんて聞いてないんだけど?」

「そうですよパパ!秘密にするのは酷いです!」

「秘密にするも何も言おうとしたのに遮ったのはそっちじゃないか!」

「問答無用!」

バチンという音が森中に響き渡った。
7 名前:名無し 投稿日:2018/09/08 08:22 ID:cN04v8an
その後、作者が帰ってくることは無かった
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