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両津「うう……ここはどこだ？」


パパス「意識もはっきりしているな！ハハハ！心配したぞ！」


リュカ（V主人公）「おじさん起きたんだね！良かった無事で」



両津「誰だお前らは！？」

両津「ワシは確か……本田と……海へ……あれ？思い出せん…うーむ…」


パパス「無理もないだろう。あの大海原で一人浮かんでたのだ、死んでたかと思ったぞ」


リュカ「僕は魔物だと思ったよ」


両津（どうやらワシは何らかの理由で海面で気を失っていたらしい……その時のショックで記憶を無くしたようだ…）


パパス「いくあてが無いようならひとまずこれから向かう私の村へ同行するがよい」


リュカ「おじさん来るの！？やったー！！」



両津（こいつらの顔と格好もどこかでみた気がするんだがな…まあ良い）


パパス「もうすぐ港だ」

ーービスタ港


パパス「というわけで父さんは少し喋ってるから両津と遊んでなさい」


両津「子守りかよ参ったな！……早い所帰らんと部長に何言われるか分からん…だがとりあえず村に行ってここがどこだか尋ねなくては……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ


リュカ「わーい！わーい！」


両津「それにあのパパスとかいうオッさん…格好は汚いが金の匂いがプンプンするぞ。……ワシの鼻に狂いはない！ひとまず同行した方が良いな！」


リュカ「うわーー！！」


両津「むっ！しまった！目を離す内に外に出たようだ！」ﾀﾞｯ


リュカ「ま…魔物…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


スライムたちが現れた！！


両津「リュカ勝手にいなくなってはいかんぞ！……ってなんじゃこりゃ〜〜！！」


スライム「ぷるぷる」


両津「こんな生物いたっけ？……だが凄く見覚えのあるんだが……やはり思い出せん！！少なくともココは日本じゃないのか！」



リュカ「おじさん何言ってるの？」


両津「やかましい！」


スライムAのこうげき


なんと両津はリュカをかばった！


両津に1のダメージ！


両津「好戦的だが大したことはないようだな……とりゃ！」


両津のせいけんづき！


スライムAに268のダメージ！
スライムAは爆散した！



リュカ「」ﾎﾟｶ-ﾝ


両津「あら？弱いんだな……」



スライムB、C「」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ



スライムたちは逃げ出した！！

パパス「すまない両津！」


両津「良いってことよ！むっ？足元に何かが…」


両津は1ゴールドを手に入れた！



パパス「魔物は倒されるとゴールドを落とすんだ。……あんなに戦いに慣れていたのにそれすら知らないとは」



両津「つまり魔物を無限に倒せば…無限に金になると…？」



パパス「……まあそうなるな。現実的ではないが」



リュカ「おじさん目の色変わったね」



両津「うひょーー！！スライムかかってきやがれー！」



パパス「」


リュカ「……この草原がスライムの残骸だらけに…」



両津「はあはあ……これだけやって215ゴールドしか集まらんぞ！」


パパス「スライムは1Gしか落とさぬからな」



両津「やめだ！！労力と割りに合わん！」



リュカ（215匹も倒す前に気付こうよ…）



パパス「では行くとするか！」

ーーサンタローズの村


村人「パパスさんが2年ぶりに帰ってきたぞーー！！」


サンチョ「お帰りなさいませ旦那様」


パパス「うむ、ご苦労だったな」


サンチョ「してその方は…？」


パパス「……というわけでな、記憶を失ってるようで…しばらく同行させる事にした」



両津「何だこの村は！人は！家は！服装は！」


サンチョ「……なにやら変わった人のようですねえ…」


リュカ「でもとっても強いんだよ！！」



両津「これじゃあまるでおとぎ話の世界だぞ！？……コンビニもない……誰かスマホでも持ってるかと思っていたが、そもそも電気という概念すらあるのか分からん…うーむ…」



パパス「そうだリュカ、ダンカンという知り合いが来ててな娘さんがお前と同じくらいなんだ。一緒に遊んできなさい」


ビアンカ「私は8さいだからあなたより2つも上なのよ！大人の話は退屈だからあっちいきましょ！」



両津「あっしは村の見学に行かせてもらいやすぜ…！」ﾀﾞｯ


リュカ「あ、おじさん！」


ビアンカ「…忙しい人ね」

両津「建物の造りも日本とはかけ離れてるな……それに店屋が道具屋とか武器屋とかふざけたものしかない……早くワシがいた世界に帰る手段を探さんと…」


両津「東京って知っとるか？」


村人「トウキョウ？…聞いたこともないね」


両津「まさか葛飾区って知ってるわけないよな？」


武器屋の主人「何言ってんだあんた？」


両津「日本っていう言葉わからんか？」


村人爺「はて……知らんのう」



ーーー


両津「数時間調べたが手がかりが一切無いとはどうなっとるんだ……だが不思議なことに言葉は通じるのが謎だな…」


パパス「両津、そこにいたか！」


両津「げっ！部長！！…じゃなかったなんだパパス驚かすな」


パパス「？まあ良い。隣のアルカパの村までダンカンの妻らを送るんだ。女性だけだと何かと不安だからな付いてくるが良い！」


両津「またボディガードかよ！だがここに、いるよりはまだ期待が持てるな」


パパス「では行くとするか！」

ーーアルカパの村


両津「あれから数時間……ほぼ全ての村人に聞いたが全く的外れな回答しか来ないぞ」


パパス「うーむ、どうやら風邪をひいてしまったらしい」ｺﾞﾎｺﾞﾎ


両津「じゃあ片乳なんか出してるんじゃねぇよ……まあしばらく休んだ方が良いな」


パパス「すまんな両津…リュカたちをよろしく頼む…」


両津「へいへい、とりあえずうつされたくないから外にいくからな」


ーー


両津「ガキンチョどもあんなとこにいやがったな」



少年「この猫いじめるの楽しい！」


少年2「ひゃっほう！」ﾎﾞｺﾎﾞｺ


ビアンカ「あんた達やめなさいよ！」


少年「やめて欲しければレヌール城のお化け退治してこいよ！なら認めてやるさ！」


ビアンカ「リュカ！早速今夜行くわよ！」


リュカ「えー怖いよ」


ビアンカ「あの猫ちゃんがかわいそうよ！」


ベビーパンサー「」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


両津「猫というより虎だけどな…」